2018年8月の新ダイヤから採用されたANAの新運賃「スーパーバリューアーリー(SuperValueEarly)」は、国際線と同様にANAの国内線でも355日前から予約できる制度です。
現在2019年度前半期のANAの割安運賃バリュー・スーパーバリューが発売されていますが、その販売期間は2019年10月27日まで。しかしスーパーバリューアーリーならその期間を飛び越えて、今年の年末や来年の年始まですでに予約することができます。
デメリットは座席数の空席連動性で料金が高めなことです。
しかし払戻手数料はかからず、搭乗55日前までは取消手数料もかかりません。
問題は一度決済をするのでキャッシュが必要な点ですが、戻ってくると思えば大した問題ではありません。それより、絶対に何が何でも押さえておきたい航路と時間帯をしっかり確保しておける安心感は大きいです。
そしてバリュー・スーパーバリューが発売になった時に、希望日時での座席が空いていてそちらの方がお得ならば予約を組み替える事ができます。
1月29日の先行予約・販売を皮切りにANAの2019年度前半期の航空チケット予約・販売が始まっていることに合わせて、ANAのスーパーバリューアーリーとスーパーバリューの運賃を比較した上で、予約を変更することができました。
どのような感じになったのかをご報告します。
ANAスーパーバリューアーリーとは
ANAのSuperValueEarlyとはANAマイレージクラブ会員限定の国内線でも355日前から予約できる2018年から始まるANAの新運賃制度です。ANAマイレージクラブ会員とはANAの会員番号を持っているヒトは全員対象です。
スーパーバリューアーリーの特徴としては以下のとおりです。
- 355日前から予約可能
- 支払期限は予約日当日
- 払戻手数料はなし
- 取消手数料は搭乗55日前まではなし
肝心の運賃は空席予測数によって変動するタイプで、1番安い運賃でも割高となっています。
しかし絶対に乗りたい唯一無二の航路と時間帯を押さえておくためにはやむを得ません。
ANAスーパーバリュー発売と同時に比較
2019年1月29日から先行発売の形でANAスーパーバリューの発売が始まりました。
スーパーバリューが発売になると同時に、スーパーバリュー発売期間のスーパーバリューアーリーの販売は終了となります。
スーパーバリューがスーパーバリューアーリーより高いということはまず無いと思い、発売開始と同時にスーパーバリュー運賃の確認と座席の確保に走ります。
実際のスーパーバリューとスーパーバリューアーリーの運賃差額は1.5倍くらいありました。運賃が高い時は小児運賃が適応されるので、子どもは割安ではあります。航路は福岡ー成田です。国際線への乗継だったので時間も路線も唯一無二で必ず押さえたい旅程だったのです。その金額を家族4人(大人2人・子ども2人)のトータルで比較すると
- スーパーバリュー75|124,720円
- スーパーバリューアーリー|199,240円
となりました。まあ予想通りスーパーバリューの方が安価なことは間違いないです。スーパーバリューアーリーの値段は、空席が減ったときはもっと高くなりました。
スーパーバリューも55日前までは取消手数料はかかりませんが、払戻手数料は必要です。まあ430円なのでダメージは極小ですが。
さらばスーパーバリューアーリー
今回無事スーパーバリューで絶対必要な旅程を予約することができたので、同じ55日前までは取消手数料がかからないスーパーバリューアーリーを確保しておく必要はありません。早々に解約して、支払った運賃を取り戻し次に回す必要があります。
スーパーバリューアーリーの解約方法は簡単です。
予約確認画面で「上記すべてを払い戻し」を選択します。
スーパーバリューアーリーは先払い制なので、次の画面で支払い時に利用したクレジットカード番号を入力します。
特に問題なければ解約手続きを終了させます。ご覧のように払戻手数料も取消手数料も0円でノーリスクです。解約後、すでにダイヤが発表されている期間はスーパーバリューアーリーは予約できませんので、よ〜〜く考えましょう・・・あんまり考える必要はなさそうですが^^;。
ありがとうANAスーパーバリューアーリー、あなたからは絶対に予約を確保できているという安心感を買うことができました。
ANAスーパーバリューアーリーのメリット
ANAの355日前から予約できるスーパーバリューアーリーは、割高ではありますが絶対に必要路線を確保できるというメリットがあります。
例えば今年の年末、まだ2019年度後半期の運賃は発表されてないので、押さえるとしたらANAスーパーバリューアーリーがベターです。
しかしスーパーバリューアーリーでも人気路線や時間帯では満席になっているところもあります。これはANAスーパーバリューアーリー用に設定された座席が満席なだけで、スーパーバリューが発売された後も予約できないわけではありません。
繁忙時期の人気路線は競争率も激しいので、まずはスーパーバリューアーリーで座席を確保しておくのも一考の余地があると思います。必要な座席数しか空席はないので、スーパーバリューが発売になった時にホントに必要なヒトに席が回らないということもないと思います。
まとめ
ANAの国内線でも355日から利用できる新運賃スーパーバリューアーリーの予約を、ダイヤ発表後のスーパーバリュー売出しとともに比較して、解約した上でスーパーバリューで予約し直しました。
お盆時期の繁忙期(特典航空券すらブラックアウト期間)だったので予約できなかったらまずいと思って、まずはスーパーバリューアーリーで予約をしていました。
結果として運賃が安くないからか、スーパーバリューでも余裕で予約できたわけですが必ず旅程を確保できている安心感は半端なかったですね。解約に際しても搭乗55日前だったらホントにノーコストでキャンセルできます。
一時的な支払いが必要になる点はデメリットかもしれませんが、キャッシュに余裕があれば一考の余地はあると思います。
注)クレジットカードの入会キャンペーンで目標支払い額を達成するのにスーパーバリューアーリーの支払いを当てている場合、キャンセルしたら目標額を切ってしまうこともありえます。一応注意しておきましょう。