2018年JALの上級会員の1つであるJGCプレミア(JGP)ステータスを目指すためにシンガポールに旅行してきました。今回の旅行はJGP修行の締め、解脱旅行でもあったので家族も付き合わせ、家族旅行にしちゃっていました。
1人で修行旅行するならSINタッチでもラウンジ巡りでもすればいいのですが、子連れだとそうは行きません。特に今回は復路01:50発という子連れには鬼畜仕様な便を予約しちゃっていたので、その時間までいかに子どもに負担なく過ごすかが課題となっていました。
そこでワタシが目をつけたのが、シンガポール・チャンギ国際空港の制限エリア内にあるという異色の設備「Swimming Pool」です。プール大好物な我が子達はたぶん喜んで入ってくれるだろうし、搭乗前に疲れてくれたら飛行機の中でもぐっすり眠ってくれるんじゃないかなぁ、と言う打算も働いていましたので。
制限エリア内のプールに入るということは、手荷物に水着を入れておかなくてはならないということだし、泳いだ後に濡れていて乾かすこともできず重量が増している水着をその後も持ち歩かなくてはならない、と言うことです。
そんな時に役立ったのが、この子ども用スーツケース「トランキ」でした。
荷物のみならず子どもまで乗ってくれるので、これさえあれば巨大なチャンギ国際空港内の移動もストレス無く進めます。利用時は3歳児でしたが、4歳ぐらいまではイケそうです。これ以上大きくなったらジェットキッズの方がサイズ的に良さそうです。
今回チャンギ国際空港で見かけて、欲しい!と思った子ども用キャリーケースはコレでした。
キャリーケースにキックボードが付いている商品です。コレも子どもに持たせると楽しそうだし楽ですよね。
前置きが長くなりました。1人ならともかく家族4人分の濡れた水着を持ち歩かなくてはならないので、それなりの対策が必要、という事をお伝えしたかったのです。では本題に入ります。
目次
チャンギ国際空港|Swimming Poolの場所
チャンギ国際空港制限エリア内で利用できるSwimming Poolは第1ターミナルの片翼、第2ターミナルと行き来するスカイトレイン駅の近くにあります。
出国エリアから出て向かって右手方向がSwimming Poolがある施設です。その方向にはJALの指定ラウンジ「Dnata lounge」も近くにあるのですが、目指すは第1ターミナルの端っこなのでこの先が見えない通路を延々と進んでいくことになります。巨大空港だけあって、ホントに遠いです。
地図で見ると上図のような形です。真っ直ぐ進んでいくと、ちょっと右手にSwimming Pool行きのエスカレーター案内が見えてきます。
スイミングプールは第1ターミナルに隣接するトランジットホテルの施設の1つになるので、トランジットホテルと方向は同じです。
エスカレータを降りると、右手にはトランジットホテルのレセプションがあり、スイミングプールだけを利用する際は左手のドアに向かって中に入ります。
入口から入ると、最初にバーのキャッシャーの所にお姉さんがいるので、そこで利用料を支払いタオルを人数分もらいます。
着いた時間は夜の8時だったのですが、思ったより利用客がいて驚きました。泳いでいるヒトはそんなにいないのですが、ビーチチェアはほとんど埋まっていて水着になっていないヒトも多数いました。屋外で過ごす有料休憩所みたいな利用の仕方のヒトも多いのかもしれません。昼は日光浴ができるし、ビーチパラソルも付いているし、暑かったら泳げるし、飛行機も見えるし、軽食やドリンク・アルコールも有料ですが手に入るし・・・確かに泳ぐ以外でも便利そうなスペースです。
チャンギ国際空港のSwimming Poolの基本情報
チャンギ国際空港で利用できるSwimming Poolの情報は以下の通りです。
- トランジットホテル宿泊者はfree
- ビジターは1人17SGD|3時間の制限が一応あり
- 6:00 open – 24:00 close
- タオル貸出あり
- シャワー・ロッカーあり
- プール1・ジャグジー1
- 展望広場あり
料金はレシートを見ると子どもでも大人でも17SGDのようで、3歳児は無料のようでした(子ども料金については不確か)。
ちなみに25SGDを支払えば、エクササイズルームやライブラリールームまで利用できるようになるみたいです。正直そこまでは必要ないですね。
チャンギ国際空港にあるSwimming Poolのロッカー・シャワー
チャンギ国際空港にあるSwimming Poolのロッカー・シャワー設備をご紹介します。
誰も利用してなかったのでちょっと写真を撮らせてもらいましたが、シャワー・ロッカー・トイレ兼用の部屋で、トイレが2室、シャワーが2室です。シャワーの水圧は十分でリンスインシャンプーが備え付けてあります。清掃は時々してくれていますが、床はビショビショで使いやすいとは言い難いです。
トイレの対面にロッカーがあります。鍵は締めてありついておらず、利用するには受付のお姉さんに伝える必要があります。有料か無料かは分からなかったのですが、どっちにせよキャリーバックが入る大きさではなかったし、ビーチチェアに置いておいてもどこからでも視野に入るコンパクトなプールだったので利用しませんでした。
ドライヤーや扇風機も一応あります。床がビショビショなので、正直着替えにくいですね。
チャンギ国際空港のSwimming Poolを泳いでみました。
子どもたちはタオルで隠しながら外でぱぱっと着替えて、早速泳ぎにプールに突入です。
水温はややヒヤッとしますが、凍えるほど寒いことは全くありません。夜の8時過ぎで気温も少し下がっていますが、プールから上がってもさほど寒くありません。かと言って温かいわけでもありませんでした。
幅広で階段状になっている部分もあり、3歳児でも足が届く場所があるので楽しんでいました。まあ我が次男は足がつかないところにも果敢に突入していくのですが(^_^;)。監視員などは全くいない無法地帯です^^;。
ちなみに水質は決してきれいとは言えません。夜に入って時間的に利用開始から大分経っていたからかもしれませんが、ぶっちゃけいろいろなものが水中に・・・・ゴニョゴニョ。
ジャグジーも備え付けてありますが、事前情報通りプールの水温とほとんど変わらないので、そこで冷えた体を温めるということは全く期待できません。外にもシャワーが2基あります。
このジャグジー、水流が出ている出口を塞ぐと圧を逃がすために噴水のように側面からピューと水が上がってきます笑。上の噴射口と下の噴射口、2つ用の穴があり、上下の噴射口を両方塞いだ上で、噴水の2つの穴の1つを塞ぐと、1つの噴水孔に圧が集中するのでめちゃくちゃ高く水が上がります。なかなか楽しいギミックです。
展望台と言うほどでもないですが、飛行機が見えるスペースも備わっています。しかし日中はクソ暑いでしょうね(^_^;)。
またこんな環境なので飛行機のエンジン音は常時響き渡っています。飛行機大好きなワタシにとっては子守唄みたいなものですが、ヒトのよってはくつろげないかもしれません。でも飛行機の中で寝れるヒトなら問題ないでしょう(^^)。
エクササイズルームは非常にコンパクトなのですが、それでも利用しているヒトがいました。右下に見えるのはおそらくホテルのロビーです。
まとめ
シンガポール・チャンギ国際空港の制限エリア内で利用できる噂のSwimming Poolを子連れで実際に利用してきました。
空港で飛行機の音や飛んでいく姿を見ながら泳ぐのは非常に新鮮な体験でした(飛んでいる飛行機は間近には見えません)。利用できたのが夜ということもあり、ナイトプールさながらの雰囲気で子どもたちも大変満足していました。
結局1時間ぐらい立ち寄っていまして、空港内の時間つぶしとしては満足の行く利用となりました。大人だけならラウンジでゴロゴロすればいいのですが、子連れだとそうはイキませんからね。
ただロッカー・シャワーの設備としては使いやすいとは言い難く、海の家のロッカー・シャワールームを利用しているイメージと言えば伝わるでしょうか?足元がビショビショなので着替えにくいことこの上もなし、です。
濡れて重量が増した4人分の水着も子ども用のキャリーに入れたのでさほど邪魔にはなりませんでしたが、家族連れで利用する時は制限エリア内で水着に着替えて泳ぐということは、それなりに手間になることも考えておく必要があります。
我が家と言えば、夜で時間を持て余していたらまた利用してもいいかな、と言う感想でした(^^)。