三越伊勢丹グループが発行する「MICARD(エムアイカード)」と名の付くカードはいくつかありますが、通常はエムアイカードプラス、そしてエムアイカードプラスゴールド2つを思い浮かべます。しかし最近エムアイカードスタンダードやエムアイカードゴールドなるカードも出現してきて、何が何やら分からなくなってきました。
エムアイカードはその名の示す(?)通り、三越伊勢丹で利用するととってもオトクなクレジットカードです。それは三越伊勢丹で利用した時のクレジットカードの高い還元率のためです。でもすべてのエムアイカードが相当は限らないのです。
エムアイカードは提携カードも含めて実は多くの種類があります。その中でも代表的なものが以下の4つです。
- エムアイカード|便宜上スタンダートと呼びます
- エムアイカードゴールド
- エムアイカードプラス
- エムアイカードプラスゴールド
わけわかりませんよネ。それを本記事では分かりやすく解説していきたいと思います。そしてエムアイカードのお得な発行方法についてもご紹介します。
目次
まず結論を|ワタシが普通に発行するならエムアイカード「プラス」
妙に長い記事になってしまったので、最初に結論を述べておきます。
4つのエムアイカードの比較
エムアイカードには「スタンダート」「ゴールド」「プラス」「プラスゴールド」と4種のカードが主に存在します。実はもっといっぱいあります。各々を比較していくと
<年会費(税抜)>
- スタンダード|500円(初年度無料、実質無料可能)
- ゴールド|5,000円
- プラス|2,000円(初年度無料)
- ゴールド|10,000円(ゴールドならでは特典があり)
<ポイント還元率>
- スタンダード|0.5%(三越伊勢丹グループでも1%まで)
- ゴールド|1%(海外利用で5%|期間限定)
- プラス|0.5%(三越伊勢丹グループでは5%から最大10%)
- ゴールド|1%(三越伊勢丹グループでは5%から最大10%、今なら初年度8%)
などは、差別化のポイントと思います。
どのカードを選ぶかのポイントは当然「三越伊勢丹グループ百貨店の普段利用がどの程度か」になります。
- 三越伊勢丹グループでの年間利用が5万円以下なら「スタンダード」
- 海外での利用が2019年3月まで多いのなら「ゴールド」
- 三越伊勢丹グループでの年間利用が5万円以上なら「プラス」
- 三越伊勢丹グループでの年間利用が多い上に各種特典も気になるなら「ゴールド」
と言うのがざっくりした考え方と思います。
しかし、そもそもポイント還元率が0.5%がベースのスタンダードは、三越伊勢丹グループの利用が少ない人にとっては発行する価値はあまりないのではないかと思います。
また最近新しく出たエムアイカードゴールドも、海外利用に特化しなければゴールドカードとしての年会費は比較的低い点は有用ですが、あえてMIカードを選択しなくてもいいポイント還元率です。
エムアイカード「プラス」と「プラスゴールド」の、三越伊勢丹グループ百貨店利用での高いポイント還元率(5%-10%)に差がないので、エムアイカードを三越伊勢丹グループでの利用しか考えてないのならば、年会費を考慮すると「エムアイカードプラス」が最もおトクです。なぜならば通常利用での0.5%ポイント還元というデメリットは三越伊勢丹グループでの利用ではあまり無いからです。
エムアイカードを百貨店だけでなく、その他生活全般で利用するメインカードとして位置づけるのならば、普段の利用でも1%のポイント還元率となる「エムアイカードプラスゴールド」がお薦めです。
特に三越伊勢丹グループでのポイント還元率を10%まで持っていくと、貯まったエムアイポイントをJALマイルに交換すれば、最終的なJALマイル交換率「5%」にまでなるので、マイラーとしても驚異的なクレジットカードとなります。
そろそろお歳暮商戦も終盤ですが、各種エムアイカードやそれで貯まったMIポイントは三越伊勢丹グループのWebサイトでも利用できます。まだ手を付けていなかったら、お歳暮の注文にエムアイカードを利用するのもおすすめですよ(^o^)。
エムアイカード「スタンダード」について|新しい三越伊勢丹グループのクレジットカード
MICARD<スタンダード>ご入会のご案内 | カードをつくる | エムアイカード
エムアイカードスタンダードは三越伊勢丹グループが発行するクレジットカードですが、三越伊勢丹グループ百貨店利用で最大10%のポイントが貯まる「エムアイカードプラス」とは別のカード、と言うのが最大の特徴でしょうか。
しかし利用で貯まるポイントは、三越伊勢丹グループのポイント「エムアイポイント」です。
エムアイカードスタンダードの初年度年会費は「無料」です。次年度より500円の年会費が必要ですが、Web明細サービスに登録して年1回以上のカード利用で次年度も年会費は無料になります。
国際ブランドは「VISA」のみです。
通常のポイント還元率は「0.5%」です。200円=1ポイントになります。あまり還元率が高いクレジットカードとは言えません。
しかしポイントアップ対象の店舗で利用すれば3%から1%のポイント還元率となります。
- 3%|ミーツ国分寺・ラシック(名古屋・福岡)|雑貨屋?
- 2.5%|SOCIE|エステ
- 2%|LUCUA OSAKA|ショッピング
- 1.5%|KM・得タク|タクシー
1.5%以上のポイント還元率となる店舗・サービスの利用はなかなか機会がなさそうですが、1%ポイント還元となる店舗となると
- 三越
- 伊勢丹
- マルイ
- 岩田屋
などをはじめ、ビックカメラやソフマップなど利用どころはありそうです。
またWebサービスやエムアイポイントワールドを経由してカードを利用すると、ポイント還元率が何倍にもなります。
貯まったポイントは三越伊勢丹グループで「1ポイント=1円」単位で利用することができます。
またマイルや提携企業のポイントとしても交換することができます。
JALマイルへの交換率は50%となっているので、1%のエムアイポイント還元率で利用して、マイル還元率は0.5%となります。
ANAマイルへの交換率は25%となっていて、JALマイルよりも交換率が下がります。
マイルへ交換するのならば「JALマイル」が基本となると思います。
エムアイカード「ゴールド」について|海外利用に強いMIカード
エムアイカードゴールドは、基本的にエムアイカードスタンダードのポイント還元率が0.5%から1%になっただけ、のカードです。なので三越伊勢丹グループでの利用上のメリットなどは変わりません。
もちろんゴールドカードとしての、旅行保険の充実度や空港ラウンジの利用などでは強さを発揮します。
今現在の特徴として、海外での利用で通常1%のポイント還元率が5%まで上昇していることです。ただ今のところ期間限定のキャンペーンとして、2019年3月31日までのサービスとなっています。
エムアイカード「プラス」について|MICARDの普通カード
エムアイカード プラスのご入会キャンペーン・サービス・ラインアップ | エムアイカード
エムアイカードプラスは、以前はエムアイカード「レギュラー」との位置づけで、三越伊勢丹グループの普通カードと言う位置づけでした。
初年度の年会費は無料ですが、次年度以降は2,000円(+税)の年会費が必要となります。
国際ブランドは「アメックス」と「VISA」を選ぶことができます。
ポイント還元率の基本は0.5%となっており「200円=1ポイント」です。
対象店舗利用で、ポイント還元率は1%から3%まで上昇します。対象店舗はエムアイカード「スタンダード」と同じです。
エムアイカード「スタンダード」と最も異なるエムアイカード「プラス」の特徴は、三越伊勢丹グループ百貨店でのポイント還元率が非常に高いことです。
三越伊勢丹グループ百貨店での3,000円(税抜)以上の商品を購入で
- 通常ポイント率「5%(100円=5ポイント)」|前年30万円未満の利用
- 前年30万円以上の利用で8%のポイント還元率|100円=8ポイント
- 前年100万円以上の利用で10%のポイント還元率|100円=10ポイント
- さらに、200万円、300万円、500万円の利用でボーナスポイントプレゼント
という、三越伊勢丹グループでの利用でポイント還元率が他に類を見ない高ポイントとなっています。
三越伊勢丹グループで5万円利用すれば、2,500円相当のポイント還元となります。
エムアイカード「スタンダード」だと5万円利用で500円相当のポイント還元なので、年に5万円程度を三越伊勢丹グループで利用するのならば、エムアイカード「プラス」の次年度以降の年会費2,000円を支払っても、「プラス」の方がお得と言えます。
ちなみに三越伊勢丹グループ百貨店での利用でも、食料品・レストラン・喫茶で「一品3,000円(税抜)未満の商品は1%のポイント還元率」となっています。それらの品物で一品が3,000円を超えることもそうはないでしょうから、飲み食いに関しては基本的に1%のポイント還元率と考えていた方がいいと思います。
エムアイポイントワールドを経由してカードを利用すれば、ポイントが最大30倍になり更におトクです。
ただYahoo!ショッピングや楽天など有名どころのサービスはだいたい2-3倍程度の還元率アップなので、元が0.5%の還元率ということを考慮するとそこまでお得ではありません。
ポイントの活用法はエムアイカード共通で、貯まったエムアイポイントは三越伊勢丹グループで「1ポイント=1円」で利用することができます。オンラインサービスでも利用できるので、その点は便利が良いかもしれません。
またJALマイルやANAマイルへの交換率も変わらず「JALマイルへは50%交換率」「ANAマイルへは25%交換率」となります。
エムアイカード「プラスゴールド」カードについて
エムアイカード プラス ゴールドのご入会キャンペーン・サービス・ラインアップ | エムアイカード
エムアイカード「プラスゴールド」カードは、エムアイカード「プラス」の上位互換、ゴールドカードとの位置づけです。
ゴールドカードなので、年会費も初年度より10,800円必要となります。
国際ブランドは「アメックス」と「VISA」を選択することができます。
ゴールドカードとしてのメリットは、通常利用でもポイント還元率が「プラス」の2倍である1%(100円=1ポイント)になることです。エムアイポイントの価値が1ポイント=1円なので、通常利用するクレジットカードとしてもおトクな還元率と思います。
三越伊勢丹グループ百貨店でのカード利用で、ポイント還元率が最大10%となるのは、普通カードとしての位置づけであるエムアイカード「プラス」と同じです。
ただ現在は、入会当日から初年度8%のポイント還元率キャンペーンが行われています。
三越伊勢丹グループ百貨店でのポイント還元率は「プラス」と「プラスゴールド」は同等なので、年会費の差額「8,000円」はそれ以外の利用があるかどうかで変わってくると思います。
1%還元率の通常利用で160万円以上利用すれば、プラスとプラスゴールドの年会費の差額を埋めることができますが、それは非常に困難を伴いそうです。
そこでポイントとなるのが下記のゴールド会員限定サービスです。
- 毎年三越伊勢丹グループ百貨店で利用できる4,200円分クーポンプレゼント
- 空港カードラウンジ利用
- 充実した旅行・ショッピング保険
- 高級レストラン予約サービス「LUXA RESERVE年会費(通常6,000円)」無料
以上となっていますが、一つずつ確認してみます。
4,200円分クーポンは年会費を取り返せる特典と思いきや、上記のようなサービスでしか利用できず正直微妙です。
空港カードラウンジ利用は、他のカードで十分代用可能です。
ただ唯一の例外が羽田空港国際線の「TIAT LOUNGE」と「TIAT LOUNGE ANNEX」でして、この2つのラウンジを利用できるクレジットカードは上記のように非常に限られているのです。このそうそうたるカードの中にMICARDが含まれています。
限られているが故に、比較的空いているラウンジとなっているのでこれらのラウンジを利用する機会が多いのならば、有用な特典です。
充実した保険に関しては、これも他のクレジットカードと差別化を図れるほどのサービスではありません。
高級レストラン予約サービス「LUXA RESERVE年会費(通常6,000円)」無料についてはそのメリットはよく分かりませんが、LUXA RESERVEのサイトを見てみるとそれほどお高いレストランばかりではないようなので、利用しやすいかもしれません。
その他、エムアイポイントワールドでポイント還元率が上昇する点や
特定のサービスでポイント還元率がアップするのはその他のエムアイカードと同等です。
エムアイポイントワールドに関しては「xx倍」と言う還元率アップなので、元が0.5%から1%に還元率アップしているゴールドカードならば、スタンダートやプラスなどと比べるとお得度は2倍と言えなくもありません。
貯まったポイントの活用法もその他のエムアイカードと同様で、通常は三越伊勢丹グループで1ポイント=1円で利用できます。
またJALマイルへ50%の交換率、ANAマイルへ25%の交換率も同等です。
再度4つのエムアイカードの比較
上記のようにエムアイカードには「スタンダート」「ゴールド」「プラス」「プラスゴールド」と4種のカードが主に存在します。各々を比較していくと
<年会費(税抜)>
- スタンダード|500円(初年度無料、実質無料可能)
- ゴールド|5,000円
- プラス|2,000円(初年度無料)
- ゴールド|10,000円(ゴールドならでは特典があり)
<ポイント還元率>
- スタンダード|0.5%(三越伊勢丹グループでも1%まで)
- ゴールド|1%(海外利用で5%|期間限定)
- プラス|0.5%(三越伊勢丹グループでは5%から最大10%)
- ゴールド|1%(三越伊勢丹グループでは5%から最大10%、今なら初年度8%)
などは、差別化のポイントと思います。
どのカードを選ぶかのポイントは当然「三越伊勢丹グループ百貨店の普段利用がどの程度か」になります。
- 三越伊勢丹グループでの年間利用が5万円以下なら「スタンダード」
- 海外利用の予定が直近であれば「ゴールド」
- 三越伊勢丹グループでの年間利用が5万円以上なら「プラス」
- 三越伊勢丹グループでの年間利用が多い上に各種特典も気になるなら「ゴールド」
と言うのがざっくりした考え方と思います。
エムアイカード「プラス」と「プラスゴールド」の、三越伊勢丹グループ百貨店利用での高いポイント還元率(5%-10%)に差がないので、エムアイカードを三越伊勢丹グループでの利用しか考えてないのならば、年会費を考慮すると「エムアイカードプラス」が最もおトクです。
エムアイカードを百貨店だけでなく、その他生活全般で利用するメインカードとして位置づけるのならば、普段の利用でも1%のポイント還元率となる「エムアイカードプラスゴールド」がお薦めです。
特に三越伊勢丹グループでのポイント還元率を10%まで持っていくと、貯まったエムアイポイントをJALマイルに交換すれば、最終的なJALマイル交換率「5%」にまでなるので、マイラーとしても驚異的なクレジットカードとなります。
おトクなエムアイカードの発行方法
そんな三越伊勢丹グループでの利用が特にお得なエムアイカードの発行は、ポイントサイトを経由するとさらにおトクです。
今ならちょびリッチと言うポイントサイトで、各種エムアイカードをおトクに発行することができます。
現在のおすすめならばエムアイカードプラスゴールドがおすすめです。ちょびリッチというポイントサイトを利用すれば、今ならば22,500円分のポイントがゲットできます。このポイント数はかなり高いほうだと思います。
2018年12月13日〜ちょびリッチでポイントが25,000円分まで増量されています!
「ゴールド」は初年度の年会費がかかりますが、それ以上のポイントと価値があるポイントが付与されます。
いずれにせよ、エムアイカードの発行にはポイントサイトのちょびリッチを経由するのがお得です。ちょびリッチの登録がまだの方は下記より登録後、サイト内で「エムアイカード」と検索して、欲しいエムアイカードの発行手続きを行って下さい。
ポイント目当てのクレジットカードを選択しても問題はないのですが、クレジットカードは自身の「信用問題」と直結します。
発行したらなるべく毎月利用し、解約するにせよ1年近くは待ちましょう。もちろん利用していて便利なら、そのまま保有するのが一番です。
まとめ
三越伊勢丹グループが発行しているエムアイカードは、最近「スタンダード」や「ゴールド」と言う新しいカードが出てきたため、元々あったカードも含めて比較検討しました。
ワタシの信用問題としてしっかり利用することを前提で考えるのならば、エムアイカード「プラス」の発行が最もお得かなぁ、と思います。毎年のお中元・お歳暮の購入を三越伊勢丹グループ百貨店で行うだけで十分な利用になりそうだし。
しかしエムアイカードプラスゴールドを発行して22,500円分のポイントが付与されることは見逃せません。エムアイカードは、他のエムアイカードを発行しているとポイントサイトでのポイントが付与されない可能性があります。ですので、これ以上ポイントが上がらないという値を見極めることが重要です。22,500円分のポイントはなかなかいいと思います。
25,000円分のポイントにもなったことがあり、コレがMAXかとは思います。
三越伊勢丹グループの利用が多い方に、そしてポイントを貯めている方の参考になれば幸いです(^o^)。
お得なポイントはぽい得サーチで調べてみる事ができます。下記は例ですが、もし自分が愛用しているポイントサイトがあればそちらから発行するのもオススメです。
ただワタシはANAマイルへ交換するためのニモカルートを利用しやすいちょびリッチを選択・オススメしています。