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駆け抜けた北九州マラソン2023!初フルマラソンでサブ4は達成できたのか?

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マイラー+ランナー=マイランナーになって1年半のゴウタロウです。2023年2月に開催された北九州マラソンに参戦してきました。初フルマラソンです。

このブログでお伝えしてきましたが、目標はフルマラソン42.195キロを4時間以内に駆け抜ける「サブ4」。アラフィフなワタシが2年未満のマラソン歴でフルマラソンを走りきれたのか、結果はどうだったのか?北九州マラソンの様子や初参戦で学んだことなどを伝えていきたいと思います。

なおアイキャッチ画像で分かるように完走できたかどうかはそこでネタバレしております笑。

北九州マラソンとは?

北九州マラソンは北九州市役所前をスタートし、北九州国際会議場前をフィニッシュとするコースで、日本陸上競技連盟及びAIMS公認コースとなっています。

コース概要は公式ページをご参照ください↓

最初の5キロで約50メートルのダラダラした上りがあった後は比較的フラットなコースを、北九州市の中心地小倉を真ん中として西には旧八幡製鉄所まで、東は門司港までを行って帰ってくることになります。

有名なのは門司港から小倉まで戻ってくる最後の10キロで、季節的に北西の強風が吹き付ける海岸沿いを走ることになるので天候次第では天国にも地獄にもなる、という感じです。

スタート前の様子と注意事項

北九州マラソン大会は更衣室としてスタート地点地下の駐車場(男子)や市庁舎(女子)を更衣室として提供しているので、寒風吹く季節だけどゆっくり準備することができます。ワタシは地元なので利用していませんが…

そしてスタート前の注意点と言えばやはり「トイレ」ですよね。会場に着く前に済ませておいてもスタート前でもどうしてもやりたくなってしまうものらしいです。

スタートブロック閉鎖15分前の様子ですが、左上にトイレがたくさん並んでいるてトイレ待ちの渋滞も見えると思いますが、ワタシもこの列に並びました。

この列は1列で5つのトイレに振り分けているのですが、それでも15分近く待ちました。スタートブロック閉鎖にはギリギリ間に合いましたが、間に合わなかったら最終ブロックからのスタートなので間に合ってよかったです。

もっと早く済ませればよかったのかもしれませんが、トイレに行く15分前だって済ませているんです。緊張からどうしても行きたくなるんです。走っている途中でもトイレは何箇所も用意してくれているのですが、それでも直前に済ませたことで途中は1回もトイレに行かずに済んだので、結果的には良かったです。

スタートブロック閉鎖後のスタートラインの様子です。人が溢れています。この状態で15分のスタート前セレモニーに参加となりかなり密なのでちょっとうんざりです。今回の参加者でフルマラソン・ペアリレーマラソン合わせてここにいるのは1万1千人ぐらいなので、そうなるとこんな感じになっちゃうようです。

トイレに行かずに早く並んでいれば密も少なくスタートラインを超えるのも少しは早くなるのですが、生理現象だけはどうしようもありません。

スタートから最初の5キロまで

今回ワタシは自己申告フルマラソン4時間で「E」ブロックになりました。ゲスト→スピードランナー→A・B・・・という順で最後がHだったと思います。どちらかと言えば後方スタートです。

スタートが後方だと実際に開始されてからだいぶタイムロスが発生するとは聞いていたのですが…

実際ワタシがスタートラインを通るまでは6分15秒もかかりました。

5キロまでは軽い上りが延々と続くのですが、その間この密集は全く解けることがありません。これは参りました。

分かっているようで分かってなかった最初の渋滞、キロ5分〜5分30秒ペースで行くつもりだったのに、最初の5分がキロ6分台になってしまって大誤算もいいところでした。

先を急ぐ他のランナーたちとともに密集の際を駆け抜けていったのですが、それで余計な体力も消耗しましたし。

そもそも北九州マラソンは最初のブロック以外は自己申告制なんですよね。ぶっちゃけもっと早いブロックになるように登録すれば良かったと後悔しましたよ…

公式記録では5キロまでで千人以上抜かしたようですし、その後も順位が上がって落ちることはなかったのだからまあ自分の記録をサバ読んでいる人は相当数いるんだろうな、とは思いました…大きな大会にありがちなあるあるでしょうけど(^_^;)。

10キロ〜ハーフまで

5キロを過ぎて長く続いた上りも頂点に差し掛かるころに道幅が広くなることもあり一気に加速して予定通りのスピードでラップを刻んでいきます。ホントは最初の遅れを取り戻すためもっとスピードを上げたかったのですが、たった5キロなのにそこそこの疲れを感じていたので、それはできませんでした。

大集団で走ることの難しさを自覚します。

集団がバラけてきたら予定通りキロ5分30秒前後ぐらいのラップで走ることができたました。

20キロ手前ぐらいで小倉の中心地に戻ってきます。周りにはまだまだ人がたくさんいて、サブ4というのは目指す人のボリュームゾーンとしても最も大きいのも納得です。普段ボッチで走っているので、自分と同じ走力の人がこんなに山ほどいることに素直に驚きました。

この辺になると順位もあまり動かず皆さん淡々と走っています。雨も全然止む気配がありません。

10キロぐらいから最近の懸念だった股関節の痛みや大腿の痛みを自覚し始めましたが、まだまだ頑張れる気力は残っていました。

ただハーフ地点でタイムはグロスで2時間4分とサブ4ペースを超えていました。脚の痛み?疲労度?やこの後の風を含めた難コースを考えればこの時点でサブ4は諦めています。ペーサーの姿が全然見えないんですもの…

給水や給食や補給や走っているときに考えていること

ここで初フルマラソンとなった今回ワタシがどのように考えて走っていたのかをお伝えします。

まず給水。これは全部利用しました。場所によっては水のみのところと水+ポカリ(アクエリアス)のところがありました。最初は交互に給水していましたが、20キロ過ぎからは常に両方取るように心がけました。なんとなく水分不足からくる頭痛を感じていたので。

今回は雨が降っていたということもあり給水でこぼして濡れることが全然苦にならなかったので走りながら飲むこともしていました。ただハーフを過ぎた後は脚の痛みが一層強くなっていたので給水のときだけでも休もうと、邪魔にならないように歩いて飲むことにしていました。

給食。エイド食ですがこれに関してはほぼ手を付けていません。まず時間がもったいなかったです。ガチで走っているときはエイド食を食べるのは難しいですね。個包装の場合は開けるのも大変そうでしたし。ワタシの場合十分な量の補給食を持って走っていたということもありますが…

補給についてですが、今回は7キロごとに何かしらの補給をすると決めていました。脱水やエネルギー不足になってリタイヤするぐらいならお腹タプタプにしてやろうと思って。

まず全然余裕があった7キロでスポーツようかんを食しました。

これは練習を兼ねてとりあえず、という感じです。

14キロぐらいでメダリストのエナジージェルを補給しました。

後は21キロ、28キロ、35キロとアミノジェルやアミノサウルスを補給しました。

実際には28キロぐらいで唯一ゲットした給食であるくろがね羊羹を食べていたので、最後のアミノサウルスは40キロぐらいだったと思います。

予定通り7キロ毎の補給を完遂できたことが最後まで足を止めずに走れた結果となったかは分かりませんが、ワタシにとっては今後もこのパターンで行こうと思える補給リズムだったかなと思います。

あと念の為に経口補水液OS-1のゼリーを一つ持っていっていました。

ハーフを過ぎた辺りで頭痛が強くなってきて、頭痛は脱水症状の一つかもしれないと思ってその辺りでOS-1ゼリーを補給しました。

給水は5キロごとぐらいにあるのですが、やはり自分が飲みたいときに飲めるものを用意しておくことは重要だと実感しましたね。

それだけの補給食を持ち歩くに必要なものは、ミズノのマルチポケットプラスです。

上記の補給食にスマートフォンまで入れていましたし、サイドポケットには配布されたビニールポンチョを丸めて入れてそれでも走れました。本当に優秀なランニングパンツです。

走っているときに考えていること。これはシンプルでした。残りの距離数です笑。

最初は周りの走っている人の背中を見たりシューズを見たりするのですが、10キロも過ぎればそんな余裕はなくなります。

沿道の応援やボランティアの方々にはホントに感謝しかないのですが、初フルマラソンでそれらに気を配る余裕はほとんどありませんでした。とにかく完走することだけを頭に入れて、残距離数を3時間以上考え続けるのみでした…

特に禁止されていなかったので骨伝導ヘッドホンを付けて普段と同じように音楽を聞きながら走っていましたが…

いつも朝ランで静かな中走っているので衝撃的な体験でした。声援や周りの足音でミュージックは聞こえないし聞く余裕もなかったです。それでも退屈なんてことは一切なかったです。必死of必死です。なくても全然問題ないですね。

ただ邪魔じゃないのでこれからも念の為装着はしようと思いますが…

30キロの壁を突破〜40キロまで

ハーフを過ぎて最大の目標だった30キロの壁をクリアして、そこから折り返し向かい風の中走る40キロまでが最大の試練でした。

30キロから40キロにかけてはラップがキロ6分を大きく超えています。30キロまではギリギリサブ4に届かなくもない、というペースだったのですが無理でした。

向かい風が強かったというのもありますが、風は言うほど気になりませんでした。むしろ風に抵抗して走った後に風が止まるとカタパルトのように体が前に進むので、その力で進むような感じです。

でも脚は痛いし20キロまでに抜いた見覚えのある人達からどんどん抜かされるし、それが悲しき現実です。給水で歩けることだけを励みになんとか立ち止まらず進みます。

ただ順位の推移を見ると思ったより下がってないしむしろ上がっているので、抜かれもしたけど抜きもしたんでしょうね。この辺りになると歩いたり止まったりしている人も相応数いましたから。

残り5キロが門司駅付近です。練習で5キロなんてあっという間なのに景色で見るとはるか遠くに見えるゴール付近…マジでキツかったです。

その門司駅付近でちょうど反対車線が制限時間で関門が閉まるのを目の当たりにして胸が締め付けられる思いでした。走るペースは違えどフルマラソン完走を目指す同志たちですからね(T_T)。

ちなみに今回の北九州マラソン2023の完走率は90%を切るぐらいだったそうです。大雑把に1,200人ぐらいがゴールまでたどり着かなかった計算で、結構な人数ですよね。

40キロ〜感動のゴールまで

ワタシはサブ4は諦めていましたが、それでも速度が落ちて必死で走る30キロ以降に決めていたことがあります。それはラスト2キロになったら脚の痛みがあってもラストスパートして速度を上げる、ということです。

合図はこれです。あと2キロのマーク!

30キロ台でラップキロ6分30秒も超えるようなスピードしか出せてなかったのですが、40キロ過ぎて最後の給水を過ぎてから一生懸命足を動かしました。

気持ち的にはキロ5分を切っているつもりでしたが、それには全然届かず動画で見ても想像以上に足が上がっていないことにびっくりしました。

まあ順位が上がっているのでラストスパートとしては頑張っていた、ということにします。

ゴール、そしてその後…

ラストスパートをしながらすでに4時間を大きく超えているゴールに飛び込んでいきました。

終わった直後はとにかく脚が痛くて歩くのも一苦労でハーフ過ぎた辺りからずっと地獄地獄と思っていたのでキツかったことしか考えていなかったのですが、こうやって振り返ってみるとやっぱり感動します。自分のことでも感動します。なんとか完走できて、頑張ってきてよかったな、と思いました。

終わった後は体を引きずって順路を進みます。

まず完走メダルを受け取り、アクエリアスを受け取り、計測チップを返却し(これしゃがむのもきつい人を見越してボランティアの方々がスタンバっているので立ったままで外してくれました)、メロンパンと魚肉ソーセージをもらって、更衣室にしている大広間で荷物を受け取って着替えました。

更衣室を出たらいくつかのブースがあって、自分のタイムを掲示した写真も撮れるのですが行列ができていたので残念ながらパスをして家族が待つ外へと出ていきました。

外にもタイムは掲示できないけどこんな写真スポットがあって色々考えられているなぁ、と感謝しましたよ。

正式な結果かこちらで

  • ネットタイム:4:09:37
  • グロスタイム:4:15:58

となっています。サブ4まであと10分というところです。簡単に10分って言うけど、40キロで10分縮めるとなると1キロあたり15秒早く走らないといけません。

実際は後半はタレてくるので、前半で1キロあたり30秒早く走るのが目標になります。つまりワタシの場合キロ5分です。

練習的には決して不可能な数値じゃないので、次回があるとしたらもう少し目標タイムを速く設定してサブ3.5の集団で走り抜ければイケるような気がします。

走り終わった直後はもう二度とフルマラソンはゴメンだ、と思っていたのですが、数日経てばもう次の計画を練っているのだからなんて不思議な魅力のある競技なんだろう、と思います。

今回の服装

最後に今回のランニングウェア、ワタシを4時間守り続けてくれた相棒たちを紹介します。

見た目はこんな感じです。脚の短さは家族にさんざんからかわれているのでスルーしてくださいw

シューズはHOKA ONEONEのカーボンX3。

あす楽 ホカ オネオネ ランニング シューズ カーボン X 3 1123192-WFM ワイズ:レギュラー(D) HOKA ONE ONE CARBON X 3 メンズ ランニング 厚底 くつ 23SS cat-run carbonplate

最後まで足と脚と股関節を守ってくれました。たぶん今後もレースはこのシューズで行こうと思わせてくれる安心できる相棒でした。

ソックスはファンクショナルフィットランニングソックス5本指です。

ワタシのこだわりは「5本指」「足底に滑り止めがない」です。こればかりは好みがあるので普段の練習で履き慣れたものがいいでしょうね。

タイツはワコールCW-Xメンズジェネレーターモデルスポーツタイツです。

これは出走1週間前ぐらいに入手して本番前は2回ぐらいしか履けてなかったのですが、股関節の痛みに不安を抱えるワタシはできることはしておこうと思って、かなりお高いものですが購入しました。

結果論ですが、以前股関節を痛めた30kを超えてフルマラソンを走っても股関節は最後までもってくれました。痛みが出てこなかったわけじゃないのですがフォームを崩すことなく最後まで走りきれるほどでしたし、三日後からは徐々に走れるぐらい股関節の痛みは残っていません。

タイツだけじゃなくシューズのおかげでもあるのでしょうけど、このタイツのおかげであった可能性は高いですしこれからも重宝しそうです。

ちなみにこの日の気温は13度ぐらいでタイツを履くと暑いぐらいですし夏のレースだとより暑い中タイツはどうするかという問題ですが、ワタシは履くと思います。引き締められる安心感が違うのですよね。

このタイツで長距離を走ったことがなかったので股擦れするかどうか分からなかったので、さらにスポーツショーツを下に履いています。

上半身に移って、コンプレッションインナーを着込んでいます。

この商品、真夏でもこれ1枚でランニングするほど信頼しています。背中側はメッシュでそれなりに暑くなりにくいですし、なにより擦れません。脇もお乳首さんも。擦れたことないんですよね。これもたぶん真夏のレースでも日焼け予防も兼ねて着ると思います。

インナーの上に着るランニングシャツはネットでは見つけられなかったのですがSTEPSPORTSの実店舗で購入した軽量即乾燥が売りのシャツです。すぐ乾くので結構重宝しています。

手袋はCW-Xの指が出せる薄手のランニンググローブです。

今回は寒くなかったのでこの手袋で十分でしたし、グローブをしてない人もたくさんいました。

ワタシは暑けりゃ脱げばいいやと思って装着していましたが、給水の際にビショビショになりました。そりゃそうです。それでも途中のスマホ操作などは問題なくできました。

キャップはサンバイザータイプのものです。

頭でっかい人なので普通のキャップだと満足できないことが多いので普段からも後ろで大きく調節できるサンバイザータイプを好んで利用しています。

また汗対策に頭と首にハンドタオルを巻いています。特に頭に巻いてサンバイザーを上からかぶると、雨も防げるし汗の流れるのも抑えてくれるのでいつもの練習からこんな感じです。

そしてランニングパンツは、途中でご紹介したマルチポケットプラスです。

このパンツは本当に気に入っていて、長短合わせて5着ぐらい持っています。ランニングパンツとしてはこれしか選択肢はない!ぐらいに思っています。

まとめ

初フルマラソンサブ4を目指して参加した北九州マラソン2023の様子をお届けしました。

結果としてはサブ4は達成できなかったのですが、サグ4達成できるのはおおよそ25%ぐらいと言われています。思っている以上に高いハードルなのです。

走り終わった直後は二度と走りたくないと思っていましたが、流石にサブ4達成せずに終えるのはもったいないと感じ始めました。

もうランナーとしては下り坂一方通行な年齢なので、なるべく早いうちに達成できるように次のレース・大会を考えたいと思います。

最後に、運営の方々、スタッフの方々、ボランティアの方々、本当にありがとうございました。彼らがいるからこそ感動できる大会になるんだな、と本当に思いました。

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