陸マイラーなら誰もが夢見る、と言うか最終目標である特典航空券の発券をついについに行いました!デルタ航空ですけど(^_^;)。
ついでに旅程における宿泊に関してもポイントによる無料宿泊が実現しました!ヒルトンですけど(^_^;)。
ANA/JALではないしSPG/マリオットでもありませんが、ワタシの無料旅行計画について、今回は少しだけお付き合い下さい。
目次
デルタ航空の特典航空券を発券しようと思った経緯
デルタ航空については、クレジットカードとデルタニッポン500と言うキャンペーンを利用してスカイマイルを貯めていました。
デルタニッポン500のキャンペーンは年に最大20,000マイルまでなので、貯まったマイルはクレジットカード決済とそのカード継続ボーナスなどがほとんどです。
貯まったマイルは20万マイルでしたが、デルタ航空のマイルは使い勝手が悪いことはよく知られていたので、ワタシも使い道なくそのままにしていました。幸いデルタのマイルは期限がありません。
しかし今年の5月にデルタマイルを貯めるために利用していたデルタアメックスゴールドの制度改定(改悪)が話題になりました。詳しくは下記にまとめています。
記事にも書いていますが、最大の改悪ポイントはデルタアメックスゴールド所有しているだけで保持できていたデルタ航空のゴールドメダリオンステータスが「条件付き」になる、という事です。
その条件は年に150万決済と、メインカードならまだしもサブカードだと厳しい条件です。
もともとデルタ航空のマイルは使い道がなかったので、ココでスパッと貯まったマイルを使い切ってしまってデルタアメックスゴールドを解約しよう 、と決意した次第です。
特典航空券を発券する上で考えたこと
デルタ航空は航空会社アライアンスでは「スカイチーム」になります。なのでデルタマイルを利用した特典航空券はデルタ航空以外でもスカイチームの提携航空会社で発券することができます。
デルタ航空のWebでは、デルタ航空以外で下記の航空会社の特典航空券を発券することができます。
有名な所で言えばKLMオランダ航空、エールフランス航空、大韓航空などでしょうか。
しかしワタシは「デルタ航空」で旅行がしたかったのです。そこには強いこだわりが有りました。運が良ければゴールドメダリオンとしての無料アップグレードを受けることが出来るかもしれませんし( ̄ー ̄)ニヤリ。優先チェックインも出来るしラウンジだって使えますので。
しかし日本発のデルタ航空の航路は、デルタ航空自体が日本を撤退しつつあるので下記のように驚くほど少ないのです。
東京発(成田一択)ですらアメリカを除けば上海、マニラ、シンガポールしかありません。
福岡に限って言えば、ハワイのホノルルしかありません。
まあ地方空港としては1便あるだけでも運がいいのかもしれません。
しかし福岡からの旅程をデルタ航空のWebで調べると、ホノルルを除けばほとんど提携航空会社を利用した台湾経由になるのです。
それならば福岡から近い韓国から東南アジアに向かうことも考慮したのですが、直行便だったり乗り継ぎだったりなんだか考えるとすごく面倒くさかったのです。
マイラーのマイル研究家としては失格だとは思うのですが、シンプルに福岡からホノルルに行く路線でマイルを消費することにしました(^_^;)。
福岡ーホノルル|デルタ航空で予約
福岡からホノルルを目指すならば直行便があるので非常にシンプルです。デルタ航空Webで航路を検索する時は、同じ画面で「JPY」と「マイル」を切り替えるだけで有償チケットと特典航空券を検索できるので非常に簡便です。
福岡ーホノルルデルタ航空直行便を来年の年始で検索します。国際線エコノミーです。
縦辺が往路出発日で、横辺が復路出発日です。それが交差するところが必要マイル数(一人分往復)になります。
おおむね一人100,000マイルが必要ですが、安い行程では60,000マイルだけで済みます。
「JPY」つまり有償に切り替えてみます。
比べて見て分かるように、シーズンやエリアで必要マイル数が固定されているわけではなく、有償チケットに連動して必要マイル数が変動しているのが分かると思います。
それでも、何かしらルールが有るようで同じマイル数でも有償での値段はフレキシブルレートなのかだいぶ変動しています。
1マイル=1.4円から1マイル=2円程度となっています。思ったよりは常識的な範囲です。なるべく高い有償チケットで必要マイル数が少ない日時を選べば満足度も高いのですが、それより自分にとって最も有用な日程を選びました(ちなみ上記の日程ではありません)。
ちなみにビジネスクラスの「デルタワン」だと18万マイル必要です。すっごく魅力的でしたが一人分しかないし、一人旅の寂しさは分かっているので却下しました。何よりビジネスクラスだったらデルタアメックスゴールドの特典、関係なくなっちゃいますからね(^_^;)。
まとめますとワタシが予定している二人旅で計画を立てた旅程でのデルタ航空福岡発ホノルル行エコノミーのコストは
- マイル|200,000マイル+6,880円(諸費用はちょっと変化)
- 有償|279,960円
でした。1マイル=1.8円ぐらいでマイルをより有用に使えてはいないですが、デルタ航空のマイルはバイマイルなしの元手なしなので、30万円を払わなくていいのならば何でもOKです。
福岡ーホノルル|ANAで検索
せっかくなので、同時期でANAやJALならどうなるのか検索してみました。
ANAでもJALでも、検索した時の公式ページでエコノミーの「最安値」と表示されるプランを参照にしています。価格は時々で変更するのでご注意下さい。
二人旅でエコノミーです。まずはANAから。
・有償チケットはコチラ。
・マイルはコチラ。
ANAは福岡ー成田(or羽田)が取れないのか検索できなかったので東京ーホノルルでの検索です。ただ国内区間をつけても必要マイル数は同じです。
まとめますとANAだと同じ日程では
- マイル|86,000マイル+42,700円
- 有償|362,670円
特典航空券はサーチャージ料金を含めた諸費用が高いですね。デルタ航空の特典航空券はサーチャージ料金がかからないのが大きな特徴なので、その辺はいいかもしれません。
福岡ーホノルル|JALで検索
同条件で今度はJALで検索してみました。
・有償チケットはコチラ。
・マイルで特典予約を検索した結果はこちら。
・ついでにプレミアムエコノミーだとどうなるかを見てみました。
たった一人10,000マイルで往復プレミアムエコノミーにできるのなら間違いなくコチラを選択するでしょう。通常100万円の決済が必要な10,000マイルを「たった」と言えるのは、陸マイラー活動のおかげですね(^^)。
まとめますと、同日程でJALでは
- マイル|80,000マイル+42,460円
- 有償|228,580円
以上のような結果になりました。
各航空会社の比較
デルタ、ANA、JALのそれぞれの結果をまとめます。再度検索条件をお伝えすると
「福岡ーホノルル」「大人1名子供1名の2人」です。
マイル特典航空券
- デルタ|200,000マイル+6,880円
- ANA|86,000マイル+42,700円
- JAL|80,000マイル+42,460円
デルタ航空は必要マイル数がべらぼうに多いです。しかしサーチャージ料が取られないので、その点の見栄えはいいです。
ANAはシーズンによって必要マイル数が変わりますが、JALは今のところ一律です。
JALはその後国際展特典航空券PLUSを導入し、時期によっては必要マイル数がべらぼうに上がっているので注意が必要です。
もっとも重要な点は「デルタ航空では空席ありまくり」であったのですが、「ANAとJALはすべて空席待ち」だったという点です。いくら必要マイル数が少なくても、予約ができなければ絵に描いた餅、ですから。
有償チケット
- デルタ|279,960円
- ANA|362,670円
- JAL|228,580円
有償チケットに関しては、ANAが頭抜きん出て高いです。コレは以前にレポートした通り。
シーズンが変わってもANAが飛び抜けて高いのは変わってないようです。何でだろう??
JALが最も安い傾向も同じです。だからこそワタシは赤組に転向したわけです。
福岡からホノルル行チケットの考察
以前に考察したとおり有償航空券の価格や特典航空券の確保困難度から、福岡からホノルルに向かう場合のANA便はハードルが高くなっています。
以前ユナイテッド航空も提携で選べた時はもっと安かったんですがねぇ。
デルタ航空はあまりにも特典航空券の必要マイル数が多すぎます。特典航空券確保の容易さを考慮するとあまりにももったいない。ホノルル便でもガラガラというのは驚異的です。
マイルを爆発的に貯める方法がないこと、デルタ航空自体が日本から撤退しつつあるので福岡ーホノルル直行便もいつまであるか分からないことも考慮すると、今からデルタマイルを貯めるのはリスクが高すぎです。
やはりホノルルに向かうには「JAL」一択と言うのが現状です。ネックは羽田ーホノルル便が無くなってしまったので、高い確率で羽田ー成田の移動を強いられることも。しかしそれもハワイアン航空との提携で解消されるでしょう。
後はJALマイルを利用してもハワイアン航空特典航空券が確保されたり、JALステータスによるラウンジ利用や優先搭乗などの特典が利用できれば言うこと無いのですが・・・(その辺は未発表)。
今回はデルタのマイルを消費して、改悪前のデルタアメックスゴールドのゴールド特典を最初で最後に享受するために、デルタ航空での特典航空券発券を行いました。
ココまで貯めるのにはクレジットカードの決済を5年間集中させる必要があったので、もう無理でしょう。デルタアメックスゴールドに別れを告げる旅としては良かったのではないかと思っています。
ついでのポイント宿泊|ヒルトン
デルタ航空の特典航空券を確保することが出来ました。サーチャージ料金がかからないので、諸費用も6,880円のみです。次に考えるのはホテルです。できればコチラも安上がりにしたい。
通常ならハワイの宿泊はヒルトン・グランド・バケーション・クラブ(HGVC)のポイントを利用するのですが、2年毎の契約なので今回の年では利用できません。
一つはSPG/AMEXの無料宿泊特典やポイント宿泊を利用してなるべく安くあげようと思いました。しかしその頃はSPGamex保有のみによる新マリオットゴールドになっているので、特典はショボショボなことが予測されます。
やはりココはダイヤモンド会員になっているヒルトンの方がベターかなと思いました。
新マリオットゴールドやヒルトンホテルに対する考察は下記をご参照を。
ハワイにはヒルトン系列のホテルもたくさんあります。
ホノルルでリーズナブルにポイント宿泊できるのは上記の赤丸ホテルです。グランドバケーション系列のホテルは、安い部屋でもゴージャスなので1泊15万ポイントとかが必要になります(-_-;)。
エンパシーは非常に良いホテルなのですが、ポイントによる宿泊予約が出来ませんでした。
赤丸のホテルは概ね1泊50,000ポイントぐらいで宿泊できます。200ポイント=1ドルぐらいの換算率です(1ポイント=0.55円ぐらい)。
今回は4泊する予定にしたのですが、到着日が午前の8時台なので出来ればアーリーチェックイン出来ないかと考えました。しかしそんな特典はないので、ポイント宿泊なら懐は痛まないだろうと思い、5泊分を確保しました。1泊はアーリーチェックインのための予約です。
そしたら嬉しい誤算が!何と1泊加えて5泊にすると、ヒルトンオナーズの「5泊予約すると1泊無料宿泊になる」と言う(絶対使うことがないだろうなぁと思っていた)特典が適応されたので、1泊は無料になったのです。
有償宿泊だと1泊3万円ぐらいなので5泊すると15万円。なので最初から予約しようとも思わなかったので気づかなかったでしょう。これで遠慮なくアーリーチェックインのために1泊確保することが出来ました(^^)。
ヒルトンのダイヤモンド会員(+ヒルトンVISA保有)だと有償で1泊するだけで10,000ポイントぐらい貯まっちゃうので、20万ポイントもそれほど痛手ではありません(^^)。
そしてついに(ほぼ)無料特典旅行を計画することが出来ました!
デルタ航空の特典航空券(6,880円)+ヒルトンポイント宿泊(リゾートフィーはかかる?)により、陸マイラーが夢にまで見たおトクな(ほぼ)無料特典旅行を4泊5日で予約することが出来ました。
ANAマイルとJALマイルを貯めている中で、初めての特典旅行はまさかのデルタ航空となりました(^_^;)。早くANAやJALマイルも有効に使いたいものです。
あとはデルタアメックスゴールドの特典で、エコノミーがプレミアムエコノミーにアップグレードされれば言うことなしです。今のところガラガラなのでイケるとは思うのですが・・・。
まとめ
陸マイラー夢の(ほぼ)無料旅行の計画をついに立てることが出来ました。
しかし実はコレ家族を犠牲にしています。二人旅と書いているように、ワタシと後は子供を一人だけ連れて行くので、もう一人と妻はお留守番です(^_^;)。
家族4人分にはべらぼうなマイル数を必要とするデルタマイルでは足りなかったこと、家族4人だとホテルの宿泊代や必要ポイント数もべらぼうになってしまうことが要因です。甲斐性無くてスンマセンm(_ _)m。
しかし2人だけだと本当に計画の立てやすいこと立てやすいこと。飛行機の席に悩まなくてもいいし、ホテルも一部屋で一番安い場所でも簡単に取れるし。
なのでこんな旅は一生に一度でしょう!長男を連れて行くので、次男の年齢の関係で行けなかったことやれなかったことを思いっきりしてこようと思います(^^)。