ANAのプレミアムポイントとは、1年間に利用したANAグループ、またはスターアライアンス加盟航空会社運航便の搭乗分において、マイルとは別に積算されるポイントです。毎年1暦年の間に獲得したプレミアムポイント数に応じて、次年度のANAプレミアムステータスが決まります。
通常の旅行や仕事でプレミアムポイント(PP)が貯まって自然にプレミアムメンバーになれればそれに越したことはないのですが、ANAのプレミアムメンバーになりたい、でも普通に利用しているだけではとてもPPは貯まらない!そう言う場合に、無理やりPPを貯めるためだけにANAグループやスターアライアンス加盟航空会社を利用して飛行機に搭乗することを「(ステータス)修行」と呼んでいます。
ANAのプレミアムメンバーは主に4つのステータスがあります。
- ダイヤモンド
- プラチナ
- ブロンズ
- スーパーフライヤーズカード(SFC)
この中でSFCだけが特別で、ANAカードをANAスーパーフライヤーズカードに変更することにより、(今のところ)ANAカードの年会費を継続するだけでSFCとしての特典を維持することができます。
ですので、1暦年だけ修行を行いSFCに入会することを「SFC修行」と呼び、SFC修行が終えたら「解脱」と呼ばれ、それ以上SFC修業をする必要は無くなります。
1回だけの修行で済むSFC修行の需要は大きく、毎年多くの修行僧が現れては解脱していきます。今回はそのSFC修行や更に上のダイヤモンドステータスに到達するためのANAステータス修行について解説していきたいと思います。
目次
ANAプレミアムメンバーとは
ANAプレミアムメンバーとは、搭乗の実績に合わせて段階的にアップしていくANAのステータスの事です。
1年間でより多くANAを利用した顧客にふさわしい充実したサービスを受けることができます。
ANAプレミアムメンバーは3つのステータスに分かれます。
- ブロンズ
- プラチナ
- ダイヤモンド
ダイヤモンドステータスが最上級のステータスとなっています。
ANAプレミアムメンバーになるためには「プレミアムポイント」と呼ばれるポイントを貯める必要があります。プレミアムポイントとは搭乗や買い物などで貯まる「マイル」とは異なる、プレミアムメンバー認定を目的として毎年1月〜12月の1年間に登録されるポイントの事です。
プレミアムポイントとは
プレミアムポイントとは、1年間に利用したANAグループ、スターアライアンス加盟航空会社運航便の搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントのことです。毎年1暦年に獲得したプレミアムポイント数に応じて、翌年のプレミアムメンバーのステータスが決まり、ステータスごとのサービスを利用することができます。
つまりプレミアムポイントとはステータスを獲得するためだけのポイントです。修行とはこのプレミアムポイント(PP)を貯めることが目的となります。プレミアムポイント(PP)の積算となる対象便は以下の通りです。
国内線 | ANAグループ運航便 |
ANA便名のコードシェア便 | |
国際線 | ANAグループ運航便 |
スターアライアンス加盟航空会社運航便 |
プレミアムポイントの計算方法について
プレミアムポイントの計算方法は、予約クラス・運賃種別ごとの積算率、路線倍率に、搭乗ポイントを加算して計算されます。
区間基本マイレージについて
区間基本マイレージは搭乗区間ごとに定められたマイル数で、ほぼ飛行距離のことと思って間違えありません。この区間基本マイレージがすべての搭乗マイル積算の基本となります。
予約クラス・運賃種別ごとの積算率
予約クラスや運賃種別ごとに区間基本マイレージ数に乗ずる積算率が変わります。代表的なものは以下のとおりです。
積算率 | 代表的な積算対象運賃 |
150% | プレミアム運賃 |
125% | ANA SUPER VALUE PREMIUM28・プレミアム株主優待割引運賃 |
100% | ANA FLEX(普通運賃) |
75% | ANA SUPER VALUE(元旅割)・株主優待割引運賃・いっしょにマイル割 |
50% | 個人包括旅行割引運賃・ANA SUPER VALUE SALE |
修行において重要な対象運賃は「ANA SUPER VALUE PREMIUM28」「ANA SUPER VALUE」「各種株主優待割引運賃」です。
クラス | 予約クラス | 積算率 |
ファースト | F | 150% |
A | 150% | |
ビジネス | J | 150% |
C,D,Z | 125% | |
P | 70% | |
プレミアムエコノミー | G,E | 100% |
N | 70% | |
エコノミー | Y,B,M | 100% |
U,H,Q | 70% | |
V,W,S,T | 50% | |
L,K | 30% |
修行の際によく見かける予約クラスはビジネスクラスの「Z,P」やプレミアムエコノミークラスの「G,E,N」あたりですね。
路線倍率
プレミアムポイントの算出の際に、利用路線によって倍率が加算されます。
国内線 | 2倍 | |
国際線 | 1.5倍 | ANAグループのアジア・オセアニア路線 |
1倍 | 上記以外の路線、スターアライアンス加盟航空会社運航便 |
国内線は単純に2倍になるので効率が良さそうですが、区間基本マイレージ数がもともと少ないため2倍になっても貯まるプレミアムポイント数はたかが知れています。
プレミアムポイントを1回の運航便で多く貯めるためには、やはり1.5倍となる国際線のANAグループ運航便のアジア・オセアニア路線が重要になってきます。
搭乗ポイント
搭乗クラスや運賃によって進呈されるボーナスのようなポイントが搭乗ポイントです。
【国内線】代表的な対象運賃 | 搭乗ポイント(1区間) |
プレミアムクラス運賃・株主優待割引運賃・ANA SUPER VALUE(EARLY(child)/1/3) | 400ポイント |
ANA VALUE TRANSIT,7/28 | 200ポイント |
国際航空券(国内区間)・ANA SUPER VALUE(21/28/45/55/75/SALE/EARLY)・いっしょにマイル割 | 0ポイント |
国際線ANAグループ運航便 | |
座席クラス/予約クラス | 搭乗ポイント(1区間) |
ファーストクラス/F,A | 400ポイント |
ビジネスクラス/J,C,D,Z,P | 400ポイント |
プレミアムエコノミー/G,E,N | 400ポイント |
エコノミークラス/Y,B,M | 400ポイント |
エコノミークラス/U,H,Q,V,W,S,T,L,K | 0ポイント |
国際線スターアライアンス加盟航空会社運航便 | |
対象予約クラス | 搭乗ポイント(1区間) |
積算率100%以上の全予約クラス | 400ポイント |
上記以外 | 0ポイント |
搭乗ポイントは主に400ポイントが付くか付かないか、だけの違いしか無いのですが、この400ポイントは1区間ごとに付与されるので、特に数多く搭乗する場合には思った以上に重要なポイント数となります。
ここまでをまとめると、プレミアムポイントをより多く貯めるためのポイントは
- 区間基本マイレージ数がなるべく多い路線を選び
- マイレージ積算率100%以上の予約クラスを選び
- 国内線か、国際線だったらアジア・オセアニア路線を選び
- 搭乗ポイントが400ポイント付く予約クラスを選び
上記の方法で1回の搭乗でより多くのプレミアムポイントが付与されるようにするか、
- 国内線で安い運賃でもいいからひたすら回数を搭乗する
かの、どちらかの方針を立てていくことになります。
ANAプレミアムステータスの獲得条件
ANAのプレミアムステータスを獲得するためには、上記で説明したプレミアムポイントを一定以上集める必要があります。
ANAのプレミアムメンバーは「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の3つに分かれますが、それぞれの獲得基準は以下のようになります。
ステータス | プレミアムポイント | ANAグループ運航便利用分 |
ブロンズ | 30,000 | 15,000 |
プラチナ | 50,000 | 25,000 |
ダイヤモンド | 100,000 | 50,000 |
獲得したプレミアムポイントのうち半分はANAグループ運航便利用分に達していないと、ANAのステータスを獲得はできません。
スーパーフライヤーズカードについて
スーパーフライヤーズカード(SFC)とは「ダイヤモンドサービス」メンバー、または「プラチナサービス」メンバーに達すると申し込むことができるクレジットカード機能付・年会費有料のANAカードのことです。
プレミアムメンバーに到達するためのプレミアムポイントは1年毎にリセットされるので毎年ANA運航便を利用していないとプレミアムメンバーから陥落してしまいます。
しかしSFCだけは1度年会費有料のANAカードをスーパーフライヤーズカードにするだけで、以後はカード年会費を支払って継続する限り、SFCは継続することができます(今のところはですが)。
つまり(今のところ)1回だけプラチナメンバーに到達してSFCを申し込めばそれでクリアできるので、ANAのステータス修行の第一の目標は「プラチナ→SFC申し込み」になります(何はなくともダイヤモンドステータスに毎年達成するヒトはわざわざSFCに申し込んだりしないらしいですけど)。
そしてSFCの特典は、基本的にプラチナメンバーサービスに準ずるものとなります。コレが非常に重要なポイントなります。
プレミアムメンバーサービスについて
なぜプレミアムポイントを貯めてプレミアムメンバーの仲間入りを目指すのか、それはプレミアムメンバーサービスと言う特別なサービスや特典が存在するからです。
プレミアムメンバーサービスは多岐にわたっておりすべてを詳細に解説するのは別記事で行う予定ですが、上記リンクでもご確認下さい。重要なポイントはサービスによって「会員本人のみ」や「同伴者1名OK」など対象者に相違があることです。
プレミアムメンバーサービスの中でも(ワタシもそうですが)多くの方が修行してまで手に入れたい特典があります。それが以下のものです。
- 専用サービスデスク
- ANA Loungeの利用
- 座席指定優先
- 専用チェックインカウンター
- 手荷物受取の優先
- 手荷物許容量の優待
- 専用保安検査場の利用
- 優先搭乗の案内
ANAのプラチナメンバーになりSFCを取得すれば、ANAカードを継続するだけで上記の特典を享受することができるので、SFC修行というものが世に広まっているわけです。
ダイヤモンドメンバーだけに許される有用な特典は
- ダイヤモンドメンバー専用サービスデスク
- ANA Suite Loungeの利用
- 座席指定・手荷物受取のファーストプライオリティ
- 座席アップグレードのこっそり優待
- マイル有効期限の延長
- ダイヤモンドメンバー限定選択式特典プレゼント
などが挙げれると思います。
実際に2017年にSFC修行を行いプラチナメンバーサービスを享受中のワタシとしても、妻を家族SFC会員にして子連れ家族旅行をする上でとても有用だと思ったサービスは以下の4点です
- 専用チェックインカウンター
- 専用保安検査場の利用
- ANA Loungeの利用
- 優先搭乗の利用
この4点だけでも、十分にメリットが有ると断言できます。
いつかはANAダイヤモンドメンバーのサービスを体験したいなとは思っています。
立ちはだかるANAの制度改定の壁
天然で(修行と言われるような無茶な搭乗の方法を選択しなくても)ANAのプラチナやダイヤモンド基準に到達することができるのならば何の苦労もしないのですが、SFC修行がネットで流行りだしたのが2016年ごろであり、その頃よりもプレミアムポイントを貯めるハードルが上がっているのは確かです。
そのポイントをワタシなりに考えてみました。
- 航空運賃の値上がり
- 搭乗クラスの新設
それぞれについて解説してみます。
その前に再度下記の点を強調しておきます。プレミアムポイントをより多く貯めるためには
- 区間基本マイレージ数がなるべく多い路線を選び
- マイレージ積算率100%以上の予約クラスを選び
- 国内線か、国際線だったらアジア・オセアニア路線を選び
- 搭乗ポイントが400ポイント付く予約クラスを選び
1回の搭乗でより多くのプレミアムポイントが付与されるようにするか、
- 国内線で安い運賃でもいいからひたすら回数を搭乗する
かの、どちらかの方針を立てていくことになります。
そして大原則として、プレミアムポイントは特典航空券などの搭乗では貯まらず、基本的に有償でのチケット購入が必要だということです。
1.航空運賃の値上がり
ここ数年、ANAだけではないですが全体的な航空運賃の値上がりが見られます。おそらく飛行機の燃料費の高騰がダイレクトに影響しているとは思います。
国内線ではそのまま運賃の値上がりに繋がり、国際線では燃油サーチャージの値上がりにつながっているわけです。
もちろん国内情勢・世界情勢を見れば、全体的な需要と供給のバランスや人件費の上昇なども影響しているのでしょうが、ワタシにはそこまで読み解く力はありません。
分かるのは運賃が値上がりしている、と言う結果だけです。
特に国内線を利用してプレミアムポイントを貯める場合は、ANAの国内線プレミアムクラスの値上がり・割高感が増していて、数年前よりSFC修行が困難になっていることに影響しています。ワタシが利用した時の1.5-2倍近い値段が付いている感じです。
ANAの国内線プレミアムクラスは、割安運賃でも125%の積算率に400ポイントの搭乗ポイントまで付与されるので国内でANAのステータス修行を行うには非常に効率が良い運賃だったのですが、今の値段では効率という点では厳しさが増しています。
そうなると割安のANA SUPER VALUEを利用し、積算率75%・搭乗ポイント0ポイントに耐えながら、数多く搭乗する道しか残されていません。
2.搭乗クラスの新設
搭乗クラスの新設については、つい先日に設定された国際線でのプレミアムエコノミークラスの「クラスN」の影響がかなり大きいです。
プレミアムエコノミークラスはマイル積算率100%の割には運賃が安価であったため、国際線を利用した修行には非常に有用だったのですが、上記記事のように積算率が70%になってしまうクラスNが新設され、今まで利用していた安価な運賃はほとんどクラスNに変更となっています。
そのため貯まるプレミアムポイントが30%も減少してしまい、修行でプレミアムエコノミークラスを利用してプレミアムポイントを貯めるには非常に厳しい状況となってしまいました。
国際線のエコノミークラスのみでプレミアムポイントを貯めるには、マイル積算率が低すぎて、さらに国際線につける国内区間のマイル積算率まで悪いので、とてもおすすめできません。
プレミアムエコノミークラスがダメでエコノミークラスもダメだとなると、残りはビジネスクラスしかありません。
しかしそのビジネスクラスも「クラスP」と言うマイル積算率が70%になるうっとうしい運賃クラスが存在し、ANAの「おトクな運賃」として紹介されるセール運賃のビジネスクラスは大概Pクラスなんです。70%マイル積算なんです。値段はおトクでもプレミアムポイントを貯めるための効率はすこぶる悪いのです。
なるべく安価で国際線を利用した修行を行う際には、プレミアムエコノミークラスのクラスNもビジネスクラスのクラスPもくっつける国際線の国内区間はクラスYで積算率は100%なので、その仕組みを上手く利用するしかありません(プレエコの国内区間クラスYは今後どうなるか分かりませんが)。
ANAマイレージ修行の指針
ワタシはそこまでのANAヘビーユーザーではなくANAダイヤモンドメンバーに一度も到達したことがないので、弾丸トラベルさんのように世界中の路線をチェックしておトクなルートを探すスキルはありません。また特殊なルートを利用して修行するような度胸も時間もありません。
ワタシがするとしたら、と言う前提のANAマイレージ修行計画を考えてみたいと思います。
国際線を利用したプレミアムポイント積算プラン
国際線を利用した上で狙える方法は、やはり「海外発券」になると思います。
海外発券で2018年から2019年にかけてのホットルートとなったマレーシアのクアラルンプール発券に関しては、2018年12月5日以降からプレミアムエコノミークラスのNクラスが適応されています。
最も安い運賃を選択するとクラスNとなりマイル積算率は70%となってしまいますし、マイル積算率100%となるクラスGでは運賃が1.5倍になってしまいます。
運賃クラス | 運賃(往復) | プレミアムポイント(往復) | PP単価 |
クラスN | 84,990円 | 7,808PP | 10.9 |
クラスG | 125,990円 | 10,814PP | 11.7 |
クアラルンプールー羽田をクアラルンプール発券で往復プレミアムエコノミークラスを購入した時のPP単価は上記のようになり、クラスNの方が若干だけPP獲得効率は良いですが、PPの絶対値が減るためより多くの搭乗が必要となってしまいます。
またこのPP単価では、クラスYで100%マイル積算率となる国内移動区間をくっつけるのは必須ですね。
ちなみに羽田ークアラルンプールの東京発券にすると、クアラルンプール発券のクラスGの値段でクラスNになっているので、まだ海外発券がおトクなのは間違いはありません。
ビジネスクラスでも検討してみます。ビジネスクラスとなると通常では高すぎるのですが、ANAでは定期的に「おトクな運賃」としてビジネスクラスのセールを行っています。
2019年1月19日までで設定期間が2019年2月19日〜3月18日までの期間限定で、東京ークアラルンプールのビジネスクラスセール特価が出ています。しかしクラスはPクラスとなっていて、マイル積算率は70%です。
コレがクアラルンプールー東京のクアラルンプール発券でビジネスクラスを購入するとZクラスとなり、マイル積算率は125%となっています。
航路 | 運賃(往復) | プレミアムポイント | PP単価 |
東京ーKUL往復クラスP | 157,830円 | 7,808PP | 20.2 |
KULー東京往復クラスZ | 153,230円 | 13,316PP | 11.5 |
ほぼ同じ値段なのにPP単価が全然異なります。ビジネスクラスの場合は少なくともクアラルンプール線においては海外発券がはるかに有利です。しかしそれでもこのままだとPP単価がイマイチなままですが、クアラルンプールー東京ー那覇と言うように東京ー那覇の国内区間をつければ、運賃や約17万円、PPも約17,000ポイントとなりPP単価も10程度となります。
今までの効率の良いANAマイレージ修行としてはPP単価は悪いままですが、3往復もすれば50,000PPを超えてSFCを申し込めるプラチナステータスには到達することが出来ます。値段は50万円弱でなんとか基準以内に収まりそうです。ただ宿泊費や航空券以外の移動代などのコストがかかるので、そんなに安価に行えるルートではありません。
ワタシが利用するとしたら国内区間は成田ー福岡になり、取得プレミアムポイントは減少します。また海外発券の場合、海外でスタートして海外でフィニッシュするので、そこに行くまでの最初と最後の往復ルートが必要です。
ワタシの場合は福岡ーシンガポールにシンガポール航空が航路を持っているため、福岡ーシンガポールークアラルンプールのようなルートを格安で見つければ、ちょうど海外発券を閉じることができます。その場合、シンガポール航空はスターアライアンス提携航空会社としてANAのマイルと共にプレミアムポイントを貯めることが出来ます。
またAirAsiaが福岡ークアラルンプールの直行便を就航させたので、行こうと思えば片道15,000円前後で行くことも出来ます。
国内線を利用したプレミアムポイント積算プラン
国内線を利用してプレミアムポイントを貯める場合、1番効率がいい「羽田ー那覇」路線を利用するのが今度も第1選択になると思います。
羽田ー那覇のプレミアムポイント積算数は
- SUPER VALUE PREMIUM28|2,860PP
- SUPER VALUE|1,476PP
となっています。
つまり羽田ー那覇路線で、プレミアムクラスを利用するのならスーパーバリュープレミアム28の運賃で28,000円〜30,000円、普通席を利用するならスーパーバリュー運賃で15,000円前後の値段の路線を選ぶことが第一です。そしてそれより安い運賃ならラッキー、と言うわけですね。
正直、プレミアムクラスに関しての安い運賃は無いことはないですが、スーパーバリュープレミアム28でPP単価が10を切る安い運賃を探すのは至難の業となっています。
スーパーバリュー運賃で午前中に那覇を出発して、午後に羽田を出発する往復経路ならばかなりおトクな運賃はまだありそうです。
つまり今後国内線を利用しておトクにSFC修行を含めたANAのステータス修行を行うためには、午前那覇発・午後羽田発と言う多くの人にとっては厳しい条件の元、那覇ー羽田を17往復ぐらいしてやっと50,000PPに到達するわけです。
今後国内線だけを利用したSFC修行、ANAステータス修行を行うのは時間的余裕があるか、金銭的余裕がある方に限られるかもしれません。もしくはマイル長者でマイルが余ってしょうがないからSKYコインに変えて高い修行航空券をいくらでも買えるヒトか・・・。
まとめ
ANAのプレミアムポイントを貯めてANAの上級会員になるために、2019年以降からANAのステータス修行、SFC修行を考えている方は少しずつ厳しい状況となっています。それは国際線プレミアムエコノミークラスの運賃種別・クラスNの存在です。
今後はPP単価を安くすることだけに注目していてもなかなかうまく行かず、自分の財布と都合に合わせた修行ルートをコストが妥協できる範囲で選ぶ必要がありそうです。
万人受けするANAの修行は終わった、のかもしれません。
国内線を利用した場合、1日1.5往復ぐらいで回数をかければコストも妥協できる範囲に収まりそうですが、時間的余裕が必要そうで、できるヒトも限られるかと思います。
ANAもついでにJALもステータスを餌に釣り上げた修行僧存在のメリット・デメリットが分かってきたようで、運営方針を少し変えつつある雰囲気を感じます。今までの大盤振る舞いから、少し絞り込む方向へ、ですね。JALの国内線FOP2倍キャンペーンが未だ継続発表されないことがその証拠かもしれません。
そんな中なので、逆にステータス保有者のメリットが浮き彫りになってくる可能性もあり、狙えるのならプラチナやダイヤモンドステータスを狙ってみたいものです。
はじめまして、triplediamonderと申します。
今年からANA修行に参戦したはいいですが、本記事に掲載されているような厳しい状況に直面し、悩んでいる最中に本ブログにたどり着きました。
私事ですが、
いちサラリーマンで家族持ち、
国内外の出張ではせいぜい1.5~2万FOP程度の獲得、
ステータス維持のためのポイント修行は主に週末と有給を絡めて実施、
と時間的にも金銭的にもかなり制限がある中で、3年前に趣味の一環で航空修行に目覚め、JALで3年連続ダイヤを何とか維持している状況です。
私の修行スタイルも弾丸トラベルさんと酷似しているような感じがしており、該当ブログも参考にしていました。
「悩める同士」?というと失礼かと思いますが、本ブログにおきましても一読者として応戦させていただきたく考えます。
これからも宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます!
趣味の一環で航空修行というのがワタシの感覚に非常にマッチして、
同士がいてくださったのかと嬉しくなりました(^o^)。
おかげさまで悩める時間は突破しまして、ANAダイヤを目指す趣味の修行計画はスタートしております。
JALよりANAなのは、同じダイヤではANAのほうが優遇されていると感じるからなのですが、
その分コストも掛かり大変です。
しかし予約は入れてしまったので、あとは完遂するのみです。
ブログでもご報告していこうと思いますので、
今後とも宜しくお願いします(^o^)。