厚底シューズの先駆けでもあるHOKA ONEONEのアイコン的存在であるクリフトンシリーズの最新作「CLIFTON8」は2021年12月に販売されました。
マシュマロと謳われるミッドソールがトレードマークで、今どきのカーボンプレートなどは内蔵せず、初心者向きのシューズと言われています。
ワタシはランナー1年生として分不相応と分かっていてもカーボンプレート内臓でブイブイ走ってみたかったので、ホカのシューズに気をかけることはなかったのです。
しかしそれが負担だったのか、数ヶ月前から特に左足の足底筋膜炎的痛みにずっと悩まされています(診察してもらったわけじゃないので足底筋膜炎かどうかはホントのところ分からない)。
カーボンプレートなど反発力があるシューズは足腰の筋骨格にもそれ相応に負担がかかるし、ソールは基本的に跳ねるようなフィーリングになるのであまり足裏に優しくないんですよね。
それでも10キロぐらいは走れるのですが、普段の練習でも20キロぐらいからは痛くて走れません。このままでは目標としているフルマラソンは難しそうだと感じていました。
そこでマシュマロソールで足底や膝などに優しいという噂のホカオネオネのクリフトン8を入手して試してみました。
HOKAのクリフトン8スペック
クリフトン8の詳しい説明はGoogleさんに任せるとして、そのスペックは大まかに…
- アッパー|メッシュで通気性と軽量性
- ミッドソール|EVAミッドソールがクッション性を提供
- アウトソール|クラッシュパッドが優しい着地を提供
とあります。EVAのことはよく分かりませんが、クッション性と軽量性と耐久性を両立させた素材、らしいです。
重量はメンズ27cmで250g、ウィメンズ24cmで215gでまあまあの軽さです。
反発性はそれほどなく、ソールを湾曲させた転がるような感覚もなく、HOKAの中では初心者向けのシリーズとなっています。
HOKAのシリーズは色々あって正直ワケが分からなくなりますが、個人的にはランたなさんのこの動画が一番分かりやすかったです。
この動画でも紹介されていますがクッション性を取るとやはりクリフトン8になる、ということです。
クリフトン8を履いて走ってみた感想
クリフトン8が届いた日から早速連日履いてランニングに出かけてみました。
結果ですが…とてもいい。かなりいい。足裏の痛みを全く感じないわけじゃないのですが、少なくとも通常生活時より悪くなったり痛く感じることはランニング中ありませんでした。
今のところ10キロまでは問題ありません。
反発性はあまり感じず転がるような推進力もなさそうですが、それでいてスピードが出せないわけでもなかったです。
何より下り坂でのクッション性が秀逸で、他のシューズでは痛くてついついスピードを落としてしまうところでグイグイチャレンジできましたから。
その前日に1年ぐらい前に購入したナイキのズームストラクチャーで軽いジョグを行ったのですが、この時はとても痛かったのです。
※シューズが悪いわけではありません
その恐怖が全然湧いてこないホカのクリフトン8…いい…
まとめ
足底筋膜炎はランナー泣かせの怪我の一つです。予防するためには足底だけじゃなく、アキレス腱からふくらはぎ、大腿裏、臀部に至るストレッチをしっかり行って足底筋膜に過度な負荷がかからないようにしなくてはいけません。
そうは言ってもなってしまったものはしょうがない。走るのを休めばそのうち治るかもしれませんが、休みたくないのはランナーの性なのです。
色々インターネットで調べてみると、足裏や膝に負担の少ないシューズとしていくつか紹介されています。
ナイキのズームペガサスシリーズ、アシックスのゲルカヤノシリーズ、そしてこのHOKAのクリフトンシリーズです。
フルマラソンでサブ3を目指すようなランナーにはおすすめできませんが、ワタシのように完走がまずは目標でそのために脚の痛み発生をなるべく抑えたいという人にはおすすめなんじゃないでしょうか?
ワタシは今のところこのシューズで北九州マラソン2023にチャレンジして初フルマラソンを走ってみようかと思っています。
ちなみに足底筋膜炎に良さそうということで、クリフトン8を買う前にはOnのクラウドモンスターを履いていました。
実はこっちも…いい…。またレビューしたいと思います。