ヒルトンオナーズVISAプラチナカード、それは三井住友カードが誇るプラチナカードラインナップの中でもヒルトンオナーズ提携のプラチナカードです。
そのメリットは、比較的低い条件でヒルトンオナーズのダイヤモンド会員資格を維持できるというもの。
ステータスマッチで一度ヒルトンのダイヤモンドステータス特典を味わったら病みつきになったので、ヒルトンダイヤモンド会員を維持すべくヒルトンオナーズVISAプラチナカードを発行して愛用してきました。
今回はヒルトンオナーズVISAプラチナカードを1年間利用して、ヒルトンダイヤモンドステータスが維持できたようなので、その利用における感想などをまとめてみたいと思います。
目次
ヒルトンオナーズVISAプラチナカードとは
ヒルトンオナーズVISAプラチナカードは三井住友カードが提供する提携カードの1つで、ヒルトンオナーズに特化した特典と三井住友VISAカードのプラチナ特典が利用できます。
- 年会費|税込66,500円、家族会員無料
年会費はプラチナカードにふさわしい金額です。
ヒルトンVISAプラチナカードの特典は以下は大きく4つあります。
特典1.ヒルトンオナーズ特典
- 入会時よりヒルトンゴールドステータス
- 有利なダイヤモンドステータスの獲得方法
- ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)入会資格
①ヒルトンゴールドステータス
ヒルトンゴールドステータスは、ヒルトンVISAゴールドカードにも付帯するのですが、朝食無料やアップグレード、レイトチェックアウトなどのヒルトン特典が付帯します。ダイヤモンドとの違いはラウンジが利用できるかどうかぐらいかもしれません。
②有利なダイヤモンドステータスの獲得方法
- 1暦年にヒルトン・ワールドワイドに10滞在または20泊|ヒルトンVISAでの全額決済
- 1暦年の年間請求金額が120万円以上
上記【いずれか】の条件をクリアすれば、次年度もヒルトンダイヤモンドステータスが付与されます。
ダイヤモンドステータス獲得のためには通常30滞在または60泊が必要になるので、有利と言えるでしょう。
ヒルトンVISAプラチナカード入会初年度にダイヤモンドステータスは付与されません。ワタシはステータスマッチによってすでにダイヤモンド会員となっていたので、それが継続している形です。
③ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンの入会資格
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンについては下記記事をご参照ください。
日本国内でヒルトンホテルに宿泊する際には非常に強力な制度です。元々年会費25,000円もするサービスなので、ヒルトンVISAプラチナカードの年会費は高額ですがHPCJの年会費も含まれていることは覚えておきましょう。
ヒルトンダイヤモンドステータスが欲しくて取得したカードなので、存分にその恩恵を受けることができました。
2018年に泊まったホテルは比率でいうとヒルトン10:その他1ぐらいです。
朝食無料やラウンジ利用は家族旅行を豊かにしてくれたと思います。
税込66,500円という年会費や120万円という決済必要額(10滞在でも可)はそれなりの負担です。まあ特典を考えれば当然ですけど。
特典2.旅行時に有用なサービス|主に三井住友プラチナカードとしての特典
- 空港ラウンジサービス
- コンシェルジェサービス
- カード付帯保険サービス
- 一流ホテル・旅館予約プラン by Relux
- VISAプラチナ空港宅配 |優待価格で無料サービスではない
- VISAゴールド国際線クローク|優待価格で無料サービスではない
- VISAゴールド海外Wi-Fi
旅行時に利用できるプラチナカードにありがちな特典が勢揃いしていますが、よくあることですが全然利用しないです。特に空港宅配など、アメックスは無料なこともあるけどこのカードは割引なだけですからね。
実は三井住友プラチナカードの海外旅行保険のうち、家族特約はアメックスやダイナースよりも保険金額が多かったりします(普通はだいたい200万円ぐらい)。それでも数千円の保険会社の保険はこの部分の500万円が2,000万円だったりするので、まだまだですけどね。
宅配サービスなどはプラチナカードだったら無料にして欲しいところですが、そこには至らずです。その他諸々のサービスも、使い切らなければ宝の持ち腐れです。
特典3.メモリアル|三井住友プラチナカードの特典
- プラチナオファー|会員限定のプロモーションなど
- by Relux
- コンシェルジェサービス
- VISAプラチナトラベル
- VISAプラチナKaligo|マイルやポイントが30%アップ
- HPCJ特典
HPCJ特典はさておき、メモリアルな場面で利用できるという上記のサービスも全く利用しませんでした。プラチナKaligoは30%アップした分宿泊料金も上がっている感じがしますし(・・;)。
使いこなせるセレブでなければ、すべて自分でした方が楽でおトクなサービスばかりでした。
特典4.ライフスタイル|プラチナカードのサービス
- コンシェルジェサービス
- VISAプラチナゴルフ
- 特選品優待|カタログから5%OFFサービス
この辺のサービスも使いこなせませんでした。
プラチナカードだけど三井住友カードの特典は殆どないカード
ヒルトンオナーズVISAプラチナカードは三井住友カードの提携プラチナカードです。コンシェルジェサービスも外注のサービスではなく一応三井住友のサービスを利用することができます。
ただプロパーの三井住友VISAプラチナカードやANA/VISAプラチナプレミアムカードで利用できるプラチナの特典サービスの多くが利用できなかったりします。下記はヒルトンVISAプラチナカードに付帯していない三井住友VISAプラチナカードのサービス一例です。
- プライオリティパス
- プラチナグルメクーポン
- プラチナワインコンシェルジェ
- JTBロイヤルロード銀座優待
- 宝塚歌劇優先販売
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|ユニバーサル・エクスプレス・パス1枚
- 三井住友VISA太平洋マスターズ|ペア観覧入場券
- メンバーズセレクション|プライオリティパスor名医セカンドオピニオンor食の逸品プレゼント
- カード利用プレゼント|6ヶ月間カード利用額の0.5%のギフトカード
- D’sラウンジトーキョー|大丸東京店にあるサロン
- プライベートラウンジ利用|名古屋栄にある「SMBCパーク 栄」
結構あります。あっても利用しないとは思いますが、年会費はプロパーのVISAプラチナカードより高いんですから、なんとなく釈然としません。
三井住友VISAプラチナカードに付帯する多くの特典・サービスに非対応だった。
ヒルトンオナーズポイントがザックサク貯まる
ヒルトンオナーズVISAプラチナカードは三井住友VISAプラチナカードとして利用できる特典・サービスは少ないですが、その分ヒルトンオナーズポイントがザックザク貯まる特化クレジットカードです。
- 1,000円につき10ヒルトンオナーズポイント
- 1ポイント=0.3-0.4円の価値
ヒルトンオナーズポイントは他のポイントに交換することもできますが、交換率が非常に悪いのでヒルトンのポイント宿泊に利用するのが1番賢い利用法です。
またポイント宿泊に利用する場合も、通常利用時は1ポイント=0.3-0.4円程度の価値なので、ポイント還元率は目も当てられないぐらいに悪いです。まあ探せばおトクなポイント宿泊プランも出てきますが、ヒルトンのポイント宿泊は基本的に宿泊料金連動性なのであまり期待できません。
ご覧のようにクレジットカード利用でのポイントは1,000円につき10オナーズポイントが貯まります。ポイント還元率が悪いと分かっていても、ダイヤモンドステータス維持のため120万円以上は利用しなくてはいけません。
またヒルトンVISAカードオーナー対象のボーナスポイントが宿泊時に付くことがあります。現在は1泊500ポイントですが、キャンペーンで1泊1,000ポイントだったりそれがダブルポイントで付くこともあります。
ヒルトンVISAカードのポイント還元率はキャッシュ的な利用法では非常に悪いのですが、ヒルトンVISAプラチナカードならダイヤモンド会員としてのボーナスと三井住友カードとしてのボーナスポイントが何重にも貯まるので、他に類を見ない宿泊ポイント数が積み上がっていくのも事実です。
ヒルトンVISAプラチナカードを利用したヒルトンホテルの宿泊ではヒルトンオナーズポイントがザックザク貯まる
ヒルトンオナーズポイントの現金的な価値はかなり低い
ヒルトンVISAプラチナカードを1年間利用した感想
ヒルトンオナーズのダイヤモンド会員を維持するためだけに取得して利用しているこのヒルトンVISAプラチナカードなので、ダイヤモンドステータスを維持することができているだけで不満などありません。
ポイント還元率が悪かろうがプラチナカードとしての特典が少なかろうが、全く気になりません。
ヒルトンのダイヤモンドステータスはヒルトン・ワールドワイドの最上級ステータスなので、その辺はSPG/AMEXで得られるマリオットゴールドステータスなどと比べても、満足度は至高の域です。
ただマリオットのプラチナステータスが維持できるクレジットカードが登場したら・・・100%入会するとは思いますけど^^;。
現状マリオットのプラチナステータス以上のステータスは獲得も維持もできないので、制度改悪がない限りヒルトンVISAプラチナカードは年会費を貢いでキープしていくと思います。
まとめ
ヒルトンのダイヤモンド会員継続を目指して、ヒルトンオナーズVISAプラチナカードを発行して1年が経過しましたので、その使用感をお伝えしました。
当然といえば当然ですが、このカードをヒルトンダイヤモンドステータスを維持する目的以外で所有するのはナンセンスとは思います。
またラウンジが不要、HPCJも不要と言うなら年会費が13,950円でマイ・ペイすリボ利用でさらに年会費割引が受けれるヒルトンオナーズVISAゴールドカードもオススメです。
ヒルトンオナーズVISAゴールドカードも最初からヒルトンゴールドステータスが付帯するので、朝食無料サービスとレイトチェックアウト、ある程度のルームアップグレードサービスを受けれることができます。
我が家のホテルライフにすでにラウンジは必須なので、ワタシ的にはプラチナカード一択になりますが、ホテルでの過ごし方によって好きな方を選ぶといいと思います。
現在ヒルトンオナーズVISAカードの新規入会キャンペーンが展開されています。
各種ヒルトンオナーズVISAカード(クラシック・ゴールド・プラチナ)発行で、最大23,000ヒルトンオナーズポイントがもらえるキャンペーンです。
- 入会期間|2018年12月7日〜2019年2月28日
- 対象|2019年3月31日までにカード発行された方
ポイントがもらえるには利用期間(2018年12月7日〜2019年4月30日)内の利用金額の設定があります。
- プラチナ|21万円以上の買い物で20,000ヒルトンポイント
- ゴールド|11万円以上の買い物で10,000ヒルトンポイント
- クラシック|10万円以上の買い物で5,000ヒルトンポイント
- 家族カード|発行+3万円以上の買い物で3,000ヒルトンポイント
ご説明してきた通りヒルトンポイントの価値を考えたら最大23,000ポイントでもそれほどのビックキャンペーンではありません。でもヒルトンオナーズVISAカードの入会キャンペーンは毎年この程度です。クラシックカードはあまり発行する意味はないとは思います。
ポイントサイトなどからのお得な申込み方法も今のところありませんので、公式ページより申し込みましょう。