ヒルトンワールドワイドは世界最大級のホテルグループです。世界最大級のホテルグループと言えばマリオットやIHGなども名前に上がります。
マリオットグループは合併したスターウッドホテルとシステム的な統合を2018年8月に行い、2019年2月ついに新しい会員プログラム「マリオットボンヴォイ」をスタートさせました。スターウッドホテルの会員制度「スターウッドプリファードゲスト(SPG)」のクレジットカード「SPGアメックスカード」を保有しているだけで得られる特典はマリオットボンヴォイゴールドとなり、以前より特典レベルが落ちてしまっています(朝食なし・ラウンジなし・レイトチェックアウトも14時が最大)。
そのため、より安価で同じような特典が付くヒルトングループの会員制度「ヒルトンオナーズゴールドまたはダイヤモンド」に利用を移そうかと考えているヒトが居るみたいです。。
そこで、ヒルトンばかりを利用しているワタシが「ヒルトンホテル」の特典を余すことなく解説したいと思います。
目次
ヒルトンワールドワイドのホテルグループ
現在ヒルトンは14のホテルブランドで、105カ国に渡って5,200軒以上のホテルを展開しています。
- コンラッド・ホテルズ&リゾーツ
- キャノピー
- ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ
- キュリオ
- ダブルツリー・バイ・ヒルトン
- タペストリー・コレクション
- エンバシー・スイーツ・バイ・ヒルトン
- ヒルトン・ガーデン・イン
- ハンプトン・バイ・ヒルトン
- トゥルーBYヒルトン
- ホームウッド・スイーツ・バイ・ヒルトン
- ホーム2スイーツ・バイ・ヒルトン
- ヒルトン・グランド・バケーション
- ウォルドーフ・アストリア・ホテル&リゾーツ
それぞれのブランドに特色があるのですが、それは公式ページをご参照下さい。
よくワタシが利用しているヒルトン・ホテルズ&リゾーツ公式ページで予約できるブランドは
- コンラッド・ホテルズ&リゾーツ
- ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ
- ダブルツリー・バイ・ヒルトン
が主になります。よく50%OFFや25%OFFでお世話になっているブランドです。
正直上記以外のブランドがあることも気づいてなかったぐらいです。ヒルトンオナーズとしては全ブランドが利用できるので、近くにヒルトンがないなぁ、と思ったら他のブランドで探してみるのも手です。
ヒルトンオナーズについて
「ヒルトンオナーズ」はヒルトンホテルグループの会員制度です。
ステータスは4段階です。
- メンバー|入会のみ
- シルバー|1年間に4回の滞在、または10泊の宿泊
- ゴールド|1年間に20回の滞在、または40泊の宿泊、または75,000ベースポイントの獲得
- ダイヤモンド|1年間に30回の滞在、または60泊の宿泊、または120,000ベースポイントの獲得
となっています。
ヒルトンオナーズのステータス特典
ヒルトンオナーズのステータス特典は上記表のようになっています。
- 無料Wi-Fi|ホテル内でのWi-Fi利用
- 滞在に対するポイント付与|ステータスによって異なる
- 最安料金|オナーズ会員料金の利用可
- 客室の選択|専用アプリから空いていれば部屋と階を選択できる
- Digital Key|ヒルトンアプリが鍵の代わりになるサービス
- ボトルウォーター2本/1滞在|忘れられることもしばしば
- 特典滞在により5泊目が無料
- エリート会員の繰越特典|ステータス必要な宿泊数を超えると、超えた分は翌年に繰り越し
- マイルストーンボーナス|40泊目から10泊ごとに10,000ポイント、60泊達成で60,000ポイント贈呈
- 部屋のアップグレード|確約ではない
- コンチネンタルブレックファースト|日本では朝食無料と同義だが、外国では違う
- エグゼクティブラウンジの利用
- エリート会員資格の贈呈|60泊でゴールド、100泊でダイヤモンドのステータスを任意の方に贈呈できる
- 48時間客室保証|宿泊日0時の48時間前なら客室を確保・・・役に立たないサービス(確保している部屋も満室です、としか言われません)
上記の表は日本語のサイトで、全てが載っていると言われる英語サイトでは「レイトチェックアウト」もメンバー会員から利用できることが載っています。
ヒルトンのレイトチェックアウトはオナーズ会員だったら申し込める反面、ダイヤモンド会員だから必ず適応されるとかいうものでもなく、15時が最大なのでいまいちと言えばイマイチです。
特に期待されるベネフィット
ホテルの上級会員として期待されるサービスは以下の通りじゃないでしょうか。
- 部屋のアップグレード|ゴールド、ダイヤモンド
- コンチネンタルブレックファースト(朝食無料)|ゴールド、ダイヤモンド
- エグゼクティブラウンジの利用|ダイヤモンド
- レイトチェックアウト|すべてのオナーズ会員
「部屋のアップグレード」
ワタシはゴールド会員での通常利用の経験がないのですが、ダイヤモンド会員だったらアジア方面では期待できるサービスです。反面、空き部屋がなければダイヤモンド会員と言えども必ずアップグレードされるとは言えません。
「コンチネンタルブレックファースト(朝食無料)」
日本やその他では同伴1名まで(つまり会員と合わせて2名)朝食がサービスで頂けます。
しかしコンチネンタルブレックファーストの元々の意味は「ホテルの朝食メニューの一つで暖かい食べ物がなく火を通さない冷たい料理を中心としたもの」のことです。
コンチネンタル・ブレックファーストとは|ena(イーナ)の海外旅行用語集
主にパン、サラダ、フルーツ、そしてコーヒーやジュースなどが中心となります。日本では全メニューが食べ放題のようなイメージがありますが、外国ではこの辺を厳密にしてて、スクランブルエッグなどに手を付けようものなら追加料金が普通に取られることがあるので注意が必要です(経験あり!)。
「エグゼクティブラウンジの利用」
これはダイヤモンド会員だけの特典で、ゴールドとの分かれ道です。エグゼクティブラウンジでの朝食やアフタヌーンティ、カクテルタイムなどの利用を我慢すれば、ゴールド会員で十分、と言うことになります。
「レイトチェックアウト」
部屋の空きぐらいによりますが、それでも15時までと決められています。せめて16時まで伸ばしてくれるか、ダイヤモンド会員だったら「確証」ぐらいにはして欲しいです。
ただホテルやスタッフによってはもう少し長くしてくれることもあるみたいです。
ヒルトンの会員ステータスを得る方法
ヒルトンの会員ステータスは、前にお伝えしたとおり「滞在(宿泊)数、または獲得ポイント」で決められますが、その他の方法でも会員ステータスをゲットすることができます。
- クレジットカード発行
- ステータスマッチ
以上が、ワタシが知る上での方法です。ヒルトン・グランド・バケーション・クラブ(HGVC)の購入金額によるステータス付与がありますが、選択肢としてはハードルは高すぎです。他の方法もあるかもしれません。
クレジットカード発行によるヒルトンオナーズステータス
日本で発行できるクレジットカードでヒルトンオナーズのステータスが付与されるカードは三井住友の「ヒルトン・オナーズVISAカード」です。
ヒルトン・オナーズVISAカード|クレジットカードの三井住友VISAカード
まずヒルトン・オナーズVISAカードには「クラシック」「ゴールド」「プラチナ」があります。
クラッシック | ゴールド | プラチナ | |
新規入会特典 | 1,000ポイント | 2,000ポイント | 3,000ポイント |
利用による付与ポイント | 1,000円ごとに10ポイント(ステータスとは別) | ||
カード更新特典 | – | 1,000ポイント | 1,000ポイント |
宿泊ボーナス (対象ホテル) | 1,000ポイント | 2,000ポイント | 2,000ポイント |
ヒルトン 会員ステータス | シルバー | ゴールド | ゴールド |
年会費 (含む消費税) | 3,195円 | 13,950円 | 66,500円 |
- クラシック|ヒルトンオナーズシルバー会員
- ゴールド|ヒルトンオナーズゴールド会員
- プラチナ|ヒルトンオナーズゴールド会員(条件クリアでダイアモンド会員)
がヒルトンオナーズ会員特典としてそれぞれのヒルトンVISAカードに付帯しています。
シルバー会員には期待するオナーズ特典がないのでゴールド会員が付帯する「ヒルトンVISAゴールドカード」が年会費の面からおトクなカードとなります。
ヒルトンVISAゴールドカードの年会費は13,950円とゴールドカードとしてそれなりの金額ですが、発行元の三井住友カードは年会費割引特典があります。
- WEB明細サービス登録|1,080円割引(次年度より)
- マイ・ペイすリボ申し込み+登録|5,400円割引
以上より、初年度の年会費は「8,550円」次年度より「7,470円」となります。
ヒルトンVISAプラチナカードは、VISAプロパープラチナカードに準ずるカードで年会費は高額で割引もありません。
ヒルトンVISAプラチナカードにつきましてはこちらをご参照下さい。
簡単にお伝えすると、ヒルトンVISAプラチナカードを所有していて下記の2つの「いずれか」をクリアすればダイヤモンド会員資格を維持できます。
- 1年に10滞在 or 20宿泊(ヒルトンVISAプラチナカードでの決済が必要)
- カードで120万円の決済
ステータスマッチによるヒルトンオナーズステータス
ステータスマッチとは、特定のステータスを持っているヒトが他のサービスを利用する時、こういうステータスを持っているからコッチでも同等のステータスを下さい、とお願いすることです。
それをヒルトンではおおっぴらにしております。
時期によって条件が微妙に変わってくるのですが、現在は申請し認められた場合メールが届くので、
- メールが届いて90日以内に4滞在すれば、2020年3月までヒルトンゴールド会員
- メールが届いて90日以内に8滞在すれば、2020年3月までヒルトンダイアモンド会員
が維持できます。最初にマッチされるステータスはゴールドかダイヤモンドで、それはマッチ元のステータス次第になります(必ず最初ダイヤモンドになる方法があるのかは存じ上げません、スミマセン)。
ちなみにワタシはマリオットやSPGゴールドで申請したことがありますが、芳しい結果は得られませんでした。
その後ゴニョゴニョして何とかダイヤモンド会員(仮)になることが出来ました。
https://www.goutaro.com/entry/2017/06/22/170805
そしてヒルトンダイヤモンド修行をして真のダイヤモンド会員となっております。
そしてヒルトンのダイヤモンド会員としての宿泊が非常に気に入ったため、ヒルトンVISAプラチナカードを発行して、ステータスを維持する方針となっております。
ヒルトンオナーズポイントについて
ヒルトンに宿泊してヒルトンVISAカードで支払いをすれば、ヒルトンポイントはザクザク貯まります。1滞在に付き5,000-10,000ポイントぐらい付与されることもしばしばです。
しかしこのポイントは非常に使い勝手が悪いことでも有名です。
まずJALマイルやANAマイルへの交換レートが10,000ポイント=1,000マイルと10分の1となります。平均20,000-30,000円の宿泊費で500マイル前後の付与、そこまでおトクとは言えません。
なのでヒルトンポイントは、ヒルトンのポイント宿泊に利用するほうが有用です。
2ポイント=1円ぐらいで利用できれば上出来です。しかし2.5ポイント=1円ぐらいのことが多そうです。20,000円の宿泊費なら50,000ポイント、と言う感じで。そして有償宿泊値段に連動して必要ポイント数も変わってくるので、ポイントでおトクで泊まろうとは考えない方が無難です。
ポイントが余ってしょうがないから、おトクじゃないけど使っておくか、ぐらいの気分です。
ワタシ的おトクな使い方は「ポイント&マネー」での利用です。ある程度はポイントを利用、許容範囲で残りを有償で利用する方法です。この方法の良いところは、サービス料が「有償にした金額」に合わせて変動するんです。ホテルのサービス料って高いですよね?それをポイントを合わせて利用することによって、減らすことが出来るので気持ちの良い使い方です(^^)。
ヒルトンダイヤモンド会員としてのベネフィットはどうなのか?
昨年度はヒルトンに11滞在しているので、その経験からヒルトンの上級会員になるメリットがあるのかをお伝えしたいと思います。
ヒルトンを予約して宿泊してチェックアウトする一環の流れで上級会員として期待すること、実際の結果などを経時的にお伝えしていきます。
予約
ヒルトンホテルの公式予約はWebサイト、または問い合わせ電話で行います。
各ホテルに直電しても、要件が予約ならば結局問い合わせ窓口に転送されます。上級会員としての特別な窓口はなく、コチラが伝えなければステータスは伝わりません。
Webサイトからの予約は24時間対応で簡便ですが、子供の対象料金がホテルによってかなり異なるので、その場合は電話で予約した方が無難です。ただ、ポイントサイトなどからポイント2重取りをしたい場合は、ルールだけ確認してWebから申し込みましょう。SPGのように、電話で問い合わせたからと言っておトクなプランが飛びててくることはあまりありません。
つまり予約に関して、ステータスはあんまり関係ない、という事です。
チェックイン
公式にはアーリーチェックインは対応してないですが、運が良ければ対応してもらえるかもしれません。ダイヤモンドだから、と言う感じは全く無いです。
チェックインカウンターにはヒルトンオナーズ専用のレーンがあることもありますが、正直ごっちゃ混ぜになっていて(並んだ順にしか呼ばれない)、そのレーンや看板が役に立つことはあまりありません。普通にめちゃくちゃ待たされますが、ダイヤモンド会員だから先にチェックしてくれ、などとは恥ずかしくて言えません(^_^;)・・対応してくれるかも分かりません。
ヒルトン福岡シーホークのように、一般カウンターから離れた所に専用カウンターがあるところは重宝します。でもオナーズだったらただのメンバーでも利用できるので、そこまで特別なものではありません。
あと、ダイヤモンド会員はエグゼクティブラウンジでもチェックインできるらしくお願いすれば対応してもらえることがあるようです。混雑している時はお願いしてみる価値はあると思います。最初から案内もされないのにエグゼクティブラウンジにチェックインしに行くことがOKかどうかは分かりません。
エグゼクティブラウンジでチェックインする時間帯は、ホテルによってはラウンジがアフタヌーンティーサービス中で、そのまま楽しむことも可能です。
部屋のアップグレード
前日からヒルトンアプリを見ると事前チェックインが出来るようになり、好みの部屋を選べるようになります。ただ、前日だと自分が予約したグレードの部屋の階層ぐらいしか選べません。
当日になると選択できる部屋が増えて、会員ステータスによってはエグゼクティブルームが選択できるようになったり、勝手にエグゼクティブルームにアップグレードされていることはよく有ります。
好みの部屋がない場合、当日チェックイン時に相談したらもっといい部屋に案内されることも有ります。ただ満室だったりダイヤモンド会員だらけだったりしたら逆にノーアップグレードのことももちろんあります。
事前にデジタルチェックインをしてしまうと、その段階で部屋が確定してしまうのでその後変更できないという噂もありましたが、今のところはチェックインカウンターでさらに変更は可能でした。
ウェルカムサービス
・ミネラルウォーターボトル2本|エグゼクティブなルームじゃない場合忘れられることもしばしば、エグゼクティブルームは最初から置いてある
・ウェルカムフルーツやスイーツ|このサービスはホテルやチェックインした部屋による、今のところ貰えたのは2度、貰えるはずなのに忘れられることもしばしば
・フリードリンクチケット|ホテル独自のサービスのことがしばしば
ミネラルウォーターは外国では重宝しますが、その他は貰えたらラッキーぐらいの感覚の方がいいです。
エグゼクティブラウンジの使用
エグゼクティブルーム利用者またはダイヤモンド会員が利用できるエグゼクティブラウンジは、エグゼクティブルームにアップグレードされればダイヤモンド会員でなくても利用できるようです。
そのようなゆるい利用規約の元、エグゼクティブラウンジはだいたい混雑しています。
・カクテルタイム|呼び名はホテルによって違いますが、最も混む時間帯と思われます。今のところはないですが、座るまで30分待つこともあるとか無いとか。軽食とドリンクフリーサービスが主で、食事のレベルはホテルによって違いますがお酒が飲めるのはいいところです。
・モーニングサービス|呼び名はホテルによって違いますが、いわゆる朝食サービスです。ラウンジでの朝食と他のお客も利用できるレストランでの朝食、どちらかを選べることがほとんど(どっちもOKで2回朝食を取ることが出来る)です。レストランに行く人が多いので、モーニングタイムのラウンジはあまり混雑しない事が多いです。ゴールド会員の朝食サービスはラウンジでは不可と思われるが、ゴールド会員の経験がないので不明です。
・アフタヌーンティータイム|呼び名はホテルによって違いますが、午後のおやつタイムです。アルコール無しのフリードリンクサービスとスイーツが少々。時間帯的にチェックアウト後の事があり規約上は利用できないはずだが、だいたい相談すればOKを貰えます。アフタヌーンティーの時間帯にラウンジでチェックアウト手続きをしつつ楽しむことも可能です。ただ最近各ヒルトンホテルでアフタヌーンティーが廃止されつつあります。
・オールタイム|ラウンジは上記の時間帯も常時開いていて、スタッフに色々相談したり、ドリンクとスナックぐらいは楽しめます。非常に空いているので、ゆったり過ごせます。
ラウンジの利用は特にダイヤモンド会員を維持する上では最も重要なポイントと思われます。混雑していることも多いですが今のところ非常に満足しています。ゴールド会員だけでは利用できないことはご注意を。
ホテルサービス
ホテルによって、会員ステータスによってプールが利用できたりフィットネスルームが利用できたり大浴場が利用できたりすることが有ります。逆に宿泊者だったらそれらサービスを全員使えることも有ります。コレばっかりは各ホテルによってことなるので、すべてを表にできたらすっごい有用なんでしょうが、そこまでの宿泊歴はありません。
少なくともダイヤモンド会員が最も優遇されていることは間違いありません。
朝食サービス
日本でもその他でも、ダイヤモンド会員ならエグゼクティブラウンジ、または一般的な朝食会場で食べることができます。
オナーズ会員専用レーンとして優遇して入場できるホテルもありますが、外国ではあまり見かけません。
ビュッフェレストランを利用できれば大勝利ですが、ホントにコンチネンタルブレックファーストしか無料にならないホテルもあれば、日本だと同室のヒトは全員朝食無料にしてもらえることが多いですが、ホントに2名分しか無料にならないホテルも外国にはありますので、英語力を発揮してしっかり確認した方が無難です。
レイトチェックアウト
レイトチェックアウトについては、ヒルトンオナーズ会員だったら誰もが申し込むことが出来るようです。ヒルトンの場合、ホテルによって異なるのでしょうが今のところどのホテルも15時までがマックスです。
ダイヤモンド会員だから確証してもらえるわけでもなく、本当に部屋の空き状況次第ということになります。
その代わり、ヒルトンホテルの一般的なチェックアウトは12時が多いのですが、混雑していてもそこから1時間でも2時間でも何とか確保してくれて、全くできないということは今のところありません。
ペイオフ(精算)
ヒルトンVISAカードで支払うとボーナスポイントが入ります。またカードのキャンペーンやステータスクリア条件に、支払いを全額ヒルトンVISAカードで行うこと、などが入っていることもあるので、ホテルの支払いはなるべくヒルトンVISAカードで行った方が無難と思っています。
もちろん他のクレジットカードで他ポイントやマイルを貯めても問題はありませんが。
重要なポイントは、以前は宿泊時に貯まるポイントに半分エアラインのマイルを選択することができたのですが、プログラム変更により2018年4月よりエアラインのマイルを貯めることができなくなっています。
ヒルトン公式からWeb予約すると、税金・サービス料が積み重なって、最終的な支払いが10%以上増えることはざらにあるので支払い時にビックリしないように注意が必要です。
マリオットグループホテルとヒルトンホテルとの比較
SPGアメックスカードで得られていたマリオットゴールドのステータスが、完全統合に向けてそのベネフィットが下がりました。
元々SPGアメックスカードは30,000円を超える年会費がネックとなっていたので、この機会にSPGアメックスカードは解約し、割引を受ければ10,000円を切る年会費のヒルトンVISAゴールドを取得してヒルトングループの利用を増やそうか、と言う流れがあるそうです。
最初に申し上げておきますが、ヒルトンの年10滞在は全然少ない方でワタシがヒルトンのすべてを語るには力不足です。マリオットホテルやSPGホテルの宿泊もそこまでありません。さらにマリオットゴールド&SPGゴールドのSPG/AMEX棚ぼたステータスなので、プラチナになられた方には参考にならないかと思います。
なので、さらっと聞き流してちょっとした参考にして頂けるだけに留めていただきたいです。
ホテルを目一杯楽しむことを主目的としているので、ホテルは泊まるだけと思われている方にも参考にならないと思います。
部屋のアップグレードもレイトチェックアウトも状況による水物なので、いずれにせよ過度な期待は禁物です。なのでポイントは、必ず付帯する「朝食無料サービス」と「エグゼクティブラウンジ利用」ではないでしょうか。
最初から朝食無料サービスしかないヒルトンゴールド会員ならそれだけでご満足頂けると思います。ホントにコンチネンタルブレックファースト「のみ」のホテルもあるので注意は必要ですが。
しかしマリオットゴールドとしてラウンジを楽しんで来られた方々からすると、やはりラウンジが利用できないことは相当ストレスなんじゃないかと思います。
無いならないでなんとかなるさ、と言うお気持ちなんでしょうが、「ただ酒」の魅力を忘れられますか?
いずれにせよ新マリオットボンヴォイプラチナを維持できないなら、どのホテルでもラウンジの利用を諦めるという意味ではいい逃げ道だとは思いますが、ご満足頂けるかは疑問です。
ヒルトンのダイヤモンド会員になる手段があるのなら、変わらずご満足頂ける可能性が高いです。特に朝食の利用できる「幅」がホテルによってはマリオットより広いと思います。
つまりステータスマッチの話が主なのですが、ステータスを継続する手段を考えておく必要があると思います。決してボーナスタイムではないので。まずステータスマッチなら90日で8滞在をこなす必要が有ります。そこまでハードルは高くないですが、日本ではヒルトンを安値で泊まれることは平日でもあまりありません。
もう1つの選択肢であるヒルトンVISAプラチナカードは、なかなか高い壁としてはだかかります。SPG/AMEXを超える2倍の年会費に、所持だけではダイヤモンド会員を維持することができません。
逆にこのクレジットカードが有る限り(今のところ)ヒルトンのダイヤモンドステータスが維持できるのでワタシはヒルトン族であり続けているし、ステータスを維持することができないマリオットのプラチナチャレンジにはチャレンジできなかったわけです。
またヒルトンを年に数泊でも利用するのなら、ヒルトンVISAゴールドの年会費分は朝食2名無料だけで十分元が取れると思います。なのでSPG/AMEXと違って、所持し続ける価値は十分にあります。
ただ、ラウンジがなくて本当に大丈夫ですか??(余計なお世話ですねm(_ _)m)ラウンジがないヒルトンホテルもいっぱいありますし・・・。
全然まとまらないですが、新マリオットステータスによってマリオットゴールドがおトクじゃないからヒルトンゴールドに流れてくるのは、ちょっと「違和感」を感じます。そのぐらい求めるサービスが違うと思うのでその点はご注意下さい、と言うのが言いたいことでしょうか。なので頑張ってマリオットプラチナを狙う方がおススメです。
もしヒルトンに来るのならばやはり「ダイヤモンド」を狙って下さい。
ヒルトンVISAカードの発行はコチラから>>>
などという物はないので、思うところを勝手に書かせて頂きました。色々ご意見は有ると思いますが、一意見として参考にして頂けたらと思う次第です。
ヒルトンVISAカード入会キャンペーンについて
ヒルトンVISAカードの紹介ポイントなどはありませんが、定期的に発行元の三井住友カードが入会キャンペーンを行っています。
【最大10,000ポイント】ヒルトン・オナーズVISAカード新規入会キャンペーン|クレジットカードの三井住友VISAカード
上記は2018年のキャンペーンで最大10,000ポイントが貰えるキャンペーンが行われていました。今は行っていませんが、毎年必ず行っているので逐一チェックしましょう。
以前はプラチナは20,000ポイント、ゴールドは10,000ポイントだったのですが、最近は一律10,000ポイントみたいです。
10,000ポイントって交換すると1,000マイルですからね。正直ショボいですが、貰えるものは貰っておきましょう。
カードを紹介したからと言ってワタシが得るものは何もないので、キャンペーンの詳細は上記リンクをご参考下さい。ハードルは全然高くありません。
まとめ
マリオットとSPGの統合により、SPGアメックカードのサービスが改悪となりました。
その流れでより安価で維持できるヒルトンVISAゴールドカードを発行して、朝食無料だけでもおトクだからとヒルトンに流れてこようという話がチラホラと聞こえてきてます。
しかしその辺は全く同等ではなく、例えば旧マリオットゴールドではホテルのプールを楽しめたところもあるでしょうが、ヒルトンだとダイヤモンド会員のみと言うこともよく有ります。
安価なクレジットカードなのでヒルトンVISAゴールドを取り敢えず発行することを「もったいない」とは全く言いませんが、まずは今までお世話になったマリオットの新ゴールドステータスでマリオット/旧SPGホテルを楽しんでから考えてもいいと思います。
やはりマリオットは最高!と思うかもしれないし、もしかしたら大逆転で新マリオットプラチナにしてもらえるかもしれないし・・・。
最高のコースは「(新)マリオットプラチナ」→「ステマでヒルトンダイヤモンド」→「ヒルトンVISAプラチナでそれを維持」でしょうか・・・(^_^;)。
最後に、ワタシが知らないヒルトンの世界がありましたらぜひご教授下さいm(_ _)m。
レイトチェックアウトですが、福岡では時々18時までOKと言われます。実際にそこまでいたことはないですが・・。逆に部屋が次の人の予約があってレイトがダメでもラウンジは18時まで使ってくださいね、と言われました。
(ただ、コンラッドやヒルトン東京はチェックアウト後の利用時間がハッキリ明記してあり、厳しいみたいです)
名古屋、大阪もレイト16時OKの時がありました。新幹線に乗る前に着替えたいなど、レイトチェックアウトを優先したい場合、翌日の予約が無い部屋を探してください、というのもひとつですね^^
ルカさん、レイトチェックアウトの情報ありがとうございます。
ヒルトン東京ベイでは15時までと決められています、と強調されたことがあります。
結局ホテルとスタッフに依るところが大きそうですね。
16時までもありうるのは朗報です(^^)。