プライオリティパス、それは利用している航空会社やステータスとは関係なく最高の空港ラウンジを利用できる魔法のカードです。
しかし魔法のカードは当然無料ではなく、普通は年会費が必要です。ただその魔法のカードを無料で手に入れる方法があるのです。
実は高額な年会費を必要とするクレジットカードの中には、魔法のカード「プライオリティパス」が無料で付帯する事があるのです。
そのクレジットカード自体の年会費が必要なので、魔法のカードが途端に(高額の年会費を払っているのだから)もらって当たり前のカードに成り下がっちゃうのですが、もらえるものはもらっておきましょう!
プライオリティパスが付帯するクレジットカードの中で最もリーズナブルなカードが「楽天プレミアムカード」と言われています。年会費10,800円+税です。
先日、楽天カードから楽天プレミアムカードへの切り替えで年会費3年間無料という(ホントはシークレットだった)キャンペーンが有りました。
クレジットカードも無料、プライオリティパスも無料なのでとりあえずゲットしたはイイけど、どう利用したらいいのか分からない?そんなあなたに、まずは日本でプライオリティパスが使えるラウンジ・サービスをご紹介したいと思います。
まずはプライオリティパスサービスに登録しよう
プライオリティパスを手に入れたら、まずプライオリティパスのサービスに登録しましょう。後述するプライオリティパスアプリからも登録できます。
プライオリティパスの公式ホームページにアクセスすると、「サインイン/登録する」の項目があります。初めは「登録する」を選択しましょう。
「登録する」を選択すると、プライオリティパスのアカウント作成画面に入ります。入手したプライオリティパス会員証の表面に載っている会員番号を入力して登録手続きを進めます。
最終的にプライオリティパスのネットサービスを利用する際のユーザーネームとパスワードを決めることになります。
プライオリティパスのサービスにログインをすると、利用履歴などを確認できるようになります。
ちなみにこの登録をしなくてもプライオリティパスを持ち歩けば、現地のラウンジなどのプライオリティパスサービスを受けることが出来ます。
超便利なプライオリティパスアプリを利用しよう
プライオリティパスにユーザー登録する利便性の真骨頂は、プライオリティパスの専用アプリを利用するときです。
プライオリティパスはApp Store、またはGoogle Playストアから入手することが出来ます。
プライオリティパスアプリの特長は以下の通りです。
- 1,200箇所を超える世界中の空港ラウンジをその場で検索できる
- 世界各地の800以上のオファーを活用して、ダイニング、ショッピング、リラクゼーションをお得に楽しめる
- 空港フロアマップを利用できる|現在10ヶ所の主要空港で利用可能
- リアルタイムで利用履歴や会員資格をチェックできる
- 携帯電話の位置情報サービスを有効にすると、近くのラウンジ検索が容易になる
上記のプライオリティパスアプリで、まず便利なのは⑤の位置情報サービスからのラウンジ検索が容易になる点です。
プライオリティパスが利用できるサービスが存在する空港では、プライオリティパスアプリを立ち上げるだけで、近くで利用できるラウンジやサービスを提示してくれます。
サービスとは②のオファーのことで、プライオリティパスはラウンジを利用できるだけでなく、対象のショップで割引を受けたりサービスを受けることができることがあります。
それらのサービスはこちらが調べなくても一覧として上がってくるので、気づかずに見逃すことが少なくなります。
もちろん携帯電波やWiFiに繋がっていればこそのサービスですが、プライオリティパスが利用できるような今どきの大きな空港ではフリーWiFiが飛んでいますので、苦労することはないでしょう。
また④の機能でプライオリティパスのデジタル会員証を提示できれば、万が一プライオリティパスカードを忘れた時も安心です。
デジタル会員証のQRコードさえ提示できれば、プライオリティパスカードは無くてもなんとかなります。
QRコードが表示されずプライオリティパスアプリでデジタル会員証が利用できない種類のプライオリティパスもあるみたいなので、QRコードが表示されないときはカードも忘れずに持っていきましょう( ̄▽ ̄;)
どうやら楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスはプライオリティパスアプリに登録してもQRコードが表示されないという話が・・・
最後にアプリの①の機能「空港ラウンジの検索」を利用して、日本でプライオリティパスが利用できるラウンジやサービスを探してみましょう。
プライオリティパスアプリの使い方
では早速、実際に空港でプライオリティパスアプリを利用する感覚で、日本でプライオリティパスが利用できるラウンジやサービスを検索していきましょう。
それぞれの空港を確認していきましょう。表示されたラウンジやサービスをタップすれば
- 営業時間
- ラウンジ施設
- 所在地|マップではなくセンテンス
- 利用条件
なども確認することができるので、現場で慌てることはありません。
中部国際空港では、プライオリティパスを提示すればレストラン「ぼてや」で10%割引サービスを受けることが出来ます。ぼてやは制限エリア外にあります。
中部国際空港の利用できるラウンジ・サービス画面の「その他の空港施設内のオファー」で確認することが出来ます。
関西国際空港で提示されるラウンジ・サービスは以下の2つです。
- KAL Business Class Lounge|制限エリア外
- Botejyu(ぼてぢゅう)|制限エリア外
関空のぼてぢゅうでプライオリティパスを提示すると3,400円分の飲食ができるのはあまりに有名ですね。他空港の10%割引サービスとは異なります。
ANAを中心とするスターアライアンスメンバーが主に利用するターミナル1には、プライオリティパスで利用できるラウンジが3つあります。
- KAL Business Class Lounge|制限エリア内
- T.E.I. Lounge|制限エリア外
- IASS Executive Lounge|制限エリア外
場所が分からなくても空港案内を見れば分かりますし、プライオリティパスアプリでも文章でですが確認することが出来ます。利用できるサービスも確認できます。
例えば上記の成田国際空港ターミナル1においてプライオリティパスができるラウンジは3つありますが
- KAL Business Class Lounge|2歳未満無料
- T.E.I. Lounge/IASS Executive Lounge|12歳未満無料
などと言ったサービスの違いの情報もアプリ上から分かります。プライオリティパスが1枚あれば、小学生のお子さんがいてもKAL Loungeには入れなくても、他の2つには入れますね!
ただ後者の2つはT.E.I. Loungeはアルコール飲料有料、IASS Loungeは1杯までは無料、だったりするのですが、それらの情報もアプリ上で分かります(^o^)。
ワンワールドとスカイチームが利用する成田国際空港ターミナル2で利用できるラウンジは2つです。
- T.E.I. Lounge|制限エリア外
- IASS Executive Lounge|制限エリア外
アルコール飲料有料はターミナル1の運用と同じですね。アルコールが無料で飲めない分空いているかもしれませんよ。
しかし成田国際空港ターミナル2では制限エリア内にプライオリティパスで利用できるラウンジは無いということになります。
主にLCCが利用する成田国際空港ターミナル3でプライオリティパスが利用できるサービスは以下の1つだけです。
- ぼてぢゅう|10%割引サービス
こういうサービスは知っているか知らないかだけでもだいぶ違いますね。ぼてぢゅうは制限エリア外にあります。
福岡国際空港(国際線ターミナル)で利用できるプライオリティパスのサービスは以下の1つです。
- KAL Lounge|制限エリア内
よく出てくるKALラウンジは大韓航空のラウンジなので、大韓航空およびスカイチーム提携航空会社の出発と重なるとかなり混雑するとのことです。
以上がプライオリティパスアプリから確認できるプライオリティパスが利用できる日本の各空港のラウンジ・サービスです(2018年12月現在)。サービスは追加や削除などが頻繁に行われているので、その都度確認する必要があります。
その時現場でリアルタイムで確認できるプライオリティパスは超絶有用なので、プライオリティパスを入手したらサービスに登録して、プライオリティパスアプリもダウンロードしてログインし、すぐに使えるようにしておきましょう(^o^)。
まとめ
もしかしたら楽天プレミアムカードを発行してプライオリティパス利用者が大幅に増えるかもしれません。しかし無料でもらえるからと言って、実際にどう使っていいのか分からないヒトが多いのじゃないでしょうか?
そんな時プライオリティパスのユーザー登録してプライオリティパスアプリを使えるようにしておくと非常に便利です。もしデジタル会員証として利用できなくても、ラウンジやサービスの検索には非常に有用です。
今回は日本のサービスをご紹介しましたが、世界中の1,200ヶ所の空港ラウンジを利用できるのがプライオリティパスです。現地に到着してなくても事前に調べることに利用できますし、現地に到着してからも非常に有用と思いますのでおすすめです。
- プライオリティパスにはランクがあります
- サービスを無料で利用できるのは「スタンダード・プラス(10回まで)」と「プレステージ(無制限)」と同等の効力を持つプライオリティパスです
- カード会社によって発行されるプライオリティパスに付帯するランクが異なるので、あらかじめカード会社に確認しておく必要があります
- 同伴者が有料になるプライオリティパスも同伴者が無料になるプライオリティパスもあります
- 制限エリア外のサービスを利用する時は当日の搭乗券(国内線も可)が必要です