クレジットカードの年会費のトータルがとんでもないことになっていることに気づき愕然としている空陸マイラーのゴウタロウです。
陸マイラーとして活動する中でクレジットカード発行はポイントサイト活動(ポイ活)の柱となっています。
本来はポイントを獲得しつつ発行したクレジットカードを利用して評価して、継続するか解約するかを決めるのが正しい道筋だったはずです。
しかし何を血迷ったか、数多くのクレジットカードをポイ活で発行し続けると【発行すること】そのものが目的となってしまったのです。
そして積み重なる年会費たち…完全にクレジットカード課金勢となってしまっています。
今回は各クレジットカードを整理する前の総論として、なぜクレジットカードを発行してしまうのか、個人的な考えをまとめてみたいと思います。
目次
クレジットカード発行の目的と手段の履き違え
ワタシは2016年の8月頃から陸マイラーの道に足を突っ込み始めました。
2016年の8月といえば伝説の雨金祭りが阿鼻叫喚の中終演を迎える頃ですが…ブログもツイッターもしていなかったので全くその祭りのことは知りませんでした。
2016年の8月にハワイから帰ってきて個人旅行でハワイに行くときのあまりに高額な飛行機代をどうにかしたいと思って検索したのが陸マイラー道への第一歩です。
個人旅行になってしまうのはヒルトン・グランド・バケーション(HGV)を購入してしまったからなのですが…HGVを所有している限り最低でも2年に1回海外旅行(特にハワイ)に行かないともったいないことになります。
なんの知識もない中で家族4人分のハワイ航空券を8月の繁忙期に買うと、普通に70万〜100万円(ハワイ諸島乗継+)ぐらいします。
流石にこの出費はきついと思ってググってみると、たどり着くのは「ANAとマイルのパパじゃない」さんでした。
そこでポイントサイトを利用してポイントを大量に貯めてそれをマイルに変えて飛行機の特典航空券を発券して…という流れを知ったのです。
そのポイントを貯めるためのポイントサイト広告案件として昔も今も魅力的なのがクレジットカード発行案件です。
その流れでクレジットカードの発行を、一度は多重発行ブラック状態に陥りながらも繰り返しました。
結果、ポイントサイトを通して発行したクレジットカードは30枚近くになります。
クレジットカードを発行する過程では審査が必要となり、何枚もクレジットカードを発行していると「自分はどこまで行けるのか?」という訳のわからない状態に陥りました。
今ではその【訳のわからない状態】が【承認欲求】というものであることが漠然と理解しています。
そうしてポイントを獲得するという【手段】であったはずのクレジットカード発行が、このクレジットカードは発行できるのかという【目的】にすげ替えられてきたわけです。
クレジットカード発行が目的になった末の末路
どこまでクレジットカードを発行できるのか、時にポイントサイトを経由せずに陸マイラー活動やお得からも切り離し、まさに無謀という名にふさわしいハードルが高いクレジットカード発行チャレンジが続きました。
ちなみに陸マイラー活動前のメインクレジットカードはANAアメックスゴールドカードでした。普通にウェブサイトから発行した情弱です。
- SPGアメックスカード→ANAパパさん紹介→成功(多重発行ブラック状態でも)
- JALアメックスプラチナカード→ポイントサイト経由→失敗(多重発行ブラック状態)
- ダイナースクラブカード→ポイントサイト経由→失敗
- アメックスビジネスプラチナカード→MMさん紹介→成功
- ANAダイナースクラブカード→ポイントサイト経由→失敗→電凸→成功
- JCBザ・クラス→m3経由→成功
- ヒルトンVISAプラチナカード→三井住友キャンペーン→成功
- JALアメックスプラチナカード再→ポイントサイト経由→失敗→電凸→成功
- ラグジュアリーカードブラック→公式経由→成功
- アメックスビジネスゴールドカード→ダスティさん紹介→成功
- ANAVISAプラチナプレミアムカード→ANAカードキャンペーン→成功
- 楽天プレミアムカード→楽天キャンペーン→成功
- ANAダイナースプレミアムカード→インビテーション→成功
- SPGアメックスカード再→MMさん紹介→成功
- ダイナースプレミアムカード→同僚紹介→成功
- セゾンプラチナビジネスアメックスカード→ポイントサイト経由→成功
途中でゲームのような様相も呈してきて、とりあえず5大国際ブランドは制覇したいという訳の分からない使命感もありました。
- VISA→ANAプラチナプレミアム・ヒルトンプラチナ
- Mastercard→ラグジュアリーカード
- JCB→ザ・クラス
- Amex→アメックスプラチナ
- Diners→プレミアムカード
以上でなんとなくやり遂げた感があります。
今ではアメックスビジネスプラチナカードやANAダイナースプレミアムカードは解約しているのですが、一度は一般人としては到達したという達成感はあります。
またこれらクレジットカードの合間に、多重発行にならないように気をつけながらポイントサイト経由で年会費無料〜1万円程度のクレジットカードは複数枚発行しています。
ちなみにポイントサイト経由で申し込みしたクレジットカードの審査に一度落ちた場合、その後電凸で入会成功してもポイントは付与されません(T_T)
気づいた時は恐ろしいことに
これらの発行のハードルが高いクレジットカードは当然年会費も高額でありそれに気づかなかったわけではないのですが、1年ぐらい前まではブログの運営が好調だったこともあり、今後もクレジットカードの年会費分ぐらいは捻出できると目論んでいました。
ワタシのブログの中でもクレジットカードの記事はそれなりのアクセスとクリックを頂けていたので、ブログネタとしてもクレジットカードを維持する意味はあったのです。
しかしその後Google神の往復ビンタをくらい、ブログ収入は15%程度まで激減しています。
そうなると自腹で払っているクレジットカード年会費の総額が気になりだします。今まではあえて総額を計算していなかったのですが…
今実質的に保有している(使っている)クレジットカードは23枚。
そのうち年会費無料なのは5枚だけ。あれま🙄
年会費総額は毎年余裕でANAプラチナを目指せるぐらい。
う〜〜〜〜〜〜〜〜む🤔🤔🤔
並び立てるとどれもコレも断捨離し難いなぁ😅
— ゴウタロウ@福岡LOVE空陸マイラー (@ugoraba) January 14, 2020
その総額は自分が思った以上に恐ろしい額でした。
ちなみにANAのスーパーフライヤーズカード資格を目指すSFC修行のコストは、30-50万円ぐらいと言われています(;´Д`)
ブログで稼げない以上は、さすがに今後のことを考えてもこれらの高額年会費カードは断捨離していかざるを得ません。
どのカードを断捨離していくのかとなると、ワタシのポイントは2つあって、1つは【家族旅行視点】でありもう1つは【付帯ステータス視点】となります。
家族旅行視点という意味でのクレジットカード
クレジットカードには様々な特典が付帯しますが、その1つが旅行時に役に立つサービスです。
- 付帯旅行保険
- クレジットカードラウンジの利用
クレジットカードに付帯する旅行保険はいざというときの強い味方であり、【利用付帯】でなく【自動付帯】でなくてはいけません。
自分一人だったらどのクレジットカードでもさほど変わらないのですが、家族旅行時に同伴家族をすべてサポートできるのが望ましいです。
クレジットカードラウンジはいざというときの保険程度ですが、利用できるときに家族4人が全員利用できることが期待されます。
そうなると【本人+同伴者無料】のサービスが本会員ではなく家族会員にも付帯していなくてはいけません。
もちろん旅行保険もラウンジの利用も数千円で解決することではありますが、高いクオリティを誇るクレジットカードならそのぐらいは付帯して欲しい、むしろ付帯しないのはイラン、という話です。
できればプライオリティパスが付帯して家族で利用できるのがベストですが、そこはハードルが高めなので高額な年会費を削るためにはあえて目をつぶります。
付帯ステータスという意味でのクレジットカード
年会費が高額なクレジットカードはトラベル系のステータスが付帯するものが存在します。
代表的なものは以下のとおりです。
- SPGアメックスカード|マリオットボンヴォイゴールド
- ヒルトンVISAプラチナ|ヒルトンゴールド(条件クリアでダイヤモンド)
- アメックスプラチナ|マリオットボンヴォイゴールド、ヒルトンゴールド、シャングリ・ラジェイド
- ラグジュアリーカード|ハワイアン航空ゴールド(ブラックカード)、プラチナ(ゴールドカード)
- デルタアメックスゴールド|デルタ航空ゴールドメダリオン(条件あり)
これらの航空会社やホテルグループのステータスの獲得には通常それなりの利用歴が必要なのですが、クレジットカードを保有して年会費を支払うだけでステータスが維持できます(条件付きのものもあり)。
ステータス獲得までは利用できないけど、それなりに贔屓にしているサービスならクレジットカードの年会費を支払ってステータスを維持するのもやぶさかではありません。
特にホテルのステータスは飛行機よりも獲得が困難なので(基本1泊2泊と時間を要すから)、ホテルステータスが付帯するクレジットカードは維持していきたいと考えてしまいます。
ちなみに所有しているだけで自分のステータスとなるクレジットカードもありますが、プラチナ級のクレジットカードでは利用していてステータスを感じたことはありません^^;。
そこはワタシも求めるところではないし、やはりアメックスセンチュリオン(年会費35万円)やラグジュアリーカードゴールド(年会費20万円)ぐらいは突き抜ける必要があるでしょう。
クレジットカードのポイント(マイル)還元率にも注目
クレジットカードの年会費が高い理由は付帯するサービスが充実しているという理由もありますが、ポイントやマイル還元率が優れているというときもあります。
ポイント還元率が高いクレジットカードはやはり維持していきたいと考えます。
- SPGアメックスカード|マリオットボンヴォイ参加ホテルでの還元率UP
- ヒルトンVISAプラチナ|ヒルトンホテル利用で還元率UP
- JALカードプラチナ|JALグループでの利用でマイル還元率UP
- ANAVISAプラチナプレミアム|普段利用でも1.5%マイル還元率
- ダイナースプレミアムカード|1.5%ポイント還元率
などがワタシが所有しているクレジットカードの中でも還元率が高いクレジットカードになります。
承認欲求も満たされたし断捨離モードに入ります
ホントはすべてのクレジットカードを保持しておきたいのですが、先に述べたように先立つものがなければ流石に無駄すぎます。
この機会に年会費がお高めなクレジットカードたちも泣く泣く断捨離していく方針としました。
ポイントは3つです。
- 家族旅行時に役に立つか
- 付帯するステータスは役に立つのか
- ポイントやマイル還元率は満足行くレベルなのか
ただ再発行が難しかったり、どうしても手放せないクレジットカードもあります。
その際たるカードは【JCBザ・クラス】です。
アメックスプラチナやダイナースプレミアム、ラグジュアリーカードのブラックからゴールドも普通に申し込んだり会員紹介による入会申込が可能な中(期間限定の時もあり)、JCBザ・クラスだけは未だにJCBからのインビテーション(招待)待ちのステータスカードです。
まあ何事にも例外はありワタシはJCB利用歴を積み重ねて発行したわけではないのですが…
また日本だけで圧倒的シェアを誇るJCBはJAPANの誇りでもあるので、応援の意味も込めて継続したいと思っています。
JCBザ・クラスはポイント制度こそダメダメですが、旅行保険に強く家族旅行時の強い味方でもあるので残すのもやぶさかではありません。
JCBザ・クラスを含め今後は各論として各クレジットカードの(ワタシの中の)生き残りをかけた記事を提供していこうと思っています。
まとめ
クレジットカードはあくまで決算の【手段】でしかありません。高額な年会費を要求するクレジットカードに付帯する特典やサービスも使いこなせなければ全く意味がありません。
なのに、高い年会費を払ってまでステータスの高いクレジットカードを発行するのは一般的に愚かなことです。
分かっています。でもやめられないのです。コレは趣味みたいなものですから理解されなくてもしょうがありません。
ただ趣味なのでもちろんやめたり減らしたりということはできます。
今回の記事は、陸マイラー活動に便乗して高まったクレジットカード所有熱が一度ピークに達したので、冷静になって必要なクレジットカードを洗い出す総論としてお届けしました。
何が残って何が消えていくのか、興味がお有りでしたら今後もお付き合いください(^^)。
世の賢い人達の中には賢い方法でクレジットカードを限度枠いっぱいまで使い切ることができる猛者たちがいらっしゃるみたいです。
そういう方々は年会費なんてへっちゃらでしょうが、残念ながらワタシはその領域には到達していませんのであしからず。
むしろお見事かもです^^。実際に使った方のレビューと断捨離はたくさんの方の(わたしも含めて)参考になっておりますはずです!!
おかげさまでもうメチャクチャでした笑。
笑っちゃうぐらい特典を全然使いこなせてないので、
色々冷静になって断捨離を敢行していく所存です!
(できるかな…^^;
正直興味なし。ミイラ取りがミイラの典型。常用のカードの年会費など全部合わせても2万行かない。それ以外はカード20枚くらい発行してるが一年程度で全部計画的に解約済み。マイル修行だのステータスを維持するだのなんだの下らないです。そんなことをするくらいなら必要なときに必要なだけ払った方が絶対に効率的。何らかの上級会員になったところでサービスが維持される保証などない。
全く完全におっしゃる通りです。
趣味と実益を兼ねていたので遊べていましたが、
実益が無くなってきたので、
断舎離していきます。
ただやってみないと分からないことはやはりあったとは思います。