ダイナースクラブプレミアムカード、それはプラチナカードの上を行くブラックカードとの位置づけでそれにふさわしい特典やサービスと共に高いステータス性を有するクレジットカードです。
日本では三井住友トラストクラブが発行していますが、近年ではクレジットカード事業が厳しいのか、その売りだった特典やサービス、そしてポイント制度などの改定(改悪)が続いています。
それら改定(改悪)もさることながら日本はともかく世界中では利用できる場所が限られている最大の欠点を有していたダイナースクラブカードですが、この度マスターカードブランドのコンパニオンカードを発行することで起死回生の一発を打ってきました。
今回そのコンパニオンカードに惹かれてついついダイナースプレミアムカードを発行してしまいました。無事に審査に通ってカードが手元に届いたので、その使い道を真剣に考えてみようと思います。
※コンパニオンカードサービスは2019年7月23日開始予定なのでまだ手元にはありません。
ダイナースクラブプレミアムカードの魅力
いわゆるハイステータスに属するクレジットカードの魅力はエンターテイメント&トラベルに無類の強さを発揮します。
ダイナースプレミアムカードの双璧とされるアメックスプラチナカードはどちらかと言えばトラベル関係のサービスが勝っていて、ダイナースプレミアムカードはエンターテイメントの中でもダイニング関係のサービスが強いと言われています。
が!普段そんなラグジュアリーな生活と無縁のワタシにとって、ダイナースプレミアムカードの魅力それは「100円=2ポイント」と言う他のクレジットカードには真似できない高ポイント還元率です!!
何に使っても100円=2ポイント、するっとすり抜けてチャージしても100円=2ポイント、常に100円=2ポイントだったらよくあるお得なキャンペーンとかあまり気にしなくても良くなります。
それこそがこのクレジットカードの魅力!!だったんですが…
ダイナースプレミアムカードのポイント交換率は2019年9月16日以降の利用分から100円につき1.5ポイントに変更となります。
利用対象 | 現在 | 2019年9月16日利用分から |
国内利用 | 100円につき2ポイント | 100円につき1.5ポイント |
海外利用 | 100円につき2ポイント | 変更なし(※) |
※海外利用期間限定ポイントアップ:2019年9月16日〜2022年3月15日利用分は、海外利用100円につき2.5ポイント
すでにANAとの提携カードであるANAダイナースプレミアムカードでは2018年12月16日から100円=1.5ポイントになっているのですが、それに追随した形です。
リボ払いをうまく利用して100円=3ポイント貯まっていたダイナースプレミアムカードもココまで地に落ちたか!と言う感じです。
ではそれ以外の魅力があるのかと言うと…
ANAダイナースプレミアムカードならANAの航空券を購入すれば現在100円=4.5ポイント(マイル)貯まるので、ANAを有償でよく利用するヒトにとってはなかなか魅力的な還元率でした。
しかしプロパーのダイナースプレミアムカードはそう言うこともなく、ただただ100円=1.5ポイントなだけです。
正直100円=1.5ポイントだったら平々凡々です。ANA/VISAプラチナプレミアムカードの方がポイント(マイル)還元率だけ取れば上になっちゃいます。
ではなぜ今ダイナースプレミアムカードなのか?
ビジネスカードと併用して事業決済にダイナースプレミアムカードを利用しているヒトにとっては、ポイント還元率が下がってもやはり離れられません。しかしワタシみたいなプライベート利用となると、ダイナースプレミアムカードの優位点が見えにくいです。
しかし胸張って「コレは期待できる!」と言える新たなサービスこそが、2019年7月以降に提供されるマスターカードブランドのコンパニオンカードなのです。
日本とアメリカ以外での利用が難しいとされるダイナースクラブカードですが、マスターカードブランドがあれば世界中で利用することができます。コンパニオンカードのポイントは
- 年会費無料
- 100円=1ポイント
- ラウンジキーサービス付帯
です。
この中で残念なのが100円=1ポイントのポイント還元率です。
マスターカードコンパニオンカードはダイナースが弱い海外での利用を考えているのですが、ダイナースなら100円=2ポイント(なが〜い期間限定で2.5ポイント)なのにコンパニオンカードを利用すると100円=1ポイントになってしまいます。
流石に嫌らしい削り方をしてきます。
期待できるのがラウンジキーサービスです。巷ではプライオリティパスの劣化版と言われていて(利用できるラウンジ数の少なさ・年間利用回数上限などあり)、実際にそうなんだろうと思うのですが、本会員・家族会員が利用できてそれぞれ同伴者1名無料なので、そのサービス内容はアメックスプラチナカードの劣化版みたいになっています。
じゃあアメックスプラチナカードでいいじゃないかと言われたらホントにその通りなのですが、アメックスカードは数多くのプロパーカードや提携カードがありそちらの方がオトクなので(代表例がSPGアメックスカード)、アメックスプラチナカードそのものを利用する機会が残念ながらほとんど無いのです。
ダイナースクラブカードに関しても提携カードはありますが、コンパニオンカードが付帯するのは現状ではプロパーカードのみなので、唯一無二となります。
それゆえアメックスプラチナカードを解約したワタシが、その代わりとして選んだカードがダイナースプレミアムカードとなったわけです。
ダイナースプレミアムカードの使いどころ
ではそのダイナースプレミアムカードの使い所を真剣に検討してみましょう。
普段のショッピング | ANAマイル還元率1.5%オーバー(基本1.8%)のANA/VISAプラチナプレミアムカード |
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飛行機チケット代 | ANA/VISAプラチナプレミアムカード・JALアメックスプラチナカード |
ホテル代 | SPGアメックスカード・ヒルトンVISAプラチナカード |
海外のショッピング | ラグジュアリーブラックカード |
コストコ | ダイナースプレミアムカードのコンパニオンカード(爆) |
ぶっちゃけマイル還元率がリボ払いで繰り上げ返済をするだけで1.8%になるANA/VISAプラチナプレミアムカードがあったら、安心のVISAブランドにより世界中で使えるし、ダイナースプレミアムカードの出番ないっす(;´Д`)。
もちろん海外利用で100円=2ポイント(期間限定2.5ポイント)になるので海外利用がお得なのですが、ワタシの渡航先ではハワイぐらいしか思いつきません。
何よりダイナースクラブカードは海外利用時の為替手数料がそれなりに高額なのが有名です。2.5%のポイント還元率はその点も考慮しなくてはいけません。
そしてそしてアメックスプラチナカードは現在海外利用で3%のポイントが付きます。その時点でもう及びません。
結局リアルでの利用場所となると、マスターカードしか利用できないコストコでのショッピングをするとき、なんていうジョークのような状態です(しかもダイナースプレミアムカードそのものではなくコンパニオンカードだし)。
結局ダイナースプレミアムカードを発行したのは、アメックスプラチナカードの代わりとなるプロパーのステータスカードが欲しかったのと、劣化版でもいいけどラウンジキーやカードラウンジが本会員・家族会員それぞれ同伴者1名OKなカードが1つは欲しかったのと、ホノルルで利用できるLeaLeaトロリーの乗車券が家族分もらえるからです!
※LeaLeaトロリーのくだりはスルーしてください笑。
発行直後から使い所に困っているダイナースプレミアムカードですが、アメックスプラチナカード亡き今、すぐに解約するようなプランもありません。ネットショッピングなどで細々使っていこうと思います。
ちなみに海外で利用するクレジットカードをラグジュアリーカードブラックにしているのは以下の通りの理由です。
まとめ
至高のブラックカードであるダイナースプレミアムカードを入手したので、今後の展望を考察してみました。
趣味で保有するにはちょっと使い所に困るカードではありますが、一昔前なら発行するのが夢みたいなハイステータスなクレジットカードです。
とにかく今は使ってみてその評価を定めていきたいと思います。
見た目はとってもお気に入りのクレジットカードなんですけどねぇ…。