JGC、それは「JALグローバルクラブ」の略語ですが、飛行機好きなら知っているJAL上級会員の1つを指す言葉です。JALのマイレージプログラムとは異なるFLY ONプログラムに従って、対象運賃に搭乗することにより50,000FOP(FLY ONポイント)を貯めるか、50回搭乗することにより、JMBサファイヤステータスに到達します。
そしてJALカード本会員であればJMBサファイヤ以上の有資格者はJGCに入会を申し込むことができるのです。
その50,000FOP貯めるか50回搭乗実績を積むために、1年間にJALに(必要もないのに)乗りまくる事を「JGC修行」と言います。JGC修行の詳細については下記をご参照ください。
JGC入会時にJALカード本会員でないと申し込めないため、ちょうど1年前に我が家のJALカード本会員様の妻に「JGC修行してみない?」と話を振ったところ、二つ返事でOKをもらったのです。
ちょうど昨年はワタシがANAの同じようなサービスを享受できるスーパーフライヤーズカード(SFC)を取得するためのSFC修行を行っていたので、修行がどういうものなのか妻は漠然と分かっているようだったので受け入れもスムーズだったのでしょう。
FOP修行と回数修行どちらを行うかということでしたが、福岡ー宮崎という回数修行の聖地福岡在住だったことや、時間的制約などを考えて回数修行を選択しました。ただ単に回数修行のハズカシメを体験して欲しいという邪な気持ちがあったことは否定しません笑。
そして今回ご報告する八重山諸島アイランドホッピングでちょうど今年50回の搭乗となり、JALサファイヤステータスに到達し晴れて「解脱」となるわけです。本記事はそのアイランドホッピングの様子をお届けします。
目次
アイランドホッピングとは
アイランドホッピングとは飛行機を愛する人へJALがお届けする、ひたすら離島群を飛び回るのみの異色のツアーが名前の由来です。
今年のJALのプランニングは奄美諸島と八重山諸島を巻き込んだ最大16レグのツアーとなっているようです。
コレは公式のツアーなのですが、出発が東京・大阪に限られていてまた宿泊も挟んだりするので、このコースを参考に自分で考えるのがオリジナルホッピング修行です。JALのホッピングツアーも通常ダイヤを利用しているだけなので、自分で予約すればいいだけだしアレンジも効きます。
そこで妻のためにワタシが考えた福岡発の八重山諸島を利用したオリジナルアイランドホッピング修行行程が下記のとおりです。
- 福岡9:30ー那覇11:20
- 那覇12:10ー石垣13:15
- 石垣14:30ー宮古15:00
- 宮古15:40ー多良間16:05
- 多良間16:35ー宮古17:00
- 宮古17:55ー那覇18:40
- 那覇19:55ー福岡21:35
ご覧のとおりで、1日7レグ日帰りコースです。実はこの行程は4月にも利用したのですが、天候が悪かったため今回はリベンジホッピングとなります。
福岡からは福岡ー奄美諸島の便があるので、やる気を出せば奄美諸島群を利用した南西諸島アイランドホッピングを1日10レグ仕込むこともできるようです。まさに回数修行の聖地福岡、ですね。
では早速実際のホッピングをご紹介していきましょう。
アイランドホッピングの幕開けはサプライズから
実はワタシも2018年にJALのFOP修行の方を妻と並行して行っていて、先に修行解脱しJGC入会しています。そして妻が快適に修行できるようにとワタシのJALカードの家族会員となってもらったので、実はすでにJGC家族会員だったりします。しかし目指すは本会員なので修行続行中なのですが、すでにJGCカウンターやサクララウンジは利用できる状態になっています。
というわけでいつものJGCカウンターでチェックイン手続きを行います。回数修行のように1日に多数回搭乗する時は機械の発券機は利用できません。
しかしこのJGCカウンターで奇跡の出会いが!前回4月のアイランドホッピング修行時には通常チェックインカウンターを利用したのですが、そこのグランドスタッフさんを混乱させてしまった思い出があります。
なんと今回JGCカウンターで発券する際のスタッフさんが同じGSさんだったのです!なので訳の分からない7レグの発券作業も今回はお手の物でした笑。基本的に最初の3レグしか発券できないので、続きは先の空港での手続きになります、ということです。
親切なGSさんは7レグを区切ってどこでどれだけ発券すればいいのかメモを下さいました。大変ありがたいことですが、その後さらにサプライズが!
なんとご丁寧にサクララウンジまでそのGSさんが来て下さってメモカードとともに挨拶に来てくださったのです。
内容は「覚えていてくださり嬉しいです、本日も快適な空の旅をお楽しみ下さい」とのことでした。何というホスピタリティ!ますますJALが好きになりました(^o^)・・・まるで我が事のように語っていますが、すべて妻の経験談です。
福岡ー那覇|1レグ目
アイランドホッピング1レグ目は福岡ー那覇路線です。
妻もなかなかいい写真を撮ってくれるようになりました。ブログネタとしてじゃんじゃん撮ってきて、と依頼しています。
天気予報はそれほど良くなかったのですが、実際はなかなかの天候に恵まれ4月のリベンジを果たせそうです。
無事に那覇空港に到着。国内線ターミナルと国際線ターミナル間の建物が大分出来てきて、ターミナルの見た目が変わってきていますね。
那覇ー石垣|2レグ目
2レグ目は那覇ー石垣路線です。
多分宮古島の南のほうが見えた景色です。
石垣空港に到着。少し雲がかかっていますが、それなりに良い天気です。
ここで1時間ぐらいの空き時間があるので、やっとお楽しみの食事タイムとなりました。ここで石垣牛を食べることだけを楽しみに朝ごはんを抜いて、サクララウンジのおかきで粘ってきたそうな(・・;)。牛丼も美味しかったけど、ゆし豆腐が絶品だった、とのこと。
お約束の記念撮影(^o^)。
石垣ー宮古|3レグ目
お腹も膨れたところで、ついに離島間移動となる石垣島から宮古島への移動となります。
機種はおなじみのボンバルディアDHC8(DH4)のプロペラ機に変わります。写真は優先搭乗の方々の列ですね。
今最も八重山諸島で熱い伊良部島と宮古島を結ぶ伊良部大橋をナイスショット。
そして経年劣化が目立つ宮古空港に到着。次の多良間行に乗るために制限エリア外に出なくて済むルートがあって、ご覧の扉に入って行ったようです。
宮古ー多良間|4レグ目
次は宮古島から多良間島への往復となります。このルートは先得の設定がなく、予約できるのは2ヶ月前からとなります。他のルートは先得で半年以上前から予約をしているので、このルートを予約し忘れないようにしないといけません。
実は元々は宮古ー多良間は往復で前方の同じ席を予約していました。でもそれじゃあ面白くないと思って、妻に内緒で片道は最後尾の席に出発前日に座席変更してあったのです。
座席表ではご覧の席です。どんな風景だったのでしょう。
感想は、タイヤの出し入れするところは見えて迫力があるけど結構怖いとのこと。そしてプロペラの音が爆音すぎてうるさいし、景色が全く見えん!とお叱りを受けました笑。
しかしタイヤが着陸する瞬間が見れるのならば、貴重な席なのかもなと思います。座ってみたい!
多良間ー宮古|5レグ目
5レグ目は多良間から引き返して宮古へ帰ります。
多良間空港は外にヤギを3頭飼っているそれはそれはのどかな空港です(^o^)。
売店の手作り感もいい感じです(^o^)。この多良間でお土産を物色するのが楽しかったらしいですが、売店のおっちゃんが4月も立ち寄ったことを覚えていたらしいです。
北九州から来た、と言うのが珍しいのと、着いたのにすぐ引き返して帰っていく、しかも女性というのが珍しくて印象に残ったんですかねぇ。大きな空港ならともかく、多良間空港では前回もそうですが、結構声をかけられるとのことです。ちなみに同じような行程をたどる修行僧っぽいヒトが後2名はいたらしいです笑。
色々積極的に動いてくれてますが、滞在は30分少々ですぐに出発となりました。今度は前方座席です。
のどかな多良間島から、大都会(?)宮古島に再び戻ってきました。
ちなみに石垣島、宮古島、多良間島の位置関係はご覧のとおりです。
宮古ー那覇|6レグ目
6レグ目は宮古島から那覇に戻るルートです。ここで小1時間空くので、今回は宮古空港の制限エリア外に出たようです。
う〜〜む、食事の時間でも無いので特に何もなし、と言ったところでしょうか。
春のときと違って日が暮れるのが早くなっています。きれいなサンセットが見れたようですね(スマホではコレが限界ショット)。
宮古空港と伊良部大橋と伊良部島が入っているナイスショット!妻もブログのために協力してくれています(^o^)。
素晴らしい景色。だから飛行機って好きなんです。
那覇ー福岡|ラスト7レグ目
ラストの7レグ目は那覇から福岡に戻るフライトです。ココでの乗り継ぎ時間も小1時間ぐらいです。
そんな短い時間でも、夕食はポーたまにすると心に決めていたようで、意地でも並んで買いに行きました。すごい。おかげでサクララウンジはほとんど寄れなかったみたいですが、覗いてみると激混みでヤバかったらしいです。那覇空港のサクララウンジは今まで混んでいる印象は無かったのですが、そういう時間帯もあるのですね。
アイランドホッピングのラストフライト、そして50回の回数修行解脱フライトに向けていよいよ出発です。
最後はおなじみの福岡空港混雑により壱岐上空で旋回をしまくって、予定より20分以上遅れて着陸となりました。
最後はかなり疲れていたようで、写真がぜんぜん撮れていません(・・;)。このラストショットは、20分遅延して降り立った福岡空港です。コレにてお別れ、というわけですね。最後福岡は雨が降ってきましたが、ホッピングの間は天候に恵まれ、なんとか4月のリベンジを果たすことも出来ました。
そしてJGCクリスタルからJGCサファイヤへ
JALは搭乗のステータス反映がANAよりも遅くて、フライトの翌々日に7レグのホッピングが反映されて、2018年がピッタリ50回搭乗となりました。
そしてフライト3日後、JALサイト上で50回が反映された翌日に無事にJALサイト上もクリスタルからサファイヤへと変更となりました!ただすでにJGCなので、解脱と言われると微妙な感じもしますが笑。
コレにてワタシのJALFOP修行と相まって、我が家の2018年修行計画はすべて終了です。
妻よよく頑張った\(^o^)/。
まとめ
妻にお願いするJALのJGC回数修行、最終章のラストフライトとなった八重山諸島アイランドホッピングをお届けしました。
すでに家族会員としてJGC入会しちゃっていてその特典を享受しまくっていると、嬉しさも半分という感じですが、なんとかやり遂げてくれましたね。とにかくお疲れ様とお伝えしました。
修行ロスという言葉がありますが、今年は2人して十分堪能したのか、修行ばかりじゃなくて旅行も絡めて楽しかったからか十分満足しており、修行ロスを感じることもなく今年のフライト予定は残りゼロという潔さです。ステータスを次に楽しんでいくのは年明けからというわけですね。
シリーズでお伝えしてきました「妻にお願いするJGC回数修行」ですが、お届けも最後になります。ラストは修行まとめ記事となりますので乞うご期待(^o^)。