先日、JALとANAの特典・有償航空券販売期限のまとめを記事にしました。今まで真面目に特典航空券獲得競争に参戦してこなかったので、知らないことが結構有りました。
昨日の記事を書いている過程で、特典航空券の発券ルールやおトクな裏技のようなものがあるのか気になって、調べてみました。
先日の記事はこちらです。
ちなみにこういうワタシの記事は自分のための備忘録的な意味合いが強く、特典航空券の猛者の方々にしたら「いまさら」感が強い記事だと思うのでご容赦ください。
目次
ANAの国際線特典航空券の発券ルール
お申し込み・お受取方法 | ANA国際線特典航空券 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ
ANA国際線特典航空券の申込期限と発券期限について
- 搭乗355日日前の午前9時より「第一区間出発」の96時間前まで申し込める
- 旅程全区間の申込み開始後、予約を承る
とあります。
ポイントは「旅程全区間」の申し込みが必要という事です。
ANAの国際線特典航空券は片道発券ができません。本来なら復路の日程が355日前になったら往路と復路を同時に予約・発券するのが正当な方法です。
しかし復路の予約開始を待っていたら、往路の予約ができない可能性があります。
そこで生きてくるのが、発券後でも有効期間内で搭乗日ならびに便の変更が可能、と言うルールです。
それらを踏まえてよく使われる方法として、「往路の日程時に復路も同日で予約して、後日復路だけを希望の日程に変更する」と言う手法です。
詳しくは最近絶好調の「ANAのケン」さんの下記記事をご参照ください。
やり方としては理解していたのですが、もし復路が取れなかったら、と言う恐怖に負けてワタシはチャレンジできないんです。せめて片道発券ができるようになればなぁ・・・。
ANA国際線特典航空券のキャンセルには、1名につき3,000マイル必要です。陸マイラーなら3,000マイルぐらいすぐ貯まるからと言って、取り敢えず予約を入れちゃうヒト多数です(^_^;)。
変更についても、期限内ならガンガンできます。
ANAの国内線特典航空券の発券ルール
2018年10月28日(日)搭乗分より前までの旧ルール
お申し込み・お受取方法 | ANA国内線特典航空券 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ
ANAの国内線特典航空券に関して、2018年10月28日搭乗より前の旧ルールでは以下のようになります。
- 搭乗2ヶ月前の午前9時半から予約開始
- 往復または2区間以上利用の場合|復路または第2区間目も2ヶ月前を超えて同時に予約できる、ただし14日以内
旧ルール(2018年5月31日はまだ現役)では、ANAの国内線特典航空券は復路も往路と同時に(14日以内なら)予約できます。この点は国際線特典航空券とは異なるルールです。
ANAの国内線特典航空券は片道(1区間)のみの発券も可能です。なので片道のみ特典航空券で復路は有償航空券にして少しでもコストを下げることも可能です。
2018年10月28日(日)搭乗分以降の新ルール
2018年10月28日の搭乗分以降は新ルールが適応されます。
- 運航ダイヤごとの一斉発売|発券日時はステータスによる
- 一括予約サービスは終了|復路や第2区間目は各搭乗区間の運賃発表後にそれぞれ予約
以上となっています。
旧ルールの「往路予約時に、14日以内で復路も販売期限を超えて予約できる」と言う一括予約サービスは、新ルールでは終了します。
しかし、運航ダイヤ発表後の一斉発売のため「冬ダイヤと夏ダイヤをまたぐ予定」と言うケース以外は、あんまり影響なさそうですね。またいだ場合、かなり面倒そうですが(^_^;)。
ANA国際線特典航空券の予約に関してはヨーイドンの一斉スタートですが、国内線の場合はダイヤモンドやプラチナなどのステータスが多少有利になる仕組みです。
JAL国際線特典航空券の発券ルール
JALの国際線特典航空券の発券ルールは、ANAと異なり片道発券が可能です。ただそれゆえに、多少複雑になっています。
JALマイレージバンク – JAL国際線特典航空券:予約お申し込み
基本的なルールとして
- 搭乗330日前の10時より予約開始
- 往復では復路も330日前以内になる旅程に入って予約可能
となっています。
復路も330日前以内に入ってないと往復の予約をできないとなると、往路の予約が取れない可能性があります。しかしJALはANAと異なり国際線特典航空券の「片道発券」が可能なので、ANAのような裏技を屈指する必要はありません。
じゃあ全部片道発券でいいじゃないかと思われますが、いろいろ問題もあります。
最も問題となるのが、キャンセル時に必要となる「払戻手数料」です。払戻手数料は特典分それぞれに必要なので、往復の予約なら3,100円のキャンセル料で済むのですが、同じ行程でも別々に2特典として予約したら、全行程をキャンセルする場合はマイルの払戻として倍の6,200円が必要になる、という事です。
予約の変更に関しても「特典発行日から1年以内の旅程に変更できます」なのですが、電話での変更の場合は特典ごとに「航空券取扱手数料(日本は2,160円)」が必要なので、片道発券だと往復ともに変更しようとすると「電話での変更のときは」手数料がかさみます。
まあ発券した特典航空券のキャンセルも変更もしないのならば、片道発券できる国際線特典航空券のメリットは非常に大きいです。
片道発券の場合は、その1旅程内での地上移動ができないなど、細かい制約もあります。しかし、特典航空券のプロでもない限りあまり複雑な旅程は考えないでしょうし、そこまで気にしなくてもいいかなと思います。
JAL国際線特典航空券:ご利用条件(片道でのご利用) – JALマイレージバンク
もし特典航空券が片道しか取れなかった場合の、もう第2区間目(復路の場合がほとんど)用の片道運賃が用意されています。
片道の特典航空券用の有償片道運賃はエリアごとに定額で決まっているようで、例えばハワイなら上記のような設定となっています。普通にめちゃめちゃ高いです。頑張って復路も特典航空券を取りましょう。
JAL国内線特典航空券の発券ルール
JALの国内線特典航空券の発券ルールの基本は以下になります。
- 2ヶ月前の9時半より予約開始
- 任意の1区間、または2区間の予約が可能|片道発券可能
変更に関しては、航空券の有効期限内で、かつ予約変更締切日までに変更が可能となっています。
日付や便・クラスの変更は可能ですが、それ以外の変更はできません。
またディスカウントマイルで予約した場合の変更は「ディスカウントマイル期限外への変更は不可」となっていますので、注意が必要です。確かディスカウントマイル期間でも、それを適応させずに通常マイル数で予約できたと思うので、変更の可能性がそこそこ高い場合は、ディスカウントマイルを適応せずに予約しましょう。
国内線特典航空券の払い戻しについては、1名・1特典につき3,100円が必要になります(以前の3,100マイルの支払いは廃止)。
特典航空券発券の裏技はあるのか-まとめ
ANAとJALの特典航空券発券のルールをまとめて、裏技のようなものがあるのかを考察すると
- ANA国際線|往路復路同日予約で後日復路を変更する
- ANA国内線|片道ごとに発券する(新ルールではほとんどの場合往復路まとめて発券できると思われる)
- JAL国際線|リスクを承知で往復路の片道ごとに発券する
- JAL国内線|片道ごとに発券する(ディスカウントマイルの取り扱いに注意)
と言ったところでしょうか。結局、ANA国際線特典航空券以外はルール通りにヨーイドンで頑張るしかなさそうです。
裏技ではないんでしょうが、国内線の特典航空券発券に関しては「ANAのダイヤモンド会員」「JALのダイヤモンド・プレミア会員」だとより早く予約申込できるので、上級会員を目指すのが「本道」なのでしょうか。
誰もが欲する国際線の特典航空券に関しては、単純で人気路線ではやはりなかなか厳しいです。
今回はANAとJALの特典航空券についてのみ調べましたが、これを提携航空会社・コードシェア便にまで視野を広げると、選択肢が無限に広がっていきます。提携航空会社の他社特典航空券なら予約できるときもあります。
それについての考察はまた後日に頑張りたいと思います(頑張れれば)。
以上の考察はワタシがWeb上で知り得る情報のみで考察したので、実はとんでもない裏技があるのかもしれません。
よく知られているのが
- JAL国内線|予定日より前の日に予約を入れておき、予定日に「変更」することで入力の手間が減り予約確保しやすくなる
- ANA国内線|予定日より前の予約をずらすのは同じだが14日以内なら復路が2ヶ月の期限を超えて予約できるルールを活用する方法(往路・復路入れ替えなど)ーこちらは2018年冬ダイヤからのルール改正により無用になると思われる
でしょうか。どちらもダイヤモンド会員の優先予約の方が破壊力が大きそうですが。
あとJALメタルになると国際線も5日前に予約できるとかなんとか・・・。
<疑問>
ダミーの日に個人情報を入力した予約を入れておいて本命の日にずらす、というJAL国内線での便利手法は、JALやANAの国際線ではできないのかな(・・?
どちらも変更可なんだからできると思うけど、どこにも載っていないのです・・・。
JALの提携航空会社の特典航空券は必要マイル数に関して増加する傾向で改定が行われるようです。陸マイラー医師さんの上記記事をご参照ください。
今のところそこまでの知識も経験もないのでなんとも言いようがないですが、「改悪」の響きは嫌なものですね(ToT)。
言及ありがとうございましましー!(´・ω・`)
最近絶好調のように見えてるんですね~!毎日あたまが爆発してます(笑)
もはや裏技でもないですが、知っておかないとスタートにも立てませんもんね!本当の裏技を知りたいところです!
・・・ゴウタロウさん、実は知ってたりしません?(^^ゞ
ケンさん、特典航空券バージンのワタシ(デルタを除く)のワタシが知っているわけないじゃないですかぁ(;´∀`)。
ところで、誰かにホントに教えていただきたいのですが、ANA国際線・JAL国際線の特典航空券でも、ダミーの日に予約を入れておいて、本命日の予約の手間を省く技ってないんですか???
特典航空券のときでも、名前とか入力の手間は必要ですよねぇ(・・?
JALの国際線は使えそうだと思っています!今度、挑戦するか聞いてみようかなっと思っています!記事にもしたいですし(^^ゞ
ANAの人気路線は『ダミーさえも簡単には予約できない』という問題をはらんでいます!ハワイは無理でしょうね~(;・∀・)
なるほどなるほど、ルール上はやってみてやれないことはなさそうな感じなんですね!
他力本願なワタシ、ケンさんのご報告を数ヶ月単位でお待ちしております笑。
やはりJALメタルが最強なのか・・・しかしJALメタルを獲得・維持するのは正気の沙汰じゃないですからねぇ。
そのお金があれば普通に有償チケットが買えちゃいそうですし(^_^;)。