2020年6月24日にハワイ州政府は、空港着72時間前までのコロナ感染PCR検査の陰性証明が提出できれば、現在施行されている到着後14日間の自己隔離措置を免除すると発表しました。
条件付きとはいえハワイ旅行再開への一歩前進として前向きに日本でもアナウンスされました。
しかし最初はセンセーショナルに発表されたこの内容も、時間が経つにつれて、むしろハワイへの渡航の困難さを実感させる結果となりつつあります。
ワタシの2020年8月ハワイ旅行の予定はどうなるのか?先々の展望をまとめてみます。
ハワイ州は8月1日から開始予定としていた事前検査プログラムを最低でも1ヶ月延期することを決めました(7月14日)。
感染者数が増えてきているのでやむを得ない措置と思います。アメリカ本土からの流入は止めないといけませんし。
8月のハワイはNG確定です(T_T)
2020年8月からハワイ州の観光業が再開?
2020年6月24日、ハワイ州政府は8月1日よりホノルル国際空港到着前72時間以内にコロナ検査の陰性証明を提示できた場合、現在施行している到着後14日間の自己隔離措置を免除すると発表しました。
ハワイは観光業で成り立っているので、コロナのスクリーニング検査を併用してなるべく感染拡大をや感染者流入を押さえながらも観光業を再開したいという思惑があります。
この方法は同じアメリカのアラスカ州で実践し実際に効果が得られている方法だそうです。
ただアラスカモデルは到着後にも検査を行っているのですが、ハワイでは空港での混乱を避けるために、空港到着後の検査は行わないそうです。
(発熱や症状を認めた場合はPCR検査を受けることはできますが、当然到着後の隔離を伴います。)
陰性証明書が提出できない場合、ハワイでは200ドル程度で検査を受けることができますが、検査結果が出るまでは自己隔離です。
その検査をホントに受けることができるかも分かりませんし、ハワイ到着後にそんなバタバタするのなら行かないほうがいいと思います。
日本でPCR検査を受けることができるのか?
日本で肝心のコロナ感染の有無を証明する検査を気軽に受けれるのかと言えば、受けれないことはないです。
基本的に症状がある人か濃厚接触者を対象に公的に行われるコロナウイルスのPCR検査は、症状がない人は希望しても受けることができません。
また基本的に陰性証明の発行を受け付けてもいないと思います。
しかし、あくまで一例ですが、地元で検索していみると近くの開業医の医院でも検査を受けることができるようになっていました。
【新型コロナウイルスの唾液によるPCR検査】
- 検査費用:21,000円(自費診療)
- 検査予約:要予約
- 検査方法:唾液1~2mLを採取
- 検査結果:2-5日
- 健康証明書:PCR検査陰性証明書発行料3,300円(英語表記も可能)
これは一例で自費診療なのでもっと高いところももっと安いところもあるでしょう。
現在鼻咽頭ぬぐい液で行っているPCR検査との相関性はあるとのことで、検査の手軽さから唾液による検査結果も認められる可能性は高いと考えています。
陰性証明書発行料を含めれば1人25,000円、家族4人では10万円はかかりますね。
しかし今この時期でさえ旅行に行きたいのならば、そのぐらいのコストは払うべきとの考えのようです。
それより問題は、結果が2−5日後となっていることです。
今のところですが、空港到着前72時間以内の検査結果が必要としているハワイ州の計画です。
つまり到着3日前ですね。
我が家のように地方から出発する場合は国内移動もあるので出発当日ギリギリまで検査結果を待ってさらに証明書発行を発行してもらうというわけにはいきません。
最短の2日間で結果が出て証明書まで当日入手できればいいですが、まずムリでしょう。土日を挟めば、完全にお手上げです。
新型コロナウイルスの抗体検査も気軽にできるようにはなってきているし結果も早く出ますが、こちらは陰性証明にはならないでしょう。
今回は我が家の近くの医院を例に上げただけで、他にももっと早く検査結果が出る場合もあるでしょうし、もっと結果が出るのに時間がかかる場合もあるでしょう。
地域依存性なのでご自身の責任を元にお調べください。
例えば東京とかなら検査する場所も多くて結果も迅速ですぐに国際線に乗れるので、帰りを勘案しなければ行ける可能性は高くなるのかもしれません。
今回のハワイ州政府が6月24日後に少し時間が経つと、情報の詳細が分かってきました。
結局今回の発表は、気軽にPCR検査を測定することができて入国というハードルがないアメリカ国内向けの施策だったという見方が強いようです。
もちろんまだ1ヶ月先の話で、ハワイ州の他国からの受け入れがどうなるのか分かりません。
またアメリカ本土の感染状況は全く落ち着いておらずむしろ勢いを増している感じもあります。
それゆえ現段階よりも渡航のハードルが低くなることはまずありえず、日本国内からのハワイへの渡航は難しいままだと思います。
日本国内の対応に変化はないのか?
ハワイ州の受け入れについてはお伝えしたとおりですが、日本への帰国時の対応はどうなるのでしょうか?
今のところ日本政府からの発表は何もなく、空港での検疫とその後14日間の待機隔離要請は継続しています。
ホントに観光としての海外旅行が解禁されたらこの施策にも変化があるかもしれませんが、7−8月は日本国内での観光業の復活は目指していても、国外からの観光業に関しては慎重にならざるを得ないでしょう。
特にハワイ州は別物とは言え、それでも感染拡大が続くアメリカの一部です。甘い見通しは禁物です。
結局、2020年の8月におけるハワイ旅行は、行くにも帰るにも気軽に家族で旅行に行ける状況にはなってないでしょう。
またせっかく旅行に行っても、旅行先ではマスクが必須だったり、逆にマスクをしてない現地の人に怯えたり、オプショナルツアーは軒並み再開していなかったり、などなど心から旅行を楽しめるかというとかなり疑問です。
ハワイでもマスクは義務化されていますが、あくまでショッピングモールなどの屋内の話で、屋外ではソーシャルディスタンスを保たれていれば必ずしもマスクは必須じゃありません。
元々のお国柄からかマスクをしてない人は驚くほど多く、日本人からしたら全く安心できるような感じではありません。
少なくともいつもと同じハワイを心ゆくまで楽しむことは不可能なのは確実です。
ハワイへの渡航制限の最大の障壁と思われていた14日間の自己隔離制度が緩和されるということで当初は浮かれてしまいましたが、冷静に考えなくてはいけませんね。
【2020年8月のハワイ渡航が現段階でやっぱり困難な理由】
- 到着72時間前以内に家族全員のコロナ感染陰性証明書を確実に入手することが困難
- 到着できたハワイでいつものように楽しめる可能性がかなり低い
- 復路において日本入国時の条件緩和の見通しが立たない
まとめ
2020年8月以降ハワイへの渡航の可能性が開けたというニュースが流れてきて浮かれてしまいましたが、数日間様子を見ていたらそう簡単じゃないということが分かりました。
特に、今回のコロナ感染陰性証明書の提出による14日間の自己隔離免除については「アメリカ本土の人に向けて」の施策という現地の人の言葉には目が覚める思いです。
もちろん8月まであと約1ヶ月、何が起こるかどんな発表があるか予測はできません。
あくまで現時点での展望ですが、少なくとも日本人が2020年8月に子連れでハワイに気軽に行けるとは思っておかないほうが良さそうです。
無事に帰国したとして、すぐに出勤したり登校したりしたら、自粛警察に怒られるかもしれません。
同じ家族4人でハワイ大好き、ヒルトン・グランド・バケーションズオーナーということも似ているはぴこさんのブログはとても参考になります。
今のままでは、おそらくワタシも10日後ぐらいに全く同じ内容のブログを書いているでしょう(T_T)
確かにハワイは逃げないのですがギリギリまでハワイ渡航を希望し続ける理由もあるわけで…
- ハワイまでの飛行機チケットがお得に取れることがなかなかない(ゆえにキャンセルしたくない)
- ヒルトン・グランド・バケーションズのポイント有効期限の問題(できれば2020年以内に消費したい
まあ家族大事にだし、命あってのマイルだしポイントなので95%の確率でキャンセルすると思いますが、もうちょっと粘ります。
5万円/1人で国際線到着時間を勘案して証明書を唾液検査で出してくれているところ等はあるようなのですが(政府内にも海外渡航に特化したPCR検査センターの設置も前向きに検討されているようなのですが、いまの政権に新しいことをやる力があるかどうか。医師会の会長も変わったので自国防衛意識がより高まるかもですし、この辺は別件で用事があって医師会で近々探ってくる予定です)、いかんせん帰国後14日間の自主隔離が外れない限りはまだいけないっすね家族では・・・。ニューノーマルが叫ばれる昨今、ほいほいハワイに行けたオールドノーマルが恋しいっす
やはりお金に糸目をつけなければ、なんでも解決しそうですね^^;
1人5万円、我が家だと20万円…厳しすぎです。
MMさんの仰る公的なサービスが最も助かります。
ただ地方で便利に使えるようになるかというと結構疑問ですが(ToT)
私の心の中は決まっているので、
後は家族の説得がワタシのお仕事です(;´Д`)