今回は個人ブログらしく、自分が興味のある分野で読書した書籍の内容をまとめたいと思います。
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今回の書籍はこちら。
こちらの書籍はさらさらっと読める本ですが、さらさらっと理解するにはある程度の予備知識が必要でした。
- 親を扶養に入れると扶養控除が大きい|扶養控除等申告書(年末調整書類に書き込むだけ?)
- 親の分の医療費控除もプラスできる
- 親の国民健康保険や国民年金も支払っていれば、その分も社会保険控除にプラスできる
- 損益通算の妙|赤字の所得は黒字の所得と相殺できる-マイホーム売却益もゴルフ会員権売却の赤字も同じ
- アパート賃貸事業では建物の金額を減価償却できる-損益通算分が大きい
- 事業所得と雑所得の違いは継続性
- 住民税をゼロにすると低所得者の福祉や特典が受けれる
- 生計を同一にしている配偶者などに支払う給与は必要経費にならない|事業専従者として支払う給与は必要経費に参入できる
- 自動車の維持費・燃料・自動車税も必要経費にできる
- 確定申告時に按配比率の理由を記載しておくとスムーズ|通常は面積比
- 個人の交際費は青天井
- 購入金額10万円以上の固定資産(機器、車、建物、パソコン、机など)は減価償却する
- 青色申告では30万円以下の物品なら一括減価償却できる特例がある
- 小規模企業共済は前納できる|引き出せないのが難点
- 経営セーフティ共済もあり
- レシートのもらい忘れや紛失は「出金伝票」でOK
気になった内容を羅列するとこんな感じです。
ポイントも問題も「損益通算」でしょう。コレは副業が大前提で、雑所得だろうと事業所得だろうとそこの赤字で所得を相殺しようとする方法ですから。
大きな支出ではないけどコツコツと積み上げると効果があるのが経費です。経費の幅は雑所得より事業所得の方が遥かに融通ができるので、できれば事業所得に落とし込みたいところ。
経費の中に事業専従者への給与も含まれるとありますが、給与を発生させると様々な手続きが芋づる式に出てきてめちゃくちゃ面倒です。
事業所得とする最大のポイントは「継続性」です。次に収益額でしょうか。
結局「副業」が大前提で、しかも事業所得と認められるほどの継続性が最低限必要です。
マンション経営なら継続性も収益額も申し分ないので、お手軽と言えばお手軽ですよね。
そこに付け込まれるのが昨今のニュースに上がる話題なのですが…
経験上ですが、青色申告がポイントと言われていますが青色申告時に必要な複式簿記の帳簿はそれなりに勉強しないとまず作れません。
会計ソフトがやってくれるといいますが、会計ソフトが作ってくれるような明細の入力が必要なので、その知識が不可欠なんですよね。
本書籍には色々なお得術が書いてありますが、全部できれば世話ないわけで、現実にはやろうとしてないんじゃなくてやれないことがほとんどです。
年末調整書類や源泉徴収票の提出書類が自分のところに届くとメチャクチャ萎えます。
知り合いには家族だけじゃなくて両方の両親からも医療費のレシートをかき集めて、医療費控除を最大限享受しているヒトがいます(最大200万円)。
実はコレが最もやりやすい節税術なのですが(扶養控除も増えるから)、当然扶養に入っていることを認められなくてはいけません。
ワタシの場合、母親がまだ働いているのでそういうわけにはいかないんですよね。方法はあってやり方が分かっていても、そんなにうまい話は転がっていない、ということです。
この筆者は同じ様な本を執筆しており、そこからの補足を少々しておきましょう。
- 自営業者の必要経費=事業で利益を上げるために必要な費用
- 経費は売上(収入)の60%程度は認められている
- 持ち家の経費:事業用に対応する部分を毎年減価償却費として計上
- 扶養家族の範囲:6親等内の親族、3親等内の姻族
- 親の扶養家族としての条件:65歳以上で(年金)収入が300万円なら入れる
- ゴルフ会員権の譲渡により生じた損失は、平成26年4月1日以後だと損益通算することができない?
- 8万7千円未満の給与は源泉徴収の必要がない?
- 売上が少なければ白色申告の「テキトー」さの方がおすすめ|ワタシも同意