
ランニングするときにはAppleWatchのseries5を従来使っていたワタシですが、毎日同じところを走っていても測定値(主に距離)にバラツキが出ることが気になっていました。
そこで半年前、マラソン界隈で定評のあるGarminの最新機種を購入し両腕に時計をつけて、走っているときだけでなく日常的にもダブルリスティングをカマシ続けていました。
そこで気づいたことは、走るだけならGarminで問題ないけど日常生活にはiPhoneでアップル党のワタシにはAppleWatchは必須だ、ということです。
そこで最新Garminと同様に2つのGPSセンサーを備えるAppleWatchUltraを購入して、そこから再びダブル腕時計(ダブルリスティング)でランニングに日常に利用を続けてみました。
そこから出たAppleWatchのGPS精度には驚きの結果が!
今回はUltraを含めたAppleWatchとGarminの主にランニング中の計測精度に関する結論についてお伝えしたいと思います。
機種紹介
ワタシは今回新たにAppleWatchUltraを購入しました。
12万円超えのべらぼうな金額です。買うには勇気が入りました。購入したのは2023年1月1日、自分へのお年玉の気分です。
AppleWatchUltraは2023年初頭現在は1機種しかなく、バンドが選べるのみとなっていました。
Ultraの前まで使っていたのはAppleWatchのseries5です。
発売されたのは2019年9月で3年以上前の機種です。アップル党だったワタシもそれ以前は手を出してなかったのですが、このシリーズから常時表示Retinaディスプレイになったため購入しました。
そして愛用しているGarminはForerunner255です。
これは数多いGarminのラインナップの中でもランニングにより特化したモデルで、最上級の955よりひとつランクを下げたモデルです。

Forerunner255を購入したあとにAppleWatchとの比較記事を出したのですが、今回はその内容のアップグレード版となります。
AppleWatchUltraとGarminForerunner255のGPS精度はほぼ互角


AppleWatchUltraを購入してから毎日両腕に時計をつけて生活しています。やはりメインはAppleWatchなので左手にUltra装着です。
ある時の7キロ強走ったときの1キロラップ比較は以下のとおりです。
キロ | AppleWatchUltra | GarminForerunner255 |
1 | 5:49 | 5:35 |
2 | 5:29 | 5:22 |
3 | 5:29 | 5:32 |
4 | 5:34 | 5:35 |
5 | 5:34 | 5:39 |
6 | 6:00 | 5:43 |
7 | 5:35 | 5:14 |
どちらの時計もオートストップオートスタート設定で、公道を走っている時の信号待ちや撮影時のロスタイムは時計任せです。
こうしてみると同じように見えますが、Garminの方が若干速いですね。それはseries5のときも同じでした。


最終的な結果は以下のとおりです。
AppleWatchUltra | GarminForerunner255 | |
タイム | 41:32 | 41:12 |
距離 | 7.34km | 7.43km |
ペース | 5:39分/km | 5:33分/km |
ほぼ同じ結果となりましたが、GPSの精度とは結局は「距離」なんですよね。タイムは全世界平等のはずですから。
その距離において常にGarminの方がやや長い、つまりその分速いランニングと計測されるわけです。
この結果はAppleWatch series5の時と同じなのですが、注目点は誤差が約100メートル、というところです。
series5と比較している時は7キロ走ったら500メートル近くずれていることもありましたし、20キロ走れば1キロ以上の誤差もありました。
しかしAppleWatchUltraとGarminの両方をつけて毎日のようにランニングしていますが、その誤差はほぼ一定しています。長い距離を走っても10キロ以内なら約100メートル前後です。
走っている途中にはもっと差が開いても最終的にはそのぐらいの差で落ちつていることがほとんどです。
10キロ超えると200メートルぐらいの差がでることもあります。でもキロ単位の差は生じず、AppleWatchUltraとGarmin Forerunner255のGPSの精度はほぼ互角と言っていいのではないでしょうか?
ただ常にGarminが速いということは、AppleWatchが遅いんじゃなくてGarminが速すぎる、という懸念もあります。

そこで大分30kという30キロ走の大会での結果を並べてみます。
公式結果 | AppleWatchUltra | GarminForerunner | |
タイム | 2:47:30 | 2:47:40 | 2:47:54 |
距離 | 30km | 29.54km | 30.59km |
ラップ | 5:41分/km | 5:29分km |
興味深い結果で、30キロも走ると流石に1キロぐらいの誤差が生じるようです、AppleWatchが遅い(距離が短い)のはいつもどおりで。
ただそれだけじゃなくGarminが速すぎる、というのも否定できない事実です。
しかし問題はそこではなく「AppleWatchでは公式の距離に届いてない」ということです。
大会ならともかく練習やオンラインマラソンでAppleWatchだけを頼りにレースをしていると、公式記録として届いてない…という結果になりかねないと言えます。
たった1回のレースの結果だけで結論を出すには早計かもしれませんが、普段の利用の結果からも、大会ではちょっと長く走っちゃう可能性があってもGarminを利用した方がリスクが少ない気がします。
旧AppleWatchはダメなのか?実はそうでもない
AppleWatchUltraのGPS精度はGarminと遜色なくても、練習ならともかくレースで利用するならやはりGarminのほうが良さそうだ、ということは分かりました。
じゃあもっと誤差が生じていた旧AppleWatch、ワタシの場合は3年前の機種であるseries5ですが、はもっとダメなのか?というと、実はそうでもなさそうなのです。

上画像はAppleWatch series5とUltraを同じ腕につけて”iPhoneを伴わず”ランニングした結果です。
ご覧のように両方の時計では測定距離に差はほとんどありません。これをどう解釈したらいいのか?
実はAppleWatchはseries7まで、Watchのバッテリーを節約するためにiPhoneが近くにある時はiPhoneのGPS結果を参照にしている、という事実があります。
※iPhoneが近くにあってもWatch内臓のGPSを使うのは「Ultra, series8, SE(第2世代)」2023年2月現在
つまり悪いのはAppleWatchじゃなくて使っているiPhoneだった…という可能性が大きいのです。
ワタシが使っているのはiPhone11ProMax、当然GPSは1系統でお尻のポケットに入れてランニングしています。最新のiPhoneでもGPS2系統はProとProMaxだけと聞きますし、最近のiPhoneはパソコンより高いのでiPhoneが原因と思っても気軽に買い換えられないし、困ったものです。
多くの方がナビゲーションでiPhoneを利用している事実からも、別に目くじらを立てるほど旧iPhone達のGPS精度が悪いとは思いません。たぶん悪くありません。
そこで検証です。
ワタシは今までiPhoneのNIKE RUNアプリ(NRC)でランニングの計測をしてきました。この場合ランニング中のAppleWatchの画面はNRCの画面になりますが、計測はiPhoneで行われています。


その結果がこれで、AppleWatchUltraと言えどもiPhoneのアプリで計測を始めたら表示しているのはiPhoneでの計測結果なので、従来どおり10キロで500メートルの誤差が出てしまっています。
最近もAppleWatchUltra/iPhoneでの計測アプリとしてはNRCを利用しているのですが、iPhoneから起動させずUltra内にあるNRCのアプリから計測しています。
この場合はiPhoneが近くにあってもUltra単独での測定となるようで、Garminとの誤差は最小に収められたままです。
これから考え得るに、やはりiPhoneでの計測が遅すぎる(計測距離が短すぎる)のではないかと思います。
でも旧AppleWatchで同じよう(Watchのアプリから計測)にしようとしても、iPhoneが近くにある限りiPhoneのGPSに頼っちゃうんですよね。でもiPhoneをお供にしないランニングなんて考えられないし…
結局iPhoneをお供にするランニングをする限り、アップル製品でできる限り正確な測定を行いたい(GPS2系統使いたい)なら「AppleWatchUltraを買う」か「iPhone14Pro or ProMaxに機種変更する」しか無いのかもしれません。
※一個人の数少ない計測結果からの結論なので参照程度にして下さい。AppleWatchUltraもiPhone14Proもべらぼうに高いので買い替えることに責任は取れません…
まとめ
最新のAppleWatchのUltraはよりGPSの精度が上がり性能が向上しました。なのでランニングウォッチ界の雄「Garmin」に対抗しうるかを検証してみました。
結果としては、いい線いっているけどガチで計測するならGarminの方がやっぱりおすすめ、ということになりました。
より正確なランニングの測定を行いたい場合、iPhoneやAppleWatchでの普段の測定結果に疑問を少しでも持っている場合、奮発してGarminを買いましょう。流石にUltraやiPhoneほど高くはありません。
この結果から、普段はAppleWatchUltraを利用してランニングのときだけGarminをつければいいじゃんとお思いかもしれませんが、相変わらずワタシは両腕にダブルリスティングです。
なぜならどちらも1日を通して手首から取得する生体情報を元にした体調の計測なども行ってくれているので、外す時間が長くなるとその値が参照しにくくなるかな、と思うからです。
ダブルリスティング、今のところ半年以上続けていますが今のところ突っ込まれたのは1回のみです笑。見ている人はダサいと思っているかもしれませんけどw
他の方のブログで(リンク忘れた)、NRCの計測は特に精度が悪く、他のTATTAやらStravaなどのiPhoneアプリでの測定ではそんな目くじらを立てるほどの精度の悪さはない、という検証も見かけました。
でもワタシは世界でも最も利用されている無料ランアプリであるNRCには今までのランニング結果の蓄積があり簡単にはやめれません。
そこでアプリを切り替えて見るより時計を切り替えて検証してみました。
懸念がないのならiPhoneの計測アプリを変更してみるのも手軽な手だとは思います。