マリオット特集

【悲しみ】マリオットのお得に泊まれるナイスプロモーションも地方民にとっては利用が難しいコロナ禍

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

世界最大のホテルグループであるマリオット・インターナショナルが、コロナ禍で落ち込んだ需要を掘り起こそうと、とても魅力的なプロモーションを展開してきました。

1つはエリートナイトクレジットのプレゼント、もう1つは一定期間の宿泊オフピーク設定です。

しかし前者はともかく、後者は地方民だと指をくわえてみているしかないという悲しみがあります。

解説していきましょう。

マリオットの魅力的な提案は2つ

マリオットが期間限定で打ち出したプロモーションのうち、多くの人にとって魅力的な提案は2つです。

  1. エリートナイトクレジットのプレゼント
  2. 2020年7月の宿泊オフピーク設定

ワタシの視点もふまえてまとめていきます。

1.エリートナイトクレジットのプレゼント

2019年に獲得したエリートレベルの50%に相当するエリートナイトクレジットが付与されます。予定では7月下旬に付与予定です。

  • シルバー|5泊
  • ゴールド|13泊
  • プラチナ|25泊
  • チタン|38泊
  • アンバサダー|50泊

上記の付与される宿泊数のクレジットは、実際に泊まった宿泊数ではなくステータスに依存するというのが重要です。

ワタシのマリオットボンヴォイステータスはプラチナですが、昨年のプラチナチャレンジクリアによるものなので、2019年の実際の宿泊数は40泊弱でした。

しかしプラチナはプラチナなので、25泊分のエリートナイトクレジットが付与されるということになります。

25泊追加されれば、SPGアメックス会員として5泊は入るので、2020年にマリオットボンヴォイのプラチナエリート50泊を目指すなら、あと20泊でOK、ということになります。

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しかしマリオットのエリートステータスは2019年のものが2022年2月まで延長することがすでにアナウンスされています。

今年マリオットボンヴォイのプラチナ基準に無理やり到達する必要はないのですね…

それは公式でも分かっているようで、このプロモーションの意味するところは「より上位のエリートレベルを獲得するのに役立つ」というところです。

もし、1年毎のエリートステータス更新がいわゆる「ソフトランディング」と呼ばれる1ランクダウンごとなら確かに意味があります。

しかし今年はソフトランディングが実質的に行われなかったので、それに賭けるのは危険でしょう。

ワタシは今のところ、今年マリオットボンヴォイ参加ホテルの宿泊予定は10泊あります。

もし25泊のクレジットが付与されて、SPGアメックスの特典としての5泊を足したとして、トータルで40泊となります。

実際には4泊はすでにしているのですが、それでもチタンレベル(75泊)に到達するまで31泊が必要になるということです…今年の後半のみで。

ちょっと現実的ではないですね。

2.2020年7月の宿泊料オフピーク設定

もう1つのプロモーションは、2020年の7月は一部を除いてマリオットボンヴォイ参加ホテルのシーズン設定がオフピークになります。

  • 対象期間|2020年6月30日〜2020年7月31日
  • 予約期間|2020年6月30日までの予約操作が対象

その意味するところは、リワードステイと言われるポイント宿泊を利用する際、少ないポイント数で各ホテルに泊まることができる、ということです。

カテゴリーオフピークスタンダードピーク
15,0007,50010,000
210,00012,50015,000
315,00017,50020,000
420,00025,00030,000
530,00035,00040,000
640,00050,00060,000
750,00060,00070,000
870,00085,000100,000

マリオットボンヴォイの各ホテルはカテゴリー分類されていて、それぞれポイント宿泊に必要なポイント数は表のようにカテゴリーとシーズンによって決定されます。

オフピークは最も少ないポイント数で宿泊できるのでとてもお得です。

今回のプロモーションは、2020年7月では一部を除いて各ホテルがオフピークの少ないポイント数で宿泊できる、ということになるのです。

コレはポイントを大量に保有している人にとってはものすごいお得なことです。

ただ対象外のホテルもありますし、除外日を設けているホテルもあります。

またコロナ禍の影響で通常通りの営業ではなく、色々制約が敷かれている可能性は多大にあります。

通常楽しみになるラウンジの利用などができない可能性もあるので、その点は注意が必要です。

また貰い物のポイントならいいのですが、自分で購入したポイントなどではお得でないケースも多々あります。

例えば、今マリオットボンヴォイでは過去最大級にお得なポイント購入ボーナスを展開しています。

それでも購入したポイントでオフピークを宿泊する際に、本当にお得となるケースは意外に少ないことが分かります。陸マイラー医師さんのブロクをご参照ください。

そもそも宿泊料金が安いからこそのオフピークなのです

ポイント宿泊には「キャンセル無料」という最大のアドバンテージがあります。

有償宿泊との比較でも、キャンセル不可の料金と比較するとお得じゃなくても、キャンセル無料の料金と比較したらお得なケースもありえます。

マリオットはコロナ特別対応として7月5日までに手続きした予約についてはキャンセル無料です

自分が泊まりたいホテルがホントにお得が、よくよく検討してから予約しましょう。

せっかくのプロモーションも地方民は使いがたし

近くにマリオットボンヴォイ参加ホテルがあれば、週末でも仕事が早く終る平日でもぜひとも泊まりに行きたいです。

特に各リッツカールトンなんて、魅力的すぎますよね。

手頃にリッツのスイートに泊まれたり、お得にラウンジアクセスをつけたりすることもできるみたいですし…

ただ福岡は日本有数の都市でありながらマリオットボンヴォイ参加ホテルがなく、広島か宮崎にまで行かないといけません。

それ以外は飛行機に乗らないとたどり着けないところばかりです。

せっかくのプロモーションですが、これでは気軽に利用することができません。交通費がコストとして積み上がるのならば本末転倒です。

それなりの大都市のはずなのにマリオット難民となる福岡の悲しみは続きます…

まとめ

マリオット・インターナショナルが需要喚起のためなのか、コロナ禍の影響で旅行計画に混乱をきたした顧客のためなのか、2020年7月限定でとても魅力的なプロモーションを展開してきました。

オフピーク固定でお得にポイント泊ができるとは、従来の営業状態でない可能性があるとはいえ、とても魅力的です。

しかしだいぶ回復してきたとはいえ、2020年7月の国内線もいくつかの航路は運休予定となっていたり、機材が小型化したりしています。

せっかくのプロモーションでも飛行機での移動が自由でないと、地方民としては利用しにくくなります。

今回のプロモーションが活用できるのは6月30日までに手続きを行った場合ですが、残念ながら指をくわえて見ていることになります(T_T)。

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