2019年5月8日に福岡県民、いや九州・山口一円が大喜びのニュースが入りました。
それは2014年6月に福岡ーホノルル線から撤退したハワイアン航空が今年の11月に福岡ーホノルル線の復活を計画している、というニュースでした。
それはちょうど今月にデルタ航空の福岡ーホノルル線撤退を受けて悲しんでいた福岡県民にとってはとても嬉しいニュースとなります。
目次
ハワイアン航空の福岡ーホノルル線復活計画
あくまで「計画」の段階ですが、ハワイアン航空が福岡とハワイ・ホノルルを結ぶ直行便の就航を計画していることが分かりました。
早ければ今年2019年の11月より週4往復での運航を始める予定です。
ただ福岡空港は発着容量が限界に達している上に、デルタ航空が撤退した発着枠は他の航空会社に使われることが決定しており、ハワイアン航空が発着枠を確保できるかが問題となります。
ですのであくまで「計画」の段階です。しかし福岡県人として、そしてハワイをこよなく愛するマイラーとしては非常に嬉しいニュースとなりました。
それは現在ハワイアン航空はJALと業務提携を行っているからです。デルタ航空より利用しやすいんです。
ハワイアン航空とJALの業務提携によるメリット
2018年にハワイアン航空とJALとの業務提携が発表され、2018年10月1日よりJALの国際線提携航空会社特典航空券予約にハワイアン航空が追加されています。
つまりJALのマイルでハワイアン航空の特典航空券が確保できるのです。マイルを貯めているマイラーとしては朗報です。
ただハワイ路線の特典航空券をJALマイルで確保しようとするとなかなか至難の業ではあります。
ちなみにハワイアン航空のマイルでもJALの特典航空券が取れることは取れますが…あまりお得ではありません。
例を上げますとJALマイルでJAL運航便ホノルル線の特典航空券必要マイル数は片道20,000マイルが基本です(PLUSの導入で増加はします)。それに対してハワイアン航空では片道40,000マイルが必要となります。ハワイアン航空ではサーチャージがかからないというメリットは有るのですが、必要マイル数はJALと比較すると倍になるので、なかなか貯めるにも利用するにも厳しいところがあります。
ハワイまでの必要なマイル数は以下のとおりです。
Award | 片道エコノミークラス |
JALマイルでJAL運航便特典航空券 | 20,000マイルPlus |
JALマイルでハワイアン航空特典航空券 | 23,000マイル |
ハワイアンマイルでハワイアン航空運航便特典航空券 | 40,000マイル〜 |
ハワイアンマイルでJAL特典航空券 | 40,000マイル |
JALのステータスとハワイアン航空のステータスについて
JALとハワイアン航空が業務提携をしたとはいえ、ハワイアン航空がJALの所属するワンワールドアライアンスに加盟したわけではありません。ですのでJALのステータスとハワイアン航空のステータスはお互いに十全活用は今のところできないのです。
ハワイアン航空運航便における、JMB上位会員(JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブ会員)の方がハワイアン航空運航便をご利用される場合、およびJAL運航便におけるHawaiianMilesエリートステータス(Pualani Gold、Pualani Platinum)の方が、JAL運航便をご利用される場合につきましては、専用カウンターのご利用、受託手荷物無料許容量のご優待、手荷物の優先お取扱いサービスはご利用いただけません。
- JAL上位会員がハワイアン航空運航便を利用する場合はステータス優待なし
- ハワイアン航空上位会員がJAL運航便を利用する場合はステータス優待なし
今のところ上記のように、コードシェアでも自分のステータスがない方の運航便を利用する場合は手持ちのステータスのメリットは活かせません。
以前問い合わせたときには、JAL上位会員がハワイアン航空運航便を利用する時はサクララウンジは利用できる、という話は確認できましたが、それだけです。
ハワイアン航空の福岡ーホノルル直行便が運航を開始してもそれはハワイアン航空運航便なので、JALのステータスは全く活かせないことになります。福岡空港国際線ターミナルにはサクララウンジもありませんしね(;_;)。
ただ予想ですがビジネスクラスの利用であれば、ビジネスクラスラウンジの「ラウンジ福岡」は利用できると思います。
ハワイアン航空運航便を最大限享受するための秘策
もしハワイアン航空の福岡ーホノルル直行便を余すこと無く堪能したかったら、ハワイアン航空の上位会員になる必要があります。そしてハワイアン航空の上位会員になるための秘策があるのです。
それはラグジュアリーカードのブラックカードまたはゴールドカードを発行することです。
マスターカードの最高峰「World Elite」を冠するラグジュアリーカードは3種類あります。
券種(年会費) | ハワイアンステータス |
チタンカード(54,000円) | 提供なし |
ブラックカード(108,000円) | Pualani Gold |
ゴールドカード(216,000円) | Pualani Platinum |
※チタンカードにはPualani Elite Statusは提供されません。
ラグジュアリーカードのブラックカードはハワイアン航空のプアラニゴールド、ゴールドカードは最上級のプアラニプラチナステータスが付帯します。各ステータスの特典についてはこちらの記事をご参照ください。
ラグジュアリーカードは2019年5月31日までの期限で年会費半額キャンペーンを展開中です。欲しい人はまさに今!です。
もう1つの秘策は「お金」で解決する方法です。
実はフライトによって得られるPualani Elite資格とは別に、キャッシュやマイルで購入することができる「Premier Club Member」と言うステータスも存在します。
- 新規入会|299ドル or 40,000マイルでの支払い
- 継続|249ドル or 35,000マイルでの支払い
ハワイアン航空のエリートステータス研究報告でお伝えしたように、実はPremier Club Memberも結構使い勝手が良いステータスだったりします。300ドル弱ならお得ではないでしょうか?みんな大好きラウンジが利用できますよ。
ハワイアン航空のマイルを貯めるためには
ハワイアン航空運航便の特典航空券をハワイアンマイルで獲得するためには、ハワイアン航空のマイルを貯めなくてはいけませんが、その方法には2つの選択肢があります。
1つはハワイアンマイルズVISAカードを利用することです。
通常のショッピングでは100円=1マイル(ハワイアンマイル)が貯まりますが、なんとハワイアン航空の航空券購入時にはゴールドカードだと100円=5マイル貯まります。
航空券購入時に100円=5マイルが貯まるクレジットカードと言えばアメックススカイトラベラープレミアカードが有名ですが、対象航空会社にハワイアン航空は入っていません(2018年11月現在)。
航空券購入時に限定的とはいえ100円=5マイル貯まるクレジットカードと言えば最強の部類に入るので、ハワイアン航空をこよなく愛する人なら必携のクレジットカード、それがハワイアンマイルズVISAゴールドカードです。ハワイアンマイルの有効期限を実質無期限にするのにも、家族間でマイルを集約するのにも必要なカードです。
もう1つはSPGアメックスカードです。
SPGアメックスカードは世界最大級のホテルグループ「マリオットグループ」のマリオットボンヴォイポイント貯まるクレジットカードですが、そのポイントは数多くの航空会社のマイルに交換することができます。
その交換先にハワイアン航空も含まれているので、最大で100円=1.25マイルの交換率でハワイアンマイルを獲得することができます。
まあしかし前述したようにハワイアンマイルを利用した特典航空券の確保は膨大なマイル数が必要になるので、もし必要なら素直にJALマイルを利用してJALの提携航空会社特典航空券でハワイアン航空チケットを確保したほうが賢いでしょう。
JALマイルを大量に貯めるためには、ポインサイトを利用する方法とバイマイル的に購入できるサービスを利用することです。
まとめ
デルタ航空の福岡ーホノルル直行便撤退により、福岡はハワイ・ホノルル線冷遇地帯になる予定でした。ちょうど2019年5月の今月がデルタ航空の最終就航がある月です。
しかしそのデルタ航空の最終就航月にハワイアン航空が福岡ーホノルル直行便を再就航させるという嬉しいニュースが流れてきました。もちろんタイミング的には狙っていたのでしょうけど、福岡県民としては嬉しい限りです。
まだ「計画」の段階で決定はしてないのですが、早かれ遅かれ就航することは間違いないと思います。
デルタ航空の撤退により、福岡からハワイに向かうにはどこかで乗継をしなくてはいけないと思いJALやANAで研究してきましたが、ハワイアン航空が就航したらJALのマイルも貯まるし直行便をなるべく利用するようになると思います。
やっぱり直行便はものすごい楽なんです。そしてホノルルから福岡に向かう復路は、偏西風が強い時期だと10時間かかることもあるので、できればビジネスクラスを利用したいなぁとは思います。
そのためにはやはりJALマイルが必要です。家族でエコノミークラスを利用するなら20万マイルぐらいが必要ですね。頑張らねば!
頑張る方法はこちら。
福岡ーホノルル線復活の記事には九州一円からの利用が期待できるとありますが、福岡佐賀以外は福岡空港までの電車・車の移動が大変そう。それならば便数が豊富な羽田に行ってホノルル線を利用するような気がするなぁ。
再撤退だけは勘弁ですよ。