ラグジュアリーカード、それは日本で初めてワールドエリートマスターカードを冠した日本ではアプラスが発行しているステータスクレジットカードです。
庶民が手に入るクレジットカードとしては初めてとなる金属製カードとしても話題になりました。
現在では重厚感があり所有欲を半端なく満たしてくれる金属カードとしてはアメックスプラチナカードが有名ですが、ラグジュアリーカードの方が先発隊だったわけですね。同じメタルカードとしてもラグジュアリーカードの方が重みがあります。ただ見た目はアメプラというもっぱらの噂ですが…。
ワタシが所有しているラグジュアリーカードはブラックカードなのですが、発行して1年が経過し、めでたくそのまま継続すべく年会費10万円+税を支払うに至りました。
ワタシがラグジュアリーカードを継続利用するに至った経緯や今までの主な利用方法、そして今後の方針などをまとめたいと思います。
目次
ラグジュアリーカードとは
ラグジュアリーカードは元々アメリカで発行されていたハイステータスなクレジットカードですが、約10年程前に新生銀行グループの株式会社アプラスが日本でも発行・管理を行うようになりました。
その特徴はなんと言っても金属製カードであったことに尽き、アメックスプラチナカードがメタル化するまでは庶民が入手できる金属製のクレジットカードとしては唯一無二であったと言っても過言ではありません。
もう1つの特長は、ラグジュアリーカードの国際ブランドはマスターカードのみですが、日本で初めて「World Elite(ワールドエリート)」と言うマスターカードブランドの最上級ステータスを保有していることです。
ラグジュアリーカードは3つのランクがあり、それぞれの年会費は以下のとおりです。
- チタンカード|50,000+税
- ブラックカード|100,000+税
- ゴールドカード|200,000+税
それぞれのランクにビジネスカードも存在し、計6種類の券種が存在します。
ゴールドカードは基本的にインビテーション(招待)制となり、アメックスセンチュリオンカードに次ぐ高額な年会費とそれに見合ったハイステータスクレジットカードです。
ワタシが所有しているのはブラッグカードのビジネスカードになります。
ラグジュアリーカードに付帯する特典はプラチナ級クレジットカードにふさわしいものが揃っています。
- ポイントプログラム|航空会社マイレージ移行/Mastercardトラベラーリワード
- グローバルコンシェルジェ
- グローバル・ラグジュアリーホテル優待
- プライオリティ・パス
- ハワイアン航空上級会員資格
- 旅行傷害保険(国内・海外)
- HIS会員制代理店「CLASS ONE」入会
- ラグジュアリーダイニング関連サービス
- TOHOシネマズ優待
- カフェ・ワインバー優待
- 新生銀行プラチナサービス
- 名医紹介サービス「クリンタル」
ご覧のように多岐にわたります(詳細は研究記事をご参照)が、ワタシが1年間のラグジュアリーブラックカードの保有でどのようにお得に利用できたのかをレビューしていきたいと思います。
ラグジュアリーカード「ブラックカード」の利用履歴
ワタシはいくつかのプラチナ級のクレジットカードを保有しています。それはハイステータスカードに入会できたという征服欲や承認欲求的な乱発で、決してそれぞれのカードをお得に利用できているわけではありません。
アメックスプラチナカード(解約済)しかり、ダイナースプレミアムカードしかり、ANAVISAプラチナプレミアムカードしかり、JCBザ・クラスしかりです。
しかし発行できた後にそれらのプラチナ級カードを有効活用できたかと言われると、全く活用できていません。
ラグジュアリーカードについても同様で、上記のようにお得な特典やサービスがあっても利用したことがあるのはほとんどなく、ワタシが語れるのはポイントプログラムとハワイアン航空上級会員のこと「しか」ありません。ひどいもんです^^;。
ラグジュアリーカードのポイントプログラムについて
ラグジュアリーカードのポイントプログラムはカードステータスによって決まります。
- チタンカード|1,000円=2ポイント→1%キャッシュバック的価値
- ブラックカード|1,000円=2ポイント+2,000円=1ポイント→1.25%キャッシュバック的価値
- ゴールドカード|1,000円=3ポイント→1.5%キャッシュバック的価値
ラグジュアリーカードのポイントはポイント交換に利用する時に換算すると「1ポイント=5円相当」となっています。それゆえ上記のキャッシュバック価値に繋がります。
しかしANAマイルやJALマイルに交換できるマイル交換率に関しては「1ポイント=3マイル」なので、マイル還元率で計算するとブラックカードで0.75%、ゴールドカードで0.9%となり、マイラーとしてはお得なクレジットカードではありません。
ワタシが所有しているブラックカードのポイント交換率は2019年3月までは年150万円以下の利用で1,000円=1ポイント、150万円以上の利用で1,000円=2ポイント(海外利用は1,000円=2ポイント)だったので、普通に計算したら昨年度で2,000万円以上を利用した結果のポイントが貯まっています。
まあ実は以前お試しみたいに始まって結局継続されなかった「ラグジュアリーカード紹介プログラム(現時点は終了)」から頂いたポイントが4,000ポイントあるので、実際はそんなに利用していません。
ワタシのラグジュアリーカードを利用する場面は「海外」と「コストコ」がほとんどです。
ですので、あまりポイントが貯まるような利用法ではないですね。元々クレジットカードのポイントを有効活用しようと思ったら、どのカードでも集中して利用する必要があります。なので、ポイント目当てでラグジュアリーカードは利用してきませんでした。
ポイントの有効期限は5年間です。
またラグジュアリーカードはマスターカードブランドという安心感があるのですが、それならばVISAブランドのカードでもいいわけです。
VISAならANA/VISAプラチナプレミアムカードがありますし、ANAマイルならうまく利用すれば100円=1.8マイル以上の還元率にもなります。
それでも年会費10万円+税をかけて更新したのは、ポイント以外の付加価値を認めているからです。
ハワイアン航空上級会員資格
ラグジュアリーカードのブラックカードとゴールドカード会員にはハワイアン航空のエリートステータスが付帯します。
ブラックカードの場合通常ハワイアン航空で30区間の旅行、または20,000マイル獲得が入会条件の上位ステータス「Pualani Gold会員」に無条件で登録できます。
現在クレジットカードの年会費を払うだけでエアラインのステータスが付与されるクレジットカードはほとんどありません。
ハワイアン航空は地元福岡からホノルルへの直行便も再度就航しましたし、2年に1回訪れているハワイ島に行くにはJAL/ハワイアン航空連合の方が便利です。
このラグジュアリーカードで獲得したPualani Gold会員の恩恵を1回でも享受しないと、離れたくても離れられません!(つまりまだ有効活用できていません…
ラグジュアリーカードに付帯するハワイアンエアラインのステータスは永年ではありません!
申し込み年+2年間です。悲しい…
ラグジュアリーカードのその他の特典について
他のプラチナ級カードもそうですが、カードに付帯する特典やサービスは東京や大阪でこそ力を発揮するものばかりで、地方ではほとんどの場合対象外です。対象のサービスが近くにありません。
なのでワタシはコンシェルジェサービスも含めて他の特典を全く享受していません。
使いやすいクレジットカードに付帯する特典には空港へのスーツケース送料無料と言うものもありますが、その空港もだいたい「成田・羽田・中部・関西」ぐらいが対象ですからね。
もちろん国内乗り継ぎの場合は成田や羽田に送ってそこで受け取るという手もありますが、同じエアラインなら荷物も合わせて地元でスルーチェックインできるので、今のところ活躍の機会はありません。
ラグジュアリーカードならではの使いやすい特典としてTOHOシネマズ優待がありますが、コレも申し込み方法が面倒になった上に、月に1回でも1人で映画を見に行く機会なんてもはやないですからね。なんの足しにもなりません。
ラグジュアリーカード「ブラックカード」今後の展望
結局ラグジュアリーカード1年目は10万円の年会費を支払い15,000マイル分のポイントを手に入れたのみで終了しました。紹介プログラムがない2年目は、貯まるポイントも1,000ポイント程度でしょうし、マイルにしても3,000マイルぐらいです。
しかも新しくダイナースプレミアムカード保有者が申し込めるコンパニオンカードは「TRUST CLUB ワールドエリートカード」なので、日本で唯一のワールドエリートマスターカードと言うブランド力も陰りを見せることでしょう。
ラグジュアリーカードのサービスは少しずつ改悪に向かっていると言われてますが、より高級志向に向かっているとも言えます。TOHOシネマズ優待の改定やワールドワインバー特典が無くなったことはそれを象徴しているのかもしれません。
ポイントサービスはマイルに換算しなければそれほど悪いポイント換算率でもないです。ブラックカード以上ならコンシェルジェサービスは引き続き便利が良いでしょう。10年目を迎えたラグジュアリーカードは、今年に入って開催された年会費半額キャンペーンで大量の新規入会者を獲得しているでしょうし、その収支でどのようなサービスを展開していくの乞うご期待と言ったところでしょうか。
ハイステータスカードとして著名なアメックスプラチナカードやダイナースクラブプレミアムカードを所有していれば、正直のところラグジュアリーカードがこれらのカードを上回ることは今の所ありません。
一部サービスに差別化はありますが、あえてラグジュアリーカードを選ぶ強いメリットとは言えません。
ラグジュアリーカードは家族カードも年会費が必要なので、アメプラやダイプラを所有しておらず家族カードも必要なければ、1枚目のプラチナ級カードとして選択してもいいかもしれません。
ちなみにこれだけ全面に出しているワールドエリートマスターカードブランドも、その力を発揮する機会は何一つとして有りません^^;
ワタシとしてはその付帯する特典やサービスを享受できずポイントサービスすらお得じゃないラグジュアリーカードを3年目も継続するかと言われると…たぶん継続します。
それは見た目がかっこいいからです!!
チタンカードはちょっと分かりませんが、シックで落ち着いたマット基調のブラックカードは、そのシンプルな見た目故に所有欲をビンビンに満たしてくれます。もちろんアメプラを上回る重量感のある金属カードであることも理由の一つです。
以前その見た目だけにフューチャーした上記のような記事を書きましたが、その気持ちは今のところ変わっていません。
ただダイナースプレミアムカードのコンパニオンカードとしてTRUST CLUB ワールドエリートカードを手に入れたら、プラスチックカードではありますが心移りするかもしれません^^;。
まとめ
ラグジュアリーカードのブラックカードを取得して1年が経ち、年会費をがっちり支払って継続したので、1年間の利用結果と継続への展望についてまとめてみました。
例えばJCBザ・クラスも同様ですが、ポイントという実利だけを求めたらこれらのカードの利用価値はそれほど高いものではありません。
それでも保有し続けるとしたら、カードの特典やサービスを使いこなせるか、カードを所有することそのものに喜びを感じちゃうか、です。どこに付加価値を置くかですね。
クレジットカードの集中利用は、それぞれのカードのメリットデメリットがあるためなかなかできませんが、ラグジュアリーカードは特に「海外利用」と言う点に絞って利用し続けていきたいと思います。
ラグジュアリーカードにはお得な紹介プログラムがございます。ぜひご利用いただけたらと存じます。
デザイン、音感が最高にクールですよね!かっこよくてチタンカードを解約できていません!アジアの夜のお支払でセンチュリオンの親友よりもクラブのママが「これ何のカード?」と興味津々だったことや、女性にデザインうけがいいんですよ。でも男性うけは友人のブラック圧倒です!あとは海外旅行で久しぶりのピンチもコンシェルジュが大活躍でした!
おっしゃる通り、ホントにクーーーールです!
実はゴールドのインビテーションどんと来い、ぐらいの気分なんです。
年会費さえ上がらなければ愛用していきます(^^)。