先日ANAの国内線半期ごとのお得な運賃の一斉販売スケジュールをお伝えしましたが、全くの同時期にライバルのJALでもお得な運賃「先得」の半期ごとの一斉販売が発表されています。
しかしJALに関しては半期ごとのダイヤ(ダイヤグラム)決定に合わせた一斉販売は今回が最後になるとアナウンスされています。
今回は2019年後後半期の先得一斉販売スケジュールを確認すると同時に、その後に適用される新販売ルールについても確認していきたいと思います。
実はワタシもJALの上級会員を目指すエアライン修行を急遽行う…かもしれないので、2019年中に行うためには今回の販売スケジュールも、新しい販売スケジュールも重要なのでまとめることにしました。
2019年度後半期の先得一斉販売スケジュールの確認
JALお得な運賃である「先得」のウェブサイト限定のJMB(JALマイレージバンク)会員先行予約スケジュールは下記のとおりです。
- 2019年10月27日(日)〜2020年3月28日(土)搭乗分
- 8月25日(日)11:00〜|FLY ON ステータス保有者・JGC会員
- 8月25日(日)14:00〜|JALカード会員
- 8月26日(月)11:00〜|JMB会員
- 8月27日(火)09:30〜|すべてのお客様
FLY ONステータス保有者とは1年間の搭乗の多い顧客に対して積算されるFLY ONポイント(FOP)や搭乗回数に応じて与えられるJALの上級会員のことで下記のステータスが含まれます。
- JMBダイヤモンド|100,000FOP or 120回搭乗
- JGCプレミア|80,000FOP or 80回搭乗/要JGC入会
- JMBサファイヤ|50,000FOP or 50回搭乗
- JMBクリスタル|30,000FOP or 30回搭乗
さらに一度JMBサファイヤ・JMBダイヤモンド基準に到達すると入会できるのがJALグローバルクラブ(JGC)で、JGCは一度入会するとJALカード会員である限り(半)永久的にそのステータスが継続できるので、JALのエアライン修行と言えばJGC入会が可能となるJMBサファイヤを目指すのが一般的です。
JALのお得な運賃である「先得」の販売スケジュールでは、それらFLY ONステータス保有者やJGC会員が他の人達に先駆けて最も早く予約・購入することができます。
その次にJALカードに入会(同時にJMB入会)しているだけのJALカード会員、さらに無料で登録するだけで住むJALマイレージバンク会員(JMB会員)、最後にその他の方々、と言う順番になります。
JALに乗りまくってJGC入会を目指すJGC修行を行う場合、入会にはJALカードが必要なのでJALカード会員としての販売スケジュールを確認することが重要です。
JALのお得な運賃「先得」とは?
先得とはJALの国内線先行予約割引サービス運賃のことで、早く予約すればするほど安くなります。
先得には主に先行予約期間により以下の4つの運賃があります。
- ウルトラ先得|75日前までの予約
- スーパー先得|55日前までの予約
- 先得割引タイプB|45日前までの予約
- 先得割引タイプA|28日前までの予約
先得運賃の特長はお得な割引運賃なだけに、以下のようなデメリットがあります。
- 予約変更不可
- 要解約手数料|55日前まで無料、それ以降運賃の50%相当
- 要払戻手数料|430円/1区間
航路・区間によっては先得運賃設定がない場合があり、その場合は2ヶ月前の9時半より発売開始となる特便割引運賃を狙うことになります。
先得と特便割引(特割)の違いは主に以下のとおりです。
- 先得|ツアープレミアム対象/搭乗ポイント400FOPなし
- 特割|ツアープレミアム対象外/搭乗ポイント400FOP付与
JALのステータス修行でFLY ONポイントを貯めるFOP修行なら特割を狙った方が効率がいい時もありますが、搭乗回数積算を目指す回数修行なら先得を積極的に狙う必要があります。
JALの新しい国内線航空券販売スケジュールについて
JALは2019日9月10日(火)以降、すべての運賃・特典航空券を搭乗日の330日前午前9:30から予約開始となる、新しい販売スケジュールを発表しました。
「先得」や「特便」と言う割引運賃の名称は残りますが、先得が半期ごとの一斉販売になるわけでもなく、特便が2ヶ月前からの販売となるわけでもなく、(一部を除いた)すべての運賃が下記のスケジュールで決定します。
- 330日前午前9:30より予約開始
この新しい販売スケジュールに伴い、払戻・取消手数料も改定されます。
先得 | 特便 | |
購入後〜搭乗日55日前 | 430円 | |
搭乗日54日前〜便出発 | 運賃額の50% | 運賃額の5% |
便出発以降 | 運賃額の90% |
330日前からの予約となるとスケジュールを組むのはかなり大変ですが、お得な運賃がどのように設定されるのかも重要です。
コレばかりは発表されないと分からないのですが、新しい販売スケジュールが始まるときは2020年のオリンピック・パラリンピック期間が完全に含まれるので、新しいルールを把握しておくことは非常に重要になります。
そしてこの新しい販売スケジュール開始に伴い、半期ごとの一斉販売は終了となります。
これからのJALエアライン修行は年単位で計画を立てていく必要が出てきます。430円の取消・払戻手数料のコストをどこまで許容しながら予約を入れていくのか、それが重要です。
JALエアライン修行(JGCプレミア修行)を継続する?
本来ワタシは2019年、そして2020年とANAのエアライン修行に力を入れていくのでJALの販売スケジュールもスルーする予定でした。
JALの方はJAL国内線FLY ONポイント2倍キャンペーンを次年度も利用できるように、30,000FOPだけを目指す予定にしていました。
ただ個人旅行ではANA優勢、家族旅行ではJAL優勢という状況(ANAはビジネスクラスが優・JALはエコノミークラスが優)
東京からならともかく福岡から我が家大好きハワイを目指すとなると「ホノルルならANA」「ハワイ島コナならJAL」という状況(そして2020年はコナを目指す予定)
何より妻が回数修行をしちゃうぐらいJALが好きすぎて辛い…(事あるごとにANAラウンジよりサクララウンジが好き好き伝えてくる)
などなどが積み重なって、ちょうど飛行機を乗る機会が多そうな月があるのでそこにFOP2倍を設定して再度JGCプレミアを目指そうかなぁ、と言う気になってきたのです。なので今回の販売スケジュールは重要なんですね。
ただFOP2倍って搭乗ボーナスポイント400FOPは含まないので、ちょっと計算違いをしていました。この400FOPがないとかなり日数的にキツイので、やっぱりJGCプレミアは目指さないかもしれません^^;
なるべく安くJALのエアライン修行を行うのなら「先得」を狙う必要がありますが、コストより効率を重視するために少し割高でもいいので搭乗ボーナス400FOPがつく「特割」での予約を考えるのなら…
- 一斉販売時の2ヶ月以内なら先得と特割を天秤にかけて予約・購入
- 2ヶ月以後なら修行予定日2ヶ月前になって特割を予約・購入
- 9月10日になったらすべての特割も販売されるのでまとめて予約・購入
を考える必要があり、2019年後半そして2020年のJALエアライン修行計画は少し複雑で綿密に考えておかないといけないようです。
まとめ
JALのお得な運賃である「先得」の2019年度後半期の販売スケジュールが発表されたのでまとめてみました。
今回を最後に半期ごとの一斉販売は無くなり、常に330日前から予約・購入できるスケジュールにシフトしていくようです。
問題は値段ですね。ANAでも同じように355日前から国内線航空券を購入できる「ANA SUPER VALUE EARLY」と言う運賃があります。
しかしANAの運賃はJALと同じようで異なる部分があります。
- ANAの場合はANAマイレージクラブ会員限定
- 払戻手数料はかからない
- 運賃が高い
- 運航ダイヤ確定前までの予約期間
ANAのSUPER VALUE EARLYは場合はJALと異なり払戻手数料はかかりません。そして搭乗の55日前までは取消手数料がかからないのは同じです。なのでとりあえず予約・購入しておくということが可能となります。
しかしその分運賃は需要連動性ではありますが高めです。結局半期ごとのお得な運賃であるANA SUPER VALUEが発表されたら、EARLYは解約して予約し直すことがほとんどでしょう。
しかしJALの場合は異なります。ただどう異なるのかがまだ現段階では不明です。330日後の先得運賃も現在と同じようにお得なのかどうか、それは始まってみないと分かりません。