(マレーシアのクアラルンプールにはヒルトンクアラルンプールとダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールと言う2つのヒルトンホテルがあるので、どっちがお勧めかな?と言う記事です。)
日本航空(JAL)のFLY ON プログラムに従って、FLY ON ポイント(FOP)を貯めてJALの上級会員であるJALグローバルクラブ(JGC)を目指す「JGC修行」というものがあります。
マレーシアのクアラルンプールはFOPを貯めるのに2017年から2018年にかけて非常に適した旅行地だったため、数多くの修行僧が訪れています。
JGC修行についてはこちらをご参照ください。
www.goutaro.com
JALに関しては成田発の往復1便しか無いため、基本的にはクアラルンプールでの宿泊が必要です。
マレーシアはホテルが安いため、SPG/マリオット/リッツのマリオットグループやヒルトングループなどそれなりの宿を気軽に選べます。
慣れない外国ではホテル選びも重要で、例えば朝食が無料だったりラウンジが利用できたりレイトチェックアウトが選べたりすると、いざという時に非常に心強くなります。
現在はSPG/AMEXというクレジットカードを発行することによるマリオットゴールドステータスがあれば様々な特典が利用できます。マリオットグループはクアラルンプール市内に5つもあり選びたい放題です。
しかしその特典も今年の8月から変更になることが決まっているので、同じような特典を得られるヒルトングループの利用も増えるのではないでしょうか。
新マリオットリワードとヒルトングループについての考察は下記をご参照ください。
クアラルンプール市内には利用しやすいヒルトンホテルは2つあります。
- ヒルトンクアラルンプール(ヒルトンKL)
- ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプール(DTヒルトンKL)
今回はこの2つのホテルを比較して、どちらがお勧めかを検証したいと思います。
ちなみに全日空(ANA)に関しては、成田発着が1便、羽田発着が2便と選択肢が豊富で、宿泊しなくても帰路につけるパターンがあるみたいです(^_^;)。
目次
アクセス対決|ヒルトンKL vs DTヒルトンKL
まずはどちらがホテルまでのアクセスが容易かを検討します。
ヒルトンKLはクアラルンプール国際空港から出ている特急の到着駅であるKLセントラル駅直結です。
対してDTヒルトンKLは、KLセントラル駅から5番路線のRapid KLに乗り換えて6駅目のAampang Park駅まで移動する必要があります。
KLセントラル駅はクアラルンプール鉄道網の中心地でもあり、空港からのアクセス抜群なため、ヒルトン同士のアクセスはヒルトンクアラルンプールに上がりそうです。
しかしクアラルンプール観光という視点だと、最大の観光地であるペトロナスツインタワーの最寄り駅から1駅で歩こうと思えば歩くことができるダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールの方に軍配が上がります。
実際に両方に泊まってチェックアウト後に観光したワタシが気づいたポイントは「荷物」でした。観光する時はキャリー付きの大きな荷物を持ち歩くのは大変です。
空港に戻るのに便利なKLIA ekspresを利用するのならば、ヒルトンクアラルンプールならホテルのクロークに預けておけばOKです。
ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールだとホテルで預けるとそこまで戻って、またRapid KL乗ってKLセントラル駅でKLIA ekspresに乗り換えて空港に向かう・・・と言うのが大きな手間になります。
まあタクシーやGrabを利用して空港に向かうのならその限りではありませんが・・・。
ワタシがダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールに宿泊した時は、結局KLセントラル駅に戻って、駅のロッカーに荷物を入れてから観光にでかけました。帰りもKLIA ekspresを利用することが決まっている場合、やはりKLセントラル駅最寄りのヒルトンクアラルンプールの方が有利かなと思います。
宿泊費対決|ヒルトンKL vs DTヒルトンKL
宿泊費対決は簡単です。同じ日程で比較すればいいだけです。
トップページを見てみると、最低の金額は日本円にしてどちらも8,000円後半台と以外にも同程度でした。
外国だとあんまり意味がないかもしれませんが、日本が夏休みに入る7月後半で比べてみました。
左=ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプール
右=ヒルトンクアラルンプール
そうすると、DTヒルトンKLはきれいに同じ金額が並んでいますが、ヒルトンKLの値段は変動していることが分かります。
その値段もヒルトンKLはダブルツリーバイヒルトンのおおよそ1.5-2倍程度。
値段に関しては異論の余地なくダブルツリーバイヒルトンの方がリーズナブルですね。それはホテルのブランドからしたら当たり前のことなのですが。
ちなみに単位はMR(マレーシアリンギット)です。ざっくりx30円をすれば日本円に近づきます。DTはRM300として9,000円ぐらい、ヒルトンKLは12,000-18,000円程度ですか。いずれも安いと言えば十分安いです。
立地的な問題もあるでしょうけど、純粋に値段だけならダブルツリーバイヒルトンに軍配が上がります。
部屋対決|ヒルトンKL vs DTヒルトンKL
部屋に関しては、ワタシは最安の部屋で予約をしてもヒルトンダイヤモンド会員としてほとんどの場合アップグレードされます。そしてアップグレードされる部屋は、各報告を見てみると皆さんあまり変わらないようです(エグゼクティブルームやエグゼクティブスイートなど)。
一人旅の時は部屋の広さはあまり問題でなく、ポイントは「ベッド」「水回り」「デスク」と思っています。ですので、その点に絞ってワタシが宿泊した部屋をご紹介します。
ヒルトンクアラルンプールの泊まった部屋|コネクティングルーム
ヒルトンクアラルンプールで案内された部屋はコネクティングルームの広い方でした。はっきり言って「ムダに広い」と言う言葉がピッタリの部屋です。一人ですからね(^_^;)。
ベッドはキングサイズで何の問題もありません。ただ両脇の吊り下げ電灯の消し方が分からなかった(ToT)。
水回りは広々として文句のつけようがありません。個人的にはシャワーブースと湯船が離れているのは、その間がベチャベチャになるのでそんなに好きじゃないのですが。
デスクはホワイエのようなところにあります。なんとなく寂しくてココは利用しませんでした。広すぎるのも考えものです(^_^;)。
ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールで宿泊した部屋|エグゼクティブスイート
ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールでアサインされた部屋はエグゼクティブスイートです。最初は12階だったので「えっ?」と思ったのですが、一応エグゼクティブルームだったのです。
しかしエグゼクティブラウンジが34階にあるので、なんとな〜くもっと高い階層が良かったな、と思いました。
ベッドはキングサイズで、こちらも文句なし。ベッドの硬さとか枕とか、違いがわかるほどデリケートではありませんので笑。
水回りはこちらも文句はありません。湯船ブースの中にシャワーもあって造りとしてこちらの方がベターです。
デスクスペースはスイートのリビングルームの続きに陣取っています。これまた広すぎ(^_^;)。デスクはこちらの方が広々としていて使いやすかったです。
ダイヤモンド会員として一人で泊る限りでは、部屋に関してはどちらのホテルとも甲乙付けがたい感じで引き分けです。
食事対決|ヒルトンKL vs DTヒルトンKL
食事に関しては、夕食はホテルで食べてないので比較するのは「朝食」になります。いずれもダイヤモンド会員としての朝食無料サービスとして、レストランで朝食を頂きました。
ヒルトンクアラルンプールの朝食会場
ヒルトンクアラルンプールの朝食会場はフロントと同じロビー階にあります。入口から覗き込んだ会場の写真ですが、かなりの広さを誇ります。それでも常時満席状態でした。
和洋中からインド、マレーシア料理となんでもござれのオンパレードです。メニューは他のブロガーの方におまかせして、ワタシが気に入った一品をご紹介します。
初見のビュッフェでは大体のメニューを試してみるのですが、その中で「気に入った一品」=「おかわりした一品」です。
美味しかったのはチャイニーズヌードルである右側。チキンスープバージョンです。「no spisy?」と聞いてみたらチキンスープをお勧めしてくれました。
左側のあんまんもかなり美味しかったですけどね(^^)。
ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールの朝食会場
ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールの朝食会場は6階にあります。上記画像は入口から入って奥行きを見ているのですが、まあとにかく入り組んでいて広いんです。
しかもチャイニーズフードがないなと思って聞いてみたら、入口から入って右側に別の店のような入口がもう一つあって、その中にありました。
ビュッフェの中にあるこの入口も実はビュッフェ会場の一部で、行き来できるしどちらの食べ物をどちらで食べてもいいんです。わかるかいな(;´∀`)。
で、こちらでおかわりしたワタシのナンバーワンフードは・・・・
じゃ〜〜ん、またもやヌードルカウンターで頂いたチキンスープバージョンです笑。
と言うか麺好きだから、どうしても美味しかったらお替りしちゃいます。と言うわけで、ワタシの意見はあんまり参考にならないですね(^_^;)。
ヒルトンKLとDTヒルトンKL、どちらの朝食会場がおすすめか?
ヒルトンクアラルンプールとダブルツリーバイヒルトンクアラルンプール、どちらの朝食会場がおすすめだったかと言うと・・・
- 広さ|互角
- 雰囲気|ダブルツリーバイヒルトンの方がやや落ち着いている、ヒルトンクアラルンプールは家族連れが多くごちゃごちゃガヤガヤ
- 品揃え|互角、全く問題なし
- 味|同等、ヌードルはダブルツリーバイヒルトンの方が美味しかったけど
- スタッフ|ヒルトンクアラルンプールの方がやや話しかけやすい
- ユーザビリティ|ヒルトンクアラルンプールの方がメニューが見やすい
と言う感じです。
ヒルトンクアラルンプールの方が観光客の相手に慣れている感じです。ダブルツリーバイヒルトンはややローカルな雰囲気を感じました。その分メニューの判読や料理の分かりやすさ、スタッフへの声のかけやすさなどはヒルトンクアラルンプールの方が勝っている気がします。
ただワタシの私見では、次にどちらの朝食会場に行きたいかと問われるとダブルツリーバイヒルトンの方になるかと思います。おそらく「一人旅に優しい」仕様だったからかな?と思います笑。
一般的には朝食対決としての結論は、ヒルトンクアラルンプールの方が僅差ですがちょっとだけ勝っていると感じました。
プール対決|ヒルトンKL vs DTヒルトンKL
リゾートホテルの楽しみの一つといえばホテルのプールです。おっさん一人でも楽しめます(^^)
ヒルトンクアラルンプールのプール
ヒルトンクアラルンプールのプールは、スライダーあり滝ありジャグジーあり、広く明るく南国の雰囲気満載で申し分ありません。もちろんタオルはプールサイドで借りれます。水着に羽織るものがあればホテル内の移動もOKです。
忘れがちなのがサンダルで、ワタシはやむを得ず靴で移動しました(´・ω・`)。
ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールのプール
ダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールのプールは、前日の大嵐の影響が残っていてまだ天気もよくなかったので、薄暗くて水も冷たかったので入れませんでした。利用者もいなかったし・・・。
反対側から見ると、子供が遊べそうなスペースもちゃんと用意されていました。
ジャグジーは無かったので(写真はただの噴水)、水が冷たいとちょっときついかもしれません。ビルに囲まれていて薄暗いスペースにあるので、南国ヒャッハーと言う雰囲気は弱いですね。
ホテルのプールに関してはヒルトンクアラルンプールの圧勝かと思います。
おまけ|ヒルトンダイヤモンド会員として特典比較
ワタシはステータスマッチから得られたヒルトンダイヤモンドステータスを「修行」して維持した後、ヒルトンホテルを気に入ってしまいそのままダイヤモンドステータスを維持しています。
クアラルンプールのヒルトンでもその恩恵を受けることができました。主な恩恵はどちらも変わらず
- 朝食無料サービス
- エグゼクティブラウンジアクセス
- 部屋のアップグレード
- レイトチェックアウト|最大15時まで
- ウエルカムギフト|フルーツやお菓子
- ミネラルウォーター2本
- フィットネスルームの利用
ぐらいでしょうか。得られる特典の中では、二つのホテルに差はなかったと感じます。あえて言えば、ヒルトンクアラルンプールのレイトチェックアウトが14時までだったのはちょっと残念でしたね。
上記はダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールで頂いた、ウエルカムフルーツ他とダイヤモンド会員のベネフィットが記載された用紙です。
ウェルカムフルーツとスナック、到着日は機内食を食べ過ぎで、次の日は朝食を食べ過ぎで一口も食べれませんでした(^_^;)。
結論|ヒルトンクアラルンプールとダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールはどちらがいいか?
いろいろな項目で2つのホテルを比較してきましたが、どちらのホテルが良かったのか?ひいては、次にクアラルンプールを利用するならどちらのホテルを予約するのかと言うと・・・・
- ヒルトンクアラルンプール
になると思います。
値段さえ除けば、ヒルトンクアラルンプールの方が同等か勝っていることが多いかと思います。ホテルブランドの「ランク」を考えれば妥当な結論かもしれませんが。
この結論は、まだ各ホテルを1泊ずつしかしていないワタシによる私見なので何十泊もしているヒトの考えは違うのかもしれません。一つの参考意見として覚えていてくださればと思います。
ヒルトンクアラルンプールの最大の勝因は「アクセス」かと思います。ワタシにはムリですが、ヒルトンを起点にすればエアライン修行僧でもこんなにクアラルンプールを楽しむことができるようです。
まとめ
JALの上級会員「JALグローバルクラブ(JGC)」入会を目指すためのJGC修行の一環でマレーシアのクアラルンプールに1泊タッチを2回行いました。
その際にヒルトンダイヤモンドメンバーとして、クアラルンプールに2つあるヒルトンホテルにそれぞれ泊まってみました。
一つはヒルトンクアラルンプールで、もう一つはダブルツリーバイヒルトンクアラルンプールです。
いずれもリーズナブルな値段の割には素晴らしいホテルだったと思います。甲乙付けがたいかもしれませんが、あえて二つのホテルを比較してみました。ご参考になれば幸いです(^^)。