コロナとともに生きていく時代になりつつある2020年も半ばとなりました。感染が最初に広まった国々では一部を除き感染拡大傾向も落ち着きつつあり、今までできなかった外出や旅行が少しずつできるようになってきています。
しかし新型コロナウイルスに対しては未だ確固たる治療法やワクチンが開発されていないので、いつ第2波・第3波が世界を襲って再度移動の制限が強く敷かれるか予想が付きません。
そんな中、JALは国際線の予約に関して変更手数料を無料にしてくれるという神対応をアナウンスしてくれました。確認してみます。
JAL国際線の予約変更手数料が期間限定で無料に
JALは新型コロナウイルスの影響で各国の入国規制の先行きが見通せない状況を踏まえて、期間限定で発売中の国際線運賃を予約変更手数料無料としています(公式ページ)。
内容としては以下のとおりです。
- 対象運賃|Standard, Saver, Special, Special Saver
- 発売期間|6月11日(木)〜7月31日(金)
- 予約可能期間|予約日から360日先の出発分まで
今回の予約変更手数料となるのは有償航空チケットで、特典航空券は対象ではありません。
販売期間に購入したチケットは、7月31日までの間なら何度でも変更手数料無しで予約を変更することができます。
もちろん…
- 運賃規則によっては変更手数料有料もしくは変更不可の可能性あり
- 8月1日以降の変更は運賃規則に準じる
- 場合によっては差額調整が発生する
- 払い戻しに関しては運賃規則に準じて取消手数料が必要
などの注意点はあります。
ちなみに現在すでにコロナ特別対応で予約変更は無料でできているはずですが、それは…
- 発券日が6月11日まで
- 搭乗日は2020年8月31日までのチケット
- 変更は1回のみ無料
- 代替便は2021年3月31日まで(年末年始周辺は除外)
となっていて(公式ページ)、基本的に6月11日までの発券で搭乗日が8月31日までのチケットで、なおかつ変更できるのは1回のみ、となっていて内容は随分異なっています(今後も変更の可能性は大いにあり)。
つまり今まで購入したチケットではなく、これから購入を考えている顧客に向けた「安心」を提供するサービスというわけです。
7月31日までの購入で、予約日から360日先の出発分までという限定期間では、8月を過ぎて秋の連休、年末年始、春休み、ゴールデンウィークぐらいがターゲットになると思います。
それらの期間のコロナの影響なんてとても想像できないので、7月31日までに予約変更をこねくり回すことは正直あまりないと思われます。
しかし公式ページには、8月1日以降も1回目の変更だけは手数料無料で変更可、の文言があります。
つまり7月31日までに購入したチケットは1回だけは予約クラスに関わらず予約が変更できるチケットになるということで、これならば購入する機会があれば非常に有用なサービスです。
もちろん運賃規則その他例外はあるとは思いますが…
JAL国際線の予約変更手数料について
JAL国際線の航空チケットを予約した場合、その予約変更手数料は購入した航空券の運賃規則によってまちまちで、確定した金額は提示できません。
ただ基本的な考え方は以下のとおりです。
- Special Saver|変更不可
- Special|変更可(有料)
- Saver|変更可(有料)
- Standard|変更可(有料)
- Flex|変更可(無料)
いわゆる普通運賃でものすごい金額となるFlexは元々予約変更が手数料無しで可能なので、今回のJALの特別な対応の中には含まれていません。
通常の予約変更手数料は購入したチケットの運賃規則によって決められていますが、例えば上記のJAL成田ーコナのエコノミーでStandardの予約クラスだと、予約変更は1回につき20,000円必要です。
そもそもセール運賃であるSpecial Saverは払戻も予約変更も不可なのです。
それらが購入期間限定とはいえ、予約変更手数料について何度でも無料になるとは…神としか言いようがありません。
まあこんなコロナ禍の真っ最中なので、JALのSpecial Saverも北米行のエコノミークラスが1つあるだけなので気休め程度の施策ですが、ユーザーファーストの目線でこのようなサービスを提供してくれるのは嬉しく思います。
まとめ
JALが2020年6月11日から7月31日まで発券分の国際線有償チケットに関して、運賃規則へ変更しました。
その内容は、7月31日までは何回でも変更が手数料無料で可能とするものです。
どうにかして安心して旅行の計画を立ててもらいたいというJALの心意気が分かるサービスで、顧客としてもコロナで塞ぎ込んでいる状況の中で旅行の計画をワクワクしながら考えることができるようになります。
コロナの影響で経営が苦しい中、感謝感謝ですね。