しっかりとした一次情報が見つけることができなかったのですが、ヒルトン・ワールドワイドの2020年の宿泊実績が2021年にロールオーバーしてくれるようです。
もちろんコロナウイルス感染症拡大に対する救済処置です。
宿泊実績を翌年に繰り越してくれるというこの施策は、ヒルトン・オナーズのステータス維持にはとても助かるものです。
分かる範囲でまとめてみます。
2020年エリートナイトクレジットの2021年までの繰り越し
2020年7月15日にヒルトン界隈がザワザワしていたのですが、最初は何のことか分かりませんでした。
そのうちツイッターでその要因が判明したのです。
いいねえ。今年の宿泊が2022年のステータスの計算に反映されるって。#ヒルトンhttps://t.co/8bFaUnEwvY
— エイドリアン🥳目指すはUAの4MM&GS💉海外自粛中に何度献血に行けるかな?(4/20 1回目) (@enjoy52life) July 15, 2020
エイドリアンさんのツイートがきっかけで判明したのは、ヒルトン・ワールドワイドの2020年中の宿泊実績がそのまま2021年に繰り越される、というものでした。
リンク先には以下のように載っています。
To help make every night count, all Hilton Honors members who stay at any Hilton-branded hotel between January 1 – December 31, 2020 will have all nights automatically rollover to next year to count towards their 2021-2023 Hilton Honors tier status, when they book through Hilton.com or the Hilton Honors App. For example, a Diamond Member with 15 nights at the end of 2020 will rollover all 15 nights into 2021.
グーグル翻訳さんによると、2020年1月1日〜12月31日の滞在カウントは自動的にロールオーバーされて2021年〜2023年のステータスに反映される、とあります。
つまり…
- 2020年中の宿泊実績は2021年に繰り越し
- 2021年の宿泊実績は2022年4月から2023年3月までのステータスに反映
- 2021年のステータス維持のための宿泊実績積算が容易に
ということですね。
2020年に10滞在すれば、それはそのまま2021年の滞在実績として加算されます。
ヒルトン・オナーズのステータスは
- メンバー|入会のみ
- シルバー|1年間に4回の滞在、または10泊の宿泊
- ゴールド|1年間に20回の滞在、または40泊の宿泊、または75,000ベースポイントの獲得
- ダイヤモンド|1年間に30回の滞在、または60泊の宿泊、または120,000ベースポイントの獲得
という獲得条件になっているので、コロナウイルス感染症パンデミックであまり泊まれなかった2020年の実績を2021年に持っていってくれるのはとても助かりますね。
一次情報はここでしょうか?軽く「UPDATE: All nights earned from stays in 2020 will automatically be carried over to the 2021 calendar year.」としか載ってないので、ちょっと分かりにくいですね。
ヒルトン・オナーズのコロナ救済措置について
ヒルトン・ワールドワイドはヒルトン・オナーズメンバーに対して様々な対コロナ救済措置を発表しています。
- 2019年のステータスはランクダウンせずに2020年も継続
- 2019年の実績で得られた2020年のステータスは2022年3月まで延長
- ポイント有効期限の延長
- クレカに付帯する週末無料券の期限延長(日本は無関係)
今回は2022年3月までステータス延長をしてくれただけでなく、さらに先を見据えて2023年3月までのステータス維持を容易にしてくれる施策となります。
大変ありがたいことですね。
マリオット・インターナショナルのマリオットボンヴォイでもステータスの延長や、2019年のステータスに応じたエリートナイトクレジットの2020年付与など、会員向けの対コロナ救済策を実施してくれています。
コロナ不況にあえぐホテル業界においても会員を大切にしてくれるのは嬉しい限りです。
まとめ
ヒルトン・ワールドワイドが会員であるヒルトン・オナーズメンバーのステータスを維持しやすくするための施策を発表しました。
それは2020年の宿泊実績を2021年にロールオーバーする、というものです。
もし2020年にヒルトンに10滞在しかできなくても、それは2021年の宿泊実績に加算されるので、2021年は20滞在でヒルトンダイヤモンドを維持できることになります。
もちろん対コロナ救済措置なので、嬉しいと言えば嬉しいですが、コロナがスパッといなくなってくれたほうが100倍嬉しいです。
2021年は自由に旅行を楽しめる世界に戻っていて欲しいものです。