ANAの最上級ステータスを目指すANAダイヤモンド修行に片足を突っ込んでいるゴウタロウです。
ホントは旅行を楽しみながらANAプレミアムメンバー基準の元となるプレミアムポイントを貯めるが一番いいのですが、それを行うには時間もお金もとても余裕がありません。
じゃあ目指さなければいいじゃん、と言う考えもあるのですが、それはそれコレはコレ、自分に自信がないのでステータスという外骨格を求めてしまうのです。
その辺の葛藤を含めたANAダイヤモンド修行計画については下記記事をご参照下さい。
海外発券を組み合わせれば、クアラルンプール滞在数時間のいわゆる「タッチ」で日本にとんぼ返りすることも可能です。その場合宿泊は必要ないのですが、ワタシはそこまで体力に自信がないのと、滞在数時間が毎月あると運び屋として怪しまれるんじゃないかと危惧して、必ずクアラルンプール1泊を計画に入れました。
しかし、日本へ帰る時は福岡まで乗り継ぎが必要な便となると、クアラルンプール7:10AM発の成田行しかありません(2019年3月までは8:00AM発でしたが、2019年4月からはさらに7:10発と早くなりました)。
ワタシはヒルトンダイヤモンド会員として泊まるホテルはヒルトンクアラルンプール1択です。そこでヒルトンクアラルンプールに宿泊して、どのように行動したらクアラルンプール発成田行のANA便に間に合うのか、タイムアタックをして調べてみました。
クアラルンプール国際空港のトランジットホテルを利用すれば全然余裕があるのですが、今回はヒルトンのダイヤモンド継続を狙った宿泊実績を稼ぐ目的もあるので、宿泊先はヒルトンクアラルンプール一択となっています。
同じようにお悩みの方のご参考になれば幸いです。
目次
ヒルトンクアラルンプールとクアラルンプール国際空港までの経路
ヒルトンクアラルンプールがあるKL Sentral周辺からクアラルンプール国際空港に向かうには、特急列車のKLIA Ekspres、各駅停車のKLIA Transit、バス、タクシーがあります。所要時間は特急だと30分前後、車やバスだと1時間前後となります。
料金は以下のとおりです(マレーシアリンギットはx30円すればおおよその為替相場です)。
- バス(10リンギット)|さらに往復割引あり
- KLIA Ekspres(45リンギット)|往復割引・クレジットカードディスカウントした料金
- タクシー・Grab(70-90リンギット)|変動あり
料金でいれば圧倒的にバスが安いですし、KL Sentral駅周辺のホテルじゃなければタクシーやGrabという選択肢もあるのですが、KL Sentral駅直結のヒルトンクアラルンプールを利用する場合は、移動手段としてはKLIA Ekpres一択です。
しかしKLIA EkspresのKL Sentral駅始発は5:00AM、ANAの成田便出発時刻は4月からは7:10AM。現行の8:00AMの時ですらギリギリっぽかったのに、さらに1時間近く早まる出発時刻ではKLIA Ekspresでも間に合うか不安になります。
そこで今回、8:00AM出発とまだ余裕がある時にヒルトンクアラルンプールからクアラルンプール国際空港までのタイムアタックを敢行しました。
ヒルトンクアラルンプールーKL Sentral駅Ekspresホーム|15分弱
まずはヒルトンクアラルンプールを出発してKLIA Ekspresホームに到達するまでの時間です。
ヒルトンクアラルンプールの客室を出発して、実際に乗るKLIA Ekspresのホームに到着するまで12分かかりました。
思ったより早かったのには理由があって、ヒルトンクアラルンプールのチェックアウトが「NO-STOP CHECKOUT」となっていたのです。デポジットとしてチェックイン時に渡したクレジットカードで決済を終わらせたレシートが部屋のドアの下から入っていて、チェックアウト時には部屋のカードをフロントに返すのみでした。
これがいつもなのか、チェックアウトが5:00AM頃と伝えてあったからなのかは不明でしたが、時間を短縮できた一因です。
もう一つワタシはKLIAの専用アプリを利用していて、日本ですでにアプリから往復のチケットを購入しています。クアラルンプールでは電波が通じなくても、アプリで購入したチケットのQRコードをかざせば改札は通過できるので、これも時間短縮の一要因です。
今回、写真撮りながら進んだので少し時間を要しましたが、それがなければ最短だとおそらく部屋を4:50に出て10分以内にホームにたどり着いて5:00の始発に間に合ったような気がします。
KLIA Ekspres乗車からクアラルンプール国際空港ANAチェックインカウンターまで|35分
次はKL Sentral駅5:20発でクアラルンプール国際空港までの特急KLIA Ekspresに乗車して、空港のANAチェックインカウンターにたどり着くまでの時間を計測しました。
KL Sentral駅では5:00の始発が出たあとなので、次の5:20が来るまでホームで待たなくてはイケないのかとゲンナリしていたら、5:05には列車が滑り込んできました。出発駅だからとは言え、快適すぎます。
KLIA Ekspresはかなり時間に正確で、きっちり30分以内にクアラルンプール国際空港(KLIA1)に到着しました。
到着後エスカレーターを利用して5分で、ANAのチェックインカウンター「F」に到着です。つまりKLIA Ekspresに乗ってからチェックインカウンターまで計35分必要とした計算になります。
ヒルトンクアラルンプールを出て、クアラルンプール国際空港のチェックインカウンターに到着するまでは50分、いろいろイレギュラーなことを想定しても1時間以内には着きます。国際線で手荷物がある場合は出発60分前までに手荷物カウンターに預けるのが一般的なので(空港によって様々ですが)、それを見越してホテルを出発する必要があります。
しかしANAのクアラルンプール発東京・成田行の出発時刻は2019年4月から7:10AMなので、1時間前は6:10AM、ホテルから空港までは約1時間という時点で、KL Sentral出発のKLIA Ekspres始発(5:00AM)に乗るしか選択肢はありません(KLIAトランジットやタクシーなら早く出ればもっと余裕を持って空港に着くことは可能ですが)。
ココからは多少ヒトによって要する時間が変わってきます。
- オンラインチェックインが終わっていて預け荷物がない人はノータイムで保安検査場に(要モバイル搭乗券or搭乗券)
- ビジネスクラス利用の場合は、チェックインカウンターの待ち時間はほぼなし
- エコノミークラスのチェックインカウンターだと15分前後は待ち時間が発生しそう
以上の点で、空港に着いてから保安検査場にたどり着くまでの所要時間が変わります。
朝の6時でもチェックインカウンターはこのぐらい並んでいます。もちろんタイミングや曜日によって様々でしょうが、ココで時間を要す可能性を忘れないようにしましょう。
チェックイン終了後から搭乗口まで|15分〜
最後にチェックインカウンターから搭乗口まで必要とした時間を計算してみます。
出国審査から搭乗口までの時間は、出国審査場でFAST-LANEを利用できるかどうかで大きく変わってきます。
First/Business Class利用者は、出国審査場のFIRST LANEを利用することができます。この時のワタシはビジネスクラス利用だったのでファストレーンを利用することにより、待ち時間ゼロで出国審査を終えることができました。
しかしその他の列はそれなりの行列ができていて、タイミングによっては10-20分くらいの待ち時間を計算に入れておいた方がいいかもしれません。
ファストレーンを利用したワタシはその後もスムーズに進んでいき、利用予定だったサテライトのゴールデンラウンジに6:13に到着しました。チェックインカウンターを離れてから約15分です。距離的には搭乗口も変わらないので、同程度の所要時間で搭乗口に到着できると思います。
今回のラウンジ到着時刻は5:20発のKLIA Ekspresを利用したので、5:00発の始発を利用すれば6:00AM前に到着できますね。7:10AM発のANAに乗るのなら、30分前から搭乗開始なので、おおよそ30分間ラウンジで過ごすことができます。
ヒルトンクアラルンプールの客室からクアラルンプール国際空港搭乗口までの所要時間まとめ
- 15分|ヒルトンクアラルンプールからKL Sentral駅KLIA Ekspresホーム
- 35分|KLIA Ekxpres乗車からクアラルンプール国際空港ANAカウンター
- 15分|チェックイン手続き終了から搭乗口(ラウンジ)まで
ご覧のようにヒルトンクアラルンプールの客室を出発して、クアラルンプール国際空港の搭乗口(ラウンジ)までは待ち時間が発生しなければ65分で到着します。駅からで計算すると最短で50分です。
ANAのクアラルンプール発成田行の出発時刻が8:00AMなら、この行程でもラウンジで1時間以上のんびりできたのですが、2019年4月の新ダイヤでは7:10AM発となっています。
この出発時間だと、KLIA Ekspresを利用する場合どんなにスムーズに行動してもラウンジで過ごせるのは30分程度でしょう。チェックインカウンターや出国審査場で待ち時間が発生すると、ラウンジに寄る時間がない可能性も高いです(今までより1時間早くなる分、空港がより空いていてスムーズな手続きになる可能性もありますが)。
7:10AM発だと機内食が朝食バージョンなので、思ったより「軽い」んです。なのでやっぱりラウンジで少し食べておきたいところなんですけど、残念です。どうしても余裕をもって空港に着いてラウンジでもしっかりくつろぎたい場合は、以下の方法を選択しましょう。
- KLIA Transitの始発を利用する|4:33発→5:09KLIA1着
- クアラルンプール国際空港併設のトランジットホテルを利用する
- Grabやタクシーなどで早朝に空港に向かう
4:33始発のKLIAトランジット、なかなかのハードモードです。KLIA Ekspresのチケットでも乗れます。
まとめ
ヒルトンクアラルンプール(KL Sentral駅)からKLIA Ekspresを利用してクアラルンプール国際空港搭乗口までのタイムアタックを敢行しました。
結果、所要時間は65分でした。
コレはKLIA Ekspresの待ち時間やチェックインカウンターでの手続き時間、出国審査の行列を最もスムーズに通過したときの予想しうる最短時間なので、実際には最低でも90分は見ておいたほうがいいでしょう。搭乗口には30分前には着いておかなくてはイケませんので、KLIA Ekspres始発の5:00AMだとギリギリ、KLIA Transitの4:33AM発で余裕あり、というところですね。
ANAのクアラルンプール発成田行は、2019年度前半期は7:10AMに出発します。コレに間に合うようにKLIA Ekspresに乗るには始発の5:00KL Sentral発に乗る以外選択肢はありません。そこから90分を要すると、搭乗口に到着するときに搭乗開始直前という感じです。
もしラウンジに少しでも寄りたかったら各駅に止まるKLIAトランジットの始発4:33発を利用しましょう。
最も怖いのは寝過ごすことです。スマホ2つに部屋の目覚まし1つをセット、お酒も飲まず早く寝るなどの対策を行いました。