2020年は新型コロナウイルスのパンデミック災禍で航空業界には大きなダメージを残しています。
その傷の深さはまだまだ底が見えない2020年4月末ですが、同じように顧客にもダメージは及んでいます。
日本のJALやANAは、自身も存続の危機にありながら顧客のために様々な新型コロナウイルス特別対応を行っています。
今回はJALの株主優待券の有効期限延長の特別対応についてです。
ANAについてはすでに期限延長が発表されています。
JALの株主優待券の有効期限延長へ
JALは2020年4月30日に2020年5月31日期限の株主優待券を半年間延長することを発表しました(公式ページ)。
【対象割引券】2019年5月発行分(有効期限2019年6月1日〜2020年5月31日)
【延長期間】期限を2020年5月31日から2020年11月30日へ延長
現在は運休・欠航ばかりの国内線で5月中に利用するのは非常に困難なので、嬉しい対応ですね。
もちろんこのことが更にJALにダメージを与えてしまう可能性もあります。なんとか生き延びて欲しいものです。
JALの株主優待券について
JALの株主優待券は国内線の50%割引券として利用することができます。
具体的には、日本航空、日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター、琉球エアーコミューター各社の国内線全路線を対象に、割引券1枚で搭乗日に適用となる普通席大人普通運賃(小児の場合は普通席小児普通運賃)1名分の片道1区間を、50%割引で利用することができます。
保有株式数によって発行される株主優待券は上記表のとおりですが、実際にはクロス取引や金券ショップなどで獲得することも多いようです。
せっかくのJALの厚意なのだから、悪いことに使わないで欲しいものです。
まとめ
JALは2020年5月31日期限の株主優待券の有効期限延長を半年延長する特別対応を発表しました。
本日2020年4月30日は、日本全国が対象の緊急事態宣言が5月末まで延びることを前提に検討していることが発表されました。
6月に入っても直ちに正常化するとはとても思えない状況です。
今はJALやANAの厚意を無駄にしないように、ステイホームで不要不急の外出は控えておきます。