ドットマネーというサイトはかつて伝説的なポイント交換サイトでした。なぜなら各ポイントサイトから手数料無しでポイントをかき集めることができ、さらに手数料無料でソラチカカード(ANA TO Me CARD PASMO JCB)を利用してメトロポイントに等価交換できたからです。
そしてメトロポイントからANAマイルに90%の交換率でANAマイルにすることができたため、90%の交換率を誇る交換ルート「ソラチカルート」としてちょうど1年前まで君臨していました。
しかしドットマネーからメトロポイントへの交換ルートが閉鎖されたため、ソラチカルートも終焉を迎えました。
現在ANAマイルを貯めるにはソラチカルートの変形であるLINEルートが主流で、ワタシが利用しているニモカルートが亜流として存在しています。
それらのルートはドットマネーを介さないので、ドットマネーというサイトもオワコンと言われちゃう事態となりました。
しかしワタシはまだまだ利用しています。それはJALマイルを貯めるためには未だ必須だからです。
今回はドットマネーを利用してJALマイルに交換する方法と、ドットマネーからANAマイルに交換する方法を解説します。
目次
ドットマネーからJALマイルに交換する方法
ドットマネーからJALマイルに交換する方法は直接交換なので、解説することがあるのかと言うぐらいに簡単です。
まずドットマネーにアクセスし、下にスクロールします。
すると「つかうサービス」にJALが含まれているので「一覧へ」アクセスします。
使う一覧の中に「JALマイレージバンク」が含まれているので選択します。
交換率は「500マネー→250マイル」なので交換率は50%となります。
交換予定日は以下の通りです。
- 1〜15日申請分|申請月の下旬頃
- 16〜末日申請分|翌月の上旬頃
非常に曖昧ですが、下旬に付与されるのはだいたい28日前後だったので幅のある日程の中でも遅い方と思ったほうがいいです。
申請方法はJALの「お客様番号」と「名前」を入力して「交換額」を決めて申請すればOKです。
付与される時は「アメーバドットマネー」と直球の名称がついているから分かりやすいです。
【ドットマネーからJALマイルへの交換】
- 交換率|50%
- 交換までの日数|約2週間〜1ヶ月
ドットマネーからANAマイルに交換する方法
ドットマネーからANAマイルに交換するには、JALマイルのように直接ANAマイルに交換する方法とTポイントを介して交換する方法があります。
ただドットマネーからANAマイルに直接交換すると「300マネー→85マイル」と交換率が28%と非常に効率が悪くなります。ですので、通常はTポイントを介して「ドットマネー→Tポイント→ANAマイル」と交換します。この方法を利用するとドットマネーを50%の交換率でANAマイルにすることができます。
しかし新ルート「JRキューポ」を経由すれば、81%ないし70%でANAマイルにも交換できるようになりました。
さらにドットマネーからTOKYUポイントへの交換ルートが開かれ、今後はそちらが主流となっていくかと思われます。こちらでは75%のANAマイル交換率となります。
以下はTポイントを介して交換する方法を解説していきます。
ドットマネーをTポイントに交換する方法
ドットマネーからTポイントには「1,000マネー→1,000Tポイント」の100%等価交換となります。
「つかうサービス」一覧からTポイントを選択して、次画面で「交換する」を選択します。
ドットマネーからTポイントに交換するには「Tポイント利用手続き」が必要になります。1度設定すればOKです。
交換予定日は「4営業日以内」となっています。
以前利用したときはドットマネーから申請してTポイントに反映されるまで3日でした。
TポイントからANAマイルに交換する
ドットマネーからTポイントへの交換が反映されたら、次はTポイントからANAマイルに交換する手続きを行います。
まずはTポイント利用サイト「Tサイト」にアクセスしてYahoo! IDでログインします。
ANAマイルへの交換はちょっと分かりにくくて「使う」ではなく「貯める」タブ内にある「Tポイント交換」を選択します。
「Tポイントに交換」内の提携先名称に「ANA」が載っています。ANAマイルは10,000マイル→10,000Tポイントに交換することができますが逆にTポイントからANAマイルにも交換することができます。
今回目的とするTポイントからANAマイルへの交換は500Tポイント以上500ポイント単位で「500ポイント→250ANAマイル」で交換され、50%の交換率となります。
ANAマイルへの交換は2−3日以内に行われます、と載っています。
交換するTポイント数とANAマイレージクラブのお客様番号を正確に入力します。
次画面で入力確認のため、ログイン中のT会員番号(お客様情報で確認)と文字認証をクリアすれば交換手続きは終了します。
ANAのマイル履歴にはTポイントからの交換手続きを行った日が利用日になっていますが、ANAマイルとして反映されるまで実際には2日必要としました。
うまく土日を挟まなければ5日間でドットマネーからTポイントを介してANAマイルに交換できた計算なので、なかなか早いです。ワタシが利用してるANAマイル交換ルート「ニモカルート」は(ポイント交換機が近くにあれば)最短交換日数は4日ですが、ドットマネーからの交換もなかなか早く、早急にANAマイルが必要なときは有用かもしれません。
この方法より日数は要しますが「JRキューポ」を経由してGポイントに交換すると、ニモカルートなら10日間程度で、より高い交換率となる70%でANAマイルを獲得することができます。
このルートは2019年4月頃より利用できる新ルートとなり、このルートの開拓によりGポイントに交換できなかったポイントサイトもドットマネーを経由することにより、高い交換率でANAマイルに交換できるようになりました。
もう一つの新しいTOKYUルートは75%といえ、2週間強でドットマネーをANAマイルに交換することができ非常に利用しやすい交換ルートとなります。
【ドットマネーからANAマイルへ交換】
- Tポイントを介する
- 交換日数|最短5日間
- 50%交換率
【ドットマネーからJQキューポを経由してANAマイルへ交換】
- Tポイント→JQキューポ→Gポイントを経由する
- 交換日数|nimocaポイントを経由すれば2週間(LINEポインを経由すると1ヶ月以上)
- 70%交換率(nimocaルート) or 81%交換率(LINEルート)
【ドットマネーからTOKYUポイントを経由してANAマイルに交換】
- ドットマネー→TOKYUポイント→ANAマイル
- 交換日数|2週間強
- 1月10万ANAマイルが交換上限
- 75%交換率
ドットマネーからマイルを貯める他のルート
JALマイルを貯めるためにはポイントサイトのモッピーを利用した最大80%の交換率を除けば、ポイントサイトのポイントはドットマネーに交換して50%の交換率でJALマイルに交換するしかありません。
ドットマネーはdポイントにも交換できるのでdポイントを介してJALマイルに交換できますが、交換率は50%で同じなので、より交換に日数を必要とする上に交換単位が5,000ポイント毎になるので利用する意味はありません。
ANAマイルに交換する他のルートは、ドットマネーを楽天スーパーポイントに介してANAマイルに交換するルートもあります。
こちらも同じ50%の交換率で、交換単位も1,000ポイント毎になるし交換に必要な日数もTポイントを介するより増えるのであまり意味がありません。
あえて言えば、TポイントからのANAマイル交換には「失敗したらポイント失効しても文句は言わせないぞ」といちいち脅してくるのに対して、楽天ポイントからANAマイルへの交換には「失敗したらポイントは返還されます」と載っているので、ちょっと安心かな、という点です。
またnanacoポイントを介してANAマイルに交換することもできますが、あえてnanacoポイントを介するメリットもないと思います(nanacoポイントメニューは使いにくい)。
JALマイルに貯めるためにはモッピーの80%交換ルート、ANAマイルに交換するには交換率81%のLINEルートや70%のニモカルートな、そして75%のTOKYUルートなどの交換ルートがあります。
※LINEルートは2019年12月に閉鎖します
なのでポイントサイトからドットマネーを介してマイルにするにはいずれにせよ交換率50%となり交換効率は落ちます。ただドットマネーを各ポイントサイトのポイントに戻すことはできないので、ドットマネーに一度貯めたポイントは銀行振込という形で現金で受け取るか、各種電子マネー的ポイントに交換してポイントして利用するか、今回ご紹介したように50%以上の交換率でANA/JALマイルに交換するか、です。
まとめ
今更ながらドットマネーからJALマイル、そしてANAマイルに交換する方法についてまとめました。
ANAマイルへ交換するTポイントルートは昔懐かしの交換ルートで以前はこのルートしか無かったのですが、交換率90%の旧ソラチカルート(現在閉鎖)の登場後現在もまず使われることがないルートとなってしまいました。
しかし一度ドットマネーにしたポイントをANAマイルにするに50%〜75%の交換率でこれらのルートを通すしかありません。
ドットマネーからJALマイルへの交換は50%の交換率ですが直接交換できるので非常にシンプルです。難点は交換終了まで時間を要すことでしょうか。
ワタシお得意のドットマネーモール100%還元コンテンツを利用した月始めの戦いで貯めたドットマネーの利用先は、このJALマイルへの交換です。
先日JALマイルでポチッとしましたが、上記の特典航空券を有償で購入すると90万円近くするので、ドットマネーを介したJAL1マイル=2円ぐらいの単価でも十分お得でした。
ANAマイルに交換するには各種ポイントサイトや世界的に見ればアメックスポイントをANAマイルに移行することができるので、あえてドットマネーを利用する必要はありません。
しかしJALマイルだけは、今のところこのドットマネーを利用するのが最もシンプルに(バイマイル的に)JALマイルを貯める方法です。ただ超オトクなマリオットポイント購入のキャンペーンがあって「1マイル=2円」程度の単価になるのなら、マリオットポイントは2-3日でJALマイルに交換できるのでスピード的にもこちらの方が有用です。
今の為替で普通にマリオットポイントを購入すると1,000マリオットポイント=1,400円ぐらいで、3ポイント=1JALマイルなるので、1JALマイル4.2円ぐらいでとても許容できる単価ではないです。ただどうしてもあと数千マイルが必要!と言うときは考慮の余地はあります(1年で購入できるのは50,000マリオットポイントまで)。