アップグレードポイント、それはANAが自社便を愛してくれるプレミアムメンバーに送る至高の逸品です。
そのアップグレードポイントを利用する場面はいくつかありますが、その中でも最もお得なのは「国際線の」シートアップグレードと言われています。
しかし国際線にアップグレード可運賃で搭乗する予定がなければ使い所もないときは多々あります。そしてアップグレードポイントは1年間できっちり失効します。
そんなとき、次点の策として考えるアップグレードポイントの使い所が「国内線の」シートアップグレードです。
今回はANAのアップグレードポイントを利用した国内線シートアップグレードについてお伝えします。特に家族旅行について焦点を当てていきます。
アップグレードポイントとは
アップグレードポイントとはANAの選ばれしメンバー「プレミアムメンバー」に贈られる利用価値の高い至高の逸品です。JALにはない独自のサービスとしてプレミアムメンバーにも愛されています。
アップグレードポイントの詳細については下記記事をご参照ください。
今回は国内線のシートアップグレードについてです。
国内線の普通席をプレミアムクラスにアップグレードするためには1区間・一律4アップグレードポイントが必要になります。
家族4人でしたら片道だけでも16アップグレードポイントが必要になります。正直利用法としてはもったいない可能性もあるのですが・・・
現在20アップグレードポイント残っていて、利用する機会がなくANAスカイコインにするぐらいなら全部突っ込んでいきたいと思います。
ANA国内線のシートアップグレードは有料でも可能です。その場合の料金は路線によって変わってきますが5,000円〜15,000円です。
【ANA国内線アップグレード料金】
- 事前アップグレード|5,000円〜14,000円
- 当日アップグレード|6,000円〜15,000円
アップグレードは事前に2日前から申し込むことができますが、当日に(空港で)申し込むと料金が1,000円アップします。
ワタシが利用しようと思っている福岡ー新千歳路線は事前アップグレード料金が14,000円のため、家族4人に適用できたら56,000円分の価値があることになりアップグレードポイントの利用法としては及第点と思います。
ANA国内線アップグレードの利用条件
ANA国内線アップグレード【予約】の利用条件は下記のとおりです。
対象運賃※1 | 国内線運賃 特典航空券やいっしょにマイル割含む |
対象条件 | 予約全員がANAマイレージクラブ会員であること 予約全員がアップグレードすること 当該便のプレミアムクラスに空きがあること |
受付場所※2 | ANAウェブサイト ANA国内線予約・案内センター |
受付時間 | 搭乗2日前0:00〜出発時刻20分前まで |
支払い方法 | クレジットカード アップグレードポイント |
支払期限 | 予約と同時の支払い |
※1:団体運賃、ダイナミックパッケージ(旅作および各旅行会社取り扱い)以外の包括旅行運賃、国際線航空券国内区間、予約のないオープンチケットは除く
※2:国内線空港カウンターでは承っていない
まだアップグレードポイントを利用した国内線アップグレードの経験がない立場から、調べていて驚いたのは以下の注意点です。
- 国際線航空券国内区間は除く
- 予約全員のアップグレードが必要
- 国内線航空カウンターでは申し込めない
まず①。ANAの修行僧で国際線を利用しているヒトが国内区間を利用するとき、プレミアムクラスへのアップグレード云々とつぶやくところを見たことがあるのですが、そもそもアップグレード対象外なんですね(空耳だったかな?)。おそらく【事前】アップグレードが不可(予約できない)ということだとは思います。
JALは国際線でビジネスクラスを利用すると国内区間はクラスJを利用できるけど、ANAは国際線ビジネスクラス利用でも国内線区間はそのまんま普通席しか利用できないので、プチ不満。
そして②。実は家族4人だと片道分のアップグレードポイントしかないので、往路と復路でアップグレードするのは2席ずつに分けようと思っていたのですがそれは不可、とのことで撃沈。コレも当日カウンターだったら余裕で対応してもらえそうなので、【事前予約】が不可ということでしょう。
トドメの③。出発時刻20分前まで申し込めるのに国内線航空カウンターでは申し込めないってどういうコト??・・・と思いましたが、コレは【事前】アップグレードが申し込めないという意味ですね。【当日】アップグレードだったら、1,000円値上がりはするけど国内線航空カウンターで申し込むことができます。
家族連れ時のANA国内線アップグレード戦略
現在のところ20ポイント余っているアップグレードポイントを有効活用すべく、ANA国内線アップグレードを狙っています。しかし予定しているのは4人の家族旅行です。1人1区間4アップグレードポイントを利用するので、片道だけで16アップグレードポイントを必要とします。
往復分はないですし、予約全員まとめてのアップグレードが条件となっているので往路と復路、どちらをアップグレードするのかを決めておかなくてはいけません。
ちなみに往復で必要とするアップグレードポイントは32ポイントになりますが、32のアップグレードポイントを得るためには80,000プレミアムポイント以上が必要になります。あまりにもったいないので、ちゃんと他のところで消費しましょう。
往路と復路、どちらの方が4席のプレミアムクラス空きがあり家族でアップグレードできるかを探ります。
例えば往路と復路でプレミアムクラスを予約する体で調べてみると、復路のほうが△マークで空きがまだまだあることが分かります。
コレで往路に申し込まずに復路だけに狙いを定めてアップグレード失敗したら、使えなかったアップグレードポイントがまるまる残るのでダメージが大きいですが、この空き具合ならチャレンジして見る価値はあるかもしれません。
ANA国内線【事前】アップグレードの方法
ANAウェブサイトに「アップグレードのご案内」の詳細が載っていますが、アップグレードができるようになったら、予約詳細画面に案内が表示されます。
アップグレードできる時は予約詳細画面に「アップグレード手続き」が表示されるので、そこを選択し案内に沿って申し込むだけです。
申し込み開始はいつでしたか?2日前の0:00〜でしたね。往路をスルーして復路を狙う以上、0:00はワタシにとっては真夜中ですが負けられない戦いがそこにあります。
まとめ
ANAがプレミアムメンバーに贈るアップグレードポイントを利用した国内線アップグレードについてまとめました。
国内線のプレミアムクラスへのアップグレードは使い所によっては1ポイントが15,000円の価値を生み出すこともあるので、1アップグレードポイント=1,000スカイコインにしてしまうのは非常にもったいないです。
ホントは国際線でエコノミーからビジネスクラスにアップグレードされるときが最もお得に利用できる方法とは思いますが、なかなかそのタイミングは転がっていません。
なおかつ家族旅行が多い場合は、利用する機会も少なければ利用できるチャンスも少ないと思います(4席の空席が必要で、なおかつ片道だけでも国際線は最低24ポイントが必要になるから)。
ですので、国内旅行などでズバッと利用してしまうのも一つの手です。どうかワタシが申し込む時は避けてご利用ください^^;。
同じ福岡なので参考になります!
コメントありがとうございます。
いつもありがとうございます!
これからもさりげない福岡ひいきで頑張っていきますので
よろしくお願いします。