ダイナースプレミアムカード、それはまごうことなきブラックカードと称されるハイステータスなクレジットカードです。
13万円+税という高額な年会費はあれども、それに見合う特典やサービスを享受でき、アメックスプラチナカードという誰もが知っているラグジュアリーなカードと双璧をなす存在でした。
しかし時は過ぎ、発行会社も変わりその特典やサービスは、どんどん縮小されていきます。そしてついに先日、アメックスよりはるかに優れていたポイント還元率2%という大きな特典を1.5%にまで減少させてしまいました。
しかし還元率を下げると同時に、起死回生とも言える一手を打ってきていたのです。それがマスターカードブランドのコンパニオンカード付帯サービスの開始でした。
特にダイナースプレミアムカード会員が無料で追加発行TRUST CLUB ワールドエリートカードは、そのカードそのものが13万円+税という年会費がかかるマスターカード最高峰のカードとなっています。
その特典はいくつかあるのですが、その1つが「LoungeKey(ラウンジキー)」サービスです。
世界1,100ヵ所を超えるラウンジで利用できるラウンジキーですが、実は登録しないと利用できません。コンパニオンカードを持っているだけではダメなのです。
今回はダイナースプレミアムカードに付帯するコンパニオンカードをラウンジキーに対応させる方法についてお伝えします。
コンパニオンカードのラウンジキー登録について
ダイナースプレミアムカードに付帯するコンパニオンカードをラウンジキーに対応させる手続きは非常に簡単です。
詳細は公式ページにも載っています。登録時は公式ページの
を選択します。
まずコンパニオンカードのカード情報を入力します。
次に詳細な個人情報を入力します。
SETP2の入力に問題がなければ、ラウンジキーの登録は終了です。
ラウンジキーのオンラインサービスはPCからでも利用できますが、実際には空港で利用することが多いので、ラウンジキーのアプリをスマートフォンにダウンロードして、いつでも利用できる状態にしておきましょう。
ラウンジキーアプリで、試しに関西国際空港を検索してみると、みんな大好きの「ぼてぢゅう」が表示されます。
ラウンジキーでもぼてぢゅうは利用できるのですね。ただプライオリティパスで表示されるKALラウンジは表示されません。その辺がラウンジキーとプライオリティパスの差かもしれません。(一般的にはラウンジキーは劣化プライオリティパスサービスと言われています)
ラウンジキーとは
そもそもラウンジキーとはどのようなサービスなのでしょうか?その特典の内容をまとめると以下のようになります。
- 航空会社または搭乗クラスを問わずにラウンジを利用できる
- 軽食や飲み物を楽しみながら搭乗までゆっくり過ごせる
- 世界中1,100ヵ所以上のラウンジを利用できる
世界中の空港には飛行機搭乗前に、搭乗口前の待合場所の椅子とは別で、ゆったりと搭乗までの時間を過ごすことができるラウンジが用意されています。
そのラウンジの中には
- 航空会社のステータスで利用できる航空会社ラウンジ
- クレジットカードのランクで利用できるクレジットカードラウンジ
- 会員制を含む有償で利用できる有料ラウンジ
などが用意されています。
それぞれは全く別個のものではなく、それぞれが重なり合ってサービスを提供している場合が多いです。
例えばクレジットカードラウンジはほとんどの場合料金を払えば利用できますし、航空会社ラウンジの中には会員制ラウンジ利用資格を持つヒトでも利用できるラウンジもあります。
そのラウンジを利用できる会員制のサービスがラウンジキーであり、またプライオリティパスでもあります。
会員制空港ラウンジサービスについてはラウンジキーもプライオリティパスもほぼ同等のサービスを提供しています。
対応ラウンジ数に関してはプライオリティパス1,200ヵ所に対してラウンジキーは1,100ヵ所となっています。
正規のラウンジサービスについては、プライオリティパスは3種類の年間会員プランがあったり、ラウンジキーは年6回までの利用回数制限が設けてあったりして、細かなサービスに差があります。
ダイナースプレミアムカードに付帯するコンパニオンカードをラウンジキーとして利用する時は、年間利用回数に制限はありません
知名度やサービスについてはプライオリティパスの方が若干上回っているかもしれませんが、ラウンジキーもそれほど見劣りするわけではありません。
プライオリティパスは年会費を支払って利用することはそれほど多くなく、多くの場合ステータス性の高いクレジットカードの付帯サービスの一環として提供されます。
ラウンジキーもダイナースプレミアムカードのコンパニオンカードやコンパニオンカードであるTRUST CLUBワールドエリートカードに付帯するサービスの1つとなっています。
- カード付帯のラウンジキーは登録が必要
- コンパニオンカードそのものがラウンジキーとなる
- コンパニオンカードを発行したらダイナースプレミアムカードのプライオリティパスには申し込みできない
重要なのは、ダイナースプレミアムカードのコンパニオンカードを入手しても、ラウンジキー登録をしなければ利用できないという点です。
ダイナースプレミアムカードのコンパニオンカード提供は2019年7月後半から始まっていましたが、ラウンジキーの登録開始は2019年9月1日からだったのですっかり忘れていました。
皆さんもお忘れの場合、登録は無料で、利用も無料の範囲内なので忘れずに登録をしておきましょう。
まとめ
ダイナースプレミアムカードに付帯するコンパニオンカードであるTRUST CLUBワールドエリートカードにはラウンジキーサービスが付帯します。
しかし登録しなければ利用できません。忘れずに登録しておきましょう。
コンパニオンカードのラウンジキーサービスの提供は、今のところダイナースプレミアムカード本会員、家族会員同等に贈られています。そして、提供されたラウンジキーは同伴者1名が無料で利用できます。
ダイナースプレミアムカードの家族カードは無料で申し込めますので、家族カード分だけ倍々に空港のラウンジを利用できる人数が増えていきます。コレほどのサービスは他のハイステータスなクレジットカードの中でもなかなかなく、注目すべき点だと思います。
付け足し
コンパニオンカードが提供を開始したサービスは、ラウンジキーの他にBoingoという無料Wi-Fiサービスもあります。
こちらも登録無料で、登録受付が開始されているので同時にこちらから申し込むといいでしょう。
こちらも専用アプリで利用するサービスです。とりあえず利用できるように登録はしてみましたが、Wi-Fiを探し続けるのにバッテリー消費が大きそうだったのでとりあえず日本国内では利用しないで様子を見ています。