旅を快適にアップグレードするためにANAの上級会員を目指すANAダイヤモンド修行を行っています。
なぜ「修行」と呼んでいるのかと言うと、ANAダイヤモンドステータスを獲得するために必要なポイント(プレミアムポイント)を獲得するために飛行機にひたすら乗ることを繰り返すからです。普通飛行機の旅といえば観光旅行や仕事になると思いますが、飛行機に乗ることだけを行うので「修行」と言っています。
と言っても、飛行機の乗ること自体が好きで趣味みたいな感じになればそれほど修行感はなく、いろいろ考えながら楽しく飛んでいます。
今回は2019年に行っているANAダイヤモンド修行の修行記となります。
目次
ANAステータス修行とは
ANAにはよく利用する顧客に向けて特別な特典を用意するプレミアムメンバーサービスというのがあります。
そのプレミアムメンバーに入るために、仕事でもレジャーでもなくただひたすらに飛行機に乗りまくることをANAステータス修行と言います。
ANAでは一度到達すれば(今のところ)対象ANAカードを継続し続ける限りステータスが持続するスーパーフライヤーズカード(SFC)修行と…
毎年ANAやANAが所属するスターアライアンス提携航空会社に乗りまくらないと到達できないANAダイヤモンド修行があります。
ワタシの修行は2019年に行うことを決断したのが遅かったためコストより効率を重視し、上記記事の通りクアラルンプール発券のビジネスクラスを主に利用しています。
今回は往路が羽田発クアラルンプール着、復路がクアラルンプール発成田着の行程です。
ANAダイヤモンド修行往路|羽田発クアラルンプール着
2019年前半期のANAダイヤでは羽田発クアラルンプール着の行程は以下のとおりです。
- 23:30|羽田発
- 06:00翌日|クアラルンプール着
いわゆる深夜便で、出発後すぐに就眠モードに入り到着前に食事の提供が行われます。
選んだ座席はビジネスクラスの中でも後方区画の右窓側最前列です。
なぜココを選んだのかと言うとワタシの中で1人の時は席を選ぶ基準があります。
- 窓際は絶対
- できれば前後どちらかに席はない方がいい
- ギャレーやトイレの近さは気にならない|音はほどんど聞こえません
- 前方寄りにもこだわらない|そんなに早く食べたり飲んだりしたいわけではない
そしてANAのスタッガードは窓際の席でも通路寄りは、完全に通路席です。なので「1A」とか「9A」がいいのですが、もちろん皆さん考えることは一緒なので確保できません。特に1Aなんて、多分直前までブロックされているのではないでしょうか?
今回のANAダイヤモンド修行ではクアラルンプール発着のビジネスクラスに数回乗るので、いろいろな席を試す意味を込めて、今回は通路寄りに妥協して「9H」(あたり)を選択しました。実際は機材によって微妙に違い、今回は8Hです。
ANAスタッガードシート|窓際通路寄り席について
ではワタシが実際に利用したシートをご紹介します。と言っても、ANAスタッガードシートについては登場以来大御所様を始め様々な方がレビューしているので、座席の詳しい説明は省いて簡単にです。
王様席1Aの対角となる反対側の窓側席は、座席自体は通路寄りとなっていますが前方に座席がないためご覧のように目の前に無駄な広大なスペースが出来上がっています。ただここにはマットレスや布団をとりあえず乗せておくことぐらいしかできません。
そして通路側にシートが寄っているので、やはり通路側を通る人達の動きは多少気になります。
シート周りですが、解説文字を入れるとそこそこ不満が溢れているように見えますが…溢れています。
まずマガジンラック、ライトが邪魔でめちゃくちゃ出し入れしにくいです。構造的にどうなっているの?
ANAビジネスクラスのメニューは少なくともクアラルンプール線に関しては回収されるのです。そして羽田発着と成田発着便で共用しているから、両方のメニューが載っています。自分が乗らない方のメニューがゴージャスだとちょっと悔しい気持ちになりますw。
寝具3セットに関しては特に不満はなかったのですが、マットレスを敷くのはちょっと面倒だなぁと素直に感じました。なくても普通に寝れそうなシートですし。
そして通路寄りの席ではイケてないのが頭横のパーティションの心もとなさ。
実はスタッガードシートに初めて乗ったのはシンガポール航空のB787-10だったのですが、その時の頭横はご覧のようなパーティションとなっていました。このせり出している感じが今を思えば超重要で、この仕切りの存在で通路寄りの席でも個室感が溢れていたし、斜め向かいの人のモニターが目に入りにくかったりしたのです。
ひるがえってANAのスタッガードシートだと通路寄りシートの頭元の物足りなさたるや、なんたることでしょう、でした。人が頭をかすめて歩いていきますし、時々CAさんの肘がヒットしていきますし^^;。深夜便の夜中に映画を見ていると、画面の眩しさが斜め後ろの人にダイレクトに当たるので、なんだか申し訳ない気分になりますし。
シンガポール航空のB787-10だったら通路寄りのシートでもいずれも全然大丈夫でした。2016年から2017年にかけてマイラーブログが乱立し、その中で紹介されるANAスタッガードシートは憧れとなっていたのですが、シンガポール航空に先に乗ってしまうと全然感動できず、逆に不満な点ばかり出てしまう感じになってしまいました。なんて残念賞。
後半お伝えしますが、通路寄りでないシートでは満足度高しでしたよ
到着2時間前ぐらい(4時過ぎ)に頂いた機内食がコチラです。朝食メニューなのでコレが全てでした。というか、出発前のラウンジ飲みすぎたのと眠すぎるので食べれませんでしたm(__)m。
というわけで、予定通りマレーシア時間で6時にクアラルンプール国際空港に到着しました。半端じゃなく眠いです。
ANAダイヤモンド修行復路|クアラルンプール発成田着
ANAダイヤモンド修行、クアラルンプールからの復路は成田に到着する便を選びました。
- 07:10|クアラルンプール発
- 15:10|成田着
ANAの成田行は07:10にクアラルンプールを出発するという、コレまたなかなかの鬼畜仕様となっています。国際線ということを加味すると06:00過ぎには空港に着いていないと安心できないわけで、一体何時にホテルをチェックアウトしなくてはいけないんだ?となります。
実際にANAビジネスクラスが利用できるクアラルンプール国際空港のゴールデンラウンジ(沸騰ワード10と言う番組でランジの鬼「高橋真麻様」が入られたラウンジです)に入れたのは06:00過ぎでしたが、完全な早朝モードの準備中。
高橋真麻様が食べていたラクサが食べたくても準備中で追い返される始末(T_T)。高橋真麻様がグビグビ飲んでいたアルコールバーも準備中。高橋真麻様が大好物と言っていたチキンだけは食べれましたが…。
ただご機嫌だったのが、サラダのところにさり気なくサーモンがあったことですね。
ANAのクアラルンプール発の成田便はできれば利用したくない時間帯なのですが、成田空港で国内線に乗り継いで当日地元福岡に帰るためには羽田便ではダメなのです。
ANAビジネスクラススタッガードシート|窓側窓寄り
復路のANAビジネスクラスでは窓際の窓寄りのシートを選択しました。
ビジネスクラス前方区画の1番後ろ寄りのシートです。後ろはトイレですが、全く気になりませんでしたね。
この席は後ろに誰もいないので気兼ねなくのびのび〜とできるし、機内の様子を見渡せるし結構お気に入りとなりました。
問題は使用機材の関係で、このシートは窓寄りではなく通路寄りになることが多いのです。今回の機材はたまたま窓寄りでしたがいつも選べるわけではありません。
あと頭上右上のCAさん用マガジンラックに雑誌以外にもいろいろ入っていて、CAさんが頻繁に頭元に手を伸ばしてくるとか、頭上の荷物入れが予備の寝具入れとなっていて荷物が入れれないとか、ちょっとした不満はありますが。
窓寄りになるシートは通路からは離れている上にパーティションがしっかりしているので個室感が高く大変満足です。お笑いバラエティを見て一人大爆笑するのも気兼ねありませんw。
ただ機内の楽しみとなる機内食メニューが最初から置いていなくて後から配られたのには残念でした。
7時過ぎでもまだまだ暗いクアラルンプールをグアバジュースを頂きながら出発します。なぜANAのウェルカムドリンクはシャンパンじゃないんだ?
前方の小柄で素敵なマダムの頭が少し見えています。コレもシンガポール航空では無かったことですね。シート座席の高さとかパーティションとか安全管理に関わる部分でもあるのであまり文句をイッてはいけませんが、新しいANAのB787-10のビジネスクラスでは多少改善されてシンガポール航空に追いついていることを願うばかりです。
というわけで出てきた機内食は洋食をオーダーしました。朝食モードなのでコレで全てです。ステーキはウインナーに化けています(T_T)。今回はアルコールを控えたため、すべて美味しく頂きました。でもステーキが食べたい…。
到着2時間前の軽食には一風堂のらーめんをチョイス。インスタントと分かっていても、なんでこんなに美味しのですかね(*^^*)。
追い風に乗って20分ぐらい早く成田国際空港に到着しました。そしてビックリしたのが、沖止めではなく搭乗口に向かったからです。ANAの成田国際空港は沖止めばかりなので、もういつも半分ぐらい諦めているのですが、コレにはビックリしました。ANAでは初の搭乗口合体体験です。
しかし合体したのが47番ゲート。分かる人には分かると思うのですが、ホノルル線がよく出発するターミナル1の端の端なのです。
出国時は免税店やらなにやらを目移りしながら歩く通路も、到着時はトイレぐらいしかなくただひたすら真っすぐ進んでちょっと曲がってまた真っ直ぐ歩き続ける羽目になります。この先が見通せない通路の絶望感が分かるでしょうか?
出発時はあんなにワクワクする空港も、到着時は面白いことは何もないですな(-_-;)。
まとめ
ANAのダイヤモンド修行を行っている2019年、羽田発で成田着のクアラルンプール線ビジネスクラスのスタッガードシートを中心にまとめました。
もうホントに贅沢な話で申し訳ないのですが、ワクワクドキドキしながら乗り込んだ初のANAスタッガードシートはシンガポール航空の後に利用してしまうと、ちょっとチープで残念に感じてしまいました。
でもよくよく考えるとJALのビジネスクラスシートと比較すれば同程度ですし、やはりシンガポール航空が凄すぎるのでしょうね。皆さんがわざわざシンガポール航空に乗りたがる理由も分かるような気がしました。
シンガポール航空ビジネスクラス>ANAスタッガードシート窓寄り>JALヘリンボーン>ANAスタッガードシート通路寄り
こんな感じでしょうか^^;
ANAのビジネスクラスシートにもいろいろ種類があるので、すべてが同じではありません。
例えば2019年5月より就航予定のANAホノルル線A380「フライングホヌ」のビジネスシートの配置は以下のとおりです。
配列はスタッガードですが、中央席が中寄りと外寄り、交互に来る形です。
シート形状も異なります。ただ通路よりの席は上画像では分からないのですが、プロモーションビデオを見ると…
やっぱり通路寄りシートの頭元はスカスカみたいですね。まあ好みは人それぞれですからね。