本日、2018年12月4日の8:00よりついにJAL国際線特典航空券PLUSがスタートしました。今のところ珍しくサーバーダウンなども見せずにシステム的には順調な滑り出しのようです(所々の不具合は見られますが)。逆にユーザーとしてはダウンしまくっております!!それは、予想通りどころか、それ以上に特典航空券を確保するための必要マイル数が増えているからです。これは今後のマイル戦略にも大きな影響を与えそうです。
平日は増えてないとか、必要マイル数が低くなった路線もあるとか、提携会社特典航空券を利用するからそれほど心配してないとか、いろいろな逃げ道がつぶやかれてますが、そんなんごくごく一般ユーザーからしたら全く関係のないことなのです。
重要なのは今まで特典予約ができなかった繁忙期のメジャー路線で予約できるようになったか!と言うのが多くの人の気になるところだと思います。
という事で、ワタシが目標としている夏休みハワイ路線はどうだったのか!と言うことに絞って結果を見てみようと思います。
新スタートしたJAL国際線特典航空券PLUSの詳細については下記をご参照下さい。
今回のPLUSの解釈については、すけすけさんの記事が分かりやすいです。
ワタシはプレエコx家族4人で検索をかけていましたが、それじゃあダメなんですね。エコノミーやビジネスもチェックする必要あるし、少なくとも2名x2名で調べるほうが有利そうです
8月後半の東京ーホノルルJAL路線はいかに!
2019年8月後半の東京ーホノルルJAL路線を調べてみました。いつも利用する(利用したい)土曜日出発ー土曜日(日曜日)帰国便です。選択クラスはプレミアムエコノミー、コレは譲れません。
出発便はなんとお盆明けの土曜日だと言うのに、プレエコとしては最低必要マイル数の1人30,000マイルと表示されています。ちなみに他の日の必要マイル数は前後1週間はざっとその場で確認できますが、80,000近く必要な路線もありすごい差です(;´∀`)。
各路線を見てみると、同じ成田ーホノルル線でも必要マイル数が3倍以上も違ったりします。残席数に合わせて変動するというのは本当そうで、今30,000マイルの路線も、残席が減ってくれば当然のように必要マイル数は増加していくものと思われます。
帰国便は本来予定する8月24日前後はすべて最低必要マイル数は66,000マイルだったので、1週間ずらしてみてみると、夏休みが終わる9月に入ってやっとマイル数が減りました。帰国便はどうあがいても高いマイル数からは逃れられないようです。
帰国便で必要な66,000マイルというのは、どの路線を選んでも同じようですね。あまり残席数に左右されてないので、この辺りを上限と考えているのかもしれません。
ワタシが予約確保したい夏休み後半のJAL国際線特典航空券予約と、有償予約を現実的な大人2名子ども2名の4人家族で利用するときで比べてみましょう。
東京ーホノルル往復 | 必要コスト数 | 燃油サーチャージ他 |
特典航空券 | 528,000マイル | 104,960円 |
有償購入 | 875,000円 | 107,680円 |
結果は何れにせよべらぼうな必要マイル数で、マイルを利用して安く飛行機を乗ろうという戦略は完全に破綻していますね。
ちなみに特典航空券に必要な528,000マイルはeJALポイントにすると1.5倍になるので、792,000円相当の電子コインになります。
そうやって比較すると、若干特典航空券の方がまだお得ですが、その差は10万円も違いません。有償チケット利用だとフライトマイルも貯まるので、その差は実質的には無いと考えていいでしょう。
つまり上記の検討はいま現時点での検討で、一概にどちらがおトクなどとは語れないとは思いますが、繁忙期の特典航空券は元々キャンセル待ちの満席ばかりだったので、そうそう大きな変化はないのではないかと思います。特典航空券がおトク!と一概に言えなくなっただけでも大きな変化だとは思いますが・・・。
では実際に330日前に近い直近で予約できる日程での特典予約と有償予約を比較してみました。
東京ーホノルル往復 | 必要コスト数 | 燃油サーチャージ他 |
特典予約 | 420,000マイル | 105,600円 |
有償予約 | 630,000円 | 107,680円 |
420,000マイルをeJALポイントにすると630,000円相当のコインになるので、見事ピッタリ!
ワタシはJAL国際線特典航空券PLUSが発表された時、変動する必要マイル数はeJALコインに変換したときの有償チケット代に近づけるんじゃないかと思っていましたが、見事に的中していますね。
上記で検討したのは330日前なので10月中旬ぐらいの日程なのですが、平日でも土日でも同様にプレミアムエコノミーで必要なマイル数は前後52,500マイルと一定となっていまして、JALさん全くマイル数を下げる気なしです(ちなみにエコノミーだと最低に近いマイル数なので、贅沢を言わなければいいということにもなります)。
福岡から夏休みにハワイ旅行に行く際はどうなる?
上記はすべて東京発の便を検討してみました。と言うのは、今までは東京ーホノルルは空きがあっても、福岡ー東京という国内移動の席が空いてないためか予約できないケースが多々あったのです。国内移動を絡めるとどうなるかを検討してみました。
ワタシが予約するケースとして、福岡ーホノルル往復で、家族4人のプレミアムエコノミー予約です。
往路は成田経由で東京発と同じ30,000マイル(片道)で済むようです。この8月17日土曜日ってどんなポケットになっているのか分かりませんが、えらい安いですね。
帰国便は関空ー伊丹と言う恐ろしい国内移動を絡めて、必要マイル数が1人76,000マイル。
それで必要なコストは
- 594,000マイル+105,600円
とはじき出されました。ありかなしかと言われたら・・・なしですね!
そもそも何年経ってもそんなにマイル貯まらないですから!!
今後のマイル戦略
陸マイラー活動を開始してマイルを貯め始めてから、いくつかの転換期がありました。
2016年8月にホノルルに有償チケットで飛ぶー家族が増えてべらぼうな金額に驚愕
↓
ANAパパのサイトを見つけて、陸マイラー活動を開始、ついでにSFC修行も開始
↓
マイルは貯まったけど、2017年8月のホノルル便なんて全く予約できない!
↓
JALマイルを貯める方向に転換
↓
2018年JGC修行もして、ハワイ・ホノルルへはJALマイルで行くんだ!
↓
2019年直前のPLUS導入で、JALでもホノルルマイル旅は無理ゲー←NEW
マイル活動、詰みましたね。
旅行に求めるものはヒトそれぞれとは思うのですが、ワタシは絶対に行きたいところに絶対に行きたい日程で行く派、です。
それは生活スタイルからしてしょうがないことなんです。
そして絶対に行きたいところはハワイで、絶対に行きたい日程は夏休みの8月後半なんです。
元々が厳しい条件ということは分かっていましたが、JALマイルなら特典航空券の空きはなくはなかったんです。が、今回必要マイル数が増えてしまって、ハワイにマイル旅は絶望的となりました。とてもマイルが貯まりません(ToT)。
今後ハワイに行くためには、ワタシの戦略上はANAスカイコインやeJALポイントを利用した有償チケット購入が絶対になると思います。
マイル旅は3連休や春休みなどでできたらと思いますが、本丸ハワイは流石に厳しくなってきました。少なくとも「バイマイル」的なマイルの貯め方は、JALでは通用しなくなるでしょう。
ポイントサイトを利用してあまり手出しがなく貯めたポイントをマイルにするのならばそれはおトクしか無いですが、バイマイルは少なくともハワイ路線では通用しなくなっていくでしょう。
JAL国際線特典航空券PLUSは改悪なのか?
ワタシみたいな我儘な旅程や条件を設定していると今回のPLUS導入は悪い方向に見えますが、実際はそうとは言い切れません。
まず宣言通り、マイルさえアレば今まで確保できなかった繁忙期の特典航空券も予約できるようになりました。
エコノミークラスを利用したり、日程をずらせばちゃんと最低マイル数の旅程も無くはないです。
国内移動の有無で特典航空券が確保できないこともなくなったように思えます。
ジャックポットのように、ポンッとお宝のようなマイル数が少ない日もあったりします。結局は路線あたりの残席数によるものですからね。
などなど、いろいろ探ってみると悪いことばかりではありません。マイル長者ならばむしろ嬉しいことも多いかもしれません。
今後も必要マイル数は変動するでしょうから、現時点での評価でしか無いわけです。今までキャンセル待ちばかりの路線でも予約できるのは評価していいと思います。少なくとも来年のJAL特典旅行予約を今から入れる予定はないので、今後の推移を見守りたいと思います。
まとめ
JAL国際線特典航空券PLUSの導入に伴い、ワタシの最終目標であった「マイルでハワイ旅」の旅程を希望の繁忙期8月で調べてみました。
結果としては、これからも有償チケットでよろしく!と言われちゃいました(ToT)。ただ今までは全く予約できなかったのに、マイル数がべらぼうに増えるとは言え予約できるようになったのは評価してもいいと思います。
PLUSはまだ導入したばかりなので、今後も同じ結果が続くとは限りません。根気よく見守っていきましょう。ANAの動きがどうなるかも気になりますしね。