日本が誇るフルサービスキャリアのJALにはマイルとは別に対象運賃で搭乗するとFLY ONポイント(FOP)というJAL独自のポイントが積算されます。
JALでは1年間のFOPや搭乗回数に応じて様々なサービスを提供しています。
それは上記の記事に載っているようなサービスで、飛行機を利用するときにいろいろな優遇を受けることができるです。
サービスの中にある優先チェックインや優先搭乗、専用のラウンジの利用などはされながら王様のごとし…は言いすぎですが、上級国民ならぬ上級会員ですね。
上級会員になるためには数多く乗るかFOPを貯めなくてはいけません。そして上級会員を目指すためにひたすら飛行機に乗ることは「修行」と呼ばれています。
今回紹介するJALのキャンペーンは、JALエアライン修行の一助どころか決定打になっているキャンペーンです。
早速ご紹介していきましょう。
JAL国内線FOP1.5倍キャンペーンについて
JALの国内線FOP1.5倍キャンペーン(公式)とは以下のようなキャンペーンです
事前に指定した「1ヶ月間」の期間中に、JALグループ国内線にマイル積算対象運賃で搭乗すると、通常のFLY ONポイントに加えて1.5倍のFOPをプレゼントされる
通常積算されるFOPが1.5倍になるので、修行の場合は増えた分だけ搭乗便を減らすことができるのです。
【対象】
1年間の搭乗実績により翌年度のFLY ONステイタスを達成したJMB会員限定
誰もがこのキャンペーンの恩恵を受けれるわけではなく、翌年度のJAL上級会員(クリスタル・サファイヤ・JGCプレミア・ダイヤモンド)基準に達している会員のみが申し込むことができます。
つまり修行1年目ではNGで修行2年目以降の継続時に大きな力となってくれるのです。
対象となる航路はJALグループ国内運航便に限られるので、このキャンペーンを利用する場合は国内線を多用することになります。
JALの国内線は、元々区間マイルを2倍したFOPが積算されますが、それが3倍になるイメージです。
国内線でサファイヤ基準、つまりJGC入会まで目指すためには50,000FOPが必要です。
JALカード会員限定でJAL初回搭乗時に5,000FOPがプレゼントされるので、実質的に必要なのは45,000FOPです。
それがFOP1.5倍キャンペーンを活用すれば、「1ヶ月に」ですが30,000FOP分利用すればJALサファイヤにまで到達できるわけです。
JGC入会を目指すJGC修行は通常ノンステータスの状況で行います。
ノンステータスの場合はキャンペーンの対象ではないので頑張って50,000FOPを貯めましょう。
2019年のFOP数倍キャンペーンはどうだったのか?
このJAL国内線FOP数倍キャンペーンは今まで継続してきたので、すでにステータスに到達した人たちの次年度への継続マイレージ修行には非常に有用でした。
ただ今までは「2倍」だったんです。
2019年はこのJAL国内線FOP「2倍」キャンペーンの継続を狙って、JALのクリスタル基準にまで前年のFOP2倍キャンペーンを利用しました。
上記の画像、羽田ー福岡のFOPは「区間マイル425マイルx国内線2倍」で850FOPなのですが、FOP2倍キャンペーンが適用されて1,700FOPとなっています。
ただ次は「1.5倍」ですから少し継続を考えちゃいます。
最もFOPを貯めるのに効率がいい「羽田ー那覇」路線を気軽に利用できる場所に住んでいる人ならいいですが、地方だと羽田や那覇に行くのも一苦労です。
FOP2倍キャンペーンを利用しても、元々国内線だけでJALの修業をするのは実はそこそこ大変なんです。しかも1ヶ月限定だと。
JALが次回から1.5倍にしたのにも色々なわけがあるのだと思います。毎年毎年FOP数倍キャンペーンを利用してJAL修行を国内線だけで行うのは無理だろうと思いつつありました。
このキャンペーンに期待してJAL修行の計画を立てずに、JALで行くかANAで行くか修行をやめるか、いいきっかけとなる1.5倍への変更となりました。
まとめ
来年度もJAL国内線FOP2倍キャンペーンの継続を願って11月にJALクリスタル基準にまで到達しておいたのですが、まさかの1.5倍でなかなか裏目に出てくれました。
ただ個人的には1ヶ月に集中的に修行するのは割ときついので、できるかな?できないかな?ぐらいの予定だったので、そこまでショックではありません。
他の方法でFOPを獲得するか、JALをすっぱり諦めてANAの修行に集中するか、考えることはいっぱいあります^^;。