ランニング中に使う道具(ギア)の1つである骨伝導イヤホン、その中でも評価の高いShokzの製品を紹介します。
Shokzの骨伝導イヤホンにはハイエンドから子供用までいくつかの種類があるのですが(Shokz公式)、今回はスタンダードモデルである「OPENRUN」とエントリーモデルである「OPENMOVE」の話です。
ShokzのOPENRUNとOPENMOVEの比較
OpenRunとOpenMoveの比較はよくレビューされているので、ポイントとなる点だけご紹介します。
OpneRun | OpneMove | |
値段 | 17,880円 | 11,880円 |
充電 | 付属専用充電ケーブル | USB-C |
サイズ(伸長時の長さ) 重量 | 約340mm 26g | 約348mm 29g |
オーディオ | 第8世代 | 第7世代 |
エントリーモデルの方が当然安いのですが、その他にご覧のような違いがあります。
もちろん他にも防水防塵性能や充電時間などの違いもありますが、日常使用上で気になるようなことではありません
値段のことはさておき、エントリーモデルであるOpenMoveの優れている点は、充電が汎用性のあるUSB-Cである、ということです。
それは便利ということで、OpenRunを利用してたワタシはパートナー用にOpenMoveを購入しました。
その後2022年のブラックフライデーセールでOpenRunのMini(性能はOpenRunと同等で伸長時の長さが短い)を購入したので、Miniをパートナーに譲り渡した際にOpenMoveはワタシが予備・2台目として使い始めたのですが…こりゃひどい。
OpenMoveはおすすめできない
OpenMoveを使い始めて早々にパートナーに謝罪しました、こんなもの使わせていて申し訳ない、と(現在進行系で気に入って利用している人にとっては失礼な記事になってしまいますが、私見ですのでお許しいただけたらと存じます)。
ワタシはOpenRunの前モデルであるAeropex(一応ハイエンドモデルのカテゴリ)を日常的に利用しているのですが、いざOpenMoveを使い始めてみて気になった点は…
- たった数グラムしか違わないのに重みを感じる
- イヤホン部がでかくゴツくてフィットさせるのに苦労する
- 耳にかけるところが角ばっていてうまく耳にかけづらい
- イヤホン部の挟み込みが強い感じがする
- ファンクションキーが有る部位もゴツくて柔らかみがない
- バンドがより長く固くて後頭部がかなり気になる
- 音がOpenRunと比較するとかなり悪い
などです。あくまでワタシの私見であることだけはご了承いただきたいですが、正直使って満足の行く点は皆無でした(ワタシが最初にOpenRunを使っているから、ということが要因ではあります)。
まず耳に引っ掛けてイヤホン部をベストポジションに安定させるのに結構苦労します。ゴツくて重いせいかもしれません。
レビューしている今は冬なので襟のある服装がほとんどなのですが、後頭部に回るチタニウムバンドが高確率で襟に当たり動きます。特に上を向くのに苦労します。
これは同じ形状でちょっと短いだけのOpenRunでは気になったことはまずありません。剛性の違いが要因かもしれません。
耳にかけるところも角ばっていてなめらかじゃないのでフィットせず、何かとイヤホン全体が動いてとてもイライラします。
音に関しては元々期待するような製品ではないのですが、それでもOpenRunより(はるかに)悪いとなるとちょっと許容しがたいレベルです。まあただ聴くだけならさほど差し支えはないといえばないのですが…
メリットはUSB-Cで充電できることのみですね、ホントに。
検索するとエントリーモデルとしてまずOpenMoveを勧めているところもあるけど、両方知っているワタシからしたら数千円高くても絶対にOpenRunにした方がいいと思います。
↑期間限定ですが25%オフはかなり安いです。
日常使用でもそうですが、ランニングで利用するならなおさらです。
OpenRunMiniは頭大きい人でも結構大丈夫
蛇足ですが、OpenRunと全く同じ性能で後頭部に回るバンドが短くなったOpenRunMiniのレビューを簡単に付け足します。
ご覧のようにMiniはOpenRunより一回り小さいサイズとなっていますが、骨伝導イヤホンとしての性能は全く同等です。
つまり頭が小さめな女性の利用を想定しているものと思われます。Shokzの公式ページにはサイズ考察なるPDFが用意されていて、自身のヘッドサイズを測定することで通常バージョンとMini、どっちがおすすめか分かるようになっています。
話は変わりますが、ワタシは自他ともに認めるビッグヘッドです。通常の帽子サイズである「フリー」とか「〜60cm」とかではかなり窮屈になります。
そんなワタシですが、試しにOpenRunMini装着して利用してみましたが、後頭部のバンドが後頭部や後頚部に当たったり首を動かすのに差し支えになるようなことはありませんでした。
余裕がある通常バージョンのOpenRunのバンドで不満に感じたことはないのですが、もしバンドが浮きすぎていて例えばデスクチェアのヘッドに当たって気になるような男性なら、Miniでも十分対応できるかと愚考します。
ただ小さいだけあってイヤホン部の両サイドからの締めつけ感は若干強く感じます。
まとめ
機会があり骨伝導イヤホンの人気メーカーShokzのエントリーモデルであるOpenMoveを利用する機会があったので、スタンダードモデルであるOpenRunとの比較を紹介しました。
結論としては、OpenMoveしか使ってなかったら分からないけどOpenRunを知ってしまうととてもおすすめできない代物であることが確認できました。
もちろんコレは私見であり、安いことやUSB-Cの充電方式であることは人によっては何物にも代えがたい点かもしれません。
この記事が何かしらの参考になれば幸いです…
↑ハイエンドモデルのProもあります、正直スタンダードモデルで十分との話が多いですが、20%オフでこの値段ならアリかもしれません(^^)
※中華製っぽい安い骨伝導イヤホンは、骨伝導方式ではなくただ耳穴の近くで音を鳴らしているだけのものもあったりするのでお薦めはできません。ただOpenMoveと同じでそれしか知らなければ問題ないのかもしれませんが…