ヒルトンの50%OFFとなるお得なウインターセールが2019年の11月に開催されました。
50%OFFというのはとても驚異的に安い感じがするので、いつも1泊以上は確保してヒルトン宿泊を楽しんでいます。
実際にはフレキシブルレートからの50%OFFなのですべての日程で安いわけではないのですが、普段からしたら確かに安くなります。
しかしネットの海で不穏な噂を耳にしました。
「宿泊料金の元値を上げてからその半額にしているっぽい…セール終了後の料金はセール中の元値より安い…」
最近ECサイトで色々セールが頻繁に行われていますが、元々の売値を上げてそこから値下げするという小技を使っているという話も流れています。
つまり実際はそんなに安くなっていないのに、元値を上げてからの値下げをすることによって値引率などを上げて購入意欲を刺激しているんじゃないか?という話です。
これはいかん、イカンですよ。
なので、つい先日のヒルトンのウインターセール50%OFFキャンペーンなのですがちょうど期間中の料金をチェックしていたから、今回はセール後の料金と比べてヒルトンもアコギなことをしているのか?してないのか?チェックしてみたいと思います。
目次
ヒルトンの50%OFFウインターセールについて
ヒルトンの50%OFFウインターセールについては下記の記事をご参照ください。
ポイントしては以下の通りでした。
【72時間限定ヒルトンウインターセール(終了してます)】
- 日本・韓国・グアムなどの対象ホテル
- 50%OFF(ヒルトン・オナーズ会員)|ヒルトン会員以外は40%
- 11月26日14時スタート
- 72時間限定
- 2019年11月26日〜2020年6月30日までの宿泊
対象宿泊期間には2020年5月2日〜6日までの4連休となる2020年のゴールデンウィークが含まれていました。
前回はその2020年ゴールデンウィークが含まれる前後の期間を、セールが始まって26時間後ぐらいのタイミングで調べてみました。
今回追加で調べたのはセールから1週間後以内の同じ日程です。
注意点は、セールで売り出している宿泊プランには制限があることがあるので同じ日程でも最安値として表示される客室は異なることがある、ということです。
表示される最安値は同じ客室プランでないことも多いので、完全な比較ではない
セール中は最安の客室がエグゼクティブルームだったけど、通常のタイミングで調べたら最安のヒルトンルームの料金が表示されていることもあるので、単純に比較はできません。
また通常時の料金もベストフレキシブルレートなので刻々と値段は変化していきます。
一応表示されているのは通常時でも最安値でキャンセル不可の料金が多いですがそうでないこともあり、すべての料金プランをチェックしたわけではありません。
なので参考程度に検討していきたいと思います。
料金は大人2名の料金で、3人目が増えると料金は上がります。また表示される料金に税・サービス料を含めた料金が実際の支払う金額になります。
ヒルトンニセコビレッジ
北海道のヒルトンニセコビレッジはゴールデンウィークだとまだ春スキーを楽しめるタイミングかも知れませんが、セールの時は最終日を残し全滅していました。
通常の料金は最安値で15,000円ぐらいで、GWだと19,000円ぐらいでした。完全な50%OFFではありませんが、利用できる客室の制限があるとしても良心的なセールだった感じです。
コンラッド東京
日本におけるヒルトン・ワールドワイドの最高峰コンラッド東京ですがセール時のゴールデンウィークは全滅していました。
通常のコンラッドは最低でも7万円超えの料金で、GWだと税・サービス料込みだと10万円を超えています。
この料金を見ると、セール時の料金はほぼ50%OFFだったと言えるでしょう。それでも驚異的な値段ですね。泊まったことはないのですが、それだけの価値があるホテルなのでしょうか?
ヒルトン東京
ビジネスユースが多い新宿にあるヒルトン東京はセールのゴールデンウィーク期間中でも空いていました。
ただ前後も含めてあまり安い印象がありません。
ヒルトン東京はセール対象客室に最安値の客室が含まれていないのかもしれませんが、全然50%OFFとは言えない通常時の料金設定です。
これならばヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)の25%OFF料金とセール料金はほぼ変わらず、前者の方がキャンセル可プランな分気軽に利用できます。
ヒルトン東京ベイ
ディズニーホテルの1つであるヒルトン東京ベイはゴールデンウィークは当然のようにセール全滅していました。
ただ前後は安かったです。
通常時の料金を見てみるとヒルトン東京ベイのセールはきれいに50%OFFだったことが分かります。
今後のセールでもそうあるとは断言できませんが、このホテルのセールで1万円前半の料金は間違いなく格安と言えるでしょう。
ヒルトン東京お台場
レインボーブリッジを愛でるためだけのホテルであるヒルトン東京お台場ですが、これもまたセール時のゴールデンウィークは全滅していました
その前後が安いだけに残念でしたね。
ヒルトン東京お台場の料金をセール時と通常時で比較すると、50%OFFとまでは言えませんが、十分許容範囲内で安くなっていると言えるでしょう。もちろん同じ客室プランかどうかまでは不明ですが。
GWは空いていませんが、このホテルはセールで確保するのがおすすめですね。一概には言えませんがHPCJよりお得そうです。
ヒルトン小田原リゾート
ヒルトン小田原リゾートは都心からホテルステイを楽しむためのホテルとしてはかなりおすすめなのですが、だからこそゴールデンウィークはセール料金は全滅でした。。
ここでいう「全滅」は予約競争に負けたということではなく、おそらく最初から対象外だったのだと思います。
通常時の料金と比較しても、日によってばらつきも多いですがセール時の料金は50%OFFにかなり近い料金となっていてお得だったことが分かります。
それにしてもGW時の料金が凄いですね。フレキシブルレートとは言え、コミコミで8万円を超えてくるとは…
ヒルトン成田
成田国際空港利用時の立ち寄りホテルとして、ヒルトンにしてはリーズナブルでおすすめなはずのヒルトン成田ですが、セール対象プランは全然空いていませんでした。理由は不明だったのですが…。
しかしセール対象じゃないとGWでもちゃんと空室がありました。しかもGW以外の料金と比較してもそれほど高くなっておらず、セール時のGWに空室なしだったのは対象外期間的な扱いだったのかもしれません。
セール時の料金は50%OFFに近くの日もあり、予約できるのならリーズナブルに宿泊できるホテルということが分かります。
旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン
軽井沢にある旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトンは、最近ヒルトングループに仲間入りしたのでワタシはよく知らないのですが、これも最初から対象外と思われるほどのきれいな全滅状態でした。
ただ全期間を見てみるとポツポツ料金が表示されるので(2万円弱ぐらい)、ホテル全体が対象外というわけでもなさそうです。
このホテルだけは全く分からないのですが、通常予約を試みると高いですが空室があるのでセール時はほとんど対象外にしていたことだけは分かります。
料金も最安値でもセールでポツポツ見た料金と大きな差異はなく、あまりセールは期待できないホテルなのかもしれません。
ヒルトン名古屋
名古屋駅からちょっと離れているので少しだけ不便なヒルトン名古屋ですが、ゴールデンウィーク期間中も予約できました。
しかしとんでもない高額設定でした。その理由はエグゼクティブルームやジュニアスイートなど、予約できる客室そのものが元々高い部屋だったからなのですが…
通常予約時の料金を見てみると、可もなく不可もなし、です。
通常時の最安値の料金は安い客室(ヒルトンルーム)のものなのですが、同じ期間のエグゼクティブルームの料金を見ても50%OFFセール時に売り出されていたエグゼクティブルームの料金とほとんど変わりませんでした。キャンセル不可なぶんたちが悪いです。
少なくとも今回のセールでは繁忙期は使い物にならず、それ以外の期日ではあまり50%OFFという感じではないけど安くなることはなっているかな、という感じです。
※GW以外の料金設定となっている客室プランが分からないのでなんとも言えず
コンラッド大阪
今回のセールはコンラッド大阪のお得さが話題になりましたが、ゴールデンウィークでは全滅状態で予約できませんでした。
通常時と50%OFFセールの料金を比較すると、完全に半額なわけではないですが元々がかなり高い料金のホテルなので十分安い金額だったことが分かります。
コンラッド大阪はセール時には注目ホテルの1つですね。
ヒルトン大阪
ヒルトン大阪は大阪梅田駅に直結でとても便利な上にお値段もいい感じなのですが、残念ながらゴールデンウィークは最終日を残して全滅していました。
通常時の料金を見ると、セールの料金は50%OFFとは言えなくてもかなりお安くなっていたことが分かります。
大阪のホテルは正直でいい感じですね。
ヒルトン福岡シーホーク
ヒルトン福岡シーホークも今回のセールではかなりお得だと話題になりましたが、ゴールデンウィーク中も見事にお得な値段設定となっていました。
GW後半はホークスのホームゲームがお隣のドームであるのに、こんな値段でいいののか疑っちゃったぐらいです。
通常予約時の料金を見ても、ホントにセール時は50%OFFだったことが分かり、とてもとてもとても気持ちのいいセールだったことが分かります。
やはり今回のセールのチャンピオンはヒルトン福岡シーホークでした。
ヒルトン沖縄北谷リゾート
沖縄ヒルトンの代表格であるヒルトン沖縄北谷リゾートですが、ゴールデンウィークは最終日を残して全滅していました。そうじゃない日も結構お高めなセールとなりました。
このホテルは、セールの時はエグゼクティブルームやスイートルームばかりのプランなので、全体的に高くなります。安い客室プランが埋まっただけと信じたいですが、1番安い部屋は今までもセールには登場しませんでした。
比較してみるとセールの料金は通常時最安値の50%OFFとはなっていませんが、セール時の料金は安い客室は対象外で含まれていないので、これはしょうがない結果と思います。
通常時のエグゼクティブルームの料金と比較すればセール時は確かに50%OFFになっているので、決して間違ってはいません。
エグゼクティブルームが安く泊まれるとすれば、それはそれで悪くないキャンペーンです。
ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート
ヒルトン沖縄北谷リゾートのお隣りにあるダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾートもゴールデンウィークは最終日を残してセール対象プランは全滅していました。
素敵な立地にあるこのホテルですが、所詮はダブルツリーでラウンジもないし、3万円以上の値段は出すのに躊躇します。
このホテルは通常時でもプールで遊べる時期に差し掛かるとかなり高いです。お隣でランクとしては上のヒルトン沖縄北谷リゾートと料金はほとんど変わりません。
両方泊まった身としては、同じ値段を出すならばダブルツリーではなくヒルトン沖縄北谷リゾートにすると思います。
セールの料金が50%OFFとなっていませんが対象の客室が最安値じゃなかった可能性があるので、なんとも言えません。
ただセール対象がランクが高いプレミアルームだったとしても50%OFFにはなっていないのが実情ですが…
ダブルツリーbyヒルトン那覇
ワタシのエアライン修行時に沖縄で1泊必要な時は必ず利用するダブルツリーbyヒルトン那覇ですが、ゴールデンウィークでは流石に全滅していました。
ただGWを除けばお値段はかなりお安いかったです。予約できるなら予約したい値段でした。
50%OFFセール時はきれいに半額にはなっていないようですが、元々がそれほど高額じゃない場合は数千円の誤差は気にならず、セール時のおすすめホテルの1つです。
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
毎度ヒルトンセール時は最安値を叩き出すと言われているダブルツリーbyヒルトン那覇首里城ですが、ゴールデンウィーク期間は全滅していました。
しかしそれ以外の日はかなり安かったです。ただ泊まれなければ意味がありません。
このホテルも通常時と比較して50%OFFセール時はほぼ半額に近い料金にして売り出されたことが分かります。ただちょっとだけ場所が不便ですよねぇ。
ヒルトングアムリゾート
興味があったのでヒルトングアムリゾートもセール時に調べていました。118ドルでなかなかお安そうですが、日本のゴールデンウィーク期間なのにそこは予約が埋まり気味という結果でした。
ヒルトングアムリゾートの50%OFFセール時の対象客室プランをチェックしていなかったのでなんとも言えませんが、通常時の最安料金よりもそれなりに安くなっているので、セールとしては悪くなかったと思います。
特に外国はHPCJ経由での予約ができませんから、セールを活用するのは有用です。キャンセル不可には注意する必要がありますが…
コンラッド香港
一度は泊まるべく予約まで入れたことがあるコンラッド香港ですが、ゴールデンウィーク期間中でも予約はできますが、お話にならないぐらいに高かったです。
1泊4万円ぐらいでした。
コンラッド香港は50%OFFセール時の方が高くなっています。これは間違いなくセールはそれなりの高い客室のみが対象で、最安値の部屋は対象外だったのでしょう。
いずれにせよあんまり食指が動く料金ではありません。
ヒルトン50%OFFはお得じゃないのか検証
前回のヒルトン50%OFFウインターセール時の料金と1週間後ぐらいの料金を比較すると、いくつかのホテルではとても50%OFFじゃないだろう、と言いたくなるホテルがあります。
ただ対象となる客室プランそのものが異なっていた可能性もあり、元々の料金を上げた上での半額にしているとは言えないと思います。
むしろどちらかと言えばそんな操作はせずいつもの料金から50%近く割り引いて売り出していたホテルがほとんどなので、セールの料金は客室のグレードにさえ気をつければ安心して予約して問題ない、という結果となりました。
ヒルトン50%OFFキャンペーンセールは、全体的には良心的で安心して申し込んでOK
ただ「50%OFFじゃない」と検証していた記事を目にしたので(ソースは失念してしまいました)、普段からヒルトンをよく利用する人じゃないとセール時の変化には気づきにくいと思います。
今回はあくまで2020年のGW前後の料金設定のみの比較から導き出した結果です。
確かにきれいに50%OFFでは無いことが多いですが、目くじらを立てる程のことは無いのではないかな、という結論です。
まとめ
ヒルトンの50%OFFウインターセールですが、元々の値段を上げた上で50%OFFにしている疑惑を耳にしたので、実際に検証してみました。
通常時の料金は需要と供給により刻々と変化するので一概には言えないと思いますが、ほとんどのホテルで50%OFFかそれに近い割引率を示しているのでヒルトンセールは間違いなくお得だった、と言っていいと思います。
この結果をもって、これからも安心してキャンペーンに参戦していきたいと思います(^^)。