先日、JALの上級会員であるJALグローバルクラブ(JGC)に入会するために、FLY ON ポイントを貯めるためのJGC修行(FOP修行)の一環として、羽田ー那覇タッチを行いました。
これが思ったよりきつかったので、修行記を兼ねてご報告します。
目次
JGC修行とは
JGC修行とは、JGCに入会するために仕事とか旅行とかは関係なくひたすら飛行機(この場合はJAL)に乗って、50,000FOPを貯めたり50回搭乗を目指すものです。
JGC修行については下記記事をご参照下さい。
ワタシの場合はビジネスクラスとプレミアムエコノミーを組み合わせたクアラルンプール1泊タッチを2回で約30,000FOP、シンガポール家族旅行で13,000FOP、初回搭乗5,000FOPなどと、妻のJGC/回数修行に合わせたJAL国内旅行搭乗を合わせるとJMBサファイヤの基準を超える60,000FOPぐらいは今年度の予定だけで貯まる予定となっています。
そこまであと20,000FOPを積み上げて、JGCプレミアを目指してみることにしています。
JGCプレミアについては下記記事をご参照下さい。
流石にもう一つインターでの修行を組み込むのは仕事上無理なので、国内修行の黄金ルート「羽田ー那覇」路線を利用することにしました。
羽田ー那覇路線の計画について
羽田ー那覇路線でなるべく多くのFOPを積算させるためには、やはり「ファーストクラス」を選択する必要があります。
下記は羽田ー那覇路線の当該運賃におけるFOPです。
- 普通席・先得割引|1,476FOP-18,090円(往復2,952FOP)|12.3円/FOP
- 普通席・特便割引|1,876FOP-19,990円(往復3,752FOP)|10.7円/FOP
- クラスJ・先得割引|1,672FOP-20,390円(往復3,344FOP)|12.2円/FOP
- クラスJ・特便割引|2,072FOP-20,990円(往復4,144FOP)|10.1円/FOP
- ファーストクラス・特便割引|2,860FOP-27,990円(往復5,720FOP)|9.8円/FOP
しかし、この値段とFOP単価は一例で、実際のファーストクラスの値段は1日で40,000円近くから25,000円前後とかなり変動します。もちろんそれに合わせてクラスJや普通席の値段も変わります。
羽田発は午前中が総じて高く、午後の便は値段が落ちてきます。
那覇発は逆に午前中が安く、午後になるほど高値になります。
需要と供給の結果、と言うことですね。幸いにして福岡在住のワタシは、朝一に福岡から那覇に向かい、午前中に那覇→羽田、午後に羽田→那覇と戻って、最後に那覇から福岡に戻るのがコスト削減には最適です。
しかし日程や行程上どうしてもそう組むことができなかったので、やむを得ず行った修行ルートなどは以下のとおりです。
- 羽田ー那覇ファーストクラス・特割|2,860FOP-23,890円|8.35円/FOP
- 那覇ー羽田ファーストクラス・特割|2,860FOP-31,090円|10.87円/FOP
- 羽田ー那覇クラスJ・特割|2,072FOP-17,290円|8.34円/FOP
- 那覇ー羽田ファーストクラス・特割|2,860FOP-31,390円|10.98円/FOP
トータルすると10,652FOPを稼ぐためのコストが9.73円/FOPでした。
羽田ー那覇便は夏に向けてどんどん運賃が上がってきているようで、コレ以上の出費は流石にキツイです。でも、まあ羽田ー那覇を2往復して10,000FOP貯まったので上出来です。
初めての羽田ー那覇タッチの感想
ワタシは昨年の2017年に、JALのJGCと同じ位置づけにあるANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)修行を国内のみ(ドメ専)で行っています。
そのまとめ記事は上記になりますが、ANAのSFC修行でもメインルートである羽田ー那覇路線は利用していません。福岡在住であることと、よりコストを追求すると那覇からは成田に向かう方が効率的だったのです。
で、その前も後もプライベートを含めわざわざ羽田から那覇に向かうような機会はなかったので、実はこの航路を利用するのは初めてだったのです。
正直非常に疲れました。よく多くのヒトがこの路線を利用しているものだと感心しました。インターでもドメでもそれなりに修行しているワタシでも疲れた理由ですが、以下のとおりです。
- ヒトが多い
もうコレにつきます。羽田ー那覇路線というのはドル箱路線なのでボーイング777と言うそれなりに大きな機材を使って多くのヒトを乗せます。ファーストクラス設定機材で総座席数は375席になります。
普段ワタシが利用する路線の機材はボーイング737の165席がほとんどなんです。倍以上の人数がいると、搭乗口は大混雑、優先搭乗が始まっても遅々として進まず、とにかく「ヒト酔い」するのです。乗るのにも降りるのにも中央席があるのにもうんざり。
羽田メインの修行僧の方々はよくもまあこんな大混雑路線を何回も何回も何回も乗れるものだと関心しました。
しかし現状ファーストクラスが設定してあり最も効率よくFOPが稼げるのはこの路線しか無いので、やむを得ません(TOT)。
羽田ー那覇|ファーストクラス搭乗
ココからは実際の搭乗についてご報告していきます。
最初の羽田ー那覇のファーストクラスは何と「1A」!!!!
ファーストクラスの予約は土日は特に争奪戦です。そして自分が思う限りどんなに早く予約しようとしても窓際は埋まっています。
窓際と言えば1A, 2A, 1K, 2Kですね。ファーストクラスはJALダイヤモンド・プレミアの国内線先行予約サービス(通常より2週間早く予約の予約を入れることができる)の対象外なので、2ヶ月前の9時半きっかりに予約勝負をかけたとき、先行予約で窓際だけきれいに予約で埋まっているということは考えにくいんですよね。
ワタシはコレも「ステータスブロック」と思っています。平会員には予約できないような仕組みになっていると思っていますが、実際はいかがですかね??
まあそんな理由で今回3便ファーストクラスを予約しましたが、一つも窓際が取れずそして直前になって座席変更もできなかったのです。
ただ何の奇跡が、最初のファーストクラスだけ搭乗券発券時に1Aが空いているということを教えてくれて、速攻で座席変更してもらいました。超絶嬉しかったです。
足元広々〜(^o^)。
設計の時にUSBポートを付け忘れたのでしょうか?席ごとにモバイルバッテリーが備え付けてありました。
浜名湖!この航路は初めてなので、上空を通過するのも初めてでした。ファーストクラスの窓側席は今後もなかなか乗れないだろうと思って、節操なく写メを撮りまくっていました。
お食事〜。メニューをいちいち紹介はしませんが、非常に「美味」だった、とだけ伝えておきましょう。食事に関してはANAのプレミアムクラスより上というのも納得です。
飲み物は森伊蔵をチョイス。3回乗ったけど、全て森伊蔵しか頼みませんでした(^_^;)。
那覇ー羽田|ファーストクラス搭乗
那覇ー羽田路線は残念ながら窓際への座席変更もできなかったので、写メはほとんど撮れませんでした。
座席は「1H」で一応最前列は確保できています。
しかし通路側最前列の1Cと1Hはご覧のように足元広いのはいいのですが、前のセパレーションが途切れているので通路を通るヒトがちょっとだけ気になります。まあ搭乗時だけなんですけどね。
食事〜。実は同じ機材で折り返しタッチだったので、往路でのファーストクラスの食事とお酒で結構腹パン。でも当然残さず頂きました。お酒ももちろん森伊蔵です(^o^)。
本当に美味なんですが、500kcalぐらいしかない量なので1回の食事でめちゃめちゃ腹一杯になれるわけではありません。隣の人はカップ麺のうどんとラーメン、両方追加していました。
通路側席であまりに撮るものがないので、ブランケットのロゴなんかを写メしていました笑。
羽田ー那覇|クラスJ搭乗
今回羽田ー那覇を2往復しましたが、値段の関係で1便だけクラスJを利用しました。
クラスJの足元。ファーストクラスの後だとめっちゃ狭く感じます(;´∀`)。
当然食事が提供されるわけもなく暇なので、エンジンの上に富士山を乗せて遊んでいました。
那覇に到着。梅雨入りしたと言うのに全く雨が降らない沖縄でした。
初めてのファーストクラスの感想
今回JALのファーストクラスに初めて搭乗しました。ANAにも同じような位置づけで「プレミアムクラス」と言うのがありますが、位置づけで言えば
- JALファーストクラス|ファーストクラス
- ANAプレミアムクラス|ビジネスクラス
なんて言われていますが、どうだったのでしょうか?
・座席
座席で言えばJALファーストクラスの方がゴージャスです。でも座り心地寝心地という意味では、ワタシのような貧乏性にとってはたいして変わりませんでした。十分広くて十分リクライニングができれば、ヒトとして十分です。一つだけ、腰枕にもなるテンピュールのクッションはめっちゃ気持ちよかったです。
・食事
これはやはりJALの方が勝っていると言わざるを得ません。ANAプレミアムクラスの食事は、時間帯や路線にもよりますが基本冷えていますからね。あれは弁当です。しかもANAプレミアムクラスの食事は「GOZEN」と名付けているだけあって、基本的に「和」に寄り過ぎなんです。やはり肉ガッツリが望ましい(個人的感想です)。
・ホスピタリティ
実はコレが一番期待していた項目でした。果たしてくまなく目を配らせて、飲み物がなくなったらすぐに声をかけてくれるのか、食事はすぐ下げてくれるのか、言わなくてもコチラの意を汲んで動いてくれるのか・・・・。
3回搭乗しましたが、全く「普通」でしたね。拍子抜けです。ANAプレミアムクラスと変わりません。拍子抜けなだけで、決して悪かったわけではありません。ANAも素晴らしかったです。そもそもCAさんにそれ程イロイロ期待する性格ではありません。しかし国際線の「ファーストクラス」をその名前から想像してしまうと、全く拍子抜けだと思います。
そしてJMBクリスタルへ!
今回の羽田ー那覇2往復はちょびっとの遅延が生じただけで順調に修行を終えることができました。
付与予定のFOPも無事に積算され、その結果JMBクリスタルステータスに到達しました。
JMBクリスタル基準は30,000FOPです。しかしJALはANAよりステータス反映が遅いので、クリスタルになっていてもすぐにはどこにも反映されておらず寂しい限りです。
→記事アップ直前でクリスタル反映!!
クリスタル解脱フライトの2日後にFOP反映、3日後にクリスタル表示に切り替え、と言う時系列です。
ただの通過点と思わしきクリスタルですが、ワタシ的にはクリスタルになったらプレゼントされる上記の羽田空港サクララウンジクーポンが非常に重要です。なにせドコモのプラチナクーポンチャレンジで落選しちゃったので(;´∀`)。
クアラルンプール1泊タッチで利用できたら超捗ります!
最初のJGC修行であるクアラルンプール1泊タッチの修行記を報告してないので、突然FOPが積み重なった報告になってしましました。これでもう一回クアラルンプール1泊タッチを行えば、晴れてJMBサファイヤとなりJGCに入会することができます。
やはりインターの修行を織り交ぜるとJMBサファイヤまでの道のりは、ANAのSFC修行と比べるとやや容易かもしれませんね(^o^)。
まとめ
JALグローバルクラブ(JGC)に入会するためのJGC修行の一環で、初めて羽田ー那覇路線を利用して、初めてファーストクラスに搭乗したので、JGC修行と合わせて報告させて頂きました。
率直な感想として、羽田ー那覇キツイ!です。慣れもあるんでしょうが、やはりマイル積算率が高いだけあって搭乗時間が「長い」ですよね。
ワタシのようなトイレによくイッちゃうタイプは、外の景色を見るのが好きで写メを撮らないと満足できなくても、通路側を予約しないときつさに輪をかけてきます。
実はJGCプレミアに到達するために、もう一回だけ羽田ー那覇往復をしないといけません。その頃にはサファイヤに到達しているので、どうか窓際や普通席でも最前列を予約できるようになっていて欲しいものです。
やっぱり沖縄絡ませての国際線はきついですよね?自分も一度仕事で沖縄に行く機会があって、そっから羽田経由でシンガポール行くだけでもしんどかったのに、ましてやJALでクアラルンプールだと成田にさらに行かないと行けませんもんね(沖縄ー成田ってあるんでしたっけ?)。いずれにしてもシンドイ感じが伝わってきました。まさに’修行’には最適なんでしょうね。後は沖縄に仕事があれば頑張れそうですけれど(笑)
仰るとおり、普通にキツイと思いました(^_^;)。
JALは那覇ー成田も確かにないですし・・・。
自分は福岡からの移動がデフォなので、それ以上は望まない方がいいだろうなぁ、と思います。
でも、ゴウタロウさんのJGCプレミアへの情熱が120%伝わって来てそれに脱帽でした!ご飯はJALのほうが良さげですね^^JALは色々お導きくださりありがとうございます。ちなみに、あと数日KULにおりますがその間にいらっしゃったりされないですよね?(笑)
東京発も羽田発も一緒では?
あと、浜松湖じゃなくて、浜名湖?
浜名湖、ですね。
ご指摘ありがとうございます。
田舎者っぷりを出してしまいましたm(_ _)m。
旅MさんはKULにいらっしゃるのですね!
ワタシがKULに伺うのは今週末です(^_^;)。
またタッチの差になってしまいそうですね。
タッチの差。すれちがう二人(笑)
やはりタッチ差でしたか(^_^;)。
なんか逆にロマンがありますね笑。