ANAの最上級ステータスであるダイヤモンドメンバーを目指すANAダイヤ修行を行っているゴウタロウです。
目指す理由は沸騰ワード10で登場するラウンジの鬼「高橋真麻様」のように空港のゴージャスなラウンジを利用してみたいからです…と言うのはちょっと言い過ぎですが、ラウンジを含め旅を快適にするためのエッセンスが詰まっているからです。
そして先日ANAの3段階あるプレミアムメンバーの最初の1段目となるブロンズ基準に達しました。しかしワタシは2年前にANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を獲得するためのSFC修行を行っていて、現在のステータスはSFCとなっています。
ANAのブロンズとSFC、そしてANAプレミアムカードも入り混じってどれがお得なのか分からなくなってきたので、まとめてみました。
目次
ANAのステータス修行とは
ANAにはよく利用する顧客に向けて特別な特典を用意するプレミアムメンバーサービスというのがあります。
そのプレミアムメンバーに入るために、仕事でもレジャーでもなくただひたすらに飛行機に乗りまくることをANAステータス修行と言います。
ANAでは一度到達すれば(今のところ)対象ANAカードを継続し続ける限りステータスが持続するスーパーフライヤーズカード(SFC)修行と…
毎年ANAやANAが所属するスターアライアンス提携航空会社に乗りまくらないと到達できないANAダイヤモンド修行があります。
ANAプレミアムメンバーになるためにはプレミアムポイント(PP)を貯める必要があるのですが、今回30,000PPに到達したためプレミアムメンバーの第1段階ブロンズメンバーとなりました。
しかしワタシは元々2年前にSFC修行を行っていて、現在のステータスは4月からSFCのみとなっています。SFCメンバーがブロンズメンバーに到達してからすることが果たしてあるのか?それが今回の記事の趣旨となります。
プレミアムメンバー基準に到達したらANAデスクにTELを入れるのが一般的
通常プレミアムメンバー基準に達した時に、修行のために(修行じゃなくても)ANA便搭乗予約があったらプレミアムサービスを適用してもらえるためにANAプレミアムデスクに電話を入れることとなります。
それは付与されるフライトボーナスマイルが増えるからです。
ステータスなど | フライトボーナスマイル |
ANA一般カード | 10% |
ANAワイドカード ANAゴールドカード | 25% |
ANA/SFC一般カード | 35% |
ANA/SFCゴールドカード | 40% |
ブロンズ1年目 (対象カードなし) | 40% |
ブロンズ1年目 (ANAゴールドorプレミアムカードあり) | 45% |
ANAプレミアムカード (SFCありorなし) | 50% |
ブロンズ継続2年目以降 (対象カードなし) | 50% |
ブロンズ継続2年目以降 (ANAゴールドorプレミアムカードあり) | 55% |
その増えるフライトボーナスマイルはANAカードホルダーのボーナスマイルルールと合わさって、なかなか複雑になっています。
ブロンズの次の段階であるプラチナステータスになると、最低でもフライトボーナスマイルは90%になって行くのでお得なのは間違いないのですが、ブロンズメンバーのみだと実はANAプレミアムカードの方がフライトボーナスマイルは多い場合があるのです。
ANAのステータス修行において一般的なのはANAワイドカードかゴールドカードを利用しながらSFCを目指すために1年間のみの修行だと思います。そのパターンならブロンズ基準に達したら、ブロンズに到達する前の予約にはブロンズステータスを紐づけしてもらってより多くのフライトボーナスマイルを貯めるのが王道です。25%から45%へと大幅アップします。
しかしそれほど一般的でないのが年会費が高額なANAプレミアムカードを使用したり、ワタシのように平SFC会員となっている場合と思います。
その場合のブロンズステータスの特典ってどうなのでしょう?
ANAカードホルダーの場合
ANAカードホルダーの場合はブロンズステータスに達した時のルールは単純です。
通常 | ブロンズ基準(1年目) | |
ANA一般カード | 10% | 40% |
ANAワイドカード ANAゴールドカード | 25% | 45% |
ANAプレミアムカード | 50% | 50%※ |
※ANAプレミアムカードホルダーはブロンズ基準になると45%のフライトボーナスマイル対象となりますが、元々50%なのでそちらが適用されます。
ANAゴールドカード以下なら、ステータス基準に到達する前に入れていた予約のフライトボーナスマイルが増えるのでANAデスクにTELした方がベターです。
ただ元々ANAプレミアムカードホルダーなら、ブロンズ基準の1年目だけならプレミアムカードの方がフライトボーナスマイルが多いので、わざわざTELするメリットはありません。
なぜならブロンズメンバーサービスでは、すでに入っている予約に対してはフライトボーナスマイルが増える以外のメリットが無いからです。
【フライトボーナスマイル以外のブロンズメンバーサービスのメリット】
- 座席指定幅が少し広がるので座席を再指定するのはメリットの1つ
- ANAスカイコインへの交換倍率がSFCの1.6倍から1.7倍にアップ
ただブロンズ基準2年目だとプレミアムカードホルダーのフライトボーナスマイルは55%になるのでTELした方がいいことになりますが、その状況はなかなか想定しにくいと言うか…
ANAプレミアムカードはこの50%と言う破格なフライトボーナスマイルと、カード会員本人のみですが国内線のANAラウンジを利用できるので修行中だけでもANAプレミアムカードを発行する人はいるし、実はメリットが大きいんですね。
そして修行後に、コストベネフィットに優れているゴールドカードにランクダウンさせる、と言う戦略です。
ANAスーパーフライヤーズカード会員の場合
ANAスーパーフライヤーズカード会員の場合、大前提としてANAカードホルダーであるはずです。
通常 | ブロンズ基準(1年目) | |
ANA/SFC一般カード | 35% | 40% |
ANA/SFCゴールドカード | 40% | 45% |
ANA/SFCプレミアムカード | 50% | 50% |
※ANAワイドカードはANA/SFC一般カードとなります。
ワタシのような平SFC会員がブロンズメンバー基準に達した場合でも、一般カードやゴールドカードホルダーならやはりフライトボーナスマイルが増えるので、すでに入っている搭乗予定の予約に対してはTEL(ANAデスクに電話して「ブロンズになったから入っている予約にブロンズステータス属性を加えておいてね!」)した方がいいです。
しかしプレミアムカードホルダーは変わらずプレミアムカード自体のフライトボーナスマイル50%の方が(ブロンズ1年目なら)高いので、TELするメリットはありません。
SFCメンバーは一度ブロンズ基準に達したことがあるはずなので1年目じゃないように思えますが、フライトボーナスマイルが増えるステータスは「継続」が重要なので一度ステータスが途切れてしまっていたら1年目からやり直しです。
ブロンズメンバーとSFCメンバーはどちらが有利なのか?
先日修行先のクアラルンプールから帰国しました。
その際のプレミアムポイントが積算され、ブロンズ基準となる30,000PPを突破しています。
そしてまさか2度目を見ることになるとは予想していなかったブロンズメンバー仲間入りの紙吹雪を頂きました。
が、ブロンズメンバーに達してもバックグランドはずっとSFCのダークな感じのままですし、トップ画面もANAスーパーフライヤーズカード表示のままです。
当たり前といえば当たり前ですが、ブロンズとSFCではいろいろな意味でSFCの方がステータスとして上位にある、と言うことです。
ただ唯一違う点が、ANAプレミアムカードホルダーじゃなければ、フライトボーナスマイルはブロンズになるとSFCだけの時より増えるというところです。そしてすでに入っている予約に対しては電話をしてその旨(ブロンズになったからよろしく!的な)を伝える必要がある、と言うことです。今回の記事でお伝えしたい点はココですね。
JALの場合、ANAスーパーフライヤーズカードと同じようなステータスであるJALグローバルクラブ(JGC)と言うステータスがあります。そしてJGC入会後に、ANAブロンズと同じような1番ランクが低いクリスタルに到達したときは、JGCクリスタルというステータス表記になります。
最後に何がいいたいかと言うと、頑張っているし分かりにくいから「SFCブロンズ」って表記してもらいたかったなぁ、と言うどうでもいいことでした。
【SFC会員がブロンズメンバーになった時】
- SFC一般カード|ボーナスマイル35%→40%
- SFCゴールドカード|ボーナスマイル40%→45%
- SFCプレミアムカード|ボーナスマイル50%のまま
【ANA便の予約あり】SFC一般カードorゴールドカード→TEL
【ANA便の予約なし】することなし
【ANAプレミアムカード会員】することなし
※同じスターアライアンスのユナイテッド航空便でもボーナスマイルはアップします
まとめ
ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)を獲得するためにSFC修行を行い、その後ANAプラチナステータスから陥落して平SFCに堕ちた状態でANAのダイヤモンドステータスを目指しています。
当然その過程にはANAブロンズステータスを通過するのですが、平SFCでブロンズステータスに到達したときに考えることをまとめてみました。
SFC会員ならANAカードホルダーであることは(例外を除けば)決定的であるはずなので、持っているANAカード属性によって行動が変わってくる、と言う結論です。
考えることはフライトボーナスマイルのことのみと言っても過言じゃないので、ブロンズステータスに到達した時点でANAに予約が入っていなければ特にすることはありません。
予約が入っている場合、ANA一般カードやANAゴールド会員ならSFC属性があっても5%のフライトボーナスマイル上乗せになるのでANAデスクに電話した方がベターです。
ANAプレミアムカード会員だと、プレミアムカードの方がフライトボーナスマイルが多いので、それ以外はブロンズより元々のSFCステータスの方がランクが上なので特に何もしなくてもいいかと思います。
ワタシはANAプレミアムカードホルダーなので、2度目のブロンズ到達になりますが何の感動もなくスルーさせて頂く所存です。
余談ですが、すでにANAプラチナやANAダイヤモンドサービス中の方もそちらの方がフライトボーナスマイルは遥かに多いし特典やサービスも上なので、ブロンズはただの通過点になるのでしょう。哀れブロンズ…