マイルを貯めるとマイルで発券できる特典航空券を利用してお得に旅行に行けるようになります。通常マイルを貯めるためには飛行機に乗るかマイルが貯まるクレジットカード決済を利用するかしかありませんでした。
しかし飛行機に乗らずクレジットカードの決済もそれほど行っていないのにマイルを大量に貯める方法があり、そのように空を利用せずマイルを貯める人たちを陸マイラーと呼んだりします。
ワタシもその陸マイラーの端くれとして、クレジットカード決済だけでは到底貯めることができないマイルを貯めて何度か特典航空券を発券しました。
今回はマイルの中でも「ANAマイル」を貯めるための方法として、新たな道が拓けたのでご紹介したいと思います。
目次
陸マイラーが大量にマイルを貯める方法について
陸マイラーが大量にマイルを貯める方法は大きく分けて2つあります。
- ポイントサイトを利用する
- クレジットカードの入会キャンペーンを利用する
1.ポイントサイトを利用する
ポイントサイトとはお小遣いサイトとも呼ばれていて、サイトに載っている広告案件を利用すると条件に応じてポイントを貯めることができます。陸マイラーが利用するポイントサイトは最終的にはANAマイルに交換することができるようになっていて、積極的にポイントを貯めることによりANAマイルを貯めることができます。
例えばファミリーマートでお得に利用できるファミマTカードをちょびリッチというポイントサイトを通して発行すると、6,000円相当となる12,000ちょびリッチポイントを貯めることができます。
6,000円相当のちょびリッチポイントとは最終的に約80%や70%の交換率でANAマイルに交換することができます。つまり4,800マイルや4,200マイルです。
通常5,000近いANAマイルを貯めるためには、1%マイル還元率のクレジットカードでは50万円近い支払いが必要です。それが年会費無料のファミマTカードをちょびリッチを経由するだけで、無料で貯めることができるのです。手出しは無しです!
これがポイントサイトで大量にマイルを貯めるからくりです。
2.クレジットカードの入会キャンペーンを利用する
上記のポイントサイトを利用する方法は貯まるのはポイントサイトのポイントです。それとは異なり、入会するとキャンペーンで通常とはありえないほどのポイントをプレゼントしてくれるクレジットカードがいくつもあります。
代表的なのはアメックスカードの数々で特に現在はANAアメックスゴールドカードを発行するとパリまで往復できちゃうほどのANAマイルに交換できるアメックスポイントが、入会と条件クリアで獲得することができます。
クレジットカードには年会費が必要なのですべてを無料というわけには行きませんが、通常800万円のクレジットカード決済でしか手に入らない80,000アメックスポイント(=80,000ANAマイル)が、年会費31,000円のANAアメリカンエキスプレスゴールドカードを発行して90万円まで利用すれば貯めることができるのです。
入会キャンペーンを利用できるときは限られているし繰り返しは基本的に不可なのですが、大量のポイントを一度に貯めることができるチャンスでもあります。
大量にポイント=マイルを貯めるためにアメックスカードを発行するには紹介による発行が最もお得です。ぜひ問い合わせよりご連絡ください。
ANAマイルを貯めるためのドットマネーというサイトの繁栄と凋落
昔むか〜し、ワタシがまだ陸マイラー活動を始める前にはANAマイルを貯めるための交換率は「50%」が一般的でした。しかし各ポイントサイトから手数料無料で交換できるドットマネーをメトロポイントに等価で交換、そのメトロポイントは90%の交換率でANAマイルに交換でき、結果として90%のANAマイル交換ルート(旧ソラチカルート)が開通してからドットマネーも繁栄の一途をたどりました。
しかしちょうど1年前にドットマネーからメトロポイントへの交換ルートが閉鎖され、ドットマネーのポイント交換サイトとしての価値も暴落し、一部の陸マイラーを除いて見向きもされなくなってしまいました。
その一部の陸マイラーがワタシです。
JALマイルのバイマイル的サービスとしてのドットマネー
ワタシが2年以上も追い続けている「ドットマネーモール100%還元コンテンツ月始めの戦い」という陸マイル活動があります。
要は楽しいコンテンツをドットマネーのポイントサイト「ドットマネーモール」で購入する時、購入額とほぼ等価のドットマネー(のポイント=マネー)が獲得できるタイミングがあるのです。それが各月の1日0:00からの短い時間なので「月始めの戦い」と名付けています。
そして貯まったマイルは50%の交換率でJALマイルやANAマイル(Tポイント経由)に交換することができます。
ポイントサイトを利用してほぼ無料でマイルを貯めたり、クレジットカードの入会キャンペーンを利用して大量に貯めるほどのインパクトはありませんが、ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券を獲得することを考えれば50%の交換率でも十分お得な利用法です。
コンテンツを購入するのに手出しが必要となり、マイルを1マイル=2円で購入しているようなやり方なので「バイマイル」と呼んでも差し支えないと思います。
ただJALマイルのバイマイルは他の方法がそれほど多くないのに対して、ANAマイルは70%や80%のより高い交換率を誇る交換ルートが存在したり、ANAマイルのバイマイルは海外サイトではできることがあるとかないとか言われているので、基本的にJALマイルのバイマイル的位置づけでした。
それがある交換ルートの開通により、ANAマイルも効率よくバイマイル的な利用法ができる可能性が出てきたのです。
JRキューポを利用したドットマネーからANAマイルを貯める方法
通常は貯めたドットマネーのANAマイルへの交換は
ドットマネー→(100%)→Tポイント→(50%)→ANAマイル
です。
しかし下記の方法でより高い交換率を狙うことができます。
ドットマネー
↓(100%)
Tポイント
↓(100%)
JRキューポ
↓(100%)
Gポイント
↓70% or 81%
↓
ANAマイル|交換率70%ないし81%
以上のようなルートです。詳しく見ていきましょう。
ドットマネーからTポイントに交換
・1,000マネー→1,000ポイント|100%交換率
・交換予定日|4営業日以内
・最低交換額|1,000マネー以上、1マネー単位ごと
Tポイントは言わずとしれた元々はTSUTAYAのポイントですが、現在ではYahoo!Japanのサービスで主に使われているポイントです。ポイントの先駆けとも言える存在で知らないヒトはいないでしょう。
Tポイントを貯めるためにはTポイント番号が必要ですが、年会費無料のYahoo! Japanカードを発行するのが最も利便性にも優れていると思います。
ドットマネーからTポイントに交換するにはドットマネーの「マネーをつかう」サービスから手続きを行いましょう。
TポイントからJRキューポに交換
・1Tポイント→JRキューポ1ポイント|100%交換
・交換予定日|2〜4日以内
・最低交換額|500ポイント以上、1ポイント単位ごと
JRキューポは、JR九州の各種サービス(インターネット列車予約やSUGOCA、JQ CARD)をご利用いただくとたまるポイントのことです。JR九州の交通系電子マネーサービス「SUGOCA」を利用すればJRキューポに登録して貯めることもできますが、ワタシは年会費無料のJQカードセゾンをポイントサイト経由で発行してお得にポイントも貯めました。
今ならモッピーというポイントサイトに登録してから発行すれば5,000円相当のポイントが獲得できます。獲得したポイントはもちろんANAマイルにも交換できます。
JRキューポからGポイントに交換
・JRキューポ1,000ポイント→1,000Gポイント|100%交換
・交換予定日|7日間(実際は翌日)
・最低交換額|1,000ポイント以上、100ポイント単位ごと
交換はJRキューポのポイントサービス「JRキューポを使う」から行います。
Gポイントはポイント交換サイトとしてもポイント獲得サイトとしても非常に使い勝手が良いサイトなので、ぜひこの機会に登録をしておきましょう。
またもちろんJRキューポへの登録も忘れずに行いましょう。
- ドットマネーはTポイントとJRキューポを経由することにより等価でGポイントまで交換できる
- トータルの交換予定日数は2週間程度
- 最低交換額として1,000ポイントは必要
JRキューポからGポイントへの交換は実際は「翌日」と言う迅速な手続きで行われたので、かなりの日数節約になっています。
貯まったGポイントをANAマイルにする方法
ドットマネーからTポイントとJRキューポを経由して等価で貯めたGポイントはLINEポイントとメトロポイントを経由して81%の交換率でANAマイルに交換するか(LINEルート・新ソラチカルート)、ニモカポイントを通して70%の交換率でANAマイルに交換すること(ニモカルート)ができます。
LINEルートのメリット |
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LINEルートのデメリット |
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ニモカルートのメリット |
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ニモカルートのデメリット |
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ワタシはニモカポイントからANAマイルへ交換するのに必要なポイント交換機が豊富に設置してある福岡県在住なので、必要な時にすばやく大量にANAマイルに交換することができるニモカルートを勧めています。
ただ世間的には手間がかかり時間もかかろうとも交換率が高くネット上だけで手続きを完了できるLINEルートが一般的ではあります。
ドットマネーからANAマイルに81%ないし70%に交換できる凄み
ドットマネーからANAマイルに50%ではなく81%や70%に交換できる凄みは旧ソラチカルートの時から証明されています。
ニモカルート(70%交換率) | LINEルート(81%交換率) | |
ドットマネー | 50,000マネー | 50,000マネー |
Tポイント | 50,000ポイント | 50,000ポイント |
JRキューポ | 50,000ポイント | 50,000ポイント |
Gポイント | 50,000ポイント | 50,000ポイント |
ニモカポイント | 50,000ポイント | ー |
LINEポイント | ー | 50,000ポイント |
メトロポイント | ー | 45,000ポイント |
ANAマイル | 35,000マイル | 40,500マイル |
ANAスカイコイン(x1.6) | 56,000コイン | 64,800コイン |
※ANAマイル→ANAスカイコインはより多くのヒトが利用できるx1.6を採用
さて表に示したのは、最初のドットマネーをドットマネーモール月始めの戦いにおいて(理想的に)100%還元率でコンテンツを購入できたと仮定したときのニモカルート、LINEルートを経由した最終的なANAマイルの獲得数です。
バイマイルとしてもよく言われている水準の1マイル=2円どころの換算率ではない事がお分かりいただけると思います。1マイル=1.23円ぐらいでしょうか?
最後になにか付け加えてありますね?これについては言及しませんが、たとえ特典航空券を取れずに有償チケットに利用するとしてもこのルートなら最終的には損はしない、とだけ申し上げておきましょう。
この交換ルートの利用により特典航空券としてエコノミーならほぼ等価、ビジネス・ファーストクラスならよりお得にANAマイルを利用できることは言うまでもありません。
この計算は50%の交換率では成り立たないのです。そしてJALマイルでもANAマイルでも50%の交換率になってしまったからこそドットマネーは凋落してしまったのです。しかし今回のJRキューポルートが開けることにより、再度ドットマネーは注目すべきサービスになりました。
そのメリットは2つ。
- ドットマネーモール月始めの戦いでANAマイルを狙うことが再度できる
- Gポイントに交換できなかったポイントサイトでも一度ドットマネーを経由することにより、LINEルートの最短ルートを経由することができる(ハピタスとか)
上記のメリットはかなり大きく、それゆえにJRキューポルートはドットマネー復興の旗印となる可能性があることをお伝えしておきます!
まとめ
TポイントからJRキューポポイントへ等価交換できる事により、ポイントサイトを活用するポイ活もまた新たな展開を見せることが予想されます。
オワコンと言われたドットマネーにも再度注目が集まるでしょう。ドットマネーはなんだかんだ言っても使いやすいサービスサイトですし、旧ソラチカルートでさんざんお世話になっているから再度利用するにしてもそれほど抵抗はないと思います。
ANAマイルを貯めるもう一つの道、ぜひ覚えておいてください。
ワタシも今回のJRキューポルートは最近知ったので、まだANAマイルまでの交換が完了していません。とりあえずTポイントからJRキューポポイントへの交換申請を行いました。追って経過をご報告したいと思います。JRキューポを利用するにはJQカードセゾンを発行するのがおすすめです。