マリオットホテルグループのマリオットボンヴォイプラチナステータス以上、そしてヒルトン・ワールドワイドのゴールド以上のステータスでは朝食無料サービスが付帯します。
※ホテルによる/朝食無料サービスが付帯しないホテルもある
それに対して第3のホテルグループであるインターコンチネンタルホテルグループ(IHG)では、ステータスによる朝食無料サービスはほぼ無いと言えます。
しかし全く無いとは言えません。IHG系列のホテルで朝食を無料でサービして貰う方法がいくつかあります。
今回はそれについて解説していきたいと思います。
目次
IHG・ANAホテルグループのステータス会員向け特別料金について
IHG・ANAホテルグループのホテルではANAのステータスメンバーに向けた特別料金プランを用意していることがあります。
そのプランは大きく分けて2つあります。
- ANAスーパーフライヤーズ、ANAダイヤモンド会員向け特別料金
- ANAプラチナ、ANAマイレージ会員向け特別料金
ANAのダイヤモンドやプラチナ、そしてスーパーフライヤーズ(SFC)については下記記事をご参照ください。
それらのステータス向け特別料金について確認していきます。
注意点としてIHGのホテルを予約するときにはIHGグローバルの公式サイトとIHG・ANAホテルズの公式サイトが存在するということです。
そして同じホテルを予約するにしても、今回ご紹介するANAプレミアムメンバー向け特別料金プランはIHG・ANAホテルズサイトにしか載っていない、ということです。
つまりIHG・ANAホテルズに含まれる日本のIHG系ホテルだけの特典、ということです。
また上記画像はANAクラウンプラザホテル富山の料金プランなのですが、下記画像のようによりANAメンバーを細分化してサービスを提供しているホテルもあります。
提供されるサービス内容はほぼ同じなのですが、各ホテルごとに確認が必要です。
1.ANAスーパーフライヤーズ、ANAダイヤモンド会員向け特別料金について
IHGのANAスーパーフライヤーズ、ANAダイヤモンド会員はベストフレキシブルレートから10%OFFの特別料金で宿泊することができます。
またSFCの場合は宿泊の際、会員特典としてウェルカムドリンクや朝食券サービスが付帯します。
※サービス内容はホテルによる
この朝食券サービスは同伴者にはつかず会員本人のみの特典なのですが、朝食が無料でいただけるのはこの特典のおかげ、ということになります。
SFC家族会員も対象なので、SFC家族カードがあるだけ食事をいただけます。
朝食券サービスは基本的にSFCのみ
しかしANAダイヤモンド特別料金プランでも朝食が含まれるホテルも有り
2.ANAプラチナ、ANAマイレージ会員向け特別料金
ANAプラチナ、ANAマイレージ会員はベストフレキシブルレートより5%OFFの特別料金を利用することができます。
ANAプラチナは一般的には到達するのにかなり困難なステータスなのですが(参照)、ANAマイレージ会員は無料でANAに登録するだけの会員資格なので、それが同格なのは全く理解できませんが、そういうものらしいです。
ANAプラチナメンバーはANAスーパーフライヤーズに申し込むことができるので、もしIHG系列の国内ホテルに宿泊する予定があるのなら、早くSFCを獲得してより有利な特別料金を利用したほうがいいでしょう。
ANAプラチナには朝食券サービスは付かないが、ANAスーパーフライヤーズカードでは付く
ただ事項で述べますが、ANAマイレージ会員の中でもANAマイレージ【WIDE会員】に限り、ANASFCと同じように朝食券サービスが付きます。
ANAカード会員でも朝食無料になることあり
ANAのプレミアムメンバーになるのは一般的にはかなり大変です。しかしANAマイレージクラブ会員でANAワイドカードの保有者でしたら、それだけで朝食無料サービスが付帯します。
ANAワイドカードとは、ANAカードの中ではどちらかと言えば初級のカードです。スーパーフライヤーズカード(SFC)属性を付ける中では年会費が最も安いカードでもあります。
そのANAワイドカードを持っているだけでIHG系の対象ホテルで朝食無料になるサービスがあるので、ANAとIHGの繋がりは恐ろしいばかりです。
なんと、ANAクラウンプラザホテルだけでなくIHGの最高峰インターコンチネンタルホテルでもANAワイドカードで朝食サービスが付くときもあります。
逆にホリデイ・インでは付かないことが多いようです。すべてのIHGホテルをチェックしているわけではないので、宿泊予定のホテルに【ANAマイレージクラブ会員】プランが有り、なおかつ詳細に【朝食】サービスが付いているかどうかは都度確認が必要です。
このANAカードの特典はANAワイドカードは対象なのですが、それより上位のゴールドカードやプラチナカードまで対象かと言われると未確認です。
VISAとJCBブランドのゴールドカードはANA/VISAワイドゴールドカード・ANA/JCBワイドゴールドカードなので、対象っぽいです
普通に考えたらANAワイドカード【以上】が対象そうなのですが、書かれ方的にはゴールドカードやプラチナカードは対象じゃないような気がします。
ホテルによりワイドカードに加えてANAアメックスゴールドだけとか、ANAダイナースクラブカードだけ朝食券サービスが付帯する時あり。都度要確認!
ちなみにANAプラチナだけだと5%OFFだけで朝食は付帯しないので、同じ5%OFFが付くANAワイドカードプランのほうが朝食が付く分お得なケースもあります。
ANAプラチナなら早くスーパーフライヤーズカードを発行し、SFC特別料金を利用することを考慮しましょう。
どんな宿泊プランでもANAワイドカードを見せれば朝食券がもらえるかどうかは未確認!
基本はANAマイレージクラブ会員特別料金プランの選択が必要と思いますが、チェックイン時に要確認。対応はホテル次第と思われます。ゴネてはダメです。
IHGの最高峰インターコンチネンタルロイヤルアンバサダーのパワー
IHGの中でも最高峰ブランドであるインターコンチネンタルホテルには、IHGとは別のアンバサダープログラムがあります。
そのアンバサダープログラムの中でも、謎の包まれている最上級ステータスであるロイヤルアンバサダーになると、IHGステータスの中で唯一ラウンジアクセスの特典が付帯します。
当然ラウンジで朝食を頂くことができるのですが、もしラウンジがなかったらレストランで朝食かクレジットか…などとネットで情報が流れていますが、いずれにせよ謎ステータスなので、詳しく言及できません。
IHGの中でも特別中の特別ステータス、影を踏むことすらできません…
まとめ
世界的なホテルグループの中では3本の指に数えられるインターコンチネンタルホテルグループ(IHG)ですが、インターコンチネンタルロイヤルアンバサダーがインターコンチネンタルホテルに宿泊した時以外、ステータスでの朝食付帯はありません。
しかし日本に限れば、ANAのプレミアムメンバー(SFC)かANAワイドカードを所有していれば、本人のみですがIHG・ANAホテルズ系列のホテルで朝食が無料で付帯します。
日本でIHG系列のホテルに宿泊する時はIHGグローバル公式からではなく、IHG・ANAホテルズから予約して、金額的な折り合いが付けばANAマイレージクラブ・ANAプレミアムメンバー向けの特別料金を利用してみましょう。
※宿泊料金そのものを最低限にしたいのならANAプランより安い料金あり(朝食はつかない)
ホテルの朝食は3,000円前後はしますので、その値段差を考えるとお得しかないですね。
IHG・ANAホテルズに属するすべてのホテルが同じ特典とは限らないので、詳細の確認が必要
他のプランで予約していてもチェックイン時にANA系プランにしてもらえるという話をよく耳にしますが、断られたという話もありますし、ゴリ押しだけは禁物です