JALの上級会員の1つであるJALグローバルクラブ(JGC)に入会するためには対象運賃で搭乗することにより貯まるFLY ON ポイント(FOP)を50,000FOP貯める必要があります。仕事などでも貯めることができますが、それほど飛行機に乗らない場合は意識して飛行機に乗ってFOPを貯めなくてはいけません。時に無茶な乗り方をすることもあり、誰が言ったか「JGC修行」と呼ばれています。
・・・というような見出しの記事をつい先日書きましたが、今回は「プレミアムエコノミークラス」の話です。
セールだったJALビジネスクラスクアラルンプール往復チケットの間に、海外発券したJALプレミアムエコノミークラスを挟んだ行程だったのです。JALビジネス往復とプレエコ往復がセットだったわけですね。
ワタシがJGC修行を行った2018年はマレーシアのクアラルンプールを行き来するのが国際線を利用したFOPを貯めるためのJGC修行では主流でした。今回はJALのクアラルンプール線プレミアムエコノミークラスを利用したときの昼便と夜便を比較しながらご紹介したいと思います。
前回はビジネスクラスの記事を書きました。
JGC修行は対象運賃で50回搭乗することでも達成できます。JGC修行については下記記事をご参照ください。
目次
JAL成田ークアラルンプール線プレエコ搭乗前
出発前の搭乗機の佇まいです。今回は夜の方がクアラルンプール発、昼の方が成田発となります。
搭乗時ですが、クアラルンプール発のプレエコに乗る時はビジネスクラスでもなくJALのステータスも持たない何者でもなかったため、優先搭乗もないため遠いところでのんびり座って搭乗を待っていました。
成田発の時は、JGC修行も順調に進んでJMBクリスタルに到達していたので、ワンワールドルビーとしてビジネスクラスと同じタイミングで搭乗することができました。国内線だとクリスタルは搭乗ゲートで音が変わるだけのステータスなんですが、国際線だと優先搭乗ができると知って嬉しかったです。
JALプレミアムエコノミークラスの座席|夜と昼
JALのプレミアムエコノミークラスですが、夜だろうと昼だろうと変わりません(当たり前)。
今回は往復共にバルクヘッド席を選択しました。足元の広さはピカイチです(同じ服ですがたまたまです)。最初の時はトイレに行きやすいように真ん中席の通路側を選択したのですが、バルクヘッド席ならば窓側でも余裕でトイレに行けるぐらいの広さはあると思います。
特に昼便だったら、椅子をあまり倒さないのでなおさらです。ですので、昼便のプレエコは窓際を指定しましたが、テーブルもモニターも椅子から出てくるので、通路側に出ることに差し支えを感じることはありませんでした。
しかし上記の画像を見比べてみると分かる通り、バルクヘッド席じゃない限り、窓際のヒトが通路側に出るためのスペースはほとんどありません。
だいちぃさんがご紹介されているように、JALのプレエコはシェルタイプで倒す時にずりっと前に椅子が移動するから、椅子を倒すと自分の足元がどうしても狭くなっちゃうんですよねぇ。夜便ならなおさらですし、見知らぬ通路側の隣人がテーブルを出しっぱなしにしていたら、出づらいのはエコノミークラスと何ら変わりません。
バルクヘッド席にももちろんデメリットも有り、モニターもテーブルも肘掛けから出てくるので、小さくてとにかく窮屈です。足を組むのも大変なぐらい。またテーブルを出したまま席を離脱するのも至難の業です。ご覧ようにテーブルを半分だけ折りたたんで、体を捻って脱出します。
あと中央席だと前を通路のように通るヒトがいることですね。ちょっと非常識過ぎるというかなんというか・・・。
JALクアラルンプール線プレエコの機内食
JALプレミアムエコノミーの食事はエコノミークラスと同じです。違いはスパークリングワインを飲めるか否か、です。
夜便の食事は最初に軽食、日本に着く前に朝食、というタイミングでした。食事の提供は日本時間で4時半ですね、眠い。
昼便は最初に昼食的位置付けで食事が提供されます。プレミアムエコノミークラスはJALのサクララウンジを利用できるのでお腹いっぱいなところに追い打ちを食らう感じです。どちらも美味しく、眠くても満腹でも完食しました。
食事に関してはビジネスクラスの方がCAさんとのコミュニケーションも含めて楽しく美味しくあるのは間違いないですが、コッチでも不満は全く無いですね。やはりビジネスクラスのメリットは個室感とフルフラットだと認識しました(そうじゃないビジネスシートもありますが)。
プレミアムエコノミークラスの過ごし方
プレミアムエコノミーの過ごし方ですが、通路側だと外の景色が見れないのでモニターを見るだけですね。ワタシは矢印の位置に座っていましたが、バルクヘッド席のモニターちっちゃいですね(画像クリックで拡大)。
席をすぐに立てるように、食事の時以外はテーブルは半分に折りたたんで利用していました。
窓際席の時はモニターのマップと外の景色を見てニヤニヤするのが通常の過ごし方です。
しかし往路となったこの日はクアラルンプール空港上空の雷雲のため、初のゴーアラウンドを1発頂いちゃいました。到着時もご覧の荒れ模様です。上空待機中は外の景色を見ると高度を変えて多くの期待が旋回しているのが見えました。やっぱり景色が見える窓際が最も好きだなぁと実感した次第です。
ちなみにゴーアラウンドはコレのことです。ワタシの時は窓からの視界が全く見えず、着陸寸前に滑走路横の木々がところどころ見える程度でした。2回目で着陸してくれた機長の超絶テクニックに感謝です。
改めて動画を見ちゃうと、怖いですね。
プレミアムエコノミーの座席考察
プレミアムエコノミークラスのシートはバルクヘッド席とそれ以外では明確な違いがあります。足元の広さとモニター・テーブルの取り扱いがそれです。
バルクヘッド席ならばモニターやテーブルの狭さを理解していれば、大人は窓際でも通路側でも好きなところを利用すればいいかと思います。
バルクヘッド席以外の時、一人旅ならば通路側の方がストレスフリーだとは思います。良き隣人に恵まれれば何でも大丈夫なんでしょうが。
子連れのプレミアムエコノミー利用時はこの立派な肘掛けが問題になります。
ANAのハワイ線エコノミー利用時の記事に書いたとおり、まだまだ小さい子供は肘掛けを上に跳ね上げて、ママの膝枕で寝入るのがデフォルトになります。JALプレミアムエコノミーシートはバルクヘッド席に限らず、全座席がこの跳ね上がらない肘掛けなので、その点が家族で利用する時に気になるところなんですね。
子どもには肘掛けから出し入れするモニターやテーブルは使いにくいので(あと足元に荷物を置けないのも子連れには使いづらい)、バルクヘッド席を避けるのは既定路線でした。上図の席で今度利用してみて、3歳児の入眠時にどうなったかまた考察したいと思います。
まとめ
JALの上級会員になるためのJGC修行で、JALのプレミアムエコノミークラスを初めて利用したので、昼便と夜便の様子を比較しながらお伝えしました。
広くて十分スペースが有るビジネスクラスと異なり、プレミアムエコノミーだと一人旅でも家族旅行でもいろいろ考えることはありそうです。
個人的には一人旅ならばバルクヘッド席で問題ありません。家族旅行の時も自分はバルクヘッド席を予約したかったのですが・・・ままならないものです(^_^;)。