2023年2月にアシックスから発売されたランニングシューズ「S4」はフルマラソンでサブ4(4時間以内)を目指すランナー向けに登場しました。
アシックスさんが、一番マラソン大会で人数が多いだろうサブ4周辺のランナー向けのシューズがないのはおかしい!とかなんとか言って開発したようです。
まさにワタシもそのボリュームゾーンにいる一人で、ランニング2年生でサブ4を目標に日々走っています。
※PB:2023年2月北九州マラソン4時間10分
発売と同時には買わなかったS4ですが、評判が良く人気すぎてすぐに手に入らなくなっていきました。そこまでいいものなのか、と試してみたくて、再入荷された段階で購入したのでレビューします。
アシックスのS4はミドルレンジモデル
アシックスのS4はサブ3以上のトップレベル向けでもなく、日々ジョギングだけで楽しんでいるゆったりレベルでもなく、その間のミドルレンジ向けモデルとなります。
そのお値段は税込み22,000円!ぶっちゃけ高いです。
ミドルレンジ向けとなると15,000円前後でも評判のいいシューズはそれこそアシックスからも発売されています。せめて20,000円は切って欲しかった。
ただシューズの作りは、アシックスのフラッグシップモデルであるメタスピードシリーズ類似するものとなっています。
メタスピードシリーズと言えば、厚底シューズで抜きん出たNIKEの牙城を崩すべく開発されたシューズで、実際大きな大会のトップランナーもよく履いています。
S4はメタスピードシリーズでも使われているFFブラストターボという素材が使われていて、アシックスの中で一番軽量で高反発の素材です。
値段が高くなるのもやむを得ないというところでしょうか…しかし楽天マラソンなどを利用すれば実質15,000円ぐらいで購入することも可能なので、諦めてはいけません。
S4の見た目
S4の外見はメタスピードシリーズに似通っていて、現状カラーは一つのみです(2023年4月現在)。とても良く売れているので、そのうち色々なカラーが発売されるのではないかと思っています。
アウトソールはラバーでしっかり覆われていて、耐久性に優れていそうです。
アッパーは丈夫&軽量の素材でできていて履き心地は良いのですが、冬は少し寒いです。シューレースはほどけにくい素材でできていて、シュータンは薄くも足の甲にピタッとマッチするので、しっかり履けば違和感は全くありません。
そもそもアシックスは日本で創業した会社で、日本人の足にマッチするとよく言われています。
ワタシはシューズを10足以上持っていますが、実はアシックスは初めてでした。感想としては…「とてもいい」です。個人差はもちろんあるのでしょうが、今までのシューズの中では一番履き心地が良かったです。違和感がないんですよね。
S4で走ってみた
S4はフルマラソンでサブ4を狙うために手に入れたので、日々の練習でも主に20キロ前後の距離走で使用しています。
履き心地としては、比較的ふわふわクッション感があるにも関わらず反発でグイグイ進む感じです。
これって理想的ですよね?カーボンプレートが入っているシューズってどうしても足裏がカチッと固く感じがちですが、このシューズではそういう感覚は全くありません。
ではジョグシューズのようにふわふわだけかと思いきや、しっかり踏み込めばしっかり反発があり、スピードに乗ることも可能です。
個人的には全く欠点のないシューズの一つなんじゃないかと感じています。
アシックスのフラッグシップモデルであるメタスピードシリーズは、現在「スカイ」と「エッジ」の2系統が発売されていて、自分の走り方に合わせて選ぶという戦略になっています。
S4は作り的にはその2つの中間に位置するような存在で、サブ3レベルぐらいまでの人ならスカイとエッジで迷うぐらいならS4を買った方が迷わず幸せになれるんじゃないかと思う次第です。
まとめ
2023年2月にアシックスから発売されたサブ4向けのシューズ「S4」のレビューをしました。
これはホントにいいシューズです。人気すぎて店頭でも手に入らないこともありますし、ネットでも自分のサイズが無かったりしています。
欲しいと思ったら買っておいて損はないと思います。ただ現状カラーが一択なのでみんな同じシューズを持っています。急がないならカラーバリエーションが増えてからの方が良いかもしれません。
ワタシはS4発売記念となる大会「Challenge4」にこのS4を持って参戦予定です。本格的な夏が始まる前にこのシューズを持ってしてサブ4を達成して来シーズンに挑めたらな、と考えています。乞うご期待…