すでに春の訪れを感じる福岡でありますが、今年の冬はまともに雪が降ったのは1回だけでしたね。おNEWのスタッドレスタイヤも出番がなくて寂しかったことでしょう・・・まあ最近では毎年のことですが。
しかしちょっとでも雪が降ると子どもたちは大興奮!数年前に降った雪で、道路や公園で雪すべりをしたことが今も忘れないようで、積もるかな積もるかな、といつも雪が降るたびに期待しています。
しかしご存知のように積もらないんですよね、福岡は。九州全般そうです。もちろん山の方に行ったり広島の方のスキー場に行けば、本物の雪にもかき氷雪(人工雪)にも出会うことはできますが、それじゃあ面白くありません。
という事で、最近では毎年本物の雪を子どもに見せるために冬には北海道に行っています。いつも福岡からの直行便を利用しているのですが、福岡からの直行便は子連れには優しいダイヤなのですが、ANAは1往復、JALは2往復あっていずれも北海道の滞在時間はかなり短くなってしまうのです。
昨年は1泊2日で行きましたが、札幌にすら寄る時間がもったいなくて千歳周辺で遊びました。
今年はなんとか2泊3日を確保したのですが、まるまる遊びるのは中の1日しかありません。さすがに消化不良になってきました。上記の素晴らしいホテルも、着いたのは18時過ぎだったし9時半には出発したので、満喫したとは言い難いのです。
そこで今までは避けてきたのですが、子どもも大きくなってきたし散々HNT旅行に付き合わせてきたので飛行機の旅にもだいぶ強くなってきました。この機会に、来年に向けて北海道に長く滞在するための福岡発のルートを検討してみることにしました。
福岡空港=新千歳空港往復直行便について|ANA
福岡空港から新千歳空港に向かう直行便については、ANAは1便、JALは2便あります。しかしこの時期はなぜかANAばかり利用します。それはオトクなタイムセールが必ず発表されるからです。
福岡=新千歳空港の往復便の行程は以下の通りです。
- 福岡11:55ー新千歳空港14:15
- 新千歳空港14:20ー福岡16:50
ご覧の日程は出発もゆっくりだし、福岡に帰ってくるのも比較的早いので子連れに優しい行程です。
新千歳空港から移動するには、札幌に行くのも1時間弱、各スキー場なら2-3時間かかります。この直行便の行程では出発日も帰福日も移動だけで終わってしまうのは容易に想像がつくと思います。
では今まで目を向けてこなかった「乗継便」はどうでしょう。
福岡空港=新千歳空港往復乗継便について|ANA
福岡空港から新千歳空港に向かう便で直行便以外の乗継便を表示させるには、検索画面で「乗継便」を選択すればいいだけです。
「乗継便」を選択すると、まずはお得な乗継運賃であるANAバリュートランジット料金が表示されます。「乗継運賃以外」を選べば、それ以外の運賃を選ぶことができます。
しかし「乗継運賃以外」と言うのは、単純に福岡ー羽田の運賃と羽田ー新千歳空港のバリュー運賃を足した値段になるので、とんでもないコストが掛かります。
実はワタシは乗り継ぎをすると、そうやって2路線の2つの運賃が単純に加えられてとんでもない値段になると思っていたのですが、バリュートランジットだと数千円しか変わらないことが今回判明したのです。勉強不足も甚だしい・・・(ToT)。
ANAバリュートランジットについてはマイラー界の巨匠のりさんの記事をご参照ください。
では「福岡=新千歳」の乗継便を検索してみます。
福岡から新千歳空港に乗継便だと、以下の行程が最速になります。
- 福岡7:00発ー羽田経由ー新千歳10:35着
- 福岡7:05発ー伊丹経由ー新千歳10:25着
ご覧のように7時に福岡を出発して、羽田や伊丹を経由すると10:30前後には新千歳空港に着くことができます。
コレならどこに遊びに行くにせよ、午後から夜にかけてたっぷりスノーパークだろうと札幌だろうと楽しむことができそうです。
新千歳からの復路だとさらに選択肢が増えています。
- 新千歳17:30発ー羽田経由ー福岡21:25着
- 新千歳17:35発ー中部経由ー福岡21:35着
- 新千歳17:50発ー伊丹経由ー福岡21:30着
復路便だと羽田、伊丹に加えて中部国際空港も経由地に選択肢に上がっています。いずれも17:30過ぎに出発して、福岡には21:30前後に到着する行程です。
新千歳空港に16時ぐらいに付けば良い行程となり、帰る日も午前中はたっぷり遊ぶことができそうです。
そしてココでも伊丹経由が最優秀ですね。確かに距離的にも最短を進む行程になると思います。
注目は運賃です。この料金は同日程で調べているのですが、特に復路を見ると
- 福岡新千歳直行便|22,070円
- 羽田経由|28,250円
- 中部経由|21,390円
- 伊丹経由|25,090円
以上となっていて、直行便と比較しても数千円しか違いません。中部経由なんて安いぐらいです。
もちろんその数千円でも家族4人で往復ともなると8倍になるのでバカにならない金額ではあるのですが、せっかく北海道に行っても1日しか遊べないことを考えたら出し惜しみしなくても良さそうな程度な差額です。
ANAバリュートランジット、なんで今まで気づかなかったのか、自分を殴ってやりたいです。もちろん子連れでは過酷な行程ですが、次男も大きくなってきたし来年辺りからトライしてみてもいいかなぁと思いました。
JALの福岡=新千歳空港乗継便について
JALにも乗継割引があります。
しかしJALの乗継割引の値段は1区間の特便割引の値段とほとんど変わりません。そして2区間で乗り継ぐ場合は、その両方の運賃が必要になります。
ご覧のように乗継割引運賃を見ても、各路線ごとにそれなりの運賃がかかります。
直行便だとご覧の値段です。乗り継ぐと増えた路線分だけ料金が上がっている感じです。もちろん乗り継ぎの4区間で「先得」が選べればかなり安くなるとは思うのですが、そのときは福岡=新千歳往復でも先得運賃があるので、比べるまでもありません。
ANAは直行便と乗継便の運賃はANAバリュートランジットで同程度にまで近づけていますが、JALは軽く2倍かかっています。
JALを利用した福岡=新千歳の乗継便は、行程の時間だけを見ればANAと同程度の時間帯を選択できるのですが、乗り継ぎ運賃があまりにも高くて選択肢に上げることができません。
※これホントですよね?JALとANAでこれだけ運賃に差が出るような作戦の違いが出るのも納得行かないぐらいなのですが(・・;)。
まとめ
福岡からホンモノの雪を求めて北海道に行くためには、JALやANAの飛行機を利用することになります。福岡から北海道の新千歳空港までは直行便が出ていますが、直行便では北海道の午後着いて、帰るときも午後出発しなくてはならないので遊べる時間がかなり少なくなります。
そんな時、行程を無理なくこなせるのならば乗継便という選択肢があります。
乗り継ぎを利用すれば、福岡を早朝に出発すれば北海道に午前中につきますし、出発も夕方便を利用できるのでより長く遊ぶことができ有効な行程と思いました。
乗り継ぎにもJAL/ANAがありますが、運賃で見るとANAは乗り継いでもあまり変わらない運賃なのに対して、JALは単純に乗り継いだ分の倍近い料金がかかります。
福岡から新千歳空港に向かって最大限北海道を楽しむためには、ANAを利用して羽田空港や伊丹空港を経由して新千歳空港に向かうという方法があることが分かりました。来年はぜひ検討したいと思います。
たぶん乗継便を選択してこなかったのって、昔JALで検索して運賃が倍になったのを見たからのような気がします。JALさんにも頑張って欲しいのですが・・・(-_-;)。
マイルを利用した特典航空券は区間ごとに必要マイルが設定されるので、乗り継いだからと言ってお得になるわけではありません。UAマイルなら・・・ゴニョゴニョ