IHGとはインターコンチネンタル・ホテルズ・グループの略で、世界で最大規模のホテルグループとなっております。本社はイギリスにあり、上記画像のようなホテルブランドを配下に持っておおりますが、日本で馴染みのホテルと言えば「インターコンチネンタルホテル」「クラウンプラザホテル」「ホリデイ・イン」辺りではないでしょうか。
今回は日本でIHGのホテルを予約する際に、どちらを利用すればいいのか、どう使い分ければいいのかをワタシなりに考察したいと思います。。
最初にお伝えしておきますが、2018年10月4日現在ポイントサイトのハピタスハピタスとモッピーではIHG/ANAホテルズの予約で7%のポイントが付きます。7%キャッシュバックと同じことなので、お得です(^^)。
目次
IHGとIHG/ANAホテルズとの関係
IHGとANAホテルズの関係は、正確にはググっていただきたいのですが、世界最大のホテルグループであるインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)の中に、ANAホテルが組み込まれた、と言うのがワタシの認識です。
IHGの分社や子会社のような立場(グループの1員として)で、日本国内のIHG/AHAホテルを管理するのがIHG/ANAホテルズ、と考えていいと思います。
- インターコンチネンタル
- ANAクラウンプラザホテル
- ANAホリデイ・イン
- ANAホリデイ・インリゾート
- 全日空ホテル
日本国内では以上のようなホテルを展開しています。
IHGとIHG/ANAホテルズのややこしい関係
ユーザーにとって最もややこしいのは、この2つの予約サイトが統合されていない、と言うことです。
この2つですね。
国外のIHGのホテルを予約するのなら前者一択なのですが、国内のIHGホテルを予約する時は、どちらのサイトも利用できるのです。ANAホテルはもちろんのことインターコンチネンタルホテルも。
使用するIHGリワードクラブ番号は共通ですがPIN番号(サイトアクセスのための暗証番号)は共通ではないですし、提示されるプランや値段まで変わってきます。
コレがほんとうに困りもので、初めて利用した時は戸惑いました。
結局は電話で相談するのが一番、と言う結果になってしまいます。
IHGとIHG/ANAホテルズの予約の違い
ではどのように違うのかというと、
- IHGサイト|キャンセル不可・前払いだけど最安プランを前面に
- IHG/ANA|SFC会員価格や株主優待価格、その他ホテル独自の宿泊プランあり
という感じでした。
例えばコレ。ANAクランプラザホテル千歳新館のエグゼクティブツイン。
以前、家族連れSFC修行の際に新館オープン直後に利用したのですが、非常に気に入ったのでまた泊まりたいなと思っていたのです。
IHG/ANAサイトでの検索結果すると
これが最安プランで26,700円です。早期予約で30%OFF、IHGリワードクラブ会員でさらに5%OFFになります。その代わり前払い、キャンセル不可(払い戻しなし)の条件付きです。
これはずら〜〜〜とサイトで並ぶ料金の中から目を凝らしてみないとなかなか見つかりません。
対して、IHGグローバルサイトから検索すると
最初から最安値を提示してきます。こっちの方が圧倒的に見やすいです。ただ、「税抜き」の価格なので、最終的には条件など全て同じでIHG/ANAサイトから予約した値段と同じになります。
じゃあどっちでもいいじゃん、と言うことになりそうですが、いろいろキャンセル可や朝食付きなどを考えると、もっとおトクなプランはあるのです。
IHG/ANAサイトでのお得なプラン|SFCや株主限定ですが
さて最安値となると上記の値段で、条件は厳しいですがIHGグローバルサイトからもIHG/ANAサイトからも予約することが出来ます。
さらにANAのSFC所有者やANA株主限定になりますが、それらを活用するともっとおトクになるプランがあります。こちらはIHG/ANAサイトからしか予約できません。
スーパーフライヤーズカード優待プラン
泊まりたい部屋が決まっている場合は「部屋で選ぶ」から検索した方が分かりやすいです。
で、上記で選んでいるのが「ANAスーパーフライヤーズ会員ご優待料金」です。
ANAのスーハーフライヤーズ(SFC)カードは、ANAの上級会員のプラチナステータスに到達すると申し込める資格で、ANAカードの年会費を払い続ける限り(今のところ)優先搭乗やラウンジ利用などの会員特典を永年受け続けれるという代物です。
で、その資格があるとIHG/ANAホテルズで上記の10%割引と、SFCカード持ちの会員は朝食無料サービスを受けれるというSFC限定プランに申し込むことができます。
朝食代は約2,000円するので、2人で泊まれば(家族会員で家族もSFC持ち前提ですが)、最安値とほぼ同等の値段で宿泊できます。しかもこちらは前払い無し!キャンセル2日前まで可!なので、より融通がきくプランになります。
冬の北海道、何が起きるか分かりません。同等の値段でしたらキャンセル可のプランの方が安心感が違います。
もちろんプラチナ会員、ダイヤモンド会員優待プランもあるのですが、特にプラチナプランはなぜかSFCプランよりもおトク度が下がって5%割引なのです。一度で所有できるSFCより毎年更新が必要なプラチナの方が「上」だと思うのですが・・・不思議です。
株主優待プラン
もう1つ、IHG/ANAホテルズでしか選べないプランに「株主優待価格」があります。
ざっくり言えば「20%割引」になるのです!これは上記のANA上級会員を超えるお得度となります。
ただ朝食がつかないので、それをどう取るか、だと思います。朝食はまあ一般的に2,000円ぐらいします。SFC本会員と家族会員の2人が朝食無料だと、ざっと4,000円ぐらいはおトクになります。
SFC優待プランと株主優待プラン、10%と20%割引の差額とその朝食代を天秤にかけておトクな方を選べばいいと思います。
あ、もちろんANAの株主じゃないとダメなのは大前提ですが・・・。
ホテル公式ページ予約も利用できる
ホテルによっては、ホテル自身の公式ページから予約すると、よりお得だったり夕食付きプランが見つかったりします。
上記のようなプランは、ホテルの公式ページからしか見つけることはできません。なので、ホテル公式ページもチェックしてみることをおすすめします。
電話予約が一番!でもデメリットも有り
グローバルな予約ならばIHGグローバルサイトで予約すればいいのですが、SFCプランや株主優待プランを選ぶのならばIHG/ANAホテルズのサイトを利用する必要があります。ただ実際には、チェックインの際にSFCプランなどにその場で変更できるらしい(人づてに聞くと)ので、直前になって値段やサービスを天秤にかけて選択することも可能らしいです。
電話で予約する際には、両方のサイトを吟味した上でベストなプランを提案して下さる、ということなので、電話予約が一番無難かもしれません。
ただ電話で予約する方法にはデメリットが有ります。
1つは、ポイントサイトを経由できない事です。
例えばポイントサイトのハピタスを利用すれば、上記のような条件だと宿泊料金の2.4%がポイントという形でバックします(ポイントは変動します)。ハピタス経由でも公式予約になりますのでデメリットは一切ありません。しかし電話予約をするとそう言う恩恵を得られないんですね。
なので電話で問い合わせて、予約はポイントサイトを経由した公式予約がオススメです。未登録の方はハピタスからご登録ください。2018年10月4日現在ではなんと7%です。
もう1つは、わざとなのかリスクを避けさせるためなのか、キャンセル不可のプランを提示してくれない!
これはたまたまかもしれませんが、Webで調べて分かる最安値は事前決済・キャンセル不可のプランなのですが、それは提示されませんでした。後で調べてそんな値段があるのも分かった次第ですし。
まあキャンセル不可のプランプラス朝食代で、SFC優待プラン(キャンセル二日前まで可、朝食付き)と同等の値段になるので、ホテルで美味しい北の幸をふんだんに用意した朝食を食べたければ、SFC優待プランで結果的にはOKでしたけど。
おまけですが・・・
ベストフレキシブルレイトとはよく言ったもので、この記事を数日にかけて書いていると、予約した部屋の金額が2,000円前後の幅で動いています。どういう仕組みになっているのか分かりませんが、少しでも安く上げるのならばキャンセル可のプランにして毎日チェックするのも面白いかもしれません(^_^;)。
まとめ
IHGホテル予約について、混乱しがちなIHGグローバルサイトとIHG/ANAホテルズ、ホテル公式ページ、電話予約などについての考え方をお伝えしました。
結局どれがいいの?という結論はなかなか難しいぐらい複雑なのですが、日本国内ならポイントサイトを経由してのIHG/ANAホテルズが一番無難かと思います。海外のIHGホテルだったらMr.Rebeatsを経由すればIHGグローバルサイトから予約できるのでオススメです。
子連れなどの条件で分からないことがあったら電話で問い合わせすることになりますが、そのまま電話で予約できちゃうことになるので、ぜひ予約方法やプランを確認した上で、ポイントバックされるおトクな方法で予約をしましょう。
もらえるポイントはもらっておきましょう!