所有しているだけでデルタ航空のゴールドメダリオンメンバー資格が得られるデルタアメックスゴールドカードは一世を風靡したクレジットカードでした。デルタ航空のゴールドメダリオンはスカイチームアライアンスのスカイチームエリートプラスメンバーとなれます。
同程度のステータスを他のエアラインアライアンスで得ようと思うと、スターアライアンスだとANAのプラチナ=SFCが必要ですし、ワンワールドではJALのサファイヤ=JGCが必要となります。
ANA/SFCもJAL/JGCもANAカードやJALカードを所有していれば継続的に得られるステータスですが、そのステータスをクレジットカードに付帯するには一般人は修業をする必要があります。
デルタ航空ではデルタスカイマイルアメックスゴールドカードを所有して、初年度は無条件に、次年度より前年度150万円の決済がアレばゴールドメダリオンステータスが付与され、修行が必要ありません。
デルタ航空のメダリオンプログラムとデルタスカイマイルアメックスゴールドカードについては下記記事をご参照下さい。
今回そのデルタスカイマイルアメックスゴールドカード(デルタアメックスゴールド)を引っさげて、ホーム空港たる福岡空港に見参しました。その結果、福岡空港でのその恩恵パワーは非常に弱いものだということを実感させられてしまいました。
本記事では、デルタ航空のゴールドメダリオンステータス・スカイチームのエリートプラスステータスが福岡空港で得られる恩恵についてまとめてみたいと思います。
この記事の下書きを書いている途中で、デルタ航空が福岡ーホノルル直行便を2019年5月から撤退するニュースが報じられました。なのでこの記事はほとんど意味がないものになってしまいました。まさに悲劇。
悔しいので、思い出話的に端折ってまとめていきたいと思います(ToT)。
駐車場|福岡空港駐車場優遇措置はなし
福岡空港に到着したところから順を追って特典を確認していきたいので、最初は駐車場からです。
ANAやJALの上級会員は羽田空港や成田空港で駐車場の優先予約サービスなどの優遇特典がります。が、デルタ航空のステータスではもちろんありません。
福岡空港国際線ターミナルの国際線駐車場に関しては、デルタ航空だけでなくANAやJALでも優遇特典はありません。国内線駐車場にも特典はありません。じゃあ書くなよ、と言う話ですね^^;。
ちなみに国際線の駐車場は1日1,000円なので便利もいいし重宝します。
安いし便利なので、年末年始の混雑時で満車で並んでても粘って駐車しました^^;。
優先チェックインサービス
デルタ航空のゴールドメダリオンはスカイチームのスカイプライオリティメンバーなので、優先的なチェックインカウンターサービスを受けることができます。
福岡空港国際線にはデルタ航空の常設チェックインカウンターは無いため、搭乗3時間前にチェックインカウンターが開きます。チェックインカウンターオープン直前の画像がこちらですが、「SKY PRIORITY」と「MAIN CABIN(エコノミーシート)」に列が分けられています。
ご覧のようにMAIN CABINの列はズラッと並んでいますが、元々MAIN CABIN予約だったワタシでも、ゴールドメダリオンですのでSKY PRIORITYの列に並ぶことができて、チェックイン手続きもあっという間に終了です。
特にホノルル線は日本人が多くて、アメリカ国内でデルタ航空を利用しまくっているガチのメダリオンメンバーがいないのか、SKY PRIORITYに並ぶヒトも少な目でしたね。ビジネスクラスでももちろんこちらを利用できるはずなんですが・・・。
ただ、この後分かるのですが福岡空港国際線ターミナルで3時間前にチェックインしてもいいことなんて1つもないんです笑。知っているヒトは知っているんでしょうねぇ。
ちなみに最近のデルタ航空は発券作業は発券機でほぼ終わらせてしまってほとんどの人が発券済みなので、チェックインカウンターも確認作業と荷物を預けるだけです。なのでMAIN CABINの列でもそんなに時間が経たずに解消されていました。
優先保安検査場サービス
福岡空港国際線ターミナルの保安検査場に一般人向けの優先レーンはありません。皆平等ですが、利用した日はご覧の通りでがらが〜らで何の問題もありませんでした笑。
噂通り福岡空港国際線ターミナルにも顔認証システムが導入されていました。適用身長は135cm以上で、同伴していた子どもは130cm強でちょっと足りず。でも空いていたので職員の方が勧めてくれたこともあり試してみたら問題なく通過できました。
エアラインラウンジの利用
デルタ航空のゴールドメダリオンステータス(=スカイチームのエリートプラス)は航空会社ラウンジを利用することができます。
チェックインカウンターで利用できるラウンジとして伝えられたのは同じスカイチームの大韓航空ラウンジである「KALラウンジ」。
場所は出国検査場を通過してから右手に進んだところです。いざ着いてみると・・・
ふつ〜にクローズしているし(ToT)。案内したチェックインカウンターのデルタ航空GSさんも把握しておいて欲しいですよね。
- 8:30-10:40
- 11:40-15:20
- 17:50-20:50
オープン時間は上記のようで大韓航空自社便の運航だけに合わせている感じです。ワタシが着いたのは16:50頃なので、あと1時間はオープンしません。
しょうがないので、KALラウンジとは出国検査場を挟んで反対側にある航空会社ラウンジ「ラウンジ福岡」を利用できないかと考えました。ちなみにココの入り口、初見だとちょっと分かりにくかったです。55番搭乗口前、免税店と免税店に挟まれた奥の方に入り口があります。
ラウンジ福岡はプライオリティパスやクレジットカードでは利用できない航空会社ラウンジですが、KALラウンジ以外はここしか無いため多くの航空会社上級会員に対応しています。
ご覧のようにデルタ航空の航空チケットでも利用できるのですが、今回は利用できませんでした。利用するためにはチェックインカウンターで利用クーポンを渡されてないとイケなかったようです。
おそらくデルタ航空のビジネスクラス利用者だったら入れたんじゃないかと思います。デルタ航空のエコノミー利用者はゴールドメダリオンでも利用できないようです。
KALラウンジも利用できない、ラウンジ福岡も利用できない、あと2時間どうするの?そんなラウンジ難民の強い味方がクレジットカードラウンジでした。
福岡空港国際線ターミナルのクレジットカード対応ラウンジは「ラウンジTIMEインターナショナル」です。クローズしていたKALラウンジの奥にあります。
利用時間帯はご覧のようにガラガラです。そのうちだんだんお客さんは増えてきましたが、プライオリティパスで入れると思って受付に来る外国人の方が多かったですね。
ワタシが所有しているアメックスプラチナカードは同伴者1名までOKなので、おかげで子どもと2人無料で利用できました。
このラウンジはアルコールは有料だし、つまみもショボショボの乾き物がメインだし、ソフトドリンクぐらいしか楽しめませんが、KALラウンジクローズのせいで危うくラウンジ難民になるところを助けてもらったので文句は言えません。
その後KALラウンジオープンの時間となったのですが、KALラウンジって座席数が36席ぐらいしか無くラウンジTIMEの半分以下なんです。プライオリティパスもOKなラウンジなためとっても混雑しそうな雰囲気をバリバリ感じたので、結局立ち寄らずに終わっちゃいました。
優先搭乗について
デルタ航空のゴールドメダリオンメンバーはスカイプライオリティとして優先搭乗で案内されます。
チェックインカウンターで出発時刻の45分前までに搭乗口に向かってくださいと案内されていたので、ずいぶん早いなぁ、けど外資系エアラインの国際線ってそんなものかな、と思っていました。その時間に合わせて行けば優先搭乗を利用できると思っていたのですが・・・
なんと指定された時間は搭乗「締切」の時間だったのです!なのでのんびりしていたら、デルタ航空のホノルル行は最終案内をしているという放送が・・・(´゚д゚`)。
慌てて向かったらこの有様で、すでに閑散としていました笑。当然優先搭乗もへったくれもありません。急いで搭乗する羽目になりました。
この時点でも出発時刻の50分以上前ですから、ANAとかJALとかの感覚だとめちゃくちゃ早いです。でもハワイアン航空も確かにそんな感じだったような気がします。外資系エアラインの特徴なのでしょうか?
乗り込んだ時はビジネスクラスの方々が優雅にウェルカムドリンクを楽しんでいました。いと悔しです。
まとめ
福岡空港国際線ターミナルでデルタ航空のエリートステータスの1つ「ゴールドメダリオン」がどれほど特典を享受できるのかを検証しました。
最も残念だったのが「ラウンジ福岡」が利用できなかったことです。やはりデルタ航空のエコノミー利用者はラウンジ福岡の利用は不可みたいです。コレこそがゴールドメダリオンメンバーの悲哀と銘打った理由です。
ただデルタ航空提携航空会社(スカイチーム)のエコノミー利用時は、ゴールドメダリオンで得られるスカイチームエリートプラスとしてラウンジ福岡が利用できるみたいです。
その場合、福岡空港国際線ターミナルで最も利用する可能性があるとしたら大韓航空利用時、でしょうか。後は台湾のフラッグキャリアであるチャイナエアラインもスカイチームです。
それらエアラインを頻繁に利用するのならば、デルタ航空のゴールドメダリオンを維持するためのデルタスカイマイルアメックスゴールドカードも有用かと思います。
ただ韓国に行くための大韓航空、台湾に行くためのチャイナエアラインを選択するより、スターアライアンスメンバーのアシアナ航空(韓国)やエバー航空(台湾)を利用すれば、同じスターアライアンスのANA/SFCで事足りるので、デルタアメックスゴールドをわざわざ年会費を払ってキープする理由にはならないかもしれません。
デルタ航空の福岡ーホノルル撤退のニュースを聞いて、ゴールドメダリオンとして福岡空港国際線ターミナルを利用することは2度とないだろうなぁ、と思ったものです。今回の記事も思い出づくりとなっちゃいました^^;。