インターコンチネンタルホテル、それはマリオットやヒルトンに並ぶ世界最大級のホテルグループ「インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)」の中でも最高級ブランドとして君臨するホテルの代名詞です。
そしてインターコンチネンタルアンバサダーという資格は、IHGの中でもインターコンチネンタルホテルに特化したステータスとなり、IHGのリワードステータスとはまた異なるサービスや特典を利用することができます。
そのインターコンチネンタルアンバサダーという資格は、実に簡単に獲得できるのです。ただあまりに利用しないようだと、1年おきの更新時に継続するかどうかは迷うところです。
今回はワタシのインターコンチネンタルアンバサダーを継続に至った経緯についてご説明します。
インターコンチネンタルアンバサダーとは?
IHGにはIHGリワーズクラブステータスが存在します。その会員ステータスの獲得方法は下記のようになっています。
- ゴールド|10泊 or 10,000ポイント獲得
- プラチナ|40泊 or 40,000ポイント獲得
- スパイア|75泊 or 75,000ポイント獲得
しかしそのIHGのステータスとは別に、最上級のインターコンチネンタルホテルでは別のリワードが存在します。
それが「インターコンチネンタルアンバサダー」です。
入会方法は簡単で
- 初年度|200ドル or 40,000ポイント
- 次年度更新|200ドル※ or 40,000ポイント
です。(※)200ドルで更新する場合「15,000ポイント+無料ポイント宿泊10%バックの特典あり」
インターコンチネンタルアンバサダーになると、IHGリワーズクラブのプラチナステータスが付与されます。結果として
「プラチナアンバサダー」
と言うステータスになるわけです。
インターコンチネンタルには更に上の「ロイヤルアンバサダー」がありますが、完全な招待制なので諦めましょう(^_^;)。(IHG50-60泊(内インタコ20-30泊)とか1年間で500万支払いとか・・・。特典は8時からのアーリーチェックインとかクラブラウンジアクセスとか・・・。)
インターコンチネンタルアンバサダーは、IHGリワーズクラブ特典とは別に独自の特典を提供しています。特におトクなのが
- ウィークエンド無料宿泊
- 客室アップグレード保証
- プライベートチェックイン&チェックアウト
です。これらはIHGのゴールドでもプラチナでもスパイアでもインターコンチネンタルアンバサダーであれば変わりません。
ただインターコンチネンタルホテルもIHGの1つなので、IHGエリートステータスの特典も合わせて利用することは出来ます。かと言って、比較すれば「スパイアのアーリーチェックイン」ぐらいしか差はありません。
簡単に説明しますと
①ウィークエンド無料宿泊
アンバサダー週末料金(対象料金が決められています)で週末(金ー日)に連泊すると、1泊が無料になるクーポンが付帯してます。
②客室アップグレード保証
予約した部屋よりワンランクアップを「必ず保証」されます。ココがIHGステイタスの「空室があれば」と大きく異るポイントです。ただ高層階になるとかシティービューがパーシャルオーシャンビューになるだけどか、その程度も含まれます。
③プライベートチェックイン&チェックアウト
特に大きなポイントは、16時までのレイトチェックアウトを(ほぼ)保証してくれることです。
運命の分かれ道…アンバサダーを更新するのかしないのか、どっち?
さて、お金で買えるホテルステータスと言えば、1万円弱のヒルトンVISAゴールドカード年会費で得られるヒルトンゴールドや、SPGアメックスカード3万円強の年会費で得られるマリオットボンヴォイゴールドステータスなどがあります。
しかしヒルトンもマリオットもその上のステータスを獲得するためには毎年何十万円もの出費が必要になります。
その点インターコンチネンタルアンバサダーはたったの200ドル(または40,000ポイント)でIHGのプラチナステータスを維持できるので格安と言わざるを得ません。
もちろんその分ヒルトンゴールドの上のヒルトンダイヤモンドや、マリオットボンヴォイゴールドの上のボンヴォイプラチナに付帯するような朝食無料やラウンジ利用の特典はなどはありません。
それでもワタシのホテルステータスの最大のメリットと思っている「レイトチェックアウト」が付帯するのは大きく、IHGをひいてはインターコンチネンタルホテルをよく利用するなら200ドルの継続経費は安いものです。
ただ昨年度更新してからインターコンチネンタルホテルどころか、IHG系列に1回も泊まってないんですよねぇ。海外のインターコンチネンタルホテルの素晴らしさはよく耳にしますが、やはりどうしてもヒルトンやマリオット系列で事足りてしまうので、わざわざインターコンチネンタルホテルをピンポイントでは狙えません。
週末無料宿泊券も結局「連泊」と言う縛りで非常に使い勝手が悪く、紙切れとなってしまいました。
そして2019年度はマリオットボンヴォイのプラチナエリートを目指す「プラチナチャレンジ」を敢行しているので、2019年度、そして2020年度も間違いなくIHGには泊まらないと思います。
が、無料宿泊にも使わないポイントが40,000ポイント以上あったので、その40,000ポイントをつぎ込んでとりあえず継続しておくことにしました。
絶対に泊まらないと言ってしまいましたが、唯一石垣島のインターコンチネンタルホテルだけは可能性としてありえなくはないです。そこにかけての継続申請です!
インターコンチネンタルアンバサダー継続を迷っているヒトへ
今回はワタシ勢いで継続してしまいましたが、それは制度改定前の知識を前提としたものででした。
- IHGプラチナエリートはアンバサダーを更新すれば継続できる(と言う噂)|普通はゴールド
- 更新費用は150ドル、新規入会をし直すと200ドルかかる
制度改定前の上記のような理由で、インターコンチネンタルアンバサダーはコストが低いこともあり継続し続ける方がメリットがあったのです。
しかし、今からよーく考えると
- インターコンチネンタルアンバサダーにIHGプラチナはデフォルトで付帯
- 更新費用と入会費用は200ドルで同じ(更新時にはボーナスはつく)
今は上記のように変更になっているので、インターコンチネンタルアンバサダー資格が途絶えても、必要なときに再入会すればいいのではないかと気づきました。
つまりインターコンチネンタルを常時利用するヒトでなければ、利用するときだけ入ったらいいんじゃない!と言うことです(もちろん特典の有用さが上回ればですが)。
新規入会も更新も200ドルのコストは同じですからね。厳密には継続時の200ドル選択時にはオプション特典が付きますが、それも利用頻度が多くなければ無用です。
そして利用するときとは「週末無料宿泊券を利用する機会がある」、この1点につきます。
この週末無料宿泊券を有効活用できれば、インターコンチネンタルホテルの高い宿泊料金1泊分をチャラにできるので、入会費用は余裕でまかなえます。
以前は週末無料宿泊券のバウチャーが届くのに1−2ヶ月かかっていたので、その間は予約はできても宿泊はできない状態でしたが、今はバウチャーは不要になり専用の予約サイトから予約すればOKになったもの心強いですね。
【インターコンチネンタルアンバサダーを更新すべきか否か】
- IHGのホテルを利用する予定があれば更新すべき
- 利用する予定がなければ一度退会してもデメリットはそれほどない
- 再入会にあたってはインターコンチネンタルホテルで利用できる週末無料宿泊券が有効活用できるタイミングベター
【インターコンチネンタルアンバサダーを更新しないデメリット】
- IHGステータスが一番下の「クラブ」になるとポイントの有効期限が12ヶ月となってしまう(ゴールド以上なら無期限)
- 12ヶ月で1度でもポイントの獲得・または交換があれば期限は延長
以上のように、インターコンチネンタルアンバサダーは利用する都度に合わせて入退会を繰り返してもさほど問題はないと思います。ただ1年以内の入退会で週末無料宿泊券がどのように扱われるのかは不明です…(1年以内の再入会では200ドルの支払いがその都度発生するのでバウチャー目的で繰り返すことが賢い方法とは思いませんが)。
問題はIHGリワードのポイントですが、インターコンチネンタルアンバサダーを退会してIHGリワードクラブの方の要件を満たしてなければ、会員資格は一番下の「クラブ」になります。
IHGを利用しないならクラブステータスでも問題はないのですが、唯一の問題点はポイントの有効期限が発生してしまうということです。ワタシみたいに1年間泊まらずにポイントの増減がないと、アンバサダー資格失効と同時にポイントまで期限が切れたら失効してしまう可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
手軽に獲得できるホテルステータスの1つ「インターコンチネンタルアンバサダー」の更新について考察しました。
インターコンチネンタルアンバサダーは2019年3月から以前のIHGゴールドではなくIHGプラチナステータスが付帯するようになり、お金で買えるホテルステータスとしては大変リーズナブルなものとなっています。
2万円強ぐらいの値段なので、年に1−2回でも宿泊する予定があれば継続することをおすすめします。
ただワタシのように近くにインターコンチネンタルホテルがなくてそのメリットを享受しにくい場合は、一度退会するのもやぶさかではありません。ただその際はポイントの有効期限にだけは注意しましょう。