大きなスキー場ではスノースクールに大体申し込むことができます。対象は大人から子どもまで、スキーからスノーボードまで様々です。
ワタシが2020年に利用したキロロスノーワールドでは、比較的大きな子ども〜大人向けの一般的なスノースクールとは別に子どもに特化したスノースクールがあります。
それが【アニースキーキッズアカデミー】です。
今回は5歳児をスキーの初心者として、10歳児をスノーボードの初心者として丸2日間預けて講習を受けてもらいました。
スキーやスノーボードの初心者がアニースキーキッズアカデミーに2日間通ってどのぐらい滑れるようになったのかをお伝えしてみたいと思います。
上達には大きな個人差があるので、参考程度にご覧ください
アニースキーキッズアカデミーとは
北海道のキロロスノーワールドにはキッズ向けのスノースクールとして【アニースキーキッズアカデミー】があります。
その特徴は引用すると以下のとおりです。
フランス生まれの子ども専用スキー&スノーボードスクールと世界初の姉妹校であるアニーキッズスキーアカデミーでは、『遊んだ分だけうまくなる』をキーワードにお子様が自ら発見して『出来る』を体感する独自のメソッドを採用したレッスンで安全に楽しく上達していただけます!また、日本国内では、他に類を見ないレッスン専用の4コースをレベル毎にご用意してお子様の上達をサポート致します。
ランチ&レクリエーションと合わせてお子様を終日お預かり。オリジナルメソッドと専用ゲレンデで楽しみながら自然に上達します。
フランス生まれの子ども専用スキー&スノーボードスクールと姉妹校であるアニースキーキッズアカデミーとは、聞くだけでなんだかすごい感じがします。
北海道3大スキーリゾートの1つであるルスツリゾートは【クレヨンしんちゃんキッズスクール】ですからね。
うちの10歳と5歳の兄弟は昨年にこのクレヨンしんちゃんキッズスクールに1日マンツーマンのプライベートレッスンでスキーを初体験しています。
今回は10歳となったお兄ちゃんがスノーボードも体験してみたいということでスノーボードの初心者クラスに、次男の5歳児はスノーボードスクールが6歳からということもあってスキーの初心者クラスに入ってもらいました。
料金は上画像のとおりですが、ワタシが利用したのは繁忙期で一番高いA期間でした。
1DAYコース午前&午後+レクリエーション+ランチのフルコースで9,000円です。それが2人で2日間なので、9,000円x4の出費でした。
子どもたちが滑れるようになるための必要経費と、親が1日中子どもを預かってもらえる経費分と考えましょう。
1日フルコースの実際はWebサイトでは上記のように載っています。スクールのスタートは10時からですが、リフトが動き出す9時から預かってもらえるようになっています。
ただ実際はやはりそうは行きません。
- 9時までに子どもを起こしてご飯を食べさせて着替えさせてスクールに連れて行くのはかなり大変。特にホテルからの移動があるキロロトリビュートホテルでは厳しい。実際は集合時刻の期限である9時45分に連れて行くので精一杯。
- 10時からスクール開始のように書いてあるけど、10時から移動し始めるので実際にレッスンが始まるのは10時15分を過ぎる。
- グループレッスンなので人数が多いと練習の機会は少なくなってしまう。
- 12時までに集合所のヴィラージュに着くように11時45分にはスクールは終了してしまう。
- 1日お預かりだと、ランチ後の休憩時間に子どもに会いに行くのも制約があり。基本的に立ち入れない。
- 午後のレッスンも2時間ありそうだけど、結局移動の時間も含めているので実質は1時間半ぐらいしかなく「え?もう終わりにしちゃうの??」という感想
- 15時15分ぐらいに1日レッスンの総括をコーチから聞くことができるので、行ければ行く(レクレーションまで参加予定なら行かなくてもいい)
- レクレーションは15時30分から1時間と言いつつも、実際には16時15分ぐらいから順次解散し始める
- レクレーションは北海道っぽく雪遊び的な何かと思っていたのですが、普通に室内でのカードゲーム等でした。親がより滑るための時間つぶしですね。
- 実際のお迎えは16時20分頃
何が不満って、一番気になるのは2時間レッスンがあるような記載だけど実際は1時間半ぐらいしか無いことですね。高いお金を払っているので、ややモヤモヤします。
実際に載っている当日の流れは以下の通りで、まあ確かに1時間半ぐらいなんでしょうけど、釈然としないというかなんというか…
まあなんでもいいのです。子どもの資質にも依るでしょうが、なんとか初心者コースを滑れるようになってくれれば。
という訳で、実際のレッスンの様子をご紹介していきましょう。
キロロスノーワールドのアニースキーキッズアカデミーレッスンの様子
キロロトリビュートポートフォリオホテルに泊まっている場合は、時間のマネージメントが非常に大切です。ホテルについては下記記事をご参照ください。
アニースキーキッズアカデミーの受付時刻は9時から9時45分までです。
バスで移動する場合、9時10分トリビュートホテル発に乗る必要があります。午前中は30分おきなので次は9時40分出発でギリギリ過ぎます。
※実際には急げば多分間に合います
ただこれに間に合わせるために準備するには、朝食を7時半ぐらいに食べに行かないと小さな子ども2人の準備は間に合いません。
なので、バスを利用せずキロロトリビュートポートフォリオホテルからゲレンデに行くためのゲートウェイエクスプレスを利用することにしました。
ゲートウェイエクスプレスはリフトチケットが必要です。
アニーキッズスキーアカデミーではリフト券が必要ないので1日コースだと子どものリフト券は用意しないかと思います。
その場合ゲートウェイエクスプレスの往復チケット600円を別途購入する必要があります。
ただアニーキッズスキーアカデミー1日フルコースの終わりは、レクレーション終了の16時30分近くです。
その時間だとゲートウェイエクスプレスはクローズされています(16時15分まで)。
つまり往復チケットを購入しても、帰りの分は利用できないのです。
レクレーションなしなら間に合います。レクレーションありなら、最初からバスでの移動を計画した方が往復チケットを無駄にしなくて済みます(片道チケットはなさそう)。
子どもが5歳までならリフト券は不要で乗ることができます。ただその場合でもチケット(KIROKAカード)は必要なので、チケット売り場で発券して貰う必要があります(デポジット500円は必要)。
当然親もリフト券は必要です。
しかしこっちはこっちでかなり大変です。
そもそもこのゴンドラはホテル直結じゃありません。部屋を出てスキーロッカーに行って準備を整えて、そこを出てから雪道を移動してゴンドラまで10分以上はかかります。
さらにそのゲートウェイエクスプレスの降りたところからアニースキーキッズアカデミーの受付や待機場所であるヴィラージュまでは最も離れているのです。
雪道で坂もあるご覧の距離をスキーやスノーボードなどの荷物を抱えながら、延々と歩かなくてはいけません。まだ滑れない子どもを連れて向かう場合、ゴンドラを利用するこの行程だとキロロトリビュートホテルの部屋を出て30分はかかるものと覚悟してください。
※慣れたらもう少しぐらいは短縮できるとは思います
シェラトン北海道キロロリゾートに宿泊の場合は、上記移動のアレコレに悩む必要はありません。
そして集合期限の9時45分を過ぎて到着しても、延々と続く受付の列…これ10時に開始するのは不可能じゃないかと思いました。
まあ預けてしまえば親の役割は終わりです。後はスクールとコーチを信じるのみですね。
それでも気になるのは親の性。時々見にいっってしまいました。
その際のスクールの様子を2日間分と、その成果を生かして3日目に家族でゲレンデに出たときの様子を動画にまとめました。
ずっとスクールに張り付いていたわけではないので撮れた動画は少なめですが、それでも静止画よりは雰囲気が伝わるかと思います。
まず5歳児の次男が受講したスキー初心者コースと家族で滑った3日目の様子です。
2日間とも初心者コースに入れましたが、連日の参加の場合コーチが上達の様子を見て練度を上げていく、とのことでした。
しかし1日目と2日目が大して変わっていないような気がします^^;。
次男的にはもっと滑れるのにコースが短くてつまんなかったみたいで、3日目はこちらがヒヤヒヤするようなスピードで広いコースを滑りまくっていました。
次に10歳児の長男が受講したスノーボード初心者コースの様子と、その成果を見た3日目の動画です。
スノーボードコースの方が受講者がかなり少なかったので、より濃密なレッスンとなったみたいです。
1日目の終わりにコーチに3日目に家族でゲレンデに行く旨を伝えたら、2日目になんとしてもリフトを降りれるようにまでには頑張ってみますという心強いお言葉をいただきました。
ただ長男は子どもの間で流行っているリップスティック(スケートボードみたいなやつ)が全然できないので、2日経ってもゲレンデに出ても大丈夫かな??ぐらいのレベルにしかなりませんでした。
ゲーム大好きでどちらかと言えばインドア派の長男としてはかなり頑張ったので、上達が遅くても温かな目で見てください
体験談を見るとスキーの上達はみんな早そうです
そこで3日目に妻がファミリーゲレンデでマンツーマンの特訓を施してからの初級者コースデビューです。
アニースキーキッズアカデミーのスノーボードコースでは、他のスクールで最初に取り入れる「横滑り」とか「木の葉落とし」などは一切教えず最初から板を立てて滑ることを教えるそうです。
その理由は、すぐに横滑りに頼ってしまうクセがつくから、だそうです。
それよりは「板を立てて→止まる」この動きを教え込むそうです。時間がなかったのでヒールサイドでの停止までしかできませんでした。
でも、本人はとても面白かったようです。去年は1日だけだけどルスツリゾートでスキーのスクールに入り、今年はスノーボードにして、今後はどちらをしてみたいか決めさせようと思っていました。
結果、これからはスノーボードをやっていきたい、とのことでした。ワタシはスキーもスノーボードも初級〜中級レベルでできますが、妻はスノーボードだけなので嬉しいお返事です。
そうしたら、あれだけスキーを滑れるようになった次男までお兄ちゃんを真似てスノーボードをしてみたいと言い出すじゃないですか。
来年は6歳になってスクールに入れることができるので、次男にもチャレンジしてもらおうと画策しています。
大人も参加できるキロロのスキー&スノボスクールでは普通に横滑りから教えているようでした^^;
キロロのアニースキーキッズアカデミーの感想
昨年は1日だけでしたがルスツリゾートのクレヨンしんちゃんキッズスクールに、子ども2人とも受講してもらい両方スキーを習いました。
たった1回1日だけなので、ルスツリゾートとキロロスノーワールドのキッズスノースクールを評価するのはおこがましいのですが、あえてまとめてみます。
結論!北海道という良好な雪質の中では、ルスツリゾートのスクールで行われる事前の屋内練習はなくてもいいかなぁ〜と思いました。
上の画像は、1年前に参加したルスツリゾートの屋内スキー練習場の様子です。
インストラクターのレベルは、ワタシは評価できる立場にありません。どちらかと言えばルスツリゾートの方が親しみが持てるやや年配な感じで、キロロスノーワールドの方は若い人が多めでクールな印象です。
でもインストラクターも大勢いるので、一概には言えません。
スクール専用の設備としては、ゲレンデに限ればキロロスノーワールドの方が広くて整っている感じがします。
上画像は、ルスツのクレヨンしんちゃんキッズスクール専用の練習場ですが、実際にはリフトで上って下りてまた上って…という繰り返しを行う上ではどちらも問題ない設備かなとは思いました。
ルスツリゾートは、キッズスクールの近くに有料だけど子どもが遊べるクレヨンしんちゃん広場があって色々な滑るアクティビティを楽しめるのですが、画像の左のコースはスキーなどで滑るのもOKなので子どもが復習するにはもってこいの環境があるとも言えます。
両者を子どもの初心者に教えるという意味で比較すると、北海道の雪質なら最初から屋外で教えるキロロのアニースキーキッズアカデミーの方がベターだと思いました。
ただ子どもの上達スピードに差があるかと言われると、たぶんありません。
特にクレヨンしんちゃんキッズスクールは初心者・初級者のみが対象なので継続性にかけますから…
まとめ
2020年に北海道のキロロスノーワールドにて、10歳の長男はスノーボードで5歳の次男はスキーでアニースキーキッズアカデミーを受講しました。
2日間通った後の3日目を家族で滑ったのですが、全くの初心者だった子どもたちと3日で一緒に滑れるようになって感無量です。特にスノーボードの方は不安でしたが、北海道ならではの雪質のおかげとも言えます。人工雪だらけのスキー場だとどうかな??
北海道はスノーボードよりスキーの方がプレイ人口が多いので、スクールもスノーボードの方が規模が小さめです。
しかしその分空いているし指導も濃くなるしで上達が早くなるような気がします。
1日預かってくれるのもベストで、親として安心してお願いできるスクールでした。
スキーはまっすぐ滑れるまでは早いけど、そこからは難しい。
スノーボードは最初にまっすぐ滑るまでが難しいけど、そこからは上達が早い。
なので、成長スピードの比較はできませんね^^;
こちらのスクールいいっすね!プールはガンガン泳げて良い感じですし、今年か来年行ってみようかなあと感じております^^
ぜひ素晴らしいお部屋へのアップグレード報告もお待ちしております(^^)。
今年は雪が少なめとのことですが、
九州人としては十分満足できました(^^)。