ANAのアップグレードポイント、それは同様のサービスを提供するJALと一線を画するANA独自のサービスです。
毎年対象運賃でANAを利用すると貯まるプレミアムポイントに応じて、次年度に利用できるアップグレードポイントを獲得することができます。
アップグレードポイントに最も有効な使いみちは、その名の通り利用するシートアップグレードになります。
エコノミーからプレミアムエコノミーやビジネス、または路線によってはファーストクラスまで空席があればアップグレードすることができます。
国内線でも普通席からプレミアムクラスへのアップグレードに利用することができます(空席があれば)。
また使わなかった場合、1ポイント=1,000ANAスカイコインに交換することができます。
つまり最低の価値として1ポイント=1,000円、最高の使い方をすれば1ポイント=10,000円以上の価値があります。
それ以外の使いみちとして、国内線や国際線のANAラウンジ・ANAスイートラウンジに2人目以上の同伴者を同行させることが可能です。
今回は国内線で福岡=沖縄往復の際に、初めてラウンジを利用する際にアップグレードポイントを利用してみました。
元々ワタシはANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)を獲得していて、妻もSFCの家族会員です。ANAラウンジに入るだけならそれぞれ1名ずつ同伴が可能なので、家族4人ならアップグレードポイントは必要ありません。
ANAスイートラウンジにに入る際だけ、ワタシのダイヤモンドステータスでは1名までしか同伴できないので、家族4人だと2名分のアップグレードポイントが必要になります。
往路の福岡ー那覇では、保安検査場を通過してから搭乗開始時刻まで30分もありませんでした。急いでいたのです。
ANAスイートラウンジに2名の同伴の際に必要なアップグレードポイントは、国内線なら1人2ポイントなので、計4ポイント必要です。つまり4,000円の価値ということです。
ケチケチするならたった30分の滞在でその金額を出すのはもったいないので、往路では素直にANAラウンジに入りました。
ご覧のように空いています。
わざわざコストを掛けてANAスイートラウンジに入る理由としては、家族連れなら「ANAラウンジが混雑していること」「ANAスイートラウンジの軽食が必要なこと」ぐらいです。
今回は夕ごはんを食べたり買ったりする暇がないぐらい急いでいたので軽食は必要だったのですが、子どもたちが食べるかどうかも分からないし、食べさせる時間もないのでアップグレードポイントを消費してまでの利用を断念しました。
ちなみに時刻は20時近くだったのですが、保安検査後の制限エリアでは売店は閉まっているか、空いていても食べるものはほぼありません。急いでいても保安検査前にコンビニで買物をしていきましょう。
復路の那覇ー福岡での那覇空港では、搭乗開始時刻まで1時間ぐらいありました。ANAラウンジはちょい混みぐらいでしたが、このままでは何のためにANAダイヤモンドの選択式特典でアップグレードポイントを選択したのか分からないぐらいポイントが余っちゃうので、初めてアップグレードポイントを利用して家族全員で那覇空港のANAスイートラウンジに突入しました。
計4ポイント=4,000円で過ごすANAスイートラウンジの1時間、正直かなり快適でした。
混雑することもなかったので、他の利用者の方々に迷惑がかかりにくいところに陣取って、早めの夕食や飲み物頂き(子どもたちはポーたまを食べていました)、ここにしかないブルーシールアイスなどを楽しむことができました。
ただ実際は那覇空港のラウンジは羽田行きの便が重なるとスイートラウンジといえどもかなり混雑します。特に平日。
さらにJALのパートナーステータス制度がないANAでは、スイートラウンジを家族連れで利用する人はそこまで多くありません。
怖いANAダイヤモンド会員の方々に睨まれる恐ろしいので、静かに過ごすことに関してはいつも以上に気を使うし、スイートラウンジもANAラウンジも両方混んでいたら、ANAラウンジに行くと思います。
ラウンジは家族連れにはそんなに優しい空間ではないですからね^^;。
ただ我が次男もそろそろ6歳になりかなり静かに過ごせるようになってきたので、また1時間以上の利用機会があるのなら国内線と言えども家族でANAスイートラウンジに入ってもいいかな、というのが率直な感想です。
もちろん本当は虎の子のアップグレードポイントは国際線のシートアップグレードや国際線のANAスイートラウンジに利用したいのです。コロナめ…