2019年の宿泊実績を元にした2020年のマリオットボンヴォイエリートステータスが3月22日の日付も変わる頃に突然切り替わり、ツイッター界隈では阿鼻叫喚地獄となっていました。
それはいわゆる「ソフトランディング」と言われる1ランクダウンではなく2ランクダウンだったからです。
正直マリオット大本営の発表がない以上正確な答えなんて無いので、ワタシがマリオットのステータスと付帯するSPGアメックスカードについて考えていることをココに残しておきたいと思います。
マリオットボンヴォイのステータスについて
マリオットのリワードステータスは以下のようになっています。
- シルバーエリート: 対象となる宿泊10~24泊
- ゴールドエリート: 対象となる宿泊25~49泊
- プラチナエリート: 対象となる宿泊50~74泊
- チタンエリート: 対象となる宿泊日数75泊以上
- アンバサダーエリート: 対象となる宿泊100泊および滞在のみで支払った対象となる料金に基づく対象となる年間ご利用額20,000米ドル
上記のエリート会員資格を獲得または更新するには、任意の1年間 (1月1日~12月31日) にマリオットボンヴォイ参加施設での宿泊よってエリートナイトクレジット数(=宿泊数「最低必要条件」)を獲得する必要があります。
ただマリオットは昔からステータスは前年がエリート基準に達していなくてもランクが1つずつ落ちるとか、ポイントでステータスを買い戻すことが出来るとか、エリートステータスを維持する表技がありました。
特に昨年はマリオットとSPG統合によって生まれた棚ぼたチタンエリートだった方々が今年はワンランクダウンのプラチナエリートになるという話がカスタマーサービスから複数人確認していました。
それがチタンエリートの方々で前年プラチナ基準まで達していなかった人はワンランクではなくツーランクダウンとゴールドエリートになってしまったことで阿鼻叫喚地獄が生まれたわけです。
マリオットボンヴォイのステータスによって得られる恩恵はゴールドとプラチナ以上では大きな差がありますから。
ツーランクダウンと裏事情は?
元々規約でもステータスダウンは「one or two」と載っているらしいので、前年の宿泊基準に基づいたツーランクダウンは理にかなってはいるのです。
ただサポセン確認でワンランクダウンとの話ばかりが飛び交っていたので、前触れ無くツーランクダウンとなると大騒ぎになるわけです。
実はワンランクダウン予定だったけど、今回の新型コロナウイルスのパンデミックによる影響でマリオットの財政状況がかなり悪化したため、運営の最善化を目指すためのツーランクダウンだった、という話もききます。
すべては憶測でしかありませんが。
ワンランクダウンだったスペシャルな先輩もいるので、誰もが予測と期待しかできません。我々はただただ従うのみです。
ワタシのステータスはプラチナ
ワタシのマリオットボンヴォイのエリートステータスは、2019年にプラチナチャレンジをしてプラチナになっており、そのステータスは次年度まで続くという話だったので、そこは予定通りプラチナがキープされていました。
元々はヒルトン族だったワタシですがプラチナエリートになったので、2019年はマリオットボンヴォイ参加ホテルに30泊以上してホテルライフを楽しむことを実感することができました。
それ故に2020年は50泊して自力でプラチナエリートをキープしようと計画を立てていたのです。
しかしその計画も新型コロナウイルスのパンデミックでANAダイヤモンド計画とともに吹っ飛んでしまい、マリオットのステータス維持は完全に諦めました。
今のところプラチナ再チャレンジはNGとのことなので(統合前のチャレンジなら可)、今後のマリオットステータスはSPGアメックスでキープできるゴールドのままです(改悪がなければ)。
今後のマリオット宿泊とSPGアメックスはどうする
マリオットのエリートステータスに関して、大多数の人はSPGアメックスに付帯するゴールドステータスが限界となっていきます。
SPGアメックスは無料宿泊特典をうまく利用することにより年会費をお得に相殺できるとのことで人気のクレジットカードです。
ただその無料宿泊でもプラチナステータス以上じゃないとホテルライフを楽しむことができないからSPGアメックスは不要だ、という話が今回のツーランクダウンが判明してからちらほら耳にします。
ワタシ自身はマリオットプラチナになってからホテルの楽しさというものを知ることができたので、他のホテルにも泊まるけど今更お得じゃないからマリオット系列のホテルに泊まらないという選択肢はありません。
そしてエリートステータスで宿泊を重ねたことで分かったことがあります。
以下のプラチナ以上のステータスで受けることが出来る恩恵ですが…
- ラウンジアクセス→ラウンジアクセス付き客室プランを予約すればOK
- 朝食無料→ラウンジアクセスか朝食付きプランを予約すればOK
- 客室アップグレード→最初から少し贅沢な客室を予約すればOK
- レイトチェックアウト→16時までは土日祝だとほとんど無理だしゴールドの14時で十分
レイトチェックアウトについて言えば、もう1泊予約を入れてしまえば何時ででもレイトチェックアウト、タイミングによってはアーリーチェックインをすることができます。
その他ホテル独自のステータスサービス(温泉無料とかプール無料とかアクティビティ無料とか)も料金を支払えば解決します。
つまりお金さえかければ大概のことはエリートステータス無しで解決するわけです。
同じことはエアラインのマイル修行でも言えなくもないですが、エアラインの場合必要な金額の桁が違いますし、予約の優先や座席指定の優先などの特典サービスはお金だけでは解決しないこともあります。
なのでワタシはホテルステータスよりエアラインステータスの維持を優先しています。
暴論だと自分でも思いますが、プラチナステータスを維持するために意味のない宿泊を10−20泊もするぐらいなら、そのお金を1回の滞在に回すだけでいいのです。
もちろん今まで無料だったところにお金を使うのは心情的に抵抗があることも分かります。
ただ現実問題年間50泊以上をキープできないのなら、身の丈にあった宿泊をするかお金をかけるか、しかありません。
今まではホテル代はなるべく安くと考えていたワタシですが、宿泊費というコストに対する見方が変わっています。プラチナチャレンジとマリオットのおかげなので感謝しています。
これはワタシの考えで、ホテルなんてベッドがあって寝れるだけでいいからお金は他のところに使うという方はそうすればいいと思います。
1人の自腹宿泊時はワタシだってそうします。大切なのは家族でのレジャー旅行の時です。
例えばシェラトン沖縄サンマリーナリゾートというホテルはとてもお気に入りとなったホテルなのですが、料金が高めなサウスタワーに宿泊すればプラチナエリート特典の大部分は利用できます。
肝心のSPGアメックスカードは必要か?
マリオット系列のホテル宿泊数は今後減るけどその分1滞在にコストを掛ける方針とします。
その際SPGアメックスカードは必要なのでしょうか?
1滞在にコストを掛ける方針とするなら無料宿泊特典を利用して年会費の元を取るなんて考え方は継続する大きな理由になりません(元を取れるにこしたこともありません)。
ポイントはSPGアメックスカードに付帯するゴールドエリートになります。
今回のマリオットステータス更新で、SPGアメックスを持っていない方はプラチナからツーランクダウンのシルバーエリートにまで落ちたそうなので、持っているだけでゴールドが維持できるクレジットカードは貴重です。
問題はそのゴールドエリートに価値があるのか、という点です。
個人的には14時までのレイトチェックアウトが(空きがある限り)可能になるだけでも価値があると思います。
ホテルのチェックアウトの時間は大半が11時や12時なので、それが13時が14時になるだけでもだいぶ違うことは、宿泊を重ねている方々なら分かると思います。
それ以上が必要ならもう1泊予約を入れましょう。それで16時までと言わず18時でも22時でもレイトチェックアウトができます。
もちろん暴論と分かっています。ワタシだって大人だけならそんなことせず我慢します。
ただ子連れの場合は数時間のレイトチェックアウトや余分な1泊分がとんでもなく価値がある時があるのです。要はケースバイケースの考え方です。
もう1つのSPGアメックスカードの価値は、より多くのポイントを獲得できる点ですね。
ただ通常の決済や数少ないマリオットホテル宿泊ではそこまで大したポイント数は貯まらないので、ワタシの場合はそんなに重要視していません。
貯まらないカードで支払うぐらいなら、より多くポイントが貯まるカードで支払ったほうが気持ちいい、その程度ですね。
もしワタシが東京や大阪や名古屋のようにリーズナブルでプロモーションの活用にも便利なところに住んでいたら、頑張って50泊してプラチナエリートを目指しています^^;
ダブルエリートナイトのプロモーションの対象者になっても50泊を目指したでしょう。
プラチナが維持できるならそれにこしたことはありません。今回は周りにホテルが少ない地方民のあがきです。
まとめ
2020年のマリオットボンヴォイのエリートステータスが更新され、予想外のダウングレードにホテラー界隈はざわつきました。
ワタシ自身はプラチナチャレンジからのプラチナエリートは揺るがなかったので影響はなかったのですが、他の方々の声を耳にした際に自分の今後の方針を再確認しました。
エアラインのマイル修行で得られるANAダイヤモンドやJGCプレミア、ホテル修行などで獲得できるIHGスパイアやヒルトンダイヤモンドなどなど、旅行につきまとうエリートステータスというのは実際に獲得して体験しないと分からないことばかりなんです。
今回の記事はワタシの体験からくる極めて個人的な考えであることをご理解下さい。
マリオットボンヴォイに関してはプラチナステータスになったことで、今まで泊まったことがないどころか選択肢にも上げていなかった数々のホテルの魅力に気づかせてくれました。
その結果、今まではなるべく安くケチケチ泊まることしか考えてなかったワタシですが、ホテルにかけるコストの価値というものに気づくことができました。
プラチナエリート以上と比べたらしょぼいと言われるゴールドエリートでも価値があることも分かっています。
それがSPGアメックスカードの3万円以上する年会費を支払う価値があるかと言われると、そればかりは個々人の価値観なのでなんとも言えません。
ワタシは今後も東南アジアのオーストラリアのハワイの日本のマリオット系列ホテルに泊まる可能性があるのなら、ゴールドエリートをキープできるSPGアメックスカードには価値があると判断しました。
今後もマリオットばかりでなくヒルトンもIHGも泊まると思います。宿泊がバラける中でも泊まる限りSPGアメックスはキープする方針です。
ご紹介恐縮です!14時レイトチェックアウトは価値ありますよね!自分もゴールドになったら、たまのご褒美宿泊に重きをシフトしてスイートしか選択しないのも時々ならありかなあと思います!
スイートになるなら、何かしらの美味しいプロモーションと併用してみたいですね(^^)
ゴールドだけならアメプラでもいいのかもしれないと思っていますが、
やはりよりポイントが貯まるという点にも注目し
今しばらくSPGアメックスで頑張っていこうと思います(^^)