ANA国内線特典航空券の改悪？国内線旅客施設使用料徴収に思うこと

ANAの国内線特典航空券が有料になる？改悪？そんなニュースが先日流れました。

ワタシは話題になるより先に気づいていました。なぜなら1月26日から始まるANAの特典航空券夏期スケジュールの一斉販売のアナウンスをまとめたとき、そのページに載っていたからです(そのページ)。

ANAの2021年3月後半から10月までのプレミアムクラス・特典航空券の発売スケジュールが決定 ANAの2021年夏スケジュール(3月〜10月)の販売開始時期が発表されました。 え？なんのこと？と思われる方もいると思い...

しかしそれを見たときも、あまり何も思いませんでした。なんででしょう？改悪とも思っていないんです。ちょっと考えてみました。

ANA国内線特典航空券発券時の国内線旅客施設使用料徴収について

ANA国内線の特典航空券のルール変更が以下の通り行われます。

どういうことかと言うと、国内線旅客ターミナルビルのいくつかは(※全てではない)「旅客施設使用料(Passenger Facility Charge)」を設定いるのです。

対象空港発着便の航空券を購入の際に航空運賃と共に支払っていて、航空会社が空港管理会社に納入していました。

今までANA特典航空券の場合はマイルの支払いだけで実費の支払いが生じていなかったと思いますが、このPFCは航空会社が支払っていたのです。

それを、今後は航空券を発券する旅客に支払ってもらうことにした、ということですね。

ANA国内線特典航空券(国際線の国内区間を含む)発券時のPFC徴収は、次の冬期スケージュールから開始となり今現在は関係ありません。

ただし国際線の国内区間はすでに発券できます。2021年8月28日以前に発券していればPFCは徴収されませんが、2021年8月29日以降に予約を変更した場合はPFCが追徴となるので注意が必要です。

国内線旅客施設使用料の料金について

実際に対象となる空港とその料金は以下のとおりです。

上記料金は対象空港発着の国内線を利用した時に必要となります(上記はANA発着便がある空港だけが載っています)。

我が家は最も多く利用するのが福岡空港ー那覇空港で、家族4人(大人2人・小人2人)での利用なので…

• 出発時福岡空港｜110円x2、50円x2＝320円
• 到着時那覇空港｜120円x2、60円x2＝360円

以上の料金が「片道」にかかるので小計680円、往復で合計となると1,360円がPFCとして徴収されます。

ANAの特典航空券発券時には2021年10月31日以降の航空券だと、沖縄旅行時にコレだけの支払いが追加で必要となります。

ANA国内線特典航空券の国内線旅客施設使用料徴収に思う

個人的にこの発表を見た時に何とも思いませんでした。それは、ワタシは圧倒的に有償発券が多いから、というのが大きな利用ではあります。

つまり普段から国内線旅客施設使用料を支払っていたんですよね。

ワタシはマイルを貯めるようになってからも、特典航空券より有償航空券の発券が圧倒的に多いです。

それは暦通りの休みでしか旅行に行けないので特典航空券を獲得するのが難しいからなのですが、マイルだけはあるのでできれば特典航空券を利用したいんです。

そんな感じなので、特典航空券については知っている人だけが知っているおトクな利用法だということも分かっています。

一部の人は航空会社に負担してもらっていて、知らない人は普通に追加料金を取られていたなんて…ワタシ的には好きじゃありません。

今回はコロナの影響でANAが苦境に立たされた上での運用変更なのかもしれませんが、特典・有償に余計な差があるようなこの程度の差額はどんどん取ってくれて構わないと思います。

もちろんマイルを貯めている人はマイルを貯めるための努力をしているのでお得に旅行できるのは当然でもあるのですが、旅客施設使用料にまで差を付ける必要はないと思います。

まあJALはまだ国内線特典航空券における旅客施設使用料徴収については無料のままですし、ANAの国内線特典航空券を発券できるユナイテッド航空のマイレージプラス利用時も今のところ徴収されません。

なので、やっぱり知っている人だけがおトクなのは変わらないのですが、それはそれコレはコレです。今回は改悪と言うほど目くじらを立てることではなく、気持ちよく支払わせて頂きます。

まとめ

ANA国内線特典航空券の利用時に新たに国内線旅客施設使用料徴収されるアナウンスについて思うことをつらつらと書いてみました。

今まで無料だったものが料金がかかるようになるので改悪と言えば改悪なのかもしれませんが、有償航空券を利用している人にとっては当然のように支払っていたものなので、どうぞどうぞ徴収してください、という考えです。

コロナの影響収まらない中でも耐え忍んでいるANAにはぜひ頑張って欲しいものです。