ラグジュアリーカード、それはいかにもラグジュアリーなカードという名前ですが、実際にハイステータスなクレジットカードです。
ラグジュアリーカードは(アメックスセンチュリオンなど超特別なカードを除けば)一般人が所有できる金属製クレジットカードの先駆けで、しかもMastercardの最高ランク「World Mastercard Elite」を冠するカードでもあり、Mastercardブランドとして日本を含め世界中どこでも利用することができます。
ラグジュアリーカードは、ハイステータス故に同様のアメックスプラチナカードやダイナースプレミアムカードのようなトラベル&エンターテイメント系の特典が充実しています。
またそれ以外にもラグジュアリーカード独自に利用しやすい特典が用意されていて、所有者も気軽に特典を楽しむことができていました。
しかし以前ラグジュアリーカードの利用しやすい特典を上記記事で特集したのですが、ほとんど書き換えなくてはいけないほど改悪されています。
今回、ラグジュアリーカードは今後大丈夫かいな?と思わせる特典の改悪がアナウンスされました。そのことについてご報告します。
ワインバー優待特典の終了
ラグジュアリーカードにはワインバー優待特典があります。ワールドワインバー by ピーロートの対象店舗で、会員と同伴者1名まで好きなグラスワインを1杯無料で頂けるサービスです。これはシャンパンでもOKらしく、同伴者1名まで可能となると、素晴らしい優待でした。
対象店舗は以下の通りです。
- 羽田空港店
- 恵比寿三越店
- 新千歳空港店
- 関西国際空港店
- グランドフロント大阪店
- ワテラス御茶ノ水店
- 横浜元町店
- 福岡天神店
- 神楽坂店
- 名古屋栄店
福岡天神にもありますし、羽田空港、新千歳空港、関西国際空港でも利用できるのでよく飛行機に乗る人にとっては利用しやすい特典でもありました。
2月に新千歳空港を利用するので、初めてワインバー優待を受けてみようとラグジュアリーカードのアプリを開いてみると・・・
おいおい、いきなりワールドワインバーbyピーロートのワイン優待が2019年2月末で終了することがアナウンスされているじゃないですかい!
ビックリしましたよ。ハイステータスカードにコジコジは似合わないとは言え、このワインバー優待も目的でラグジュアリーカード発行を考慮する人だっているのに、まさか改悪どころか終了とは恐れ入りましたm(_ _)m。
せめて2月の新千歳空港で1回は利用しないと悲しすぎます。
全国映画館優待の度重なる変更
ラグジュアリーカードの利用しやすい特典のもう1つとして有名だったのが、全国映画館優待です。
ラグジュアリーカード会員は、そのカードステータスに応じて毎月最大3回まで「TOHOシネマズ」で映画を鑑賞することができました。
- チタンカード|月1回
- ブラックカード|月2回
- ゴールドカード|月3回
それが2018年12月よりエントリー方式に変更となっています。
映画館優待を受けるためには、今までは電話での申し込みが必要でした。
それがキャンペーンページからの申し込み方式となっています。
- Luxury Card Onlineにログイン
- キャンペーン一覧内にある「全国映画館優待」の「エントリーする」をクリック
- キャンペーンエントリーのご確認ページで「キャンペーンに申込む」をクリック
- エントリーした翌営業日までに、TOHOシネマズ公式ホームページより自身での予約に必要な情報(TCチケット番号・TCチケット暗証番号)が登録のEメールアドレスに送られてくる
正直オンライン方式になったのは助かるのですが、問題は注意点です。
万一該当期間のチケット規定枚数を超えてしまった場合は、その旨をEメールにてお知らせいたします
上記のような注意点が載っていて、規定枚数が何枚かは分かりませんが「早いもの勝ち」と言うことではないでしょうか?
またカードステータスごとの差別化はどうなっているのかというと、エントリーできる期間に差をつけているようです。
1日ー5日 | 11日ー15日 | 21日ー25日 | |
ゴールド | ○ | ○ | ○ |
ブラック | ○ | ○ | |
チタン | ○ |
上記のようにカードステータスによってエントリーできる期間を制限しています。
しかしよくよく見るとどのカードでもエントリーできる期間ごとに5日間のブランクが生じていて、そのブランクの存在が意味不明です。なんでそういう風にしようとしたのか全く理解できません。
今までは申し込むのが手間とは言え観たい時に映画を見れていたので、これはやはり改悪と言ってもいいでしょう。
ラグジュアリーカードは大丈夫か?
2018年の11月に関西国際空港の食事優待を打ち切ったのを皮切りに、評判の良かった利用しやすい優待を次々に改悪または終了に追い込んでくるラグジュアリーカードの行く先が少し不安になりました。
ラグジュアリーカードは現在10周年を記念して初年度年会費半額キャンペーンを展開しています。
https://www.goutaro.com/entry/luxuarycard_helffeecampaign201812
これは非常に強力なキャンペーンだとは思いますが、その分既存会員のサービスに影響があるようでは目も当てられません。
ただでさえ最近審査が甘くなって増えたカード会員に対応できず、コンシェルジュサービスを外注せざるを得ない状況なのに、これではさらなるサービスの低下が予測されます。
クレジットカード会社の収益3本柱は「年会費」「キャッシング・リボ払い金利」「加盟店手数料」です。
その中でもハイステータスカードは高い年会費を集めることによってその特別な優待サービスを維持しています。
年会費半額キャンペーンで会員を集めるのもいいですが、ハイステータスカードとしては他にも選択肢がある中で、既存会員の解約につながるサービス低下を来すと、長期的には既存会員の退会から年会費収入の減少に繋がり先行きが不安になります。(なんかダイナースクラブカードの二の舞を演じているような・・・)
ラグジュアリーカードはそのシンプルなデザインと存在感ある金属カード、そしてMastercardブランドということも含めて、特に海外で安心して利用できるクレジットカードだと思っています。
そのポイント還元率が悪かろうが、です。昨年・今年にハワイにシンガポールに必要な決済はほぼ全てラグジュアリーカードで行ってきて、ますますその存在感は確信しました。
それ故微妙な立ち位置ながらも、先日のハワイでの利用経験を経てカード継続をしてもいいかなと思っていたのですが、今回のワインバー優待終了のアナウンスはかなりダメージが大きいです。
今までワインバー優待を一度も利用していないので、ワインが飲めなくなるからダメージが大きいわけではありません。言うなれば映画館優待も一度も利用してないですから。
改悪が続くクレジットカードの先行きが不安で高い年会費を払う価値があるのか疑問が生じてしまった、という事です。
まとめ
ラグジュアリーカードで特色だった気軽に利用できるサービス優待の改悪・終了のご報告をさせて頂きました。
ハイステータスカードとして、東京などの大都会で利用できるゴージャスサービス(リムジン送迎、レストラン優待など)は健在ですが、ワタシのようなちょっと背伸びをして所有している地方ユーザーにとっては、気軽に利用できるワインバー優待や映画館優待こそがこのカードの特色だったのです。
なので今回のニュースは非常に残念に思いました。年会費引き落としまであと5ヶ月、これ以上の改悪が続かないことを願っています。
ラグジュアリーカードのゴージャスな特典を含めた詳細につきましては下記記事をご参照下さい。
ラグジュアリーカード発行に関しては、現在は年会費半額キャンペーンの方が強力とは思いますが、ワタシからの紹介で大量のポイントをゲットすることもできます(年会費は半額になりませんが)。