シンガポールはショッピングに観光に非常に旅行先として人気のある国です。そのシンガポールの中でも一大エンターテイメントエリアとして知られているのが、シンガポール・セントーサ島です。
セントーサ島に行く方法はいくつかあります。
- 徒歩+電車(MRT)
- 車|タクシー、Grab
- セントーサエクスプレス(モノレール)+電車(MRT)
- ロープウェイ+タクシー or Grab
バスは(ワタシにとって)ハードルが高いので除外しました(-_-;)。見た目はロープウェイですが、名称は「ケーブルカー」です。
今回、ワタシはセントーサ島の統合型リゾート施設「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」内にあるアドベンチャーコーブウォーターパークに行くために、セントーサ島に入るときはタクシーを、出るときはロープウェイを利用しました。
この帰りだけロープウェイというのが非常に初心者殺しで、乗るのにとんでもなく大変な目にあったので、どなたかのお役に立てればと思いシェアさせて頂こうかと記事にしました。
目次
セントーサ島への入り方
セントーサ島への入り方は、観光客が利用するポピュラーな方法として以下のものがあります。
- セントーサエクスプレス|モノレール
- セントーサボードウォーク|徒歩
- タクシー or Graba
- シンガポールケーブルカー|ロープウェイ
まずは1つずつ簡単にご紹介します。詳しい内容はネットの海に山ほど漂っています。
セントーサエクスプレス
セントーサエキスプレスは、セントーサ島に入るためのMRT最寄り駅であるハーバーフロント駅を降りて乗り換えることによって、セントーサ島に入ることができます。4SGDと安価であり、セントーサ島へ行くためのポピュラーな移動手段となっています。
セントーサボードウォーク
歩いてセントーサ島へ行くための経路がセントーサボードウォークです。600メートルぐらいだし屋根付きの動く歩道もあるので、景色を楽しみながら移動するのも有りといえば有りでしょう。すっごく暑そうですが。
タクシー or Grab
タクシーやGrabを利用してセントーサ島に入る場合、泊まっているホテルから直接向かうことが一般的なので料金も時間も千差万別です。
入島料が取られる場合もありますので把握しておかないといけません。
シンガポールケーブルカー
セントーサ島に入るためのケーブルカーは、マウントフェーバーを出発してハーバーフロントを経由してセントーサ島まで往復しています。
マウントフェーバーまで行くのにはちょっと手間なので、利用する人はだいたいハーバーフロントから乗り込むことが多いようです。それならばMRTの駅近ですからね。
ただケーブルカー(ロープウェイ)でセントーサ島に渡ったあと、ユニバーサルスタジオシンガポールがあるリゾート・ワールド・セントーサの中心に行くにはちょっと手間がかかります。上画像のように離れている上に、道が分かりにくいんですね。今回はケーブルカーに関する諸々なことが分かってないために、だいぶドツボにはまりました。
その顛末が今回の記事の主題となっています。
セントーサ島からケーブルカーに乗り込むきっかけ
今回のシンガポール旅行は2泊4日の旅程で、まるまる遊べるのは実質1日しか無い日程となっていました。その唯一の1日は子どもたちが最も喜ぶだろうと思われるアドベンチャーコーブウォーターパークを利用しました。
アドベンチャーコーブウォーターパークに向かうにはこの記事でお伝えしたセントーサ島に向かう方法を利用すればいいのですが、ホテルから直接向かうことにしていたので、一度は経験したかったタクシーを利用して入島しました。
Grabでも良かったのですが、タクシーの利用経験を積みたかったのもあります。
シンガポールのGrab利用に関しては、子連れでは面倒な注意点があることが判明したので、これからはキャッシュを用意してタクシーを利用しようと思っています。
シンガポールケーブルカーはご覧のようにアドベンチャーコーブウォーターパークの真上を通過しているので、常に視野に入ります。コレをずっと見ていた子どもたちは乗りたい乗りたいの大合唱です。
ケーブルカーを利用する経験も面白そうだしブログネタにもなるので、よし帰りはケーブルカーで帰ろう!と気軽に答えたのが運の尽きでした。
セントーサ島のケーブルカー乗り場はどこ?
突然決定した予定外のケーブルカーの利用、頼りになるのはグーグルさんのみです。
一応予習はしていたので、セントーサ島内のケーブルカーは「Mount Faber Line」と「Sentosa Line」があって、帰るには「Mount Faber Line」に乗る必要があって、乗り場は少し離れたところにある、ぐらいの予備知識はありました。
そしてグーグルマップ上と目視上から、どうやら「タイガースカイタワー」の方に向かって歩けば着くんじゃないかなぁ〜と考え、慎重なワタシにしては珍しく行き当たりばったりで向かってみることにしました。
コースを見ると、ハードロックホテル沿いの道を舐めるように進めばそのうちたどり着くんじゃないかなぁ、という感じだったので・・・
・・・当然迷いました(ToT)。そもそも地図をどう見ても道続いていないし!結局ホテルからホテル、そして全然関係ない忙しそうなホテルの従業員の方に聞きながら、なんとかホテルのフロントやホテル内ウォークを進んでいくことになります・・・
結局、ケーブルカーのSentosa Lineがあるマーライオン広場まで来なくては行けなかったわけです。記事にしちゃうとあっさりしたものですが、結構迷いましたね〜一直線でもなかったし。
プールでめちゃくちゃ疲れまくっている家族たちもよく付いてきてくれたものだと感謝しましたが、そう言うワタシもヘトヘトです。
ワタシが利用したルートは赤ラインなのですが、タイガースカイタワーに寄ろう寄ろうと思ってたどったルートでしたが、結局歩いていくための一直線な道なんて無いので、アドベンチャーコーブウォーターパークから向かうには大きなウォーキングロード(緑点線)を素直に進んでマーライオン像まで行くしか無いんですね(青ライン)。
しかしココからが実質的なスタートです!
マーライオン像手前からケーブルカーのMount Faber Lineに行く方法
やっと正解のマーライオン像前広場まで到着しました。ウォーターパークをでて25分ぐらい経っていましたが、人混みを抜けて見知らぬ土地を不安げに進んだせいか肉体的はもとよりプールで疲れていましたが、精神的にもヘトヘトでした。
この「SENTOSA」のロゴ像は有名らしいですね。そんな余裕は全くありませんでした。子連れはほんとに辛い。
心の底から助けられたのは、トランキのキッズトロリーです。プールで疲れ果てて、普通なら間違いなく抱っこモードだった次男を乗せることによって、なんとかワタシも子どもも最低限の体力を残すことができました。
しかしココからがまた全く分かりません。セントーサモノレールのImbian Stationが目の前なのでコレに乗って帰りたい気持ちが満タンです。ケーブルカーのSentosa LineのMerlion Stationも目の前なので、家族からコレに乗ればいいんじゃないの?というコメントを交わし続けるも、Mount Faber Lineの乗るべきSentosa Stationまでの道が全く分かりません。
案内掲示板を見ると、Marline Stationの横に道があるはずなんですが、コレがなかなかの初見殺しなんです。
この場所からケーブルカーのSentosa Stationに行くためには小山を登っていくのですが、きちんとエスカレーターが整備されていてその乗り場が上画像の矢印のあたりです。
場所としてはSentosa LineのMerlion Stationの奥なのは地図通りなのですが、このときは手前にコンパニオンがいるテントが立っていて見にくい上に、コンパニオンテントのせいでそのイベントに関連しているヒトしか入れないように見えて、正直全く分かりませんでした。
決め手は結局グーグルマップでした。実はこの時、ドコモのパケットパック海外オプションの24時間がちょうど経過した後で知らぬ間に通信が途切れていたりしたのが、混乱に輪をかけました(ToT)。それに気づいて再度パケットパック海外オプションを申し込んで電波をつなげた上に、グーグルマップの経路案内で徒歩に設定すると、やっと正しい道が電波とGPSのおかげで分かった次第です。正しいルートが分かったときは涙が出そうでしたよ。
やっとタイガースカイタワーの元までたどり着いて、後はケーブルカーが終着している辺りに向かうだけなのですが・・・ココでも迷いました(ToT)。
Sentosa Stationはどこだ!!
タイガースカイタワーの元にやっと着いても、そこからも苦労しました。この辺りはケーブルカーっぽい駅が3つぐらいあって、その中でも最も奥まって目立たない場所に目指すべきシンガポールケーブルカーのMount Faber LineのSentosa Stationがあるからです。
結局最初は通り過ぎて、奥まで探しに行ってまた戻ってくる、と言う迷い方をしました。ココも平坦じゃなくて登ったり下ったりと、かなり大変です。
いざ見つけてみて思ったのですが、シンガポールケーブルカー駅は土産物屋の奥に入口があって想像外の見た目だったので、完全に見逃していました。なのでその近くのチケット売り場も目にも入らなかったのです。正直コレは初見殺しです。でも見つけて本当に良かったです。
シンガポールケーブルカーをお得じゃなく乗り込む
そんな行き当たりばったりのシンガポールケーブルカー利用だったので、疲れて疲れて余裕がなかったこともあり、おトクに利用するなんてことは全く頭になかったのです。
セントーサケーブルカーのMount Faber Lineの正規料金は「往復」で
- 大人|33SGD(シンガポールドル)
- 子ども(4-12歳)|22SGD
です。注意点は「往復」チケットしか無いということです。
我が家は次男が3歳だったので、大人2人、子ども1人で全部で88SGDを支払いました。
クレジットカードの支払履歴を確認すると・・・あれ?大人2人分しか請求されてない・・・まあ、今気づいたぐらいでしたが、本来は88SGDの支払いのはずです。
それがクーポンサイトのVoyaginを経由すると30%OFFで購入できるので、
本来なら8,107円必要なところが、クーポン利用で5,675円で購入できたはずなんです!しかも
当日その場で購入しても利用できるクーポンだったのですが、知識不足や疲れや早く帰りたい焦りからか、そんなものを利用する余裕などまったくなかったのです。3,000円ぐらい割引できたのにくやしいぃぃぃぃ・・・とまとめるはずだったのですが、クレジットカードの決済は??です。実際3人分のチケットは受け取ったのですが、摩訶不思議。見なかったことにします(^_^;)。
まあそれでも最大の問題点は「往復チケットしか無い」ということなんです。我が家は帰り道に利用したので、片道分は放り投げていることになるんですよね。でも往復チケットしか無いことなんて、帰ってから気づきました。
さてはて、この苦労に見合う体験がケーブルカーにあったのでしょうか?
シンガポールケーブルカーに実車
ケーブルカーは8人乗りで、日本と違って、なるべく8人乗せるべく違うグループと乗り合わせることになります。
ケーブルカーから見るマーライオン像は思ったより遠くに見えて、そこそこ移動距離があることを実感しました。ケーブルカー、セントーサ島への移動手段としては高いし不便すぎでしょ。
通常だったらハーバフロント駅で降りてMRTに乗って帰る、というルートなのでしょうが、今回はGrabを利用して帰る予定にしていたし、ココまで苦労したのだから最後まで乗り尽くしたいということで、ハーバフロント駅を通過しました。
駅のところでは止まらず、降りる人だけが降りる形になります。ちなみに値段は一緒です。
ハーバーフロント駅からMount Faber駅に向かう必要があるのかどうかと言われると、距離も短いし景色も飛び出るほどいいわけじゃないし、帰りのアクセスも悪いしで、あんまり必要ないかなぁ、とは思います。でも子どもがいると途中で降りることを説得できる自信がありません(-_-;)。
シンガポールケーブルカー・Mount Faber駅からGrabを利用する
到着駅Mount Faber駅からはGrabを利用してホテルに帰ることにしました。ココはレストラン街なので、タクシー乗り場みたいなところがあります。ただタクシーを呼ぶと呼び出し料金がかかる、と言われたのでGrabにしました。山の上なので、いなかったらそこまで登ってきてもらわなくてはイケないのですね。
でもGrabでこの場所に正確に来てもらうのもけっこう大変で、結局タクシー乗り場のスタッフのヒトが、こう言えば伝わるよということをスマホで打ってくれて、それで事なきを得ました。シングリッシュ(シンガポール・イングリッシュ)でのコミュニケーションはマジ大変ですが、ヒトは優しいです。
この記事にも書きましたが、シンガポールのGrabは身長が1.35M以下の子どもは、法令上はチャイルドシートが必要です。この時は気にせず乗せてくれる運転手さんでしたが、料金が上がってもいいから、無難にタクシーを呼んだほうがありとあらゆる意味でスムーズだったかな、とは思います。
まとめ
シンガポールケーブルカーを利用して、セントーサ島からシンガポール島へ戻るルートを利用しました。
シンガポールケーブルカーはその景観や夢のある造りから利用してみたくなりますが、セントーサ島のユニバーサルスタジオやカジノがあるリゾート・ワールド・セントーサに行くための手段としては正直かなり不便です。高いですし。料金も往復のみなので、行きも帰りもプランニングが必要です。
ワタシ個人としてはもういいかな、と言う気分なのですが、子どもがまた乗りたがるかと思うと、気持ちはブルーですね。
今回の記事は、知っているヒトにとってはなんてこと無い内容かもしれませんが、ワタシの初シンガポール旅行の思い出としては、もっとも印象に残ったことだったので記事にさせていただきました。どなたかのご参考になれば幸いです。